「SIMPLE DSシリーズ Vol.27 THE 密室からの脱出 ~THE推理番外編~」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
SIMPLE DSシリーズ Vol.27 THE 密室からの脱出 ~THE推理番外編~」を以下のとおり復元します。
*SIMPLE DSシリーズ Vol.27 THE 密室からの脱出 ~THE推理番外編~
【しんぷる でぃーえすしりーず ぼりゅーむ とぅえんてぃせぶん ざ みっしつからのだっしゅつ ざ すいり ばんがいへん】
|ジャンル|脱出アドベンチャー|&amazon(B000WQM82K)&br()&image(http://www.inside-games.jp/imgs/zoom/540250.jpg,height=140)|
|対応機種|ニンテンドーDS&br()Wii U(Wii Uダウンロードソフト)|~|
|メディア|【DS】DSカード(容量不明)&br()【WiiU】ダウンロード専売ソフト|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|インテンス|~|
|発売日|【DS】2007年11月29日&br()【WiiU】2014年4月9日|~|
|定価|【DS】2,800円&br()【WiiU】1,000円(税込)|~|
|レーティング|【DS】CERO:A(全年齢対象)&br()【WiiU】CERO:B(12才以上対象)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|THE 推理の番外編だが関連性は薄め&br()値段のわりに推理難易度は高め&br()SIMPLEシリーズの中でも多産な作品に成長&br()|~|
|>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLE2000シリーズ]]''|

**概要
『THE 推理』から分裂した作品。ただし次作から早くも本シリーズは独立を果たす。後に本作の系譜から『[[密室のサクリファイス]]』が誕生している。~
本作で既にシリーズの基礎は完成しており、どの作品もタイトル通り密室から脱出を目指すアドベンチャーゲームである。~
画面上をタッチして脱出に必要な情報やアイテムを探り当て、それを当てはめたりしながら脱出を目指す。~
ストーリー性に乏しかったり、あっても荒唐無稽だったりするものの、シンプルシリーズの中ではクオリティが安定しており、どの作品もさほどハズレがない。

番外編とあるが、同作のキャラクターが関連してくるなどの要素があるだけで、元の作品をプレイしていなくても楽しめる内容となっている。

2014年に本作の画質を向上させ、WiiUゲームパッドの操作に対応したWiiU版が発売された。~
実質リメイクであるが謎の内容などはほぼ変わっていない。

ストーリーは「鍵を残して消えた父親の行方を追い、主人公があらゆる場所を探索する」というこれまたシンプルなもの。

***WiiU版の変更点

-タイトル『''@SIMPLE DLシリーズ for Wii U Vol.1 THE 密室からの脱出 ~すべての始まり16の謎~''』へと変更。

-ゲームパッド向けにテキストを変更。

-映像をアップコンバート。

**評価点
-推理力と好奇心さえあればだれでもプレイ出来るハードルの低さ。
--SIMPLEシリーズとして重要と思われる手軽さはしっかり抑えてある。

-値段のわりに謎解きパートはしっかりしている方。
--しっかりプレイヤーに考えさせる余地が用意されており、ヒントなどは薄いがちゃんと考えればわかる内容となっている。
--WiiU版は元が2,800円というパッケージソフトの値段をさらに抑えてあるため、1,000円でありながら値段以上に楽しめる密度になっている。
--一部は時間制限付きのものもあり、プレイヤーにハラハラ感を抱かせる。

-BGM・SEはしっかりと雰囲気を出している。
--元が推理物であることから、ミステリーチックなBGM、SE、ジングルなど、安価なりに雰囲気作りに尽力している。

-タッチ画面をよく活かしている。
--アイテムなどはタッチによって裏返したりすることができ、ゲームの世界観にうまく入り込める作りになっている。

-多彩な脱出の舞台。
--和風の牢屋、倉庫内、何かの施設など、毎度舞台は様変わりするため、わりと飽きない作りになっている。

**問題点
-操作方法などのヒントが薄い。
--いきなり要求される新操作などへの説明はあまりなく、そこで詰まるプレイヤーも多い。

-何もないところをクリックすると一々「何もない」と表示される。
--すぐ消えるから良いのだが、それ以外に情報が表示されるものや、物を拾った後の「そこにはもう何もない」は、若干メッセージ送り可能時間が遅いためストレスになる。

-一部、クリックしても反応が悪い箇所がある。
--謎を安易に説かせないための措置と言えるが、どうせなら他の方面で頑張ってもらいたかったものである。

-「脱出」ではなく「捜査」なステージがある。
--元が『THE 推理』なだけにこの点は仕方ない面もある。以降の作品はほぼ脱出などの謎解きがメインになっている。

-たまに雰囲気に見合わない呑気な台詞が入る。
--例えばステージ1においてはホテル火災に見舞われ、爆風で扉がひしゃげて脱出不可能になる。これだけ聞いてもかなりヤバイ状況なのだが……。
--命の危機が迫っているのにベッドを見て「フカフカのベッドだぁ」とつぶやいたり、ホテルの風呂場を見て「安っぽい作りだなぁ」と割合どうでもいいことを口にするのでシュールである。
---ただこの点はシンプルシリーズらしいシュールさであるとも言える。

**総評
シンプルシリーズとしては十分な出来を誇っており、謎解きゲームが好きなら薦められるレベルの内容ではある。~
特に謎解きゲームに興味はあるが、推理力に自信がないというプレイヤーには、ハードルの低さから入りやすい内容となっている。~
一方で謎解きが得意というプレイヤーにはやや退屈だったり、一部操作性の問題から不評を買うこともしばしば。~
また、当然だが後半になるにつれ難易度はあがるので、初級者でも詰まる場面は多いことは留意しておくべきである。

***その後
本作の後には、3DSやWii向けにステージ数を絞って価格を下げた「密室からの脱出シリーズ」として派生しており、@SIMPLEシリーズ(DL版シリーズ)の主力作品となっている。

復元してよろしいですか?