「スカルガールズ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
スカルガールズ」を以下のとおり復元します。
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//↑メーカー公式ツイッターでは「アンコール」表記のようです。(ソース https://twitter.com/SkullgirlsJP/status/464195428398137344)
//↑Xbox公式の方も「アンコール」に修正されました
*Skullgirls / Skullgirls Encore
【すかるがーるず / すかるがーるず あんこーる】((Xbox公式の表記は当初「エンコアー」になっていたが「アンコール」に修正された。))
|ジャンル|格闘ゲーム|CENTER:&image(https://i.pinimg.com/236x/28/29/98/282998fe841bcdd99cf214de3eb48789--skullgirls-logo-google.jpg)&image(https://bdjogos.com.br/capas/8806-min-skullgirls-capa-1.jpg)|
|対応機種|プレイステーション3&br;Xbox 360&br;Windows(Steam)&br;アーケード(NESiCAxLive)|~|
|メディア|&color(blue){ダウンロード専売ソフト}|~|
|発売元|【360】Autumn Games&br;【PS3】サイバーフロント&br;【Win】マーベラスAQL&br;【AC】M2|~|
|開発元|Reverge Labs|~|
|発売日|無印&br;【PS3】2013年2月14日&br;【360】2012年4月11日&br;【Win】2013年8月22日&br;Encore&br;【PS3】2014年2月11日((2014年6月現在、海外版のみ配信中。))&br;【360】2014年6月23日&br;【AC】2015年10月29日|~|
|定価|【PS3無印日本語版】1,500円&br;【360(Encore日本語版)】1,543円(税込)|~|
|備考|Win版『Encore』は独立販売なし&br;360版『Encore』国内タイトルは『Skullgirls((『完全版』と付けられているが、これは『お試し版(体験版)』に対する製品版という意味での表記であり、XBLAゲームの全てに付けられている。))』|~|
|レーティング|CERO:C(15才以上対象)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|アメリカ生まれの萌え2D対戦格闘ゲーム|~|
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**概要
元々はアメリカの大学生グループが同人ゲームとして開発・製作した2D対戦格闘ゲーム。~
アメリカのカートゥーン的表現に、日本の「萌え」的な要素とダークさとをマッチさせたキャラクターデザインが特徴。~
かわいらしいキャラクター達がコミカルなアクションを見せてくれる。~
山根ミチル氏によるジャズ風のBGMに、「ダークデコ」と表現される60年代のアメリカ的なノスタルジックな世界観が、より作品の雰囲気を高めている。~
海外版はPSNは2012年4月10日、XBLAは2012年4月11日に配信開始。日本版は2013年2月14日にPS3で配信。

**あらすじ
 伝説によれば、「スカルハート」という名の不思議なアーティファクトには、若い女性の願いを叶える力があるという。
 ただし願いを叶えるには条件があった。
 どんなに無私無欲な願いであったとしても、使う女性の心が汚れていれば、願いはおぞましい形に捻じ曲げられて実現する。
 たとえば残虐行為を通じてもたらされた平和、永遠に終わらない子供時代をもたらす不死、ゾンビとなって帰ってきた恋人のように。
 
 これまでに数多くの人間がスカルハートを追い求めたが、それを手に入れる条件を満たしたものも、その邪悪な力から逃れたものもいない。
 心が汚れているとみなされ、捻じ曲げられた願いを叶えた者は、恐ろしい存在…。
 「スカルガール」へと姿を変えてしまった。
 
 そして今、「スカルハート」を巡る新たな争いが始まる…。 

[[公式サイト>http://www.cyberfront.co.jp/title/skullgirls/]]より

**システム
-''基本''
--操作性としては[[ストリートファイターII]]と同じ6ボタンのシンプルなもの。
--ゲーム性としては『[[ヴァンパイアセイヴァー]]』からのチェーンコンボと『[[マヴカプ>Marvel Comics関連作品シリーズ]]』シリーズからのエリアルコンボとチームバトルなどが組み合わさり、さながら6ボタン版『[[MVC3>MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds#id_29c9ae2c]]』とでもいうような強烈なコンボゲー。
---また、「空中食らい状態の相手に地上近くで攻撃を加えると、地上食らい状態に移行し地上に降りて来る」という本作独自の仕様もコンボの発展に拍車をかけている。
---ダウン追い討ちからのコンボ継続も(1コンボにつき1度だけだが)可能。
---キャラクターの半数が空中ダッシュ可能だったりと平均的な機動力も高く、ゲームスピードも速め。
---ゲージもMVCと同様最大5本。超必殺技「ブロックバスター」は、キャラによっては2~5本を消費するものがある。

-''チームサイズ''
--キャラクター選択前に何人キャラクターを使用するか、プレイヤーごとに1~3人の中で選択することができる。
---本作の特徴として、1VS2、2VS3等の変則マッチも可能。その場合は一方が不利にならないように体力と攻撃力が自動的に調整される。
--1vs1の対戦の場合に限り、通常の格闘ゲームと同じく数ラウンド先取制の対戦となる。
--どちらかが2人以上を選ぶとチーム戦となり、原則として1ラウンド制になる。選んだキャラは『[[MARVEL VS. CAPCOM 2>MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES]]』のように、操作していないキャラをアシストとして出すことが出来る。
---他にも『MARVEL VS. CAPCOM 2』以降に存在するディレイドハイパーコンボもとい「''ブロックバスターシークェル''((操作キャラの超必殺技発動中に、控えキャラが持っている超必殺技のコマンドを入力すると、控えキャラが登場して超必殺を繰り出し、操作キャラと交代する。本作ではゲージ2本以上消費のブロックバスターにおいてコストの1本分が軽減される効果がある。))」とスナップバックもとい「''アウトテイク''((相手の控えキャラを強制的に引きずり出し、ヴァイタルソースの消滅を狙える攻撃。1VS多で一人側が決めると、自分のヴァイタルソースを復元することができる。))」も採用されている。

-''カスタムアシスト''
--チーム制を選んだ場合、超必殺技等の一部の技を除いた''ほとんどの地上技からいずれか一つをアシスト技として設定することができる。''
--そのため一口に編成と言ってもそのバリエーションは膨大なものとなる。編成の数による立ち回りも重要な戦略となる。 

-防戦側にも何気に嬉しいシステムがいくつか搭載されている。
--''中下段同時重ね不能''
---本作では中段技or下段技の地上ガードに成功すると、他の属性を持つ攻撃も全て防げるようになっている。そのため、このゲームでは「中段技と下段技を同時に重ねるガード不能連携」は出来ない。
--''IPS (the Infinite Prevention System)/アンディジー''
---簡単に言うとループコンボ抑制システム。空中コンボ中に同じ技が複数使われるか、体力ゲージ下の「ドラマゲージ」が満タンになると~
『ギルティギア』のサイクバーストのような専用アクションを発動できるようになり、任意のタイミングでコンボから抜け出す事ができる。
---このため永久コンボは存在せず、コンボを突き詰める際にその最適化を求められるようになる。
--『ヴァンパイアセイヴァー』やマブカプシリーズの''アドバンシングガード''も採用されているため、強烈な固めは比較的簡単に抜け出す事が可能になっている。

-オンライン対戦は全世界のプレイヤーとマッチングが可能。
--入力時のラグを大きくする代わりにフレーム飛びを防ぐ「GGPO」システムが採用されているため、海外の人とマッチしてもスムーズにプレイする事はできる。

-各キャラクターのコンボを学べる「トライアル」
--キャラクターが持つコンボを実際に操作して学ぶことが出来るモード。
--プレイヤーはお題として出された技やブロックバスターを組み合わせてコンボを完成させる。
---各必殺技はキー入力方法が表示されないので事前に頭に叩き込んでおく必要がある。

-決められた条件で戦う「チャレンジ」
--全部で25種類のお題に沿って戦っていくモード。
--相手の体力が徐々に回復、特定の機能が使用不可能になる、特定のキャラでクリアするなどの条件がある。

**キャラクター
#region(簡易紹介)
※記述してあるCVは後述の2ndアンコールによって追加された日本語吹き替えの担当人物
-''Filia(フィリア)''(CV:竹達彩奈)
--髪の毛状の寄生生物「サムソン」(CV:近藤隆)が住みついている女子学生。本作の主人公的存在。
--飛び道具は無いものの通常技に癖が無く扱いやすい。空中ダッシュも可能で、組み合わせると優れた速攻性で隙を与えない戦いができる。
---アシストとしても優秀なスタンダードなキャラ…と思いきや、実際は単発火力が低めなスピード/コンボタイプ。~
なのでコンボや崩しのテクニックを覚えないと少々厳しいのが欠点。

-''Cerebella(セレベラ)''(CV:行成とあ)
--帽子に豪腕が生えた形をした生物武器「バイス・バーサ」を扱うサーカス団員。本人も華奢な姿ながら相当な実力持ち。
--強力な打撃は勿論、スーパーアーマー付きの打撃技や様々な間合いに対応できる多くの投げ技を持つパワータイプ…''に見せかけたオールラウンダー。''
---地上・空中・対空とあらゆる投げ技に加え、タンブリングランから派生する技、ダイヤモンドディフレクターによる飛び道具反射などただでさえ通常攻撃が強いのに場・状況に応じた必殺技を持っているのが強み。
---その反面、機動力が低いのが欠点。通常のダッシュ動作も前ステップなので、どう補うかが課題となるだろう。

-''Peacock(ピーコック)''(CV:金田朋子)
--「アーガスシステム」とそれによって作り出された仲間たちと共に戦う、対スカルガール兵器に改造された少女。
---えげつない性格ながら、色んな意味でカートゥーンに影響を受けている。ゲーム中最もパロディネタが多いキャラとしても有名。
--様々な飛び道具で敵を寄せ付けないように戦うのが得意。飛び道具のバリエーションは全キャラ中最多。
---近づかれた時の切り返し手段が少ないので、常に遠距離の間合いを維持しながら戦いたい。

-''Parasoul(パラソール)''(CV:田中理恵)
--生きた傘「クレイグ」を操るキャノピー王国の王女であり、軍隊組織ブラック・イーグレットのリーダー。
---クレイグの射撃や設置技で敵を追い詰めていく他、ブラック・イーグレット隊員を用いた必殺技もある。
--機動力は高くないものの、リーチの長い通常技や、無敵時間付きの必殺技など、スタンダードで使いやすい技が揃っている。超必殺技に発生保証があるのも強み。
---設置技以外のコマンド技が全てタメコマンドになっているので、動き回る戦いではやることが限られてしまうのが欠点。2段ジャンプ・空中ダッシュが行えないので空中戦は割と不利だが対空・空中技がそれを補う。

-''Ms. Fortune(ミス・フォーチュン)''(CV:花澤香菜)
--見た目は猫の耳と尻尾を持つ女性。不死の力を持っているため、体を自由に分離する事ができる((頭部を切断しても、四肢をバラしても飲み込んだ石の影響で死なないという設定。故にストーリーモードでは結構酷い目に遭ったりもする。))。
--機動力の高さを活かしたスピードキャラ。無敵昇竜や連続技も持っているなど、比較的扱いやすい技を揃えているのも長所。
---最大の特徴として、自分の頭を取り外し放り投げることが可能。頭部を外した状態だと一部の通常技が使えなくなるor変化する代わりに、頭と体を別個に動かすことが可能になり、相手を挟み討ちにしたりとトリッキーな戦法が取れる。
---頭部を付けたままスタンダードに立ち回るか、頭部を外していやらしい立ち回りを行うか…どちらにも独自の強みがあるため、戦い方に幅のあるキャラクターである。

-''Painwheel(ペインホイール)''(CV:橘田いずみ)
--合成ビューア・ドライブと人工寄生生物「ガエ・ボルガ」を移植されてしまい、顔を仮面で覆われた女子学生。
--強烈な崩し性能と固め性能を持つラッシュ性能の高いキャラ。コンボやラッシュの気持ち良さは本作随一。
---反面、機動力から各種通常技・必殺技までどこを取っても非常に癖が強く、使いこなすには練習が要るテクニカルなキャラでもある。

-''Valentine(ヴァレンタイン)''(CV:今井麻美)
--スカルガールに忠実に仕う謎のナース忍者。
--火力の低さを機動力と手数で補うスピードキャラ。飛び込み、固め等に使える各種通常技も揃えているため攻め手は豊富。
---毒を付加する技やチームバトル専用の蘇生技等、一風変わった技を持っている。当て身カウンター技も今のところこのキャラだけが持っている。
---一方、頼れる無敵技などがほぼ全く無いため、守りに入ると脆い。防戦になると火力の低さも響いてくる。

-''Double(ダブル)''(CV:中恵光城)
--普段はシスターの姿をしている、肉塊のような名状し難いキャラクター。戦闘時は様々なキャラに変形して戦う。
--機動力が低く動きも独特だが、見た目に反して技は優秀なものが多く、コンボもあまり難しくないと案外使いやすいキャラ。アシストとしても優秀。
---表裏択を迫るセットプレイも強力だが、平時の崩し手段に乏しかったり、切り返し技がハイリスクなため攻められると脆かったりと、欠点も多い。見た目通り立ち状態での食らい判定もデカい。
---しかししゃがんだ際の座高が低く、体重も極端に重いせいでダブルには入らないコンボがあるため、コンボ耐性は高め。

追加キャラクター
-''Squigly(スクィグリー)''(CV:沢城みゆき)
--ゾンビのような肌を持ち、頭にドラゴン型寄生生物「レヴァイアサン」(CV: 山本格)を宿しているオペラ歌手。レヴァイアサンはサムソンと因縁がある
---独自のキャンセル技を活かした変則的なラッシュ力を持ち、また遠距離戦においてもリーチの長い技で対応が出来るため、間合いを選ばない戦いができる。
---空中食らい判定が微妙に薄く、コンボ耐性も割と高め。
---待機時には彼女の墓が画面中に登場するが真面目なモノから可愛いデザインまで複数種類が存在する。

-''Bigband(ビッグバンド)''(CV:杉田智和)
--改造手術を受け鉄の肺と一体化した警官。ビックバンドの名の通り楽器型の兵器を隠し持ち、スカルガールズとの戦いに身を置く男性((男性はスカルハートに願いを叶えてもらえないのでスカルハートを破壊するのが目的となる。これはスカルハートの起源に基づく設定のため。))。
--単発の威力が大きく攻撃範囲も広い技を多く持つパワーキャラ。アシスト要員としても申し分ない。
---体がでかいので基本的に防戦は苦手だが、ガード時よりも削りダメージを抑えられる[[ブロッキング>ストリートファイターIII 3rd STRIKE]]「ノイズキャンセラ」がそれを補う。
--中パンチ(MP)長押しや5ゲージの超必殺技によってトランペットによる演奏が可能。演奏コマンドはなんと本物のトランペット(C管)の指使いに準拠。
---演奏する事によるメリット自体は殆ど無いのでサプライズやネタに使える程度((某動画サイトでは様々な演奏動画が投稿されている。))。

-''Fukua(フクア)''(CV:???)
--アップデートで最初に追加された、フィリアのコンパチキャラ。頭の寄生生物は「シャモーン」。
---元は格ゲーにありがちなコンパチキャラをネタにしたただのエイプリルフールネタだったが、ユーザーから好評だったため製品版にも実装。名前の由来はスタッフの誤字((キーボードのブラインドタッチで、右手の配置がキー1つぶん左にずれるとF「ili」aでなくF「uku」aになる。))。
--基本的な性能はフィリアとは対称的。空中ダッシュではなく二段ジャンプが可能で、飛び道具とコマンド投げを持つ。
---空中飛び道具の性能に優れ、切り返しからもコンボを狙える初級者向けだが、懐に飛び込む手段には乏しいため全く違った扱い方が要求される。

-''Eliza(イライザ)''(CV:松浦チエ)
--骨のような姿をした吸血パラサイト「セクメト」(CV:くじら)と一体化している歌姫。古代エジプト風の出で立ちで、ボディーガードにアルバスとホレスを連れている。
--リーチが長い技とボディーガードの遠隔攻撃と高めの崩し性能を持つので攻めるのは得意。
---しかしリーチとともに隙やくらい判定も大きいので敵に攻撃するまでが大変。切り返しに使える技も少ない。
---イライザの体内にいるセメクトが体内から出て戦う事もできる。ダメージを受けても怯まなくなるがアシストが制限され、ゲージが時間とともに減少する上、投げやアウトテイクで強制的に元の状態に戻ってしまう。

-''Beowulf(ベオウルフ)''(CV:小野大輔)
--パイプ椅子「ザ・ハーティング」と、巨人から切り取った腕を振るって戦う狼プロレスラーの男性。
---様々な技に派生できる投げ技や、連続で繰り出すことができる突進技、パイプ椅子の有無で変化する技等、多彩かつ派手な技が揃う。
---パイプ椅子は投げ飛ばす事で飛び道具として使える。この後ベオウルフがパイプ椅子と重なるように一部の投げ技を使うと、自動的に回収して挑発Lvを上げる事ができる。挑発Lvはゲージを使った投げ技の手数強化として消費できる。
---パイプ椅子が無いと一部の技が弱体化、ガード時のダメージが増える等のデメリットがある。ミス・フォーチュンの頭とは違い、パイプ椅子の回収はどこからでも出来る訳では無いので下手にパイプ椅子を投げ飛ばしてしまうと追い詰められやすくなる諸刃の剣でもある。

-''Robo-Fortune(ロボ・フォーチュン)''(CV:花澤香菜)
--ミス・フォーチュンをモデルとして作られたロボ。
--ストーリーモードはある意味では必見。''チーズバーガーをいただけマスか?''
---敵のアシストごと攻撃できるビームや、不発に終わっても隙が少ないゲージ技があるのでアシスト要因として優秀。
---ダッシュが速く、攻撃をガードされてももう一度ジャンプできる仕様もあり纏わりつきやすいが、無敵技が無く切り返しが苦手。

-''Annie(アニー)''(CV:桑原由気)
--作中内子供向け番組「星の子アニー」の主人公。ピーコックとパラソールが番組のファン。
--その正体はスカルガールになってしまった母親に「永遠に子供のままにしてほしい」と願われたことで成長しなくなってしまった存在。
--相棒の遠隔パラサイト「セーガン」と共に戦う。
---ベオウルフのストーリーに関わる他、モバイル版ではプレイアブルとして使用できた。2ndアンコールではシーズンパスを購入することで使用可能。
---接近・中距離の他に星の力を得ることで攻撃範囲が広がったり、更なる超必殺技に派生できるほか、芸能人らしくサインをしたり、握手することでカウンターに繋げたりと変わった戦い方も出来る。

-''Umbrella(アンブレラ)''(CV:清水彩香)
--パラソールの妹で生体兵器「フンガーン」を操る。こちらもアニー同様にシーズンパスで使用可能。
---タメコマンドの姉とは違い、波動昇竜コマンドがメイン。

CPU専用キャラ
-''Marie(マリー)''(CV:東山奈央)
--本作のラスボスでスカルガール。地下墓地にいる彼女を倒すのが本作の目的。
---見た目は銀髪・メイド服の可愛らしい少女だが骸骨の頭部を弾幕のように飛ばしたり、従者となった白骨死体たちを使って攻撃を行う。
---体力が一定値まで減ると2回姿を変え、最終的には自分も骸骨となる。変身時の衝撃波にはダメージ判定があり、うかつに近づくと体力をそこそこ削られる。
---CPU専用ではあるが『2nd Encore』のチャレンジモードでは彼女を使用することができる。

#endregion

**評価点
-世界観はダークな雰囲気ではあるが、キャラクターが個性的で可愛らしく海外のゲームでありながら日本人にも親しみ易い作りとなっている。
--基本操作も単純で遊びやすく、(あまり難しいコンボを考えなければ)手軽に触れる。

-1キャラ辺り1フレーム1200~1500フレーム、20秒に約2000人時の工数を掛けたというアニメーションの完成度は秀逸。
--非常になめらかに動き、キャラクター達のコミカルな動きの魅力を引き出している。

-初心者プレイヤー向けのチュートリアルモードが非常に充実している。
--移動、ガード、必殺技の入力といった基礎的なものから、択一攻撃や投げを絡めた攻めの方法と対処、各キャラの技の特性など、非常に細かく丁寧に作られている。
---もちろん全部覚えれば立ち回りはかなり有利になるが苦手なものは飛ばしても構わない親切仕様。

-海外アメコミや日本の作品へのリスペクト・オマージュのネタが必殺技やキャラクターカラー等に数多く散りばめてあり、詰め込まれたパロディの数々は枚挙に暇なし。海外製ゲームでは特に日本のアニメ、ゲーム愛に溢れた作品の1つと言える。
--例としてよく上げられるのがピーコックの技の1つ「迫りくる恐怖の影」で、影を表示してその影の場所にランダムで物を落とす技。
---この技で落ちてくる物がテレビ(ニコニコ動画のマスコットを模したロゴ、稀に貞子風フィリアが画面に表示される)、分銅(『ヴァンパイア』のレイレイの天雷破にそっくり)、[[骨付き肉の入ったドラム缶>ファイナルファイト]]に[[ロードローラー>ジョジョの奇妙な冒険 (AC)]]等、自重のじの字もないようなラインナップ。
---キャラクターのカラー選択にもエヴァンゲリオン初号機カラーのペインホイールやアイアンマンなロボフォーチュンなど豊富な小ネタが仕込まれている。
---制作者たちも「カプコンのヴァンパイアを見て衝撃を受けた。大好きだ」と言って憚らない集団であり、意図的にネタを盛り込んだことを公言している((余談だが、ヴァンパイアは日本では好評だったものの、カートゥーンの本場アメリカでは「動きがクレイジーすぎる」とむしろ不評で、出た当初は余り受け入れられたとは言えないものであった。そのため、制作者たちの感性はアメリカではかなり珍しいものであると言える。))。

-山根ミチル氏作曲のジャズ風の音楽も好評。特に人気があるのはペインホイールのテーマ曲「The Lives We Left Behind」やビッグバンドのテーマ曲などなど。

-高い完成度と充実した内容ながら、約1,500円という価格も魅力的。上記のチュートリアルモードだけでも十分回収できるとも言われている。

**賛否両論
-超ピーキーなゲーム性
--ガンガン繋がるコンボ、高めの火力、速めのゲームスピードに、見切りづらい固めや崩しに補正切り、画面を飛び交う互いのアシスト等々、本作はかなりハチャメチャなバランスで纏まっている。
---こういった『[[MARVEL VS. CAPCOM 3>MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds#id_29c9ae2c]]』のような「楽しいクソゲー」に片足突っ込んだ尖ったゲーム性は、プレイヤーによっては好みが分かれる所である。
---そして上達するにはコンボをきちんと習得しないといけないため、単純にハードルが高い面もある。
--IPSが搭載されているため永久コンボこそ出来ないものの高火力コンボはしっかりと存在する。レシピ次第では即死にまで持ち込める。
---余談だが初期バージョンはIPSすら無かったためかなりの世紀末バランスであった。

-キャラクター設定
--体の一部を外せるミス・フォーチュンや体内からトゲを突き出して攻撃するペインホイール等、痛々しいビジュアルのキャラが居るので人を選ぶ。
--キャラビジュアルは可愛らしいが、ダークな世界観だけありストーリーモードはキャラクターによっては殺されるなど重い展開もあり、このあたりも人を選ぶかもしれない。
#region(例を挙げると…ネタバレ注意)
イライザ編の対セレベラ戦では勝利後に相手にとどめを刺すシーンが描写されている。つまるところ''自らが操作しているプレイヤーキャラが話の流れで殺しをした''、と言った形になる。
~ペインホイール編は救いのないラスト、フィリア編とパラソール編は後味が非常に悪いものとなっている。
#endregion
もちろん感動的で熱い結末やネタに走ったものもあるのだが。
--そしてスカルガールズの名の通り、キャラを追加しない限り使えるプレイヤーキャラは全員女性((ダブルは公式には性別不明なものの、通常時は女性の形態を取っているため女性扱いされることがほとんど。))である。
---設定的には人外キャラが半数以上を占めており、純粋な人間キャラはヴァレンタイン・ベオウルフ・パラソール・セレベラの4人だけである。

**問題点
-初期から使えるキャラクターは8人。現在はDLCで5人、アップデートで1人追加され最大14となるが、格ゲー製品としては少ない部類である。

**総評
独特な世界観と非常に滑らかに動くアニメーションが売りの格闘ゲーム。チュートリアルが充実しており格闘ゲームが初心者でも遊びやすい。~
しかしオンライン対戦を楽しむには、相応の実力と補正切りやアシストが飛び交うハチャメチャなゲームバランスを許容できないと難しい。

**各機種版の配信状況
-パブリッシャーであったサイバーフロントの解散により、PS3版無印の国内版は近日中の配信終了が決定している。
//現在、PCおよびXBLA版の国内販売権はマーベラスAQLが所持しているため、同社からの再リリースが待たれている。
//↑商品としての主流は既にEncoreに移っており、無印が再リリースされる可能性は低いのでは?

-海外では、かつては無印版の販売権は米国コナミが所持していた。その頃はWin版が順調にアップデートされている一方で、PSN版とXBLA版のアップデートが滞り足止め状態となっていた。
--この事に関してはReverge Labsが「コナミの対応が悪い」と指摘しており、2013年11月にコナミとの関係を打ち切った。が、これがもとでコナミから配信停止の要請を受け、2013年12月に海外の無印版はPS3/360ともに配信終了となった。

-この事態を打開すべく、2014年1月にPC版が『[[ヴァンパイアセイヴァー]]』のインパクトダメージゲージ風形式を採用した『Skullgirls Encore (スカルガールズ アンコール)』へ大型アップデートされた。

-その後の2014年4月、PS3/360版Encoreの海外版がPSNやXBLAで配信された(海外版だが日本語環境下では和訳された状態でプレイ可能)。
--そして2014年6月には、360版『Encore』の国内版が『Skullgirls』という商品名で配信開始された((『完全版』と付けられているが、これは『お試し版(体験版)』に対する製品版という意味での表記であり、XBLAゲームの全てに付けられている。))。7月からはPSNでも配信開始。
//なお、PS3版『Encore』も配信予定が告知されているが、いまだ配信日は未確定。
// PS3版と違って360版は『Encore』へのアップグレードDLCを追加という形だったような気が

-M2よりアーケード版『スカルガールズ 2ndアンコール for NESiCAxLIVE』が2015年10月29日より配信開始。 
//(wiki全体ルールに抵触するおそれがあるのでCOで記載)

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*スカルガールズ 2ndアンコール / Skullgirls 2nd Encore
【すかるがーるず せかんどあんこーる】
|対応機種|プレイステーション4&br;プレイステーション・ヴィータ&br;Windows(Steam)|&amazon(B017K9PKY4)|&amazon(B017K9PKXK)|
|発売元|アークシステムワークス|~|~|
|開発元|Lab Zero Games|~|~|
|発売日|2016年4月14日|~|~|
|定価|【通常版】4,800円&br;【限定版】5,800円&br;【DL版】4,200円&br;【Steam(初代のDLC)】1,480円|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|
※共通の項目は省略
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**概要(2ndアンコール)
上記『スカルガールズ』を日本語ボイス追加+DLCキャラ込みでアークシステムワークスからPS4/PSV用ソフトとして発売されたもの。

また、Steam版においては初代の全DLCフルセット+αというアップグレードDLCが『2ndアンコール』と銘打たれている。

**追加点・評価点(2ndアンコール)
-登場キャラクターやラウンドコールに日本語の吹き替えボイスが追加された。
--ちなみに原作の英語ボイスにも切り替え可能。

-新たなモードとして特殊な状況下で勝利を目指すチャレンジモードが追加された。

**問題点(2ndアンコール)
-一部キャラクターのストーリーモードでのエンディングが途中で止まってしまう不具合がある。
--ボタンを押せばエンドロールへと移行するのでフリーズではないのだが、現在でも修正されていない。
//上記の問題点を記述した者ですが、PS4版の『2ndアンコール』しかプレイしていないのでPSVなどの他機種でも発生する不具合かはわかりません。

**総評(2ndアンコール)
今からコンシューマーでスカルガールズを遊びたいのであれば、こちらの購入を推奨する。

**余談(2ndアンコール)
-Steam版の方は当初日本語吹き替えには対応していなかったが、2017年4月3日のアップデートで日本語ボイスが追加された。

-海外では2019年10月22日にNintendo Switch版もリリースされているが、今のところ日本でSwitch版が発売される音沙汰はない。

復元してよろしいですか?