「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
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*ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2
【ぽけっともんすたー ぶらっくつー ほわいとつー】
|ジャンル|RPG|&amazon(B007EJYOMU)|&amazon(B007EJZA4G)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|~|
|メディア|4096MbitDSカード|~|~|
|発売元|ポケモン|~|~|
|販売元|任天堂|~|~|
|開発元|ゲームフリーク|~|~|
|発売日|2012年6月23日|~|~|
|定価|4,571円(税別)|~|~|
|プレイ人数|1人(通信プレイ時2~5人)|~|~|
|セーブデータ|1|~|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|
|ポイント|やりこみ要素が大幅強化&brシナリオも従来路線に回帰|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ関連リンク>ポケットモンスターシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-『[[ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]』から2年後に出た続編。~
ゲーム内でも2年の時間が経ち、大きく変化を見せたイッシュ地方が舞台となっている。
--ポケモンシリーズは『赤緑』に対するマイナーチェンジ版の『青』という構図が当然のようになっていたが、このように直系の続編が出るのは初めてのこと。

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**特徴・前作との違い
-''イッシュ地方全体の変化''
--マイナーチェンジ版でなく続編ということもあり、本作の主人公はまったく別の新主人公になっている。
---同様にライバルも一新された。固定だった前作と違いプレイヤーが名前を自由に決められるように戻っている。
--前作ではなかった街やダンジョンなども追加され、旅のルートも大幅に変更された。
---最初の街もカノコタウンからヒオウギシティに。ちなみに最初の街でありながら「シティ」、ポケモンセンターがあるといった特徴はシリーズ初。
--ポケモンの分布も変化。前作だとシナリオ中は登場ポケモンすべてが新ポケモンだったが、本作では旧来のポケモンもエンディング前から出現する。
---イッシュ図鑑もパワーアップし、300種類のポケモンが出現するように。地方の図鑑としては歴代2番目の多さ。
--ジムリーダーの交替。
---今作ではデント・コーン・ポッドの3兄弟にアロエとハチクが引退し、前作のライバルのチェレンと、新キャラのホミカとシズイが新たなジムリーダーに就任。~
前作からの続投組では、ファッションモデルとだけあってカミツレは服装が変化したほか、髪が金髪から黒髪になっている。
---前作では最初に選んだポケモンで相手になる3兄弟が違ったり、バージョンによって戦えるジムリーダーが異なったが、本作は状況による変化が無い通常の8人構成になっている。
---四天王は変化していないが、アデクがチャンピオンの座を下りたことにより、異なる人物がチャンピオンに就いている。

#region(本作の新キャラクター)
-''主人公''
--ヒオウギシティ出身のトレーナー。
--前作と同様、選ばなかった方の主人公はバトルサブウェイのパートナーとして登場。主人公とライバルが選ばなかったポケモンを使用する。
---この際の名前は男主人公が「キョウヘイ」、女主人公が「メイ」。名前の由来は「共鳴」から来ているとのこと。

-''ライバル''
--同じくヒオウギシティ出身で、主人公の幼馴染。デフォルトネームは「''ヒュウ''」。
--妹のチョロネコを奪い返す為にプラズマ団を敵対視している。口癖は「''俺は今から怒るぜ''」。

-''ホミカ''
--タチワキジムリーダー。どくタイプのポケモンを使う。

-''シズイ''
--セイガイハジムリーダー。みずタイプのポケモンを使う。
#endregion

-''伝説ポケモン同士の合体''
--『ブラック2・ホワイト2』のパッケージに描かれているのはキュレムがゼクロム/レシラムを吸収し、合体した姿「ブラックキュレム/ホワイトキュレム」。
---タイプはキュレムと同じドラゴン・こおりだが、ゼクロムの電技/レシラムの炎技を使うことができ、能力面は歴代最高の幻のポケモン・アルセウスに匹敵する。
---吸収されたゼクロム/レシラムは合体中は消滅するが、分離させることでちゃんと元に戻る。
---吸収合体は歴代のポケモンでも異例の存在。「ヤドンがシェルダーに噛まれることで進化したヤドラン・ヤドキング」のように別々のポケモン同士が合体したという設定のポケモンもいるが、システムとして合体と分離が可能なのは史上初。

-「おまもり」の追加
--イッシュ図鑑の完成(捕まえた数・297種)でタマゴが見つかりやすくなる「まるいおまもり」と全国図鑑の完成(捕まえた数・636種)で色違いのポケモンの出現率がアップする「ひかるおまもり」が登場した。両方ともやり込みユーザーにとってはありがたい道具である。

新たに登場した施設
-ポケモン映画の撮影「ポケウッド」
--映画会社にスカウトされた主人公たちが様々な役になりきり、ポケモンと共に映画に出演する。
--撮影で行うのは「ポケモンバトル」と「主人公のセリフの選択」。行動やセリフによって、ストーリーや結末が大きく変化する。 
---ストーリーの結末は、台本通りにいかず失敗した「バッドエンド」、台本通りにこなした「グッドエンド」、台本の斜め上を行って良くも悪くも予想を裏切る形となった「カルトエンド」の3種類がある。興行成績は後者ほど高くなる。
---単にゲームクリアするだけなら予め用意された脚本通りにこなせばいいのだが、急所や選んだセリフにより敵の行動が変化するなど、トライ&エラー的な側面も。~
特定の技で倒さなければいけなかったり、技の追加効果等を利用しなければならない映画もあり、詰め将棋のような要素も含んでいる。
---ここで使用するポケモンはレンタルポケモンだが、一度クリアした映画では自分のポケモンを使用可能。
--完成した映画は実際に上映される。自分のポケモンの出演した映画がヒットするとそのポケモンはスターポケモンとなる。
---スターになったポケモンはボールから登場するときに星のエフェクトが付き、出演した映画の興行収入を更に上昇させることができる。
---映画がヒットを続けると新たに出演出来る映画やファンが増え、最終的には主人公のために用意された像が立てられる。
--ポケウッドの脚本は笑える物・衝撃的な内容・ポケモンらしさを生かしたニヤリと来る小ネタが多く、撮影中は簡素なグリーンバック撮影でどうなるかと思いきや本番では大幅に演出が追加されることも多く初見では驚くこと請け合い。
---しかも男主人公か女主人公かで話の流れやキャスト、ここ専用のカットイン等が全部変わるというサブイベントにしては信じられないまでの作り込みっぷり。このモード専用の非ポケモンの敵キャラや、特定の技を使用した場合のみ見られる特殊な展開まである。
---セリフを発しないポケモンシリーズの主人公が(役の上ではあるが)ペラペラと喋るシーンを見られる貴重な場所でもある。
--ポケウッドには前作ジムリーダーのハチクや、カントー地方のジムリーダー・ナツメ((モデルは『HGSS』準拠。))も出演する。

-新たな通信要素「ジョインアベニュー」
--ライモンシティ前に建設された商店街。通行人を招待して店を開いてもらったり、案内して店を利用してもらうことで、発展させることができる。
--通行人として登場するのはNPCの他、通信交換やGTS、すれちがい通信等で関わったプレイヤー。条件を満たせばジムリーダーも混ざる。
--開ける店は8種類。店のランクは10まで成長し、上がるほどプレイヤーに得するサービスが提供される。
---中には、俗に言う「努力値((ポケモンの各ステータスに振り分けられるマスクパラメーター。))」を上げてくれる施設もあり、これを利用することで資金さえあれば育成時間の大幅短縮も可能となった。
--アベニュー自体にもランクが設定され、目標のランク20になると記念パレードが行われる。最高100。また、ランクは1上がるたびにオーナーからアイテムが貰える。
---ランクを一定以上に達すると、商店街に自分の好きな名前を入れられるようになる。すれちがい通信にも名前を付けた履歴が残る。
---挨拶もメールのような単語の組み合わせではなく自由に付けられる。

-最強を競う「ポケモンワールドトーナメント(PWT)」
--総勢8人でトーナメントを行い、3回勝ち進んで優勝することが目的となる。~
バトルルールはシングル、ダブル、トリプル、ローテーションバトルの全4種類。トーナメントの種類も通常のを含めてレンタルやミックスなどの特殊ルールがある。
--クリア後にはBW2までの作品に登場した全てのジムリーダーとチャンピオンが参戦(四天王は出てこない)。
---使用するポケモンの技構成や持ち物はいずれも非常に強力な「ガチ構成」でありちゃんと努力値も振られている。フラットルールなのでゴリ押しも効かないため、こちらも対戦用のポケモンを育成していないと返り討ちにあうこと必至。
---DS版でのグラフィックが存在しないホウエン地方のジムリーダーに至ってはわざわざこのためだけに新規ドット絵が描かれている。~
また、これまでのリーダーもグラフィックに手直しがされ、動きが格段に良くなった。デンジは座っているモーションが削られ、シロナは完全新規でモーションが作られている。
---対戦後は戦ったジムリーダー達と軽く話すことが可能で、過去作をプレイしてないユーザーのためかジムリーダーの詳細情報を教えてくれる男もいる。~
だが、この男が好みが凄まじく、男性については呼び捨てかつ1~2行で終わる説明文に対して、女性については敬称付けで長い説明をする。
--もう一つの売りはWi-Fiでダウンロードしたトーナメントに参加できること。
---DLできるトーナメントは「WCS(世界大会)」の上位入賞者が出て来たり、伝説のポケモンが使用可能なものなど種類もサプライズ性も幅広い。

-通信要素「フェスミッション」
--近くにいるプレイヤーとワイヤレス通信で一緒に様々なミッションに挑戦。1人から100人まで参加可能。
---他のプレイヤーは制限時間内であれば随時参加出来る。与えられたミッションを制限時間内にクリアすることで成功ボーナスとして「デルパワー」を使うのに必要な「デルダマ」がもらえる。
--内容は一定人数のNPCをポケモンバトルで倒したり、指定されたアイテムを拾いに行ったりするもの。
---序盤から挑戦可能なミッションにはアイテムがタダで拾える、安く購入できるといった内容が多い。たとえ失敗しても手に入れたものは残るので、ミッションの過程自体がちょっとした小遣い稼ぎや消耗品の補充に便利。~
このおかげで本作はあまりお金に困らない。低ランクのきのみだったら嫌と言うほどに拾得できるので攻略にも役立つ。
---「ダンジョン内に発生する砂煙からジュエルを集めろ」「揺れる草むらで登場する珍しいポケモンを倒せ」など、攻略・育成のヒントへ直結しているミッションも多い。
---前作では一部ミッションは他プレイヤーと対決するミッションもあったが、今作は全て協力系ミッションに統一されている。
--どのミッションも、低めのランクは一人プレイで達成可能。仲間がいないプレイヤーでも、短時間で気軽に挑戦可能なミニイベントとして楽しめる。ほぼいつでも、任意に開始できる点も嬉しい。
--中には目標スコア以上の成績を収めると、ダブルスコアボーナスとして更に「デルダマ」がもらえる。

-「イッシュの難関」こと、ブラックシティ内の「黒の摩天楼」・ホワイトフォレスト内の「白の樹洞」
--前作の両町の中に登場した施設。10個のエリアで構成されており、それぞれのエリアのボストレーナーを倒すことで次のエリアに進むことができる。
--中では道具が一切使用できないが、バトルサブウェイやPWTとは異なり、対戦形式は通常トレーナーのエンカウントと同じ。フラットルールですらなく最終エリアの最高レベルも80程度なので、レベル100のそれなりの火力と速さがあるポケモンが1匹いるだけで大抵なんとかなる難易度。経験値もお金ももらえるが、この施設で初めて出会ったポケモンが図鑑の「みつけた数」に登録されることはない。
---ただし、そのエリアで得た賞金は、途中でリタイアすると全額没収される。
---どうぐが使えないので、ポケモンを回復させるためには全てのフロアに1人だけいるドクター(黒の摩天楼)またはナース(白の樹洞)とバトルして勝つ必要がある。ただし、回復してくれるのは一度だけなのでよく考えて利用する必要がある。
---ちなみに、黒の摩天楼では賞金、白の樹洞では経験値が多く手に入ることが出来るトレーナーが主に登場する。
--ボストレーナーを倒すと次のフロアに進むことができる。奥に進むにつれて、マップが2~3階層に分けられて探索が困難になり、出てくるトレーナーも強くなる。
--抜け道として、最大3つまでストック出来るデルパワーは使える。
---同様に賞金・経験値が増えるパワーも使える。お守り小判+おこづかいパワーを併用すると獲得賞金が100000円を超えてしまい、額が表示しきれないバグが起きる程。

-やり込み要素「メダルシステム」
--プレイヤーが条件を達成するとメダルがもらえる。これを集めるメダルラリーがイッシュ地方で行われている。
--条件は「ポケモンを1日に50匹ゲット」や「1・10・50・100回通信対戦」、「フェスミッションを30・100回クリア」といったものの他、「何もないゴミ箱をひたすら漁る」「戦闘で『はねる』を使用する」などのような特殊な条件のものまで多種多様なものとなっている。
--集めたメダルのうちひとつはトレーナーカードに表示することが出来る。これがポケモン図鑑完成、バトル制覇以外の新たなやり込み要素となっている。

-独自要素「イッシュリンク」
--『ブラック2』と『ホワイト2』で活用する「キーシステム」、前作『BW』との通信の「おもいでリンク」、3DSダウンロードソフトの『[[ポケモンARサーチャー]]』と連動する「ニンテンドー3DSリンク」の3項目から選べる。
--「キーシステム」は条件を満たすと手に入る「キー」を使用し、特定のデータの要素を変更することができる。~
手に入るキーはバージョンによって違い、単体では全てのキーを手に入れることができない。全てのキーを入手するためには、違うバージョンで手に入ったキーを通信で受け取る必要がある。
---「モード変更」は敵のポケモンのレベルや持ち物が強化される「チャレンジモード」か、弱体化される「アシストモード」でプレイすることができる。これもポケモン初の試みで、制作スタッフの一新に伴い新たに導入されたとのこと。
---「街の変更」では、どちらかのバージョンにしか出ない「ブラックシティ」「ホワイトフォレスト」を切り替えられる。
---「ふしぎなとびら」は「ちていいせき」に出現する「レジロック」「レジアイス」「レジスチル」を切り替えられる。
--「おもいでリンク」で前作のデータを引き継ぐと、続投した一部の人物の手持ちポケモンが変化したり、イベントが追加されたりするなどの特典がある。
---追加されたイベントの中には、前作で投げっぱなしだったあるキャラクターの同一人物疑惑についての回答があり、伏線回収としての役割も持つ。
---『BW』で付けた主人公の名前がイベントの中に登場することもあるため、今作では『BW』に付けた主人公の名前を再利用しないことをおすすめする。
---『第二世代』や『HGSS』では当たり前のように「レッド((『赤・FR』の主人公のデフォルトネームの一つ。『緑・青・LG』ではライバルの名前の一つとして登場する))」や「グリーン」という名前のキャラクターが登場したことで、この名前に思い入れがない『第一世代』や『FRLG』のプレイヤーは置いてけぼりを食らったものだが、今作はしっかりと過去の自分を投影できる。
--「ニンテンドー3DSリンク」は『ポケモンARサーチャー』での「調査データ」を本作に送り、手に入れたポケモンやアイテムを回収できる。

-その他、従来のシステムにも細かい部分で様々な変更が加えられている。
--ライブキャスターはイベント以外だとプレイヤー同士しか使えなかったが、今作ではゲーム内に登場する主要キャラと話せる要素が追加された。
---中には攻略のアドバイスやタイプ相性、上記のジョインアベニューに記載した『努力値』の振り分けを大まかだが教えてくれる。他にも簡単なミニゲームが2つ収録されている。
--アイテム欄に「フリースペース」が追加された。文字通り、バッグ内にあるアイテムをフリースペースに好みに整理することが出来る。
--虫よけスプレー系の効果が切れると、引き続き使うか選択肢が出るようになった。フェスミッションでは重宝することになる。
--マイナーチェンジ定番の教え技も追加。大半は『BW』でリストラされた『DPt』の技マシンが教え技として復活している。
--問題視されていたWi-Fiランダムバトルの切断も、切断したプレイヤーは1時間Wi-Fiに潜れないようにペナルティが追加された。
--戦闘開始時、すべての相手トレーナーのグラフィックがアニメーションするようになった。
---一般トレーナーが動くのはシリーズ初。
--戦闘時のボタン操作のカーソルが戦闘突入ごとに消えないようになった。

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**評価点
-プレイヤー間の交流が非常に楽しめるようになった。
--従来の交換・対戦だけでなく、フェスミッションやジョインアベニューといった通信すればするほど面白くなる要素が増えた。
---フェスミッションでは大人数でないとクリア出来ないものもあり、ポケモンプレイヤー同士で協力しあって攻略するという楽しみや出会いも増えた。

-プレイヤー間の交流が必須ではなくなった。
--上と相反するようだが、遊び仲間の確保できないプレイヤーにもかなり配慮されている。
---前作『BW』では1人では遊べないほどではなかったが、通信プレイが大前提の機能もあったので若干の疎外感を生んでいた。今回は、ほとんどの機能が1人プレイでも活用できるようになっている。
--ジョインアベニューは効率は悪いものの作中のNPCだけで発展させることが可能。
---作中の行動に応じてファンが増え、毎日一定数のNPCが必ず遊びに来る。
---Wi-Fi通信を利用できれば、そちらで接触したプレイヤーも来訪してくる。プレイヤー自身に来てもらうのではなく、データを反映したNPCが相手となるため気兼ねする必要もなく安心。~
接触と言えども、ポケモンを交換したとか通信対戦をしたとか、はてはPDWで自分の夢島を通りすがっただけの人も対象。Wi-Fiを利用してさえいれば、誰かしらは来ると思って間違いない。
--通信必須だった「デルパワー」と「ブラックシティ/ホワイトフォレスト」が1人プレイでも利用可能となったのは大きい。

-前作の粗を補完したシナリオ
--前作の「英雄」をテーマにしたストーリーは複雑な部分も多かったが、今作ではポケモンの友情や旅の楽しみといった従来のテーマが主に扱われて分かりやすくなった。
---中盤からは前作のプラズマ団のその後がわかり、分離した新生プラズマ団と戦っていくことになる。前作をプレイしていなくても分かる内容には仕上がっている。
--前作で良くも悪くも「未熟だった」登場人物たちは精神的にも成長。概ね好意的に受け取られている。
--前作のストーリーはこれまでの作品と違い最後に殿堂入りせずに終わってしまうことやクリア後に戦うアデクの格の無さ・演出面での弱さが指摘されていたが、本作はちゃんとチャンピオンと戦って殿堂入りしエンディングに突入するようになった。
---チャンピオンもアデクに変わって意外な人物が担当しており、なかなか強い。BGMや演出もこれまでにない位非常に豪華な物になっている。
--描写不足だった内容も補完された。後述の「おもいでリンク」に繋げれば謎だった事情を更に理解出来るようになる。

-充実したやり込み要素
--前作はレート対戦を抜くとポケモン図鑑完成と「バトルサブウェイ」ぐらいしかやることがなかったが、本作では「メダルシステム」「ジョインアベニュー」「PWT」「ポケウッド」「イッシュの難関」と充実度は歴代最高と言っても過言ではない。
---メダルは集めることで一種のステータスとなり、ジョインアベニューはプレイヤーの手助けになるのでやりがいがある。
---ちなみに今作での図鑑完成の特典は賞状だけでなく、「タマゴ」や「色違い」の発見率が上がる「おまもり」系のアイテムがもらえたり、隠しダンジョンに行けるようになるため、完成させることに明確なメリットがある。

-「メダルラリー」
--どれだけやりこんだかはメダルの数で、どこにやりこみの余地が残っているかは「ヒントメダル」によりわかるのも従来より楽しみやすくなっている。
--「図鑑完成」「手持ち1匹で殿堂入り」「ポケウッドで全ての映画を公開」「PWTの各トーナメントを制覇」など、本作を隅々まで遊ぶと取得できるメダルもいくつか存在し、達成感を味わえる。
--メダルの枚数が「50・100・150・200・255(完成)」ごとに表彰・グレードアップしてもらえるのもモチベーション維持に一役買っている。
---ただし現在は入手不可能なメダルもあるため、それらをあらかじめ入手していない限り255枚完成は不可能。

-「PWT」のファンサービス・実用要素
--過去では、過去作人物の再登場も『[[DPt>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ]]』にミカンが出る、『[[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]』にスモモとマキシが出る程度のもの。全世代の人物が集結したのは今作が初めて。
---ジムリーダーには初代・『FRLG』のみのサカキや『エメラルド』のみのアダン、本作で降板した『BW』の5人も登場。~
また、「チャンピオンズ トーナメント」には初代・『FRLG』でチャンピオンになった「グリーン」と直後に「グリーン」を打ち負かした「レッド」も参加、この他『ルビー・サファイア』のダイゴと『エメラルド』のミクリが共演している。
---初登場作後にエースの追加進化体が追加されたリーダー(ツツジ等)はそちらを使用する。また、PTにはなるべく各々のリーダーの出身地方に生息しているポケモンが採用されており各原作を思い出しながら楽しめる。
---ダウンロードできる「伝説のローテーションバトル!」には初代でしか実現できないネタの''「にらみつける」を覚えたファイヤー''というネタもあった。
--仕様上三回戦うだけでかなりの量のBPが貰え、相手の使うポケモンもある程度固定されていることからやりこみ派のユーザーにとっても格好のBP稼ぎ場となっている。
---リーダー達が使うポケモン達は持ち物や技構成がインターネット対戦でも十分通用するものになっているため、育成の参考にもなる。


-良質なBGM
--前作のBGMはもちろん、新規のBGMも用意されている。特にアクロマ戦やPWT決勝戦はかなり評価が高い。
---前作のBGMは良質なアレンジをされている。中にはものすごく大胆なアレンジを受けたものも。
--また、今まではジムのBGMは基本的に1種類だったが、本作ではジムによってBGMが変わるという歴代初の試みも行っている。
--そしてPWTでの対戦時に流れるBGMは原作で流れる曲のアレンジ版。シリーズファンにとっては感涙ものである。

-Wi-Fi通信対戦の改善
--Wi-Fiランダムバトルに切断対策が用意された。切断をしたプレイヤーは一定時間ランダムマッチに潜れなくなる。
--切断を招かないようにかフリー・レート問わず最後までちゃんと戦うごとに1BP貰えるようになった。地味ではあるが1BPあれば努力値アップアイテムと交換可能であり、積もれば対戦用の持ち物にもなるので意外と大きい。
---それでも切断をするプレイヤーもいるが、前作と比べれば数は減少。ある程度の歯止めはかかったと言える。ただし抜け道も……(後述)。
--一部の技のエフェクトが変更され迫力やテンポが改善された。特にダブル・トリプルバトルで採用率が高い「まもる」の速度が速くなったのは好評。


-過去作の伝説組の登場
--ED後に『RSE』『DPt』の準伝説ポケモンが捕獲できるイベントが発生する。
---中でも徘徊系と呼ばれ、これまで厳選が困難だったラティオスやクレセリアの固定シンボル化や、第4世代では通常手段で入手不可能だったレジ系3体(+ギガス)の登場には喜びの声が多い。
--余談だが、今作の伝説のポケモンは過去作と比較して道路など人がいる場所に居座っている者が妙に多く、シュールな光景が見られる。

-対戦・育成関連
--「かわらずのいし」による性格遺伝率が50%→100%に。「個体値((ポケモン1匹1匹に定められた強さを表す値。))はいいが性格は…」という悩みが解消された。
--「タマゴ」の孵化が条件をみたすことで一瞬で終わるようになった。
---「ジョインアベニュー」で「保育所」を招待し、ランク8以上にすることで「あたためるLv5」が使えるようになり、これを使うと話しかけるだけで孵化できる。
--更なる隠れ特性の解禁
---前作ではごく僅かしか解禁されていなかった新ポケモンを中心に多くの隠れ特性が解禁。後述のねこのてレパルダス等の問題もあるものの、戦術の増加に一役買っている。
---マップに点在する隠し穴にも一定確率で隠れ特性持ちのポケモンが出現するため、前作程は「PDW」に依存しなくてもよくなった。
--教え技の復活。
---『プラチナ』『HGSS』からもラインナップが変化している他、隠れ特性と教え技が両立不可能だったポケモンや新ポケモンが恩恵を受けた。
---対価となる色のかけらもフェスミッションで簡単に回収可能。過去作より入手難易度が大幅に下がって利用しやすくなった。
--Nのポケモン
---思い出リンクを行うと各地に前作でNが使用していたポケモンが出現するようになるが、全員個体値が6U((個体値がオール30ということ。配布や特殊なイベントで手に入るポケモンは個体値V=31の場合があるがUでは配信されないため6Vを作るよりも難しい。))で固定されており、めざめるパワーの理想個体を作る((この世代までの仕様上個体値で威力が変わる。ステータスの偶数・奇数の数でタイプが決定されるためV個体とU個体をかけ合わせれば理想のタイプで高威力のめざパ個体が生まれやすくなる。))のに非常に便利。
---単純に能力が高く、入手場所にいる野生ポケモンよりもレベルが高いのでストーリー攻略要員としても便利。
--ピンチの時「こうげき」のステータスを上げるきのみ「チイラのみ」が条件付きとはいえようやく他の同類の木の実と同格の値段になった。しかも2000円と良心的。
---『RS』では人力ではおよそ入手不可能だが、理論上入手可能なためか『コロシアム』『XD』で同様の効果を持つきのみが解禁される中、チイラだけ入手できず、他にはバグ修正のおまけとして配布されたのみだった。次世代の『バトルレボリューション』でもチイラだけ倍の値段だった。
--サブウェイの交換用アイテムに進化の石が追加されバージョン格差がなくなった。一応アベニューでも入手できるが店を成長させる手間と運が絡むので無制限かつ確実に入手できるのは評価点。
--何度でも戦える「ポケモンブリーダー」を利用した「ふしぎなアメ」の量産
---「ライモンシティ」の「リトルコート」に日替わりで一定確率で登場するポケモンブリーダーは対戦後に「ふしぎなアメ(Lvを1上げるアイテム)」をくれる。マップを切り替えるとすぐに再戦できるので無限回収が可能となる。ただし…(後述)

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**問題点
-一部キャラの扱い
--ライバル(ヒュウ)の扱い
---本作のライバルは過去に「プラズマ団」に因縁があり、本編では「新生プラズマ団」を潰そうと躍起になるが、''主人公を半ば強引に手伝わせる''。悪の組織を潰すのは本シリーズのお約束だが、その理由が「私怨に付き合わされる」というもの。~
しかも、因縁が解決した途端戦意喪失してしまい、主人公は因縁の弱い相手やそのボス、プラズマ団に囚われた「キュレム」などもろもろを尻拭いすることになる。一部ではあるが、このライバルの言動を「無責任」として批判する声も見られる。
---ただし、こういったキャラクターは本来であれば主人公の役目である。主人公が一切喋らない本シリーズとは根本的に相性が悪かったと見るべきか。
--「ダークトリニティ」による強引な話運び。
---前作同様「思想が対立したらポケモンバトル」と言ったお約束を無視して、「瞬間移動で主人公たちを味方の陣地から遠ざける」ことに加え、「瞬間移動でキーアイテムを強奪」「2年前に強奪したポケモンを的確に把握しており、しかも偶然所持している」などご都合キャラとして扱われている。
---逆に終盤ではなぜか瞬間移動せず、それまで何度も追い返していたのに普通に対決してくる。~
こういう戦闘にすら持ちこませてくれない能力持ちの敵キャラがいた場合「何らかの理由で能力が使えなくなり、追い込まれてやけになってかかって来る」のがこの手のゲームの王道なのだが、その説明もない((なお、この時プラズマ団は「絶対に失敗してはいけない作戦」の最中で、主人公に妨害されてはいけない状況である。))。
---撃破後「こんなのに勝って何がうれしいんだ?(要約)」という納得のいかない捨て台詞を残していくので、本人たちも戦いたくて戦っているようではない模様だが、だったら事前にこちらが無理やり戦闘に引きずり込むシナリオにすればいいだけの話である。


-前作主人公
--前作ストーリー終了後にNを探しに行ったらしく行方不明である。
--メインキャラクターだけでなくモブキャラクターからも所々でそれらしい話を聞ける。つまりは伝説のトレーナー扱いを受けるという往年のレッドのような待遇だが、&bold(){本編での登場はない。}続編物にありがちな、扱いの面倒な前作主人公を無理矢理フェードアウトさせているという声も。
--『金・銀』のような新旧主人公での対戦があれば、シリーズに残る対決となっただけに残念。


-何度でも勝負を仕掛けてくるトレーナー「ポケモンブリーダー」の存在
--勝利しても、マップを切り替えると、視線が合うたびに対戦を申し込んでくる。経験値やお金稼ぎに使えるという利点は、前者は「タブンネ」後者は「フェスミッション」で入手したアイテムを売ったほうが効率がいいためあまり感じられず、邪魔な存在でしかない。
---この欠点がもろに出るのがフェスミッション開催時。捕まってしまうと制限時間が大幅に削られスコアが伸ばせないので本当に鬱陶しい。
--視線を合わせなければいいのだが、大抵プレイヤーが通りやすい道で待ち構えているため、いちいち遠回りをしなければならなかったりと不便。

-入手ポケモン関連
--『BW』で出現したポケモンのうち進化系・未進化どちらかが出現しなくなったポケモンが多い。
---ガマゲロゲ系統は進化系・未進化どちらもクリア前には出現せず、交換などの手段を用いないとクリア後にしか入手できない。
--マイナーチェンジ版的側面もある本作だが、伝説のポケモンのレシラム・ゼクロムは片方しか入手する事が出来ない。
---設定上は、もう一方を前作『BW』の主人公が所持しているため、間違ってはいないのだが……
--トルネロス・ボルトロス・ランドロスは入手不可能であり、地方図鑑の完成すら『BW』両方か『ARサーチャー』が必須。
--『RSE』『DPt』の伝説のポケモンのレベルが65や68と妙に半端。厳選する際はステータス計算に少々支障が出る。
-「隠れ特性」のポケモンの入手の困難さ
--前作よりは緩和されたものの依然入手難易度は厳しく、調整不足感は否めない。
--「隠し穴」の出現率
---「隠し穴」は256歩ごとにアイテムかポケモンの出現判定がされるが、いずれか出現するのは5%その中からポケモンが出現するのは20%しかなく、さらに目的のポケモンの出現率と「隠れ特性」を遺伝させるためにその♀を狙う必要がある。正規の手段で狙って目的のポケモンを出すのはまず不可能。~
本作の環境を席巻した天候パに必須の「ひでりロコン」「すいすいニョロゾ((ニョロトノに進化させると特性が「あめふらし」になる))」と初手に大きなアドバンテージを得た「マルチスケイルカイリュー」は出現率1%で♀出現率は10%と人力ではほぼ入手不可能な低確率である。~
救済として隠し穴のポケモンの出現率を最大+50%する「隠し穴パワー」があるが、用意が非常に面倒であり、どのポケモンが出現するかまでは指定できないので結局困難であることには変わりない。
--特定の条件を満たすと『ルリ/テツ』と隠れ特性のポケモンを交換できるが条件が面倒で困難。
---まず、落し物として「ライブキャスター」を拾ったあと15ヶ所ある各街や道路の特定の1マスに行き10回連絡する必要があるがその位置はノーヒント。その後マスは関係なくなるが20回同様のことを繰り返す必要がある。攻略サイトに頼らないと返却すら不可能。

-「おまもり」の入手難易度
--「まるいおまもり」
---対戦に必須な厳選をやる上では効率の面からまず欠かせないのだが、入手条件の関係で''通信無しでの入手が不可能''。本作でガチの対戦をするにはただでさえハードルが多いのに、新たにハードルが追加されているのは難点。
---イッシュ図鑑のうち幻のポケモンを除く297種を全て捕まえることが条件であるのだが、最初に3体中1体しかもらえない『御三家』や、上記の伝説ポケモンなど、一周プレイするだけでは絶対に揃わないポケモンが存在する。
---特にトルネロス・ボルトロス・ランドロスの3体の入手については、前作『BW』両方か『ARサーチャー』のどちらかが必要となっており、比較すると後者の方が明らかに安いのだが、それだけに「ARサーチャーを売るためにまるいおまもりをこのような条件にしたのでは?」と疑われても仕方がない。
---一応GTSという方法もあるが、そちらにも過去作からの問題が残っている。(現在はサービス終了)
--「ひかるおまもり」
---こちらも「捕まえた数」が条件のため、さらに『プラチナ』『HGSS』と『BW』両方か『ARサーチャー』を加えた合計6~7本ものソフトが必須。~
色違いのポケモンは希少性の高さと実用性に差はないので難易度があるのは当然ともいえるが、いくらなんでも入手までの道のりが長すぎる。
---また、せっかく手に入れても効果は通常時の133%と費用対効果に釣り合っているかというと……。

-「デルパワー」の問題
--大半の「デルパワー」の入手に対応するバージョンとの通信が必須。
---「デルパワー」は「ハイルツリー」のブラックレベルかホワイトレベル、もしくは両方を一定値まで上げることで得られる。レベルを上げるには各色に対応するバージョンでフェスミッションを開催し、それに参加してクリアと言った一連の流れを目的のレベルに到達するまで何十何百回と繰り返す必要がある。効率よくやるにはずっと同じフェスミッションをクリアすることになり苦行。
---「ほかくパワー」「かくしあなパワー」と言った便利なものも含まれているのも痛い。

-メダルラリーの一部苦行・入手困難なメダル
--「720匹のポケモンを捕まえてボックスを全て埋める」「バトル検定((1回で5戦、特に得られるものはない。))を50回」「ミュージカルの出待ちファンを10人にする((高評価を150回弱取る必要がある。))」「イッシュの難関で1000勝」など、ひたすらに作業を要求される条件もいくつか存在する。中には、「ライブキャスター((ワイヤレス通信要素。))で遊べるミニゲームの合計得点が1000点を越える((一度にやろうとすると1時間以上かかる。))」など、DS2台持ちor知人に付き合ってもらうことを前提としたものも。
--「すれちがい1000人」「フェスミッションに同時に30人参加」など、多人数での通信を前提とした、地方在住のプレイヤーには厳しいものも存在する。
---そして極めつけが「フェスミッションで一度に1000点以上取る」。得点は参加者の合計得点になるのだが、最も点を取れるミッションでさえ、1人ではどんなに努力しても40点が限界。つまり、30人以上で1つのミッションを全力でプレイしないといけないのである。
---いくらポケモンセンター(実在のグッズショップ)と言えど、そのような熱心なプレイヤー数十人が偶然に同じミッションをプレイするようなことは起こり得ないだろう。
---発売当時は有志の手により、ポケモンセンターへ特定時間に集合して一斉にフェスミッションに参加し、これらのメダルを獲得するという試みが行われたが、新作の発売でプレイ人口が減少した現在では『BW2』のプレイヤーとすれ違うことすら難しいと思われる。
--「PDW」関連のメダルは、PDWサービスが終了した現在は''入手不可能''。
--メダルによる解禁要素などはなく、精々所持しているケースとトレーナーカードの色が変わる(後者は国内版限定)程度なので、諦めてしまえばそれまでだが……。

-ポケウッド関連
--運要素がある。
---技の命中率や急所によって展開が左右されてしまうことがある。相手の行動も不確定な部分があり、詰め将棋的なルールとはミスマッチ。
--決着がつくと問答無用で撮影終了してしまう。
---セリフを間違えると相手が全力で倒しに来てバッドエンド確定といったことも少なくなく、やり直すにはもう一度受付から台本を選びなおすことになりやや面倒。
--最初から自分のポケモンを使えない。
---ゴリ押しで突破するのも味気ないが、自分のポケモンを使うために2度同じ映画を撮るのは新鮮味がない。
--自分のポケモンでグッドエンド/カルトエンドを撮ると野生戦やトレーナー戦でポケモンの頭上にスターが表示されるようになるが、演出がやや長めで煩わしい。一応、敢えてバッドエンドを撮ることで外すことができるが。
--映画の早送りができない。
---一部ENDではひたすら相手の攻撃を耐え続けるだけのもある。
--台本40冊×エンド3種に対しスクリーンが8つと非常に少なく、気に入った作品を再度見たい時に困る。

-PWT関連
--四天王は未参戦
---四天王は個性的なトレーナーが多く、いずれも人気が高かったので本作で出演できなかったのはかなり残念。
---この影響か『FRLG』でジムリーダー、『HGSS』で四天王になったキョウも未参戦。一応娘のアンズのセリフにより間接的な出演はしているが……。
---また、あくタイプのタイプエキスパートがモブキャラしか存在しない、いびつな状況になっている((なお、あくタイプのジムリーダーはモデルとなった都市への配慮からか、2019年発売の『ソード・シールド』発売まで一切存在しなかった。))。
--『RSE』の双子ジムリーダーのフウとランは別々に登場する。他のルールはともかく『RSE』では二人一組でのダブルバトルだったため、少し残念。
--また、トレーナー登場時の台詞は過去作の流用なので、サカキなど整合性が取れていない者もいる。
--PWTでのバトルをバトルビデオに記録することができない。
---この機能ではWi-Fi対戦やバトルサブウェイなどのバトル内容を記録し、公開すれば他のユーザーも再生できる機能だが、これら2つと同様のルールでありながらPWTでは記録が使えない。

-ジョインアベニュー関連
--一人プレイでは店や街のランクを上げるのに時間がかかりすぎる。
---通行人を目当ての店に案内することで、店や街のランクを上げるポイントをもらえるが、NPCの場合25%引かれ、一回の案内で45~75ポイントしか稼げないことが大半。また、一日に来るNPCは1桁、多くても10人程度と少ない。~
街のランクは孵化厳選に必須と言える「保育所」を開けるようになるランク15までに11000弱、商品の割引が最大(=40%割引)になるランク40までに46000弱必要。店のランクはランク10までに各店4400必要。このため、リアルタイムで数十~数百日かかる。
---一応DS、DS Liteなら本体内蔵電池を抜き10秒近く放置することで日付変更ペナルティを回避できるがそれでも苦行。
--行きたい店の回答にわかりづらいものが多い。
---行きたい店以外に案内すると「…ちょっと違う…!!」と言って去ってしまいポイントももらえないので、的確に案内する必要があるのだが……。~
回答内容が「ポケモンをすごくする」など抽象的すぎたり、「ストレス解消できそうな場所」がカフェや花屋としっくりこないものも。酷いものでは「さて、わたしの行きたい ところはどこでしょう!」が女性が店員の店と、もはや意味不明。
--使えない肩書(見た目)が多め。
---ビジネスマン、OL、ウエーター、ウエートレスと言った店員向けの肩書のトレーナーが通行人の中におらず、招待できないのは残念。
--殿堂入り後にイッシュのジムリーダーが来ることがあるが、店員として招待できない。
---もっともイッシュリーダーズは職業が明確に設定されており、本業をすっぽかしてバイトしてるのも変ではあるが。
--挨拶が自由選択できるために流行りのアニメネタや下ネタなどを挨拶文にしていたプレーヤーも存在し、賛否を招いた。

-まだまだ配慮に欠けるWi-Fi通信関連
--''3DSで本作を遊ぶと、切断対策が意味を成さない。''
---3DSのとある機能を悪用すると、ソフトに用意された切断対策を簡単にすり抜けることができてしまうので実質的に対策が機能せず、切断もやりたい放題になってしまう。
--GTSの難点はほとんど前作から未調整のまま。
//---性別の指定だけは、オスしかいないケンタロスのメスは指定不可といった具合に調整されている。
//DP時点から指定不可
---オスしかいないケンタロスのメスは指定不可などの対策が元より存在している以上、「レベル50以上しか存在しないポケモンのレベル10を指定」も対策可能なはずだが。
---レベルに関しては、配信や後の作品でよりレベルの低い個体が入手可能になる可能性があるため、あえて対策していないのかもしれない。
---ステータスも確認できないままなので、かくれ特性持ちだと見せかけて通常特性を送ってくる交換詐欺も多い。~
GTSネゴシエーションなら相手のステータスが見られるが、こちらも前作にあった問題が未解決。

-特性「いたずらごころ」を利用したハメ戦法の問題。''相手に何もさせないまま、60分間試合を引き伸ばし、時間切れで判定勝ちに持ち込むという悪辣な戦法が可能になった。''
#region(詳細)
-いたずらごころは「補助技の優先度を+1にする」効果。わかりやすく言うと、どんなに早いポケモン相手でもこれを使えば先制できる。
--この戦法を使用できるのは、その特性と技「ねこのて」を両立できるレパルダスと、技「まねっこ」と両立できるリオルの2種。
---「ねこのて」は「控えポケモンの覚えている技の中からランダムで1つを使う」、「まねっこ」は「直前の味方が使った技と同じものを繰り出す」という補助技。これといたずらごころを併用すると、優先度がマイナスの技(=優先度0以上で使われるとまずい技)でも、ねこのて/まねっこの対象になれば先制して使える。~
その優先度マイナス技には「ふきとばし」など、「相手の場のポケモンと控えを強制的に交代させる技」があり、通常なら「こちらの行動→相手の強制交代技→こちらの交代」とリスクを負うはずが、上記の方法で使うと「相手のねこのて/まねっこ→相手の強制交代技→こちらの交代」となってしまう。~
つまり、これをひたすらに繰り返せば''相手は一度も行動できないまま、時間切れになってしまう。''~
そうして時間切れになると判定になり、残りポケモン数→HPの割合の合計→HPの合計での判定が行われる。最初に相手のHPの割合を削れば、後は極端にHPが高いポケモンを入れれば容易に判定勝ちが可能になる。
--対策がないと容易にハメられてしまう戦法である事も問題視されたが、何より反感を買ったのは、「放置プレイが横行した事」である。
---行動を決定する前に1ターンあたりの持ち時間が切れると、''技欄の一番上(左上)においてある技を自動で使う''ため、ねこのて/まねっこをそこに置けば後はDSを放置しても判定に持ち込める。
---1試合の制限時間は60分、1ターンの持ち時間は2分、ねこのて/まねっこのPP(使用回数)は最大32に設定されているのも大きい。
--一応対策は可能。特にレパルダス/リオルを突破されると非常に脆くなるのだが、あまりに極端にハメてしまう事、何より放置でゲームが進むというゲーム性の破壊具合から、批判は非常に多かった。
--公式側からは特に規制も用意せず、対戦考察者の間では戦法の一つとして認知された。対策もそれなりに考察され、初期ほどの猛威は振るわなくなった。
//公式にメールで問い合わせたら、「一つの戦法として認める」との回答があった。

-レパルダスの場合は、基本的にねこだまし(優先度+2で相手を怯ませて行動不能にする。出たターンにしか使えない)→ねこのて×nで時間切れ勝利となる。
--ねこのてで選ばれない技はいくらか種類が存在。控え2匹をそれらの技+強制交代技で構成することとなるのだが、メタモンやソーナンスなど選ばれない技でも戦えるポケモンは存在する。
---ちなみに、選ばれない技には「攻撃しながら相手を強制交代させる技」がある。単なる見落としだろうか。
--対策手段はいくつかあったものの、いずれも確実なものではなかった。
---最適解は優先度+2の「しんそく」で攻撃か、特性「きゅうばん」「マジックミラー」持ちの使用。前者は習得するポケモンが少なく、後者はタイプで不利になりやすいのがネック。
---先制技同士がぶつかると素早さが高い方が先制する仕様を使い、レパルダスより早いポケモンで優先度+1技を使ったり、いたずらごころ持ちで補助技を封じる技「ちょうはつ」を使っても封殺できるが、素早さを上げる道具「こだわりスカーフ」で向こうも対策することがあった。
---ただ、これらの対策は構築に制限を受けるので汎用性が低くなりやすく、ハメを使わない相手への勝率が低くなってしまう。手持ちの残りの枠を対策の対策にされても痛い。~
とは言え、なんらかの対策をしないとマッチングしたら敗北確定になってしまうので、対戦で使えるポケモンの枠が更に狭まった感がある。
--また、レパルダスを用いた戦術は、命中100で相手を眠らせる「キノコのほうし」も存在。眠りへの対策は強制交代に比べるととりやすいので安定感には欠けるが、今まで遅いポケモンしか使えなかったこの技を先制で使うのは充分強力。
---先制技を使わないと必ず後攻をとる道具「こうこうのしっぽ」と、使用すると空を飛んで相手の攻撃を受けず、2ターン目に攻撃する技「そらをとぶ」を用いて「ねこのてで先制そらをとぶ→相手の攻撃回避→相手の攻撃回避→後攻をとって攻撃」という戦法もあったが、リスクが高いので実用性は大きく劣っていた。
--これらレパルダスを用いての戦法はハメに特化した技構成や能力振りになる上に、レパルダス自体の能力はそこまでではない。このため3匹含めた純粋な戦闘力は大きく落ちるのが欠点といえば欠点。~

-リオルの場合は少々動きが異なる。どんな攻撃もHPを1残して耐えられる道具「きあいのタスキ」で相手の攻撃をしのいでから強制交代技「ほえる」を使い、あとは優先度+1の「まねっこ」でほえるを連打する。
--先鋒のポケモンに、場に出た相手のポケモンにダメージを与える技「ステルスロック」を使ってもらってからリオルを出せば、判定でしか勝てないレパルダスと違って勝利することも可能。
--ステータスはレパルダスよりもさらに低いので対策しやすいが、こちらはステルスロック要員も含めて通常の構成ができるし、リオルの技も2枠が自由(レパルダスは対策の対策で枠を喰われる)なので、お手軽さやメンバーの自由度がとても高い。
---対策や不測の事態でハメが失敗しても、残りのメンバーである程度のリカバリーが効くため、往生際の悪さでならこちらの方がはるかに上。
//少し踏み込んだ記述をしてみました。不要なら添削しても構いません。
#endregion

-キュレム関連の問題点
--本作でキュレムは2種類のフォルムチェンジを獲得して大幅に強化されたが、ブラック/ホワイトの性能に大きな格差がある。
---ホワイトキュレムは特攻が大きく伸び、それを活かす「りゅうせいぐん」や「ふぶき」といったタイプ一致の大技を覚えるので、伝説のポケモンが解禁された大会ではトップクラスの使用率を誇った。~
レシラムの専用技の「クロスフレイム」で鋼タイプにも決定打があり、もはや専用技の「コールドフレア」は溜め技(1ターン待機)なので使わない方がいいくらいである。
---一方でブラックキュレムは攻撃が大きく伸びるものの、氷タイプの物理技は専用技の「フリーズボルト」のみ。しかも同様に溜め技なので、パワフルハーブと併用しないとまともに使えない始末。~
ドラゴンタイプの物理技も「げきりん」があるが、特殊技の「りゅうせいぐん」に比べるといささか使い勝手が劣るため、高い攻撃力が実質宝の持ち腐れになってしまっている。ゼクロム専用技の「クロスサンダー」も見劣りしがち。
---ちなみに、通常のキュレムはこの2匹の登場で完全にお役御免になってしまった。デオキシスやシェイミなど似たような境遇を持つポケモンはいるが。
--フォルムチェンジしたまま交換することは出来ない。レベルや個体値・持ち物などの情報は全てキュレムのものを引き継ぎ、合体に使われたレシラム・ゼクロムの情報は一切関係しない。
---チェンジできるのは1体のみで、ダブルバトル等でホワイトキュレム・ブラックキュレム両方を同時に場に出すことは出来ない。こちらは次作でもできないまま。

//-霊獣ランドロスの問題点
//--今作でボルトロス・トルネロス・ランドロスの3体に追加された霊獣フォルムはステータスも個別…なのだが、このうちランドロスの霊獣フォルムである、通称「霊獣ランドロス」があまりに強すぎる。
//---非常に高い攻撃を始めとして高水準かつ無駄のないステータスに加え、場に出た瞬間相手の攻撃を1段階下げるという効果の特性「いかく」が強力。習得する技も相手にダメージを与えつつ交代できる「とんぼがえり」など全体的に優秀。氷タイプの技が4倍弱点という明確な欠点こそあるものの、それを踏まえてなお強すぎると言える。
//--特にダブルでは「いかく」を一度に複数体へ撒けること、電気タイプの技も地面タイプの技も食らわなくて済む「地面/飛行」というタイプの良さなどから相性が非常に良く、世代を経た現在ですらダブルバトル環境のトップ層にいる程の圧倒的な存在感を放っている。勿論シングルなど他のルールでも十分に強い。
//--ランドロス自身は一般戦にも出られる準伝説の扱いなのだが、設定上でランドロスは他2匹よりさらに上位の存在であることが示唆されており、この点からも禁止級扱いにすべきという声がしばしば挙がっている。
//シングルでもトップ3に常駐している現行の第七世代環境ならともかく、フェアリータイプの未登場や砂パの流行によるガブリアスの相対的優位性、役割対象の1つであるメガリザードンの未登場、冷凍パンチ持ちのローブシンの多さなど考慮すると当時の第五世代の環境では「禁止級扱いにしろ」という声は過大評価に感じます。加えてポケモンの強さは種族値やタイプもそうですが環境の変化に依る所が大きいので(例としてローブシンは教え技が解禁されたBW2環境ではクレセリアやソーナンス、輝石サマヨール等限られたポケモンでしか受けきれない程の実力を誇っていましたがテテフやミミッキュの登場により今では見る影もありません)、特筆すべき点では無いかと。

-すれちがい通信の使い勝手の悪さ
--すれちがいログを見ようにもフェスミッションの内容が先に表示されて、すれちがったプレイヤーの情報を見たりデルパワーを使おうにも邪魔になりがち。
---時間経過による無効もないため、プレイヤーはいちいちフェスミッションを断らないと本来の目的を果たせない。
---ポケモンセンターといった大人数のポケモンプレイヤーが集まる場所に限って多い傾向がある。すれちがいログが集まりやすい場所なだけに相性が悪い。

-前作『BW』から未改善・劣化した点。GTSについては上記の通り。
--L=Aを設定できない。
--「つづきからはじめる」選択時のインターネット接続の確認。
--自転車の速すぎる初速
--エンカウントしてから操作可能になるまでの時間の長さ。
--練り込み不足なポケシフター
--プレイヤーにできることが少なく不評だった「ポケモンミュージカル」はおもいでリンクにより『BW』で集めたアクセサリーを引き継げるようになったのみ。
--相変わらずの観覧車イベント。詳細は前作の項目を参照
---前作よりは自重気味になったが、まだまだスタッフの暴走ぶりが伺える内容になっている。
--相変わらず低体力時に優先的に流れるピンチBGM。
--Xメニューのカーソルが最初から表示されない仕様もそのまま。
--ゲーム開始時のCギアの起動が遅くなった。起動直後にメニューを開いて閉じれば短縮することは可能。

//-幻のポケモン「ケルディオ」は本作でフォルムチェンジが可能になったのだが、''フォルムチェンジしても種族値が一切変化しない。''

***バグ・不具合
-''伝説のポケモン・キュレムが入手不可能になる致命的なバグ。''
--キュレムを捕獲する地点に向かう一連のイベントの序盤に、「チャンピオンロードの途中にいるゾロアークを追いかけていく」ことになるが、''これを追いかけて洞窟内に足を踏み入れ、洞窟内で1回以上ゾロアークの姿を見た後、Nの城にゾロアークが入っていくのを見るまでの間に、チャンピオンロードを出て他のマップに行くと、ゾロアークを追いかけて入るはずの洞窟に二度と入れなくなる''というもの。
--イベントの開始条件を満たすまでは、洞窟の入り口の前でゾロアークが通せんぼをしているのだが、このバグを起こしてしまうと、イベントの状態に関わらずゾロアークが通せんぼしている状態になってしまう。
--一応、洞窟から徒歩で屋外に出ただけならば、すぐさま洞窟内に戻る事でバグを回避できるが、「そらをとぶ」などの手段で別マップまで脱出してしまうと二度と進入できなくなる。
--このバグを起こすと、それ以降に起こる一連のイベントの全てが発生しなくなり、伝説ポケモン「キュレム」とキュレムの合体・分離のために必要な「いでんしのくさび」も入手不可能に。
--当然、バグが起こった後でセーブしてしまったら、もうそのデータではどうしようもなくなる。
---しかも攻略サイトなどには必ず載っているほどの危険なバグにもかかわらず、''公式からのアナウンスは一切ない。''

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**総評
一部問題点が残ったままの部分があるが、全体的に見れば様々な改良や新システムの投入といった、賛否両論点・問題点が多かった前作の反省点を活かしている作品。~
特に、通信要素がないとほとんど遊べなかった点については、オフラインのやりこみ要素が歴代でも最高クラスに充実したことにより大幅に改善されている。~
過去作からのファンややりこみプレイヤーにも易しくなり、遊びの窓口が広く、追求できる遊びも深くなった。~
その通信システムの影響で現実のポケモンセンターやオフ会やイベント等での集客効果もありポケモンプレイヤー人口を大きく伸ばした渾身作である。 ~
前作がシリーズ異色作とするならば、本作はかなり堅実な出来となっている、良い意味で「いつものポケモン」である。

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**余談
-2014年5月20日にDSのWi-Fiサービスが終了した為、インターネット通信を活用してガッツリ遊ぶという意味では息の短いゲームになってしまった。

-公式のプロモーション映像として、ゲーム内のストーリーをもとにしたオリジナルのアニメーションが製作・公開された。
--通常のアニメ版と異なり、製作はアニメ版と同じOLMが担当しているが、担当したスタッフは別。アニメで登場した人物も声優が変更されている。
--あくまで宣伝用であることの演出や、制作時期の差異の影響なのか、ゲーム本編と同じ展開でも少し差異が存在する。

-改造アプリ事件
--本作の発売から1年後、第三者によって''ポケモンを外部ツールで作成して本体に送り込むことができるアプリ''が開発され、ダウンロードランキングで1位になってしまう事件があった。 
--公式はこのアプリについての注意文を発表し、使用の禁止を呼びかけた。

-本作では、ジムリーダーが使用するポケモンは他者(おそらくポケモンリーグ運営本部など)から指定されたものを使っている事をほのめかす描写がある。
--ジム戦自体がポケモンリーグへの参加資格を得るための試験の様なものという設定と噛み合っている。~
また、ゲームバランス的な都合とはいえ、ジムリーダーのポケモンが少し先の一般トレーナーのポケモンよりもレベルが低く、「手持ちポケモンのタイプはばらけさせるべき」というセオリーを破って得意タイプのポケモンばかり使用することなどの解答として説得力がある事から、この設定はユーザーからも概ね好意的に受け止められている。
--ただし、現状はそういった事を仄めかす描写があるだけに留まっており、公式に確定している設定ではない事は付け加えておく。

//-長らく本作がゲーム版ポケモンの時系列上最後に来る物語となっていた。公式スタッフ曰く赤緑≒RS→金銀≒DPPt→BW→XY≒本作となるとのことである。
//--現在は最新作に本作より後の話である事を示唆する描写があるので後ろから二番目になると解釈されてる。

-2012年12月3日~2013年1月31日に配信され、アニメのイッシュリーグに出場するトレーナーが参戦したPWTの特別トーナメント「イッシュリーグに キミも ちょうせん!」にアニメに登場したライバルである「シューティー」が参戦したのだが、本作までのポケモン本編はソフト容量の都合上、主人公を含むトレーナーやポケモンの名前が最大5文字までに制限されているため、ゲーム中では5文字制限に沿って「シューティ」という表記になっている。

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