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Dance Dance Revolution 3rdMIX」を以下のとおり復元します。
※本稿では、『Dance Dance Revolution 3rdMix』及びそのPS移植版について解説する。(ともに''良作'')
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#contents
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*Dance Dance Revolution 3rdMix
【だんすだんすれぼりゅーしょん さーどみっくす】
|ジャンル|ダンスシミュレーション|
|対応機種|アーケード&br()プレイステーション|
|発売・開発元|コナミ|
|稼動開始日|1999年10月30日|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|
|ポイント|曲を総入れ替え!コマンドで過去の曲も遊べます!&br()決められた4曲で連続で踊る「NONSTOP」モード&br()2人で協力するように踊る「UNIZONモード」|
|>|CENTER:''[[Dance Dance Revolutionシリーズリンク>Dance Dance Revolutionシリーズ]]''|

**概要
Dance Dance Revolutionシリーズのナンバリングとしては3作目となるゲーム。

**新システムなど(一部の評価点も含む)
-通常モードでの収録曲の総入れ替え・上級譜面の別モード化
--今回、通常モードの選曲画面は3rdMixの新曲のみで構成されている。
--コマンドで2ndMixまでの楽曲が収録された「2nd MIX」モードがあるため、旧曲はそちらでプレイできる。
--だが、この通常モード(以降「ARCADEモード」と記載)で選択できる譜面難易度はBASICとANOTHERのみ。旧MANIAC相当の譜面は「STEP STEP REVOLUTION」として独立モード化することになり…(後述)

-「ノンストップ」モードの追加。
--コースで指定された4曲を休みなくダンスするモード。ARCADEモード、SSRモード、2ndMixモードごとに違うコースが設定されている。
--家庭用からのリンク機能で「エディットコース」を設定する事ができる。あらかじめ家庭用で好きな4曲を設定して、そのメモリーカードをリンクさせることでエディットコースをプレイできる。BEMANIシリーズでは初めてのコースエディット機能。

-「beatmania ⅡDX」シリーズの楽曲とコラボレートした家庭用作品「2nd Remix APPEND club ver.(1,2)」から以下の要素が逆輸入された。
--最高難易度表示の更新。
---本作からは足9((現在の難易度13相当。))の譜面が登場((ただし前作の収録曲『PARANOiA KCET』の最高難易度は後期のシリーズで足9に変更されている。しかしこれを「逆詐称」とするプレイヤーも少なくはない。))。クリアするとギャラリーから拍手が送られたという『PARANOiA MAX』の難易度をさらに超える譜面が多数登場し、よりストイックな方向への進化を成し遂げる。
--譜面表示の色分け。
---今作から、パネルを踏むタイミングを表示する矢印オブジェが4分音符以外の間隔で配置されている場合、4分音符の間隔で配置されている矢印と異なる色で表示されるようになった。オプション名としては「VIVID」という扱いになっている。
---コマンド入力でこの色表示を行わないようにする「FLAT」オプションが使用可能。
---家庭版限定だが、EDITモードのようにオブジェがハッキリと色分けされるNOTEモードも本作から実装。AC版に搭載されるのは、ここからかなり先の事となる。

-新モード「UNISON」
--赤と青と黄に色分けされた一つの譜面を二人でプレイする対戦モード。過去作までのCOUPLEモード((2プレイヤーに用意された異なる譜面で対戦するモード。BEMANIシリーズ黎明期の作品にはこうした異なる譜面での対戦モードが存在した。))とは違い譜面は自動生成であり、旧シリーズの曲もこのモードで遊べる。
--以降のシリーズには収録されていない本作だけのルールである。ただし4thにはこれをアレンジしたルール「BATTLE」モードが存在する。

-民族音楽とダンスミュージックを融合させたRE-VENGE(RevenG)の楽曲が初めて収録されたのもここから。以降の作品でも高難度曲の常連として登場する。

**評価点
-この時代の版権曲のレーベルである「Dancemania」シリーズの中でも、ハイスピードレイブ系の楽曲を寄せ集めた「Dancemania SPEED」シリーズの楽曲が初収録された。
--SPEEDシリーズには従来のDancemania楽曲をハイスピードアレンジしたものも多く収録されており、今作のチョイスも同様である。初代及び2nd mixの看板曲と言える「butterfly」「BOOM BOOM DOLLAR」のアレンジや、当時のレーベルの看板アーティストであるCAPTAIN JACK、E-ROTICの楽曲のアレンジなどが収録され、ユーザーを喜ばせた。

-選曲画面中の難易度変更が容易となった。
--選曲画面でフットパネル↓↓で難化、↑↑で易化させる事ができる。難易度変更の方法も画面に表示されている。
--以前では選曲画面で難易度を変更するためにはフットパネルで特定のコマンドを入力する必要があったが、~
今作で上記のように簡易化され、以降のシリーズでも同様の方式になった。
--「2ndMix」モードでは前作では隠しコマンド専用だったMANIAC譜面も選択出来るようになったが、ARCADEモードではBASICとANOTHERのみ。
-ダブルプレイにおけるSSR(旧MANIAC)譜面の導入。
--前作ではダブルプレーに旧MANIAC譜面が存在しなかったが、今作からSSR(旧MANIAC)譜面が導入された。

-2ndでSTEPBATTLE専用曲だった「KEEP ON MOOVIN'」「LET THEM MOVE」「20,Novemver DDR version」の3曲が、譜面とバナーとCDラベルを一新して再登場した((一応背景はタイトルの部分が変わっている。))。
//--2ndのPS版でも遊べたが、譜面が簡単なうえに、CDラベルとバナーがしょぼかった((おはスタDDRで登場したKEEP ON MOVIN'は譜面が2ndRemix版だった為、バナーとCDも2ndRemixの版が使われている。))。

-新曲のみ、ゲーム画面に歌詞が流れるようになった。決定ボタン((家庭版ではスタートボタン))で隠すこともできるが、意外に知名度は少ない。
--この機能は本作限定であり、以降のシリーズには搭載されていない。

**賛否両論点
-楽曲の高速化および全体的な譜面難易度の上昇
--レベル9の追加、SSR DOUBLEの追加、高BPM楽曲の大量導入、更に後述の厳しいゲージといった要素が重なり、上級譜面の難易度は青天井の様相を呈し始めた。
---これにやりがいを感じるヘビーユーザーも多数いた反面、中級者以下のプレイヤーには上達を諦める人も出始め、前作で社会現象を巻き起こしたほどのブームは今作を機に収束に向かい始めることとなる。
--ちなみに、当時のSSR譜面は16分連打や地団駄超高速BPMやBPM変化などが今ほど頻繁には導入されていなかった反面、同時押し絡みの変則的な8分連打や、左右の足で交互に踏み切るのは難しい配置が多く導入されている。最近の譜面とはまた違った独自の傾向を持っているため、今となっては「刺激的で面白い譜面が多い」「歴代で一番譜面の出来がいい」などと再評価する声もある。

-今作は、ミスした際のダンスゲージの減りが非常に厳しかった。
--具体的に言うと「フルゲージでコンボを大量に繋いだ状態での1ミスの減りがものすごい」かつ「ある程度連続で矢印を見逃すとゲージが一気に減り、ややもするとそのままGAME OVER」という2点が鬼畜。
---GAME OVER時はガシャンという大きな音と同時に金網が締まる演出のため、正直心臓にも悪い。
--前作までのEASYモード((1曲で終了だがゲージが無くなっても必ず最後までプレイできる))もなく、失敗してFAILEDになると1曲目だろうと強制的にGAME OVERとなり、救済措置も無い厳しさにクリアを諦めるユーザーもちらほらといた。
--これを受けてか家庭用では、初期設定のゲームレベルが4から2になっており((1から8の順で厳しくなり、アーケード版が4相当。オプションで変更可))、ゲージの減りの激しさが緩和されている。

-使用キャラクターによって選べる曲が変わるシステムの導入
--上述のAPPEND club ver.で登場したうちの4曲のアレンジバージョンが新曲として登場したが、プレイ前に選択したキャラクターセットによって選べる曲が異なる。
---キャラクターセットは1Pと2Pで別々に出来ない。
--カジュアルなレイジ&エミには「LUV TO ME」、サイバーなアストロ&チャーミーには「GRADIUSIC CYBER」と、ある程度考えられた組み合わせになっているが謎の組み合わせもある。ディスコティックなボルドー&トレーシーに「gentle stress」、そして謎のコンビであるコンセントロボ&デビルずきんには「Jam Jam Reggae」である。
--隠しコマンドで選択出来るキャラクターも同様の設定がされている。
--キャラクターで制限される楽曲については家庭用で一旦解消されるが、次回作の4thMixではキャラクターごとに更なる制限がつくことになる・・・。

**問題点
-MANIAC譜面の改名と別モード化。
--コマンドで「STEP STEP REVOLUTION」モードと言う前作におけるMANIAC譜面のみプレー可能なモードが導入された。それに合わせて今作では、新曲のMANIAC譜面が「SSR」に改名されている。(2ndMiXモードではそのままMANIACの名称は継続)
---そのため、通常モードではSSR譜面を選ぶことが出来ない。
---一度このモードに入るとANOTHER以下の譜面は選択できない。3rdMixのSSR譜面には難易度足5以下がないため、必然的に足6以上がプレイできる実力が必要となる。
--このモードでは強制FLATがかかる。今作で導入された色分けを導入する場合はVIVIDコマンドを入力する必要がある。
--初見でどのようなモードか分かりにくく、通常モードにわざわざ制限をかけてまでこのような高難易度のモードを作る必要性も無いに等しいため、このモードは上級者にもあまり評判は良くなかった。~
そのため、アッパーバージョンであるPlusでは通常モードでもSSR譜面が選べるようになり、次回作4thMixではこのような隠しモードは無くなった。

-旧曲にDOUBLE MANIAC譜面が追加されていない。
--3rdMixの「DOUBLE SSR」が追加されただけで、1st・2ndMixの「DOUBLE MANIAC」は追加されていなかった。
---これらの譜面は4thMIXで制作され、プレイ可能となった。
---家庭版では4thMIXの姉妹作である「EXTRA MIX」内に収録されているデータバンクから、譜面をエディットデータとしてダウンロードする事でのみプレイ可能。



**総評
-全体的な難易度が上昇し、ブームがひとしきり落ち着く結果を迎えたものの、収録曲も多く(3rdモード内でも38曲ほど)、新モード・新機能・輸入要素で遊びやすくなった側面もあり、十分に楽しめる作品といえる。
-出回った数は非常に少ないが、初めて韓国のダンスミュージックを収録したアッパーバージョン「3rdmix plus」も後に稼働した。

//問題点・賛否両論点のうち余談でもよさそうな部分は移動してまとめた
**余談
-XANADUの背景
--80年代を代表するポップシンガー、オリビア・ニュートンジョンの同曲のカヴァーなのだが、背景が[[地獄のような怖さを連想させるものとなっている>https://tcrf.net/images/c/cf/DDR_3rd_Mix_%28Arcade%29_Xanadu_Background_Image.png]]。
---そのためトラウマになった人や、この背景が嫌いな人もいる。
//---この曲はCS板には収録されていないため、AC版のみの賛否両論点として記入した。ちなみに、4thでも変更されていない。
---実はAC版2ndMIXの没データには[[曲名からイメージしたとされる本曲の背景が収録されている>https://tcrf.net/images/2/25/DDR_2nd_Mix_%28Arcade%29_Xanadu_Background_Image.png]]((Xanadu(ザナドゥ)とは桃源郷の意味))。
---ディスクの画像も変更されており、こちらの未収録版は[[六芒星>https://tcrf.net/images/2/2e/DDR_2nd_Mix_%28Arcade%29_Xanadu_CD_Title.png]]を模したもの。こちらの変更は止む無しと言ったところだが((海外展開するメディア作品では六芒星が宗教上の関係でアウトになる事例が多い。))。
---ただし、どちらのイメージもこの曲の歌詞(DDRに収録されている部分だけでも)を考慮するとかなりおかしいのだが・・・((恋を桃源郷と言い表しているだけであり、「百万のライト」や「ネオンがきらめく」といったワードも含まれている))
-AFRONOVAの背景
--[[無印3rdMIX時点では背景が女豹の画像>http://www.konami.jp/bemani/ddr/jp/am/ddr3rd/sound/images/afronova.JPG]]なのだが、この画像は[[女優のリース・ウィザースプーンの画像>http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9433/sokkuri.jpg]]を無断改変したものであった。
--そのため、3rdPLUSではこの女豹が[[ハゲた野生児の画像に差し替えられ>https://zenius-i-vanisher.com/simfiles/Dance%20Dance%20Revolution%203rdMIX%20%28AC%29%20%28Japan%29/AFRONOVA/AFRONOVA-bg.png]]、以降のシリーズもこの野生児がプレイ背景やCDジャケットを担当する事となった。
-収録曲「OPERATOR」のタイトルを間違ってアレンジ版「OPERATOR (Two Gees Mix)」として表記。
--こちらも3rdPLUSで「OPERATOR」に修正されている。
-E-ROTIC(アーティスト)の楽曲
--DDRとコラボしていたDanceManiaシリーズの当時の看板アーティストとも言える「CAPTAIN JACK」と「E-ROTIC」の楽曲が今作3曲づつ追加された。E-ROTICの楽曲収録は色々な意味で驚かれた。
--と言うのもE-ROTIC(エロティック)の名が表す通り同アーティストの楽曲は性にまつわるものが殆どであり、期待はされていたがゲームでの収録はムリだろうとファンの間でも諦められていた。それが今回収録されたことにより、E-ROTIC特有の性的に過激な歌詞やあえぎ声がDDRのスピーカーから響いたのであった。
---ド直球で過激な歌詞が並ぶ男性ラップパートの歌詞表示が丸々カットされたり、SPEEDシリーズ楽曲の原曲邦題が「''いかせて''ターン・ミー・オン」だったり、あげくは背景画像が''上裸にブリーフ一丁で拳銃を構えた男''だったりと、突き抜けっぷりが後発作品より凄まじい。
--ちなみに家庭用3rdMixに収録され、後にAC版にも移植された「AFTER THE GAME OF LOVE」は歌詞がE-ROTIC楽曲に匹敵する過激さであり、海外版ではボーカルがカットされ「AFTER THE GAME」と改められている。

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*Dance Dance Revolution 3rdMix(PS版)
【だんすだんすれぼりゅーしょん さーどみっくす】
|ジャンル|ダンスシミュレーション|[[&image(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/3/3e/Dance_Dance_Revolution_3rdMix_PlayStation_cover_art.png,width=180)>http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%9F-Dance-Revolution-3rdMIX/dp/B00005QBPJ]]|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|コナミ|~|
|開発元|コナミコンピュータエンタテインメント東京|~|
|発売日|2000年6月1日|~|
//|定価||~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|収録曲はPSシリーズ最多で、驚きの57曲!!!&br()過去のコナミオリジナル曲をすべて収録(一部を除きすべて隠し)&br()PS版DDR最高傑作候補|~|

**概要(PS版)
上記アーケードゲームの家庭用移植版。

**評価点(PS版)
-新モード「ダイエット」モード
--勿論、ダイエットするためには、専用コントローラーを使う必要がある。
--スコアの代わりに、消費カロリーが表示される。
---家庭用において本作のみの仕様として、''消費カロリーが食べ物に換算される''という機能があった。見ていて楽しいユニークな機能である。最高カロリーのカツ丼を目指してプレイした人も少なくはないだろう。
---本モードにおける食べ物のカロリー対応表が本体に付属していた。
---後にこの機能は10年以上後のAC版DDR2014の累計消費カロリー表示に引き継がれた。最高ランクはもちろんカツ丼。
--自分の体重と、目標(プレイ時間、消費カロリー)を設定することができる。
--このモード限定で、エクササイズウェアに着替えた女性ダンサーキャラが使用可能。
--後記で説明する隠し曲をこのモードでも遊ぶことが可能。

-オリジナルのノンストップコースを作成可能になった。
--NONSTOP ORDERで、曲と難易度とオプションを決められる。
---DDR4thMixからの先行収録曲((2曲存在、15曲クリアで出現の「BONUS TRACK」モードで遊べる。))や、エディットデータも使用可能である。

-新モード「3rd Remix」モード
--他作品のEVENT MODEに相当するモード。
-2ndにはない機能が追加されている。

#region(新機能一覧)
-BASIC&ANOTHERとSSRが同じモードで遊べるようになる。
--1人ずつ別々の難易度で遊ぶことも可能。
-キャラクターを自由に選べるようになる。
--1Pが女性キャラを選ぶことも、2Pが男性キャラを選ぶことも、可能になるのである。
--このモードでしか選べない隠しキャラもいる。
-特定のキャラを選ぶことでしか遊べない曲((全4曲で、すべてbeatmaniaからの移植。))が全曲遊べる。
-PS版3rdの新曲や、2ndまでの旧曲(ただしすべて隠し)はこのモードでしか遊べない。
-×ボタンを押さずに、プレイスタイルを選ぶことが可能。
-ゲームオーバーやFINALSTAGEのクリアによってゲームが終了しなくなる。
#endregion

-家庭用でおなじみの2MBのリミックス楽曲。

#region(軽いネタバレ注意)
--今回はなんと、「La Senorita」を原曲とし、「恋愛ゲーオタク」をテーマにした曲である。そして、原曲とのギャップがあまりにも激しい((歌詞は全く変わっておらず、対象が変わっただけ。))。
--タイトルは、「La Senorita virtual」である。virtualはスペイン語読みで、ビルトゥアルと読む((ラセニョリータがスペイン語であるため。))。
--簡単に言うと、自分に優しくしてくれるゲームの中の女性に愛を求め続けるという、異色のリミックスである。
--DDRerからは「裏セニョ」と呼ばれており、「俺たちの曲」などとと呼んでいる人もいる。
--余談だが、編曲担当の浅見祐一氏は当時「ときめきメモリアル」シリーズのサウンドを担当していた。
---曲のラストではプレイステーションの蓋を開けてディスクを取り出す様が表現されている。今聞くと懐かしく感じ取れるかもしれない。

#region(解禁条件)
-140曲クリアで解禁されるオプションでENDINGを「HOME 2」に設定し、アーケードモードかSSRモードをクリアすると流れるエンディングを最後まで見る。または160曲クリアする。
#endregion
#endregion

-コナミオリジナルの旧曲すべてが隠し曲として収録されている。その数16曲。
--コナミオリジナル曲とは、コナミの社員((3rd当時は、NaokiとU1だけ))が作った曲で、出典元に、「KONAMI ORIGINAL REMIX」表示されている。
--PS版限定のモード「3rd Remix」モードで遊ぶことができる。
--旧曲を遊ぶときは、SSRの表示がMANIACに変わる。
--曲のクリア回数で解禁される。どれくらいクリアすることで解禁されるかは、自分で調べて欲しい。
--だだし、Dancemaniaの旧曲(butterflyやDub i Dub等)は収録されていない。
---関係ないが、Dancemaniaの旧曲をやりたいなら、[[2nd>http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%9F-Dance-Revolution-2nd/dp/B00005QBNY/ref=pd_bxgy_vg_img_y]]や[[1st>http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%9F-Dance-Revolution/dp/B00005QBNG/ref=pd_bxgy_vg_img_z]]のPS版を買うこと。

-矢印オブジェを自作できるモード、「PAINT」モードが前作から連続での搭載。
--ドット単位で色を選んで、自分だけの矢印オブジェを作ることができる。とは言えドット打ち込みで1から作るのは流石に大変なので、テンプレートが複数パターン用意されている。
--前作ではトレーニングモードでしか使えなかったが、今作ではなんと通常のモードでも使用可能になった。

-この作品からのディスクチェンジで、1st、2ndを3rdのルールで遊ぶことが可能になる。
--2ndRemixのアペンドディスクである『club ver.』(vol.1とvol.2の2つ存在)のキーディスクとしても使用可能。こちらは2ndRemixをキーディスクにした場合とゲーム内容は同じ。

-ENDLESSモードも過去作に引き続き搭載。システム面が改良されている。
--本作は得点計算の仕様が変わった事で、前作より気軽にハイスコアが狙えるようになった((前作はコンボ数に応じて点数がインフレしていく形式だったため、ハイスコアを狙うとなると一度のミスも許されず、かなり精神的負担が大きかった。))。
---これにより、時間さえかければ比較的楽にカウンターストップが狙え、一つのやり込み要素として確立されている。
---尤も、一日潰すくらいの時間をかける必要があるが。ブレイクステージなし&おそらく専用コントローラーでの達成はほぼ無理だろう。
--出現する曲を自由に決める事が可能となった。
--休憩時間も大きく増加。ブレイクタイムに入る際に休憩時間の長さを選択できるようになっており、最大30分まで休むことが可能になった(前作では最大5分)。専用コントローラーで挑む人にはとてもありがたい仕様変更。
--全曲のスコアを競うCOURSEモードを搭載。明確なゴールに向かってハイスコアを競う事が可能となった。
--COURSEモード全クリアやカンストによって軽い専用エンディングが流れる(それぞれ内容が異なる)。かなりハードだが、ユーザーにある種の目標を与える要素となっている。

-この他、豊富なモードと隠し要素。
--他のシリーズと比べてみても、本作のモードの量はダントツに多い。間違いなく家庭版最多量であり、ユーザーを飽きさせない。
--以降のシリーズでは隠し要素がかなり簡素な扱いになっている。CS版に労力を注がない方針に変化したのかもしれない。

**問題点(PS版)
-アーケード版にある一部の楽曲の未収録

#region(未収録曲リスト)
-FOLLOW THE SUN (90 IN THE SHADE MIX) / TRIPLE J
-IT ONLY TAKES A MINUTE (Extended Remix) / TAVARES
-XANADU / THE OLIVIA PROJECT

この3曲はCSの中ではPS版4thまでお預けとなった。
#endregion

-アーケードモードのSINGLEのmediumモードで難易度1の譜面が遊べない
--CS版未収録の「XANADU」が、BASIC譜面の難易度が唯一の1だったため、デフォルトで難易度1の曲がないというおかしい状況になってしまった。
---ちなみに、難易度1の曲は、最初の隠し曲である「AFTER THE GAME OF LOVE」((10曲クリアかアーケードモードでゲームオーバーで出現、アーケードモードでゲームオーバーで出現させるとよい。))である。
---ただし、3rdReMixモード内でしか遊べないので、やはりアーケードモードで難易度1の譜面が遊べないことには変わりはない。

-ユーザーサポートが受けられない
--1stは2ndと3rdの、2ndは3rdのユーザーサポートを受けることができたが、今作は受けられなくなった。
--隠し曲といい、BGCOLLECTIONといい、ユーザーサポートで解禁したくなるようなものがあるのにもかかわらずである。
---連続プレイが可能なので、根気よくプレイしていれば、早期に全解禁可能だが…

-ダイエットモードの食品換算システムがハードすぎる。
--計算上はたしかに間違いないのだろうが、頑張って何曲かプレイしたのに''ピーナッツ数個分''のカロリー消費にとどまってしまう、なんて事が多い。
--ユニークなシステムである反面、やる気をそがれてしまうためか、以降のシリーズでは残念ながら不採用となってしまった。

**総評(PS版)
ダイエットモードが設立され、過去のコナミオリジナル曲も遊べたり、隠し要素が豊富で長く遊べたり、収録曲も57曲多く、ボリューム満点の傑作といっても差し支えない出来となっており、現在でも十分オススメできる作品。~
なお、本作は1stや2ndとともに中古が投げ売りされており、amazonではまさかの本体価格一円で投げ売りされていることが多い。送料が絡むものの、それでも安いのである。~
故に、もしも興味を持ったら、ぜひ遊んでもらいたいソフトといえる。

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