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マリオテニスGC」を以下のとおり復元します。
*マリオテニスGC
【まりおてにすじーしー】
|ジャンル|テニスゲーム|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/51P56W61HQL.SL150.jpg)|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/51hgVxBA6aL.SL150.jpg)|
|対応機種|ニンテンドーゲームキューブ、Wii|~|~|
|発売元|任天堂|~|~|
|開発元|キャメロット|~|~|
|発売日|【GC】2004年10月28日 / 【Wii】2009年1月15日|~|~|
|定価|【GC】5,800円(税込) / 【Wii】3,800円(税込)|~|~|
|備考|Wii版はGCコントローラ使用不可&brそれに伴い、一部仕様変更有り|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-「''簡単操作で、誰でもラリーが楽しめる!''」という前作の特徴はそのままに、スペシャルショットやスペシャルゲームなどの新要素が加わり、~
おもしろさは断然スケールアップ!さらなる進化を遂げた白熱のテニスバトルが今ここに!(公式ページより抜粋)
-今作はゲームモードを選択後、2人目以降は各コントローラのAボタンを押すことでエントリーしていく方式になっている。
-「''飛びつきショット''」(使用すると姿勢を崩してしまうものの、普段は取れないようなボールも拾える可能性がある)が採用されている。
-64版の基本システムはそのままに、ウリである''スペシャルショット''と、(以下、SPショットと略す。全キャラに攻撃系と防御系の2種類が存在する)~
''ステージギミック''(ステージの仕掛け)が搭載されているのが大きな特徴である。
--その中でもSPショットは、ラケットをハンマーに変えてぶん殴る、マジックハンドでレシーブ、ボールが虹を描く、~
ビールマンスピンの勢いのまま打つ等と派手な演出となっている。
-前作同様に、隠し要素は全て1人用モードを進めていくことで開放される。
-ちなみに本作は同社発売のゲームキューブ作品の中でもハード名を冠する珍しいタイトルだったりする。

**長所
-前作に引き続き、操作自体はシンプルかつレスポンスは上々。
-今作と「マリオテニスアドバンス」オリジナルの要素「スペシャルショット」。これのお陰でキャラクターの個性が強く引き出している。
--攻撃系と防御系に分かれており、攻撃系は返してきた相手の動きを制限したり、後者は確実にボールを捉えることができる。((しかしマリオとデイジーは自ら飛びつく関係で、離れすぎると不発に終わることも。))
-今作だけの要素「ギミックコート」。お邪魔キャラが登場したりコート自体に細工が仕掛けられていてパーティ性が増した。
--厳密には他のゲームにも似たような物が存在し、64の「クッパステージ」((コートが揺れる。またアイテムバトルの前身でもある。))や3DSの「ギャラクシードーム・メタモルコート」((チャンスショットでコートの性質が変わる。))が存在している。しかしギミックに特化されたモードがあるのは今作だけである。
-操作オプションに「かんたん」・「ノーマル」・「テクニカル」の3つがあり、試合前にXボタンを押すことで変更ができる。
--その中に「SPショットを出すタイミング」・「SPショットの入力方式」・「飛びつきショットの入力方式」の項目があり、~
それぞれにマニュアル・オートがあり、3つのオプションを切り替えることで変更できる。通常は「ノーマル」で問題なし。~
充分に腕前が上がり、飛びつきショットの暴発を防いだり、SPショットを使い分けたいときには全てマニュアルの「テクニカル」にすれば良い。
-前作に引き続き、初期から選択できるキャラクターの数は多く、初期状態でも充分に遊べる。
-今作もキャラ選択時にLで左利きに。隠し要素を開放済みならばRで適用できる。
-「エキシビジョン」の試合モードが「ギミック」・「スタンダード」・「リングショット」・「アイテムバトル」と多彩。
--試合の設定項目も充実しており、ウリであるSPショットすらON・OFFできる。
-キャメロットお気に入りのコンビ・ワリオとワルイージに脚光を当てたやたらと長いOPムービーは評価が高い。

**短所
-前作に比べ、ボールの軌跡が細く見えるため、ステージによっては見辛いことも。同様にギミックやSPショットのエフェクトでも見辛くなる。
-スマッシュを打てるボールの高さ・キャラの立ち位置などがシビアになっており、前作ほどには打ちまくれない。
-SPショット有りの試合の場合、攻撃系よりも防御系ショットのほうが強力なため、ポイントが決まりにくく試合が長引きやすい。~
特に両コート共に2人ずついるダブルス戦では顕著。
-前作同様に、隠し要素を開放するにあたって、プレイするモードが全て同じモードで正直、作業感が強いものであること。
--そのモードではSPショット有りの設定のため、上記のとおり試合が長引きやすいため、ますます辛くなる。
--後半には割と高めのLVのCOMが対戦相手のため、腕前によっては相当苦労するはめに。
--せっかくミニゲームが充実しているのに、こちらはクリアによるアンロック要素がないためこれを残念がる声もある。
-コートの種類が前作から減ってしまった。
-隠し要素でもあるCOMのLV「''MAX''」が冗談抜きに非常に強く、並みのプレイヤーでは歯が立たない。
--ネット際の反応の鋭さはピカイチで、特にダブルス戦では前衛がMAX同士だとボレーボレーの激しい応酬をやり出すため、どちらかが打ち負けるまで試合がそこで一時的に止まってしまう。~
また、唐突に打ち負けてボールが後ろに抜けて来るため、プレイヤーが後衛に回る場合は対処が難しい。
---しかし、激しいラリーの応酬はテニスの醍醐味でもある。
--ボールへの反応速度は極めて高く、キャラによってはネット際に寄られるとかなりの鉄壁ぶりを発揮するため、シングルスでMAXと対戦する際には、何かしらの策が必要になってくる。
---チャージしたドロップショットをネットとほぼ平行に高角度に打ってネットかアウトを誘う等。相手の位置によっては効かない場合もあり、ロブで撃ち返されるとネットもアウトも回避されてしまう。
---MAXの攻撃系スペシャルショットに対しては高高度のロブで対策は可能。((COMはスペシャルショット(SS)を打てるようになれば即座に打つ習性があるが、ヨッシー以外の攻撃系SSは高高度のロブを打ち返せずに防御系SSが出てしまうため、無駄打ちさせられる。ヨッシーには効かない。))
--余談だが、今までのプレイ記録としてキャラクターごとの対戦表と勝利したCOMのLVが表示される画面があるのだが、全部埋めるのは至難の業であると思われる。~
埋めても自己満足以外の何の意味も無いのであまり問題ではないが。
-ダブルスにおいて相手側のCOMがあからさまにプレイヤーを避けるような打ち方をしてくる。
--プレイヤーが前衛の時はほとんどロブしか打ってこない。プレイヤーが後衛の時は前衛にばかり打ち返す。((攻め担当である相手側の前衛にみすみすボールを与えるのは決して好ましくない。))~
お陰で、ダブルスでは自分になかなかボールが回ってこない。COM同士が1対2で試合をしているような感じになる。
--プレイヤー2人でタッグを組んでダブルスを行うと割と普通に打ち返してくるようになる。相手2人とも避ける事はできないためであろう。
-一部のスペシャルゲームをクリアする際、難易度によっては1人プレイだと結構難しいこと。クリアしても何もご褒美は無いので実害はないが・・・
-前作や同じGCの「マリオゴルフ ファミリーツアー」にも存在した携帯ゲーム機版との連動要素が一切ない。
-飛びつきショットが前作より大幅強化されている。~
飛びつきショットとは、姿勢を崩してしまうものの通常なら届かないようなボールも拾って打つことだが、これをベースライン近くでチャージしながら行うと体勢をほぼ崩さずに飛びついて打ち返せる。威力もそれほど下がらない。~
これは出来ないキャラクターもいるが、可能なキャラクターの場合は本来のリーチの2~3倍程度もカバー出来る。テクニックタイプのキャラクターはほぼ全員が可能で、むしろ平然と正確に打ち返せるほど。ちなみに前作にもあったが、多発することはなく、むしろ狙うと取り損なうことが多かった。
--ただ、今作のCOMのLV「MAX」の尋常では無い強さとパワータイプの強力なストロークショット等の関係上、テクニックとして捉えられなくもない。

**総評
-前作でゲームとしては、ほぼ完成されていたので、それをほぼ劣化せずに引き継いだ今作も完成度が高い良作であるといえる。~
隠し要素自体もそんなに数は多くなく、がんばればすぐに全部開放できるので、いったん開放さえしてしまえば多彩な遊び方ができる。~
また、アイテムバトルが非常にユニークでSPショット有り無しに関わらず一味違った面白さがあるため、一見の価値有り。~
GC版はコントローラとメモリカードさえあればWiiでもプレイできるため、一度プレイしてみてはいかがだろうか?

**Wii版について
-Wii版のこの作品は「Wiiであそぶ~」シリーズに含まれるため、タイトル名に「GC」と入っているが、~
GCコントローラは一切使えず、操作がWiiリモコンであるという大きな違いがある。(ヌンチャクには対応)~
Wiiリモコンでは満足に操作できないような内容全般に調整が入っており、ちょっとした別ゲームであるとも言える。~
値段が抑え目である点と現在でも入手しやすいといったメリットがある反面、~
購入する際は、このようなことを念頭に置いておく必要がある。

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