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ポップンミュージック17 THE MOVIE」を以下のとおり復元します。
*ポップンミュージック17 THE MOVIE
【ぽっぷんみゅーじっく17 ざむーびー】

|ジャンル|音楽シミュレーション|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~|
|稼動開始日|2009年3月4日|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|シリーズ作としては安定した出来&br()シリーズ初の楽曲大量削除&br()シリーズ初のレベル41の辛ゲージ譜面&br()ポップン最強曲「サイレント」登場|~|
|>|>|CENTER:''[[ポップンミュージックシリーズ]]''|

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#contents(fromhere)
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**概要
アーケード版『pop'n music(ポップンミュージック)』シリーズのナンバリング17作目。~
テーマは「映画」。

**特徴
-EX譜面の常駐条件変更
--これまではN譜面をフルコン、H譜面をクリアしなければ常駐させることができなかったが、本作では「EXステージでEX譜面をクリアまたは完走」することで常駐させることができるようになった。

-コンボ数のカウントが変更
--これまでは「総コンボ数-1」((公式の説明によると「1個目のノートをコンボカウント開始の基点とみなしてカウントから除外する」という仕様だった。))だったが、「総コンボ数」に変更。
--例としては「ニエンテEX(ノーツ数1899)」の場合、これまではフルコンボ達成時のコンボ数は「&bold(){1898}」だったが、本作以降の作品では「&bold(){1899}」となった。
//「繋いでる数」じゃ語弊がある。「総コンボ数」が正しい

-選曲画面で左黄を2回押すことでジャンル名表示から「曲名表示」にすることが可能に。
--また、カテゴリに「アーティスト」のカテゴリが追加。

-NET対戦モードで、「CPU対戦」が可能に。
--マッチングに失敗した場合でも、CPU対戦を選ぶことでNET対戦を行うことが可能。

**評価点
-新曲・新キャラ
--これまで同様、新曲のクオリティは高い。
---後にポップンの常連アーティストとなるonokenも初参加(ただし当時は正体を明かしておらず、「Ax」という謎の新参アーティストとして扱われていた)。楽曲「ピアノテック」を提供した。
---また、「カプセルプリンセス(ふしぎなくすり)」は一時期動画サイトなどで話題となった。
--キャラはテーマである「映画」をイメージさせるキャラが多め。
---新キャラの中では「ローズマリー」「ちなつ」「ケイゴ」などが人気を集めた。
---「ベル」「ケビン」「ヨシオ」「フォース」など過去作からの再登場も。特にベルは人気の高いキャラであり、フォースは長らく担当曲がない状況が続いていたためユーザーから喜ばれた。
---「ワイルド」「スティーブ」など、隠す気の無い有名映画のパロディキャラも。

-多数の移植曲
--あさきの「この子の七つのお祝いに」、Mutsuhiko Izumiの「Polaris」、「三倍アイスクリーム」の空耳で有名なRyu☆の「Second Heaven(ハンズアップ)」などが移植。
--CSからは「ジュエリーロック」「ウィッシュ」「エナジーロック」「中華ロック」「チキンハート」など多くの楽曲が移植された。

-Lv41(現Lv47)での辛ゲージ譜面「コアロックEX」が登場
--ノーツ数はLv内最高の1546で、これまではLv42以上にしか存在しなかった辛ゲージ譜面(ノーツ数が1537以上のグルーブゲージが非常に重い譜面)。
--ただし、譜面としては物量こそ非常に多いものの処理しやすい同時押し中心の譜面であるため辛ゲージ曲の中では最弱。そのため、辛ゲージの入門に最適な譜面となっている。
--現在でもLv47での辛ゲージ譜面はこの曲のみ。

-本作のシステムボイスは諏訪部順一が担当。大物を起用しただけあり評価は高い。

-イベント「第1回ポップン映画祭」
--本作の楽曲解禁イベント。これまでと同様の個人イベント。
--解禁までの手順は「シナリオを選択」→「ルーレットを止めて撮影を行う」→「一定の日数が進むと制作発表(担当キャラのシルエット)・主題歌(アーティスト名)決定・舞台挨拶(担当キャラ)・予告編(曲名)が公開され、ミミニャミがコメント」→「45日分撮影すれば楽曲解禁」という、映画をイメージしたものとなっている。
---ルーレットは3つのセリフを止めて、そのセリフによって進む日数が変わる。セリフは「パーフェクト僕らは完璧なのさ」「誰も歌詞など聞いちゃいないし」「許せない気持ちになってきた」といった楽曲の歌詞から、「待ってダーリン!セリフが思いつかないわ!」といった過去作品、「君の瞳に乾杯」「地獄で会おうぜベイビー」「ヤツは大変なものを盗んでいきました。あなたの100円玉です」のような映画関連のセリフもある。
---ミミニャミのコメントはキャラやアーティストに対するコメントだが、これらもネタが豊富。
--また、その時点で解禁できる楽曲をすべて解禁すると「試写会チケット」が入手できるようになり、次回以降の更新で解禁される楽曲が1回のみだが遊ぶことができる。
--最終段階の解禁後は一週ごとに解禁条件の緩和が行われ、解禁が行いやすくなる配慮も。そしてイベント終了と同時に全解禁が行われた。

**問題点
-稼動間際になって「1クレジット投入以降、フリープレイモードに切り替わってタダでプレイし放題になってしまう」という前代未聞のバグが発覚。その影響で稼動が1週間延期された。

-楽曲の大量削除
--本作では版権曲10曲、そしてオリジナル曲61曲と計''71曲''もの楽曲が削除されてしまった。
--当時騒動となっていたBeforUの楽曲も削除(AC19で全て復活した)。
--さらに、前作で移植されたDJ nagureoこと南雲玲生の代表曲「20,november」も削除。この曲と「マキシマム」「ケルトランス」はBEMANIシリーズでも珍しい一発削除となった(マキシマムはAC20にてボーカル変更版で復活しているが)。
--ただし、ポップンは基板容量不足が解消されたAC9以降、基本的に継続収録を方針としてきており、毎作稼動時の楽曲削除も多機種に比べて非常に少なかった。加えて、削除されたオリジナル曲も初出が古く、ボーカルや作曲が外注に委託されていたものが非常に多かったこともあり、削除理由自体は公表されていないものの、止むを得ない削除として理解されている節はある。稼動前に、全削除曲を除いた楽曲リストの公開という形で告知してくれた点も良心的である。
--幸いにも、これ以降のシリーズでは本作規模の大量削除は今のところ発生していない。

**その他
-ポップンミュージック最強のボス曲「''サイレントEX''」の登場
--前作の「トイコンテンポラリーEX」のように辛ゲージでこそないものの、中盤のBPM260での12分乱打+階段+24分配置(通称:どうしようもないもの、産卵地帯)、ラストのBPM360での8分同時押し発狂で多くの上級者を葬った。
--クリア者は2014年現在で100人いるかどうかも怪しく、フルコン達成者は確認されているだけで''5人''。
--これだけでは特に問題があるわけではないが、今作では致命的な問題がある。
--それは、このような超絶高難易度にも関わらず、本作でのレベル表記が最高の43ではなく一つ下の''Lv42''。
---当然ながら次回作で最高レベルのLv43に変更された。その後SunnyParkでは全体的に6レベルずつ引き上げられた中、さらに全体で5曲しかない''Lv50''に引き上げられた。そのLv50でも最強といわれる。要するに''全曲最強の難しさ。''
--ちなみに、作曲者であるwacは''「そんなに難しくないと思ったんだけどなー」''とのこと。トイコン超えをするつもりはなかったらしい。

#region(参考動画)
#youtube(https://www.youtube.com/watch?v=CuW2fZ9_vWg)
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**総評
今までに大量削除がなかったシリーズだけに大量の楽曲削除は大きな問題点ではあるが、それでも収録曲数は非常に多い。~
そのため減った事で曲数が少なくて困るといった事態にはなっていないのが不幸中の幸いか。~
ゲームとしては目立った不備もなく従来通りの安定した出来を保っている。シリーズ物としてみても十分良作と言えるだろう。

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