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アメンラーのクリスタル洞窟」を以下のとおり復元します。
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*アメンラーのクリスタル洞窟
【あめんらーのくりすたるどうくつ】

|ジャンル|パズル / マッチ3|&image(http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kqqj/img/ds.jpg,height=160)|
|対応機種|ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)|~|
|発売元|テヨンジャパン|~|
|開発元|Selectsoft|~|
|配信開始日|2014年4月2日|~|
|価格|500DSiポイント|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|3箇所・オートセーブ方式|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|『スペースインベーダー』 + 『パズループ』&br()ステージ数は莫大だがゲームバランス悪し|~|

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#contents(fromhere)

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**概要
-DS系ダウンロードソフトの常連であるテヨンジャパンからリリースされたDSiウェアソフト。同社のDSiウェアは『[[ラスベガスの冒険 スロットマシン]]』から約1年越しのリリースとなる。
-ジャンルとしては縦視線によるアクションパズルに該当するが、あの有名ゲームと非常にシステムが似通っている。詳細は下記にて。
-テヨン製としては『[[ドゥードゥルフィット]]』に次いでキャラクター性が含まれない作品。奇しくも販売価格が500DSiポイントである点も共通((本作と『ドゥードゥルフィット』以外のテヨン製DSiウェアソフトは、例外なく200DSiポイント販売。))。

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**主なルール
-COLOR(black){''ゲームの流れ''}
--本作では3つのモードが用意されている。全1000ステージ構成(10ワールド × 100ステージ)。
---「ステージモード」はステージ順通りにクリアを目指していくモード。ゲームオーバー後に本モードを選ぶと、該当ステージからの無限コンティニューが可能((ステージ最初からやり直したい場合は、他のセーブデータを使用するかゲームデータを消去する必要あり。))。
---「ステージを選ぶ」はプレイしたいステージを任意で選んでプレイできるモード。大半のステージはステージモードをやり込まないと選択できない。
---「ランダムで選ぶ」はその名の通り、ステージがランダム決定されるモード。

-COLOR(black){''ステージクリア条件について''}
--ステージ内に登場する複数カラーの「ボール」集団をすべて消すとステージクリアとなる。大方のステージは集団が2セット出現する。
---ボール集団は列を帯びた形で「入り口」から「出口」へと一本道で進む性質がある。集団を完全に消せないままに出口へとたどり着かせてしまうとミス。
---一本道は「直進的な道」「うねる道」「途中でボール集団がワープする道」といったものがあり、それに見合ったボールの消し方を意識する必要がある。
---残機制を採用しており、すべての残機がなくなるとゲームオーバー。ミス後はすべてがリセットされた状態でステージをやり直さなければならない。

--画面下には「自機」があり、左右移動とシューティング感覚でのボールを発射できる。
---発射ボールとボール集団が同色3個以上接すると、それらのボールがすべて消滅する。発射ボールは必ず自機前方から直進発射され、発射されるボールの色は完全ランダムとなる。
---違う色の発射ボールをボール集団に当ててしまうと、集団側はそれを吸収する。吸収後は集団の列が伸び、ゴール到達までの距離が縮んでしまう。
---ボール集団の列中央付近を消すと隙間ができ、集団側はそれを連結しようとする。その際、集団の動きが少し止まり、連結中にボールの連鎖消しが発生する場合がある。
---十字ボタン左右(もしくはスライドパッド)で自機の左右移動。ABXYボタン(もしくはタッチ)でボール発射を行う。
---ステージ中には頻繁に何かの「アイテム」がランダムで出現し、それが自機に触れると様々な効力が発揮される(下記)。

--ステージモードにおいては、ステージクリアすると次ステージへと進める。他のモードはクリアの有無に関係なく、ステージを終えるとタイトル画面へと戻される。

-COLOR(black){''アイテムの種類について''} 
--詳細はリージョン内を参照の事。

#region(アイテムの種類一覧)

--COLOR(black){''発射ボールの性能が変わるアイテム''}
---「ペンキ」…発射ボールに接したボール集団とその周辺を同色同士に変えてしまう。効果は1発のみ。
---「ジョーカー」…発射ボールに接したボール集団を1つ消し去る・もしくは1つ増やしてしまう(ランダム効力)。効果は3発。
---「ピペット」…発射ボールに接したボール集団と同じ色すべてを消し去る。効果は1発のみ。
---「レーダーファインダー」…自機にレーザーサイトが表示され、発射ボールの機軸が分かりやすくなる。効果は3発。
---「矢」…発射ボールに接したボール集団を1つ消し去る。効果は3発。
---「爆弾」…発射ボールに接したボール集団とその周辺を消し去る。効果は1発のみ。


--COLOR(black){''その他のアイテム''}
---「倍率」…一定時間、入手スコアに倍率がかかる。「2倍」「4倍」「8倍」の3種類あり。
---「スピードアップ」…一定時間、ボール集団の移動速度が増す。
---「スピードダウン」…一定時間、ボール集団の移動速度が低下する。
---「リバース」…一定時間、ボール集団が逆流する(入り口側に戻る)。
---「ストップ」…一定時間、ボール集団の動きが止まる。
---「ライフ」…1UPの効果。

#endregion

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**評価点
-COLOR(darkcyan){''新境地? 『インベーダーパズループ』''}
--ルールを見てピンときた方も多いと思うが、''本作はかの『[[スペースインベーダー]]』と『パズループ』(もしくは『[[ナゲループ>行列ナゲループ]] 』)の融合作である''。
---『インベーダー』感覚でボールを発射し、『パズループ』の性質に近いボール集団を消していくという点はほぼ完全に共通している。
---「要するにそれって有名ゲーム同士を混ぜた模倣作なんじゃ…」と思われるかもしれないが、この組み合わせを思いついたスタッフの発想は評価できる…か?

-COLOR(darkcyan){''ステージ数が非常に多い''}
--500円相当のソフトなのに、1000ものステージを収録しているのが太っ腹。
---1ワールド(100ステージ分)をクリアするだけでも相当な時間を要する。すべてのステージを制覇するとなるとジャケットソフト並みのプレイが楽しめるだろう。

**問題点・賛否両論点
-COLOR(darkred){''ゲームバランスがおかしい''}
--ゲームの発想は悪くないものの、''実際プレイすると不自然なまでに難易度が高い事実に気付く''。

--バランス調整の不備なのか、''あっという間にボール集団が出口に到達している事態が多い''。
---『パズループ』の場合は360度方向でボールを発射できたが、本作は直進しか発射できない。これのせいで繊細な位置にボールを発射するのが困難となる。
---敵の動きが平行的だった『スペースインベーダー』とは違い、本作のボール集団はミミズの如く"うねる"事がほとんどでボールの発射感覚が分かり辛い。
---しかも、''出口までの距離が異常に短いステージが多く、ボール集団が少し進むだけでも詰む可能性が濃厚''となる場面すらもある。
---ボールを消すとボール集団((『パズループ』では「ジュエルストーン」という名称のボール集団。))がある程度後退してくれる『パズループ』に比べると、本作は''ボールを消してもほとんど後退しない''のも厄介な要因である。 

--''運による依存傾向が強く、なかなかクリアが安定しない''。
---そもそも発射ボールの色が完全ランダムなので、運が悪いとお目当てのボールが一向に出現しない。とはいえ、これ自体は『パズループ』でもいえる事ではあるが…。
---それ以上に問題なのが、''アイテム効力前提なステージが多い''という点。「アイテム効力を得ていないと死亡フラグ成立」といわんばかりにボール集団が過密に迫ってくる。
---「ボール発射の色がランダム」「アイテムの出現もランダム」と、ランダムだらけの環境であるが故に、''クリアするまでの感覚が深刻なまでに掴み難い''。

-COLOR(darkred){''一部のシステム周りが不便''}
--ステージを選ぶ・ランダムで選ぶの各モードはステージクリアすると即タイトル画面に戻る。''続けさまに他のステージをプレイする機能がない''。
--モードセレクト時では十字ボタン選択と決定ボタンの操作が効かない。ステージセレクト時は十字ボタンは効くが決定ボタンが効かない。何故こんな意味不明な仕様にするのか…?

-COLOR(darkred){''ただ黙々と地味プレイ''}
--他のテヨン製DSiウェアソフトにもいえる事だが、''ゲーム全体が地味すぎていまいち盛り上がりに欠けるプレイになりがち''。
---ステージクリアをしても淡々と次ステージに進むだけであり、クリア後のご褒美演出的なものが皆無。運に左右されつつ苦労してクリアも、ただ「クリア」と文字表示されるだけ。
--遺跡をイメージしたグラフィック周りや、ミステリアスな楽曲は雰囲気があっていい感じだが、ステージによる代わり映えが少ない故に視覚・聴覚的に飽きてくる。

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**総評
-(模倣的とはいえ)『スペースインベーダー』と『パズループ』を融合させようとした試みは光るものがあるものの、いかんぜん作り込みが練られていない問題を抱える残念な一作。
-とはいえ、(イラつくゲーム上の仕様や運要素に耐えられるのならば)割と遊べる内容であり、絶対的なクソゲーともいい難い。この辺が鉄壁(?)のテヨンクオリティ。

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