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Piaキャロットへようこそ!!3」を以下のとおり復元します。
「[[修正依頼]]」が出ています。SLG要素について追記できる方はご協力をお願いします。
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*Piaキャロットへようこそ!!3
【ぴあきゃろっとへようこそすりー】
|ジャンル|恋愛AVG+育成SLG|CENTER:&amazon(B08TX3B5NK,image);&amazon(B000065D7F,image);|CENTER:&image(http://fandc.co.jp/media/catalog//pc/fc02/pia3_kinen.jpg,height=160)|
|対応機種|Windows 95~2000&br()ドリームキャスト&br()プレイステーション2|~|~|
|メディア|CD-ROM 2枚組(PC)&br()GD-ROM 1枚(DC)((限定版は主題歌収録CDとの2枚組))&br()DVD-ROM 1枚(PS2)|~|~|
|発売・開発元|F&C・FC02(PC)|~|~|
|発売元(DC/PS2)|NECインターチャネル|~|~|
|発売日|2001年11月30日(PC)&br()2003年3月6日(DC)&br()2003年3月27日(PS2)|~|~|
|定価|9,800円(税別)(PC)&br()7,200円(税別)(PS2)|~|~|
|廉価版|劇場版公開 記念限定版:2002年10月18日/6,800円&br;BEST BUY F&C:2012年7月27日/3,000円&br;パッケージ復刻版:2021年3月26日/4,180円&br()PS2ベスト版:2005年3月3日/3,045円(税込)|~|~|
|配信(PC)|2010年6月25日/1,900円(税別)|~|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|~|
|~|CERO: 18歳以上対象(DC)((CEROのレーティング表示が数字表記だった時代の記述で、現在で言えばD))/15歳以上対象(PS2廉価版)|~|~|
|コンテンツアイコン|セクシャル(PS2廉価版)|~|~|
|判定|なし|~|~|
|ポイント|特殊な扱いのメインヒロイン|~|~|
|>|>|>|CENTER:''Piaキャロットへようこそ!!シリーズ''&br;1 / 2(TOYBOX / 2.2) / ''3''(ヒロインズFunBox / [[3.3>Piaキャロットへようこそ!!3.3]])&br;G.O.(G.O.TOYBOX / ぴあ雀) / G.P.(G.P.FD) / 4(4FD) / プリンス|
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#contents(fromhere)
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**概要
ウェイトレスの制服が個性的なファミレスでの恋愛模様を描いたAVG+育成SLGシリーズの一作。~
従来のシリーズ作では都会の中にある店が舞台だったが、本作では海水浴場の近くにある「4号店」が舞台。本店でアルバイトをしている主人公が、8月に新規オープンする4号店に1ヶ月間だけのヘルプとして赴くところから物語は始まる。~
本作に登場するウェイトレスの制服は、発売前のユーザー投票で決まった「フローラルミントタイプ」「トロピカルタイプ」の2つと、[[今は無き大手系列の某ファミレス>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%91%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88]]の制服をモデルにしたと思われる「ぱろぱろタイプ」の計3種類。

**ストーリー
>Piaキャロット本店でアルバイトをする神無月明彦は、同僚の高井さやかのことが気になっていたが、なかなか想いを打ち明けられずにいた。~
そんな折に彼は店のオーナーから、美崎海岸に新規オープンする4号店に8月だけの期間限定でヘルプに行くことを打診される。~
戦力として期待されるのは素直に嬉しいものの、さやかと離れたくない思いから今いち決心がつかない明彦。~
引き止めてくれることを期待してさやかにヘルプの件を打ち明けるが、その望みは叶わず、明彦は僅かな寂しさを抱えたまま4号店に向かうのだった。

**特徴
-スケジュール設定の変更点
--シリーズ恒例のスケジュール設定は、業務のほかに時間帯も選択するようになっている。
---各ヒロインの勤務時間帯も表示されている。
---ちなみに、一切いじらないで進めていると……
-寮内移動の視覚化
--自室でのコマンドにおいて寮内を移動する際、選択肢ではなく寮のマップという形で表示されるようになった。
-その他
--キャラ設定についてはシリーズ過去作の本編を踏襲しているが、『2』関連では家庭用の追加要素にも踏み込んだものになっている。

**問題点
-ヒロイン「高井さやか」の扱いが特殊
--メインヒロインでありながら、特定の条件を満たさないとゲーム本編に登場せず攻略対象にならない。
---ただ、そこに至るまでの流れはしっかりと描かれており、登場時もメインヒロインとしての存在感を十分に放っているので扱いがおざなりというわけではない。
--Hシーンが実際の行為ではなく、主人公の妄想シーンと未遂イベントのみ。
---これについてはユーザーから批判の声が上がった。「せめてエンディングにまともなHシーンが欲しかった」なんて意見も((ちなみに、『1』における本作主人公の姉はエンディングで初めてHシーンがある(もちろん時間軸が異なることになってしまうが)。))。
---ただし、未だ恋人以上になれない主人公との微妙な関係に思い悩む十代の繊細な感情を描いた彼女のシナリオは、例えHシーンが不十分でも他のヒロインに見劣りしない出来である。
---もっとも、前作『2』も「メインヒロインはHシーンを通過すると攻略不可」という(プレイヤーの裏をかくという意味で)とんでもないシナリオだったりする。それに比べれば妄想&未遂とはいえマシかも。
---DC/PS2版でもHシーンではないが同様の展開ではある。

-CGの回収が面倒。
--ヒロインの制服姿のCGは制服毎にそれぞれ存在するが、ゲームスタート時に選んだ制服は一度ゲームをクリアするまで変更できない。つまり全てのCGを回収するには、他のゲームなら攻略できるヒロインの人数分クリアすればいいところを、本作ではそれに制服の数をかけた分だけ最低でもクリアしなければならないのである(あくまで単純計算した場合であり、実際はそこまでする必要は無い)。
---ちなみに『2』の家庭用移植では改善されていた点であるが、『3』では家庭用移植でも改善されていない。
--とはいってもセーブデータの保存数が多いことや、既読メッセージのスキップ機能があるおかげであまり苦痛を感じることはない。

-とあるヒロインのシナリオの中で遊べるミニゲームが単独では遊べない。
--DC/PS2版では対応している。
#region(ちなみにタイトル画面でそれが出現する位置にPC版では何があったかというと(ネタバレ))
同僚の男をストーキングするとビデオショップにたどり着く。~
で、PC版ではそこで買ったビデオ(もちろん……)を観賞する項目が出現したのである。~
ちなみに、このショップは隠しヒロインにも絡む(これについてはDC/PS2版も同様)。
#endregion

**評価点
-ゲームプレイに於けるシステム周りが充実している。
--主なところでは、前述の既読メッセージのスキップや自動メッセージ送り、音声のON/OFFなど。音声のON/OFFは一括だけでなく、ヒロイン毎に個別の設定も可能。
--セーブデータにアイコンをつけることも可能。攻略中キャラの目印に。

-スケジュール実行時の画面に表示されるチビキャラのアニメーションがコミカルで面白い。

**賛否両論点
-「愛沢ともみ」の変貌っぷり
--家庭用『2』の追加キャラである「愛沢ともみ」の変貌っぷりに戸惑う人も。
---その変化については『2』で失恋を経験している影響と言える要素はある。

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**総評
メインヒロインのHシーンの件にばかり目が行きがちだが、そこに目を瞑れば普通に遊べるレベルの作品である。

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**その後の展開
-他機種への展開としてはプレイステーション2とドリームキャストに移植、DVD-PG版が発売された他、[[本作の後日談に当たる作品>Piaキャロットへようこそ!!3.3]]がゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された。
--DC版のパッケージイラストはまた新規の物で、PS2廉価版でも使用されている。PS2初版はPC初回版と同じイラスト。

-本作が発売された年の翌年に本作の劇場版アニメが公開された。本シリーズでアニメ映画が作られたのは現時点で本作のみである。
--18禁ゲーム原作のアニメ映画は本作が史上初となる。

-『Piaキャロットへようこそ!!4』において、本作の人気ヒロイン・羽瀬川朱美が続投することになった。

-2016年1月15日に『[[カスタムメイド3D2>カスタムメイド3D#id_f0842da7]]』にて本作とのコラボ衣装が配信された。

-オムニバスソフト『Piaキャロ 20th ANNIVERSARY PACK』に本作が収録されている。内容はDL版準拠である。

-DLsiteでレンタル販売もされていたが、2019年6月28日に「DLsiteレンタル」サービスが終了したため現在はレンタル不可。

-2021年3月26日にWindows版がパッケージ復刻版として再販。ゲーム内容はそのままだが、Windows 10に正式対応している。中身はそのままなので旧パッケージ版のセーブデータも互換性がある。

**余談
-PC版のマニュアルには新聞風のコーナーがあり、そこに「あるキャラにはとんでもない過去があり、よく見るとそれらしき傷がある」という旨の記述がある。
#region(実際はどうなのかというと……(ネタバレ))
「性転換したキャラがいる」という記述になっているが該当者はいない(ちなみに「手術の''後''」という誤植がある)。~
その一方、主人公には隠しヒロインとの過去にまつわる傷がある。ちなみに隠しヒロインに関する伏線はオープニングから存在している。
#endregion

-制作に2年を要しており、その影響で画面解像度が当時18禁ゲームで主流だった800×600より一回り小さい640×480となっている。
// G.O.TOYBOX2より

-PC版発売前から[[電撃G's magazine>電撃G's magazineシリーズ]]で大プッシュされていた。同誌はギャルゲーがメインでありアダルトゲームを扱うことは滅多になかったのだが、発売数ヶ月前から毎号数ページに渡る特集を組み人気投票や絵師による描き下ろしの掲載を実施するほどであった。ちなみにその人気投票でトップだったのは29歳のお姉様貴子さんである。
--ウェイトレスの制服の投票も、電撃G's magazineとF&Cのホームページで行われた。

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