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ポーラースター」を以下のとおり復元します。
*POLAR STAR
【ぽーらーすたー】
|ジャンル|STG|
|対応機種|X1、MZ-2000/2200、PC-8801、PC-9801、FM-7、MSX|
|発売・開発元|【X1/MZ】SPS|
|発売元(移植版)|【PC88/98】キャリーラボ&br()【MSX】マイクロキャビン|
|発売日|【X1/MZ】1983年|
|定価|TAPE:3,800円&br()FDD:5,800円|
|判定|なし|

**概要
-擬似3Dの縦STG。
-地平線の表現が印象的なゲーム。

**システム
-クォーター視点の擬似3D縦STG。
-移動は、前後左右。攻撃はショットのみだが、一度に12発まで撃つことが可能。
-前方、もしくは後方から迫る敵機を撃ち落としていく。
-画面右にはレーダーがあり、画面外の敵の位置が表示されている。
--面が進むと、後方画面外から撃たれる事もあるので、レーダーは重要。
-画面上部には、要塞までの距離が表示されている。これがゼロになると要塞との対決となる。
--要塞を攻撃するのは単発発射の特別な弾を使用。また、これを撃つために通常弾は撃てなくなる。さらにチャージ時間が必要で、100カウント経過しないと撃つことができない。この間も敵機の攻撃は続き、よけながら要塞攻撃のチャンスを狙うことになる。

**評価点
-クォーター視点のSTGは、当時として珍しいゲーム。
--擬似ではあるが、その3D表現は見事。敵機や自機はもちろん、弾まで拡大縮小する。もちろん背景も、3Dとして表示されている。
--地平線が意識されたものとなっている。地平の彼方から敵機が来る様子や、自機の弾が地平の向こうに消えていく様子、さらに要塞が近づいてくると地平線からだんだんと姿を現していくと、これらの描写が印象的。
-最大12発撃てるため、連射の爽快感がある。

**問題点
-敵機は数種類いるが、違いに乏しく種類も少ない。要塞も面が進んでも、攻撃や倒し方は同じ。少々飽きやすい。
-X1、FM-7では機種仕様の問題で、操作に難がある((X1、FM-7は、同時に押したキーを複数認識できないため、発射ボタンを押すと一瞬動きが止まってしまう。さらに同じ理由から、他の版にはない斜め移動用のボタンがあった。X1turbo、FM77AV以降でプレイすると、この問題は発生しない。))。

**総評
当時にしては中々悪くないSTG。擬似3Dでのクォーター視点など、見た目のインパクトもよく、操作感も悪くない。~
ただ、敵の種類が少ないなど、ゲーム性の多彩さが今一つなのが残念な所。

**余談
-本作は、無印(I)、II、IIIと出ている。しかし、これはシリーズとして三作続いたという意味ではない。MSX版は『ポーラースター』、X1、MZ-2000/2200版が『ポーラースターII』、PC88/98、FM-7版が『ポーラースターIII』となっている。さらに最初に出たのはIIである。それぞれは多少の違いあるが、ゲームとしてはほぼ同じ。

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