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*ポケモン超不思議のダンジョン 【ぽけもんちょうふしぎのだんじょん】 |ジャンル|ダンジョンRPG|&image(超ポケダンパッケージ.jpg )| //amazonの画像リンクは不具合が発生する事があるので画像を用意させていただきました |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |発売元|ポケモン|~| |販売元|任天堂|~| |開発元|スパイク・チュンソフト、ポケモン|~| |発売日|2015年9月17日|~| |定価|4,700円(税別)|~| |プレイ人数|1人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|薄すぎた前作から大幅ボリュームアップ&br前作の不満点も概ね改善&br 720匹全部使える(いつでも使えるとは言っていない)&br;難易度は過去最高|~| |>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ関連リンク>ポケットモンスターシリーズ]]''| |>|>|CENTER:''[[不思議のダンジョンシリーズリンク>不思議のダンジョンシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -シリーズ5作目。株式会社ポケモンの石原社長曰く「シリーズの集大成」。 -[[前作>ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮]]が微妙な評価だった事もあり、ファンからは期待と不安を胸に見守られていた。 **前作からの変更点 -全ダンジョンで「おなか」が復活。また、同一ダンジョンの依頼はまとめて受けられる。 -主人公を決定する際の心理テストが復活。結果が気に入らなければ、テストの結果関係なく好きなポケモンを選ぶことも可能に。 --主人公、パートナー候補は歴代御三家にピカチュウ、リオルを含めた20匹。前作同様ゲームシステムとしての性別はない。 --パートナーはキャラ付けとしての性別があり、口調が「かっこいい」だと♂口調、「かわいい」だと♀口調になる。 -チーム編成が従来の最大4匹から最大3匹までに変更。 --過去作での「最後尾の仲間が頻繁に迷子になる」「4対1でのゴリ押し・ヌルゲー化」を考慮しての改善。 --ただし、依頼やストーリーの都合で加入するゲストポケモンによって、制限を越えた数で冒険する事はある。 -タイプ相性の一部変更 --本家同様、タイプ相性で「効果がなかった」技が無効化されるようになった。 -中断機能の削除&ダンジョン中継地点でのセーブが不可能 --その代わり「きろくそうち」「いいきろくそうち」というアイテムが登場し、ダンジョン内で使用するとセーブポイントを作成できる。 **新要素 -つながりオーブ --ポケモン達の繋がりを映し出す、『[[ゼノブレイド]]』のキズナグラムのようなもの。新たにポケモンと出会う、ポケモンから紹介を受けるなどをすると、映し出されるポケモンが増えていく。 --本作ではこれで仲間が増えるシステムを取っており、依頼クリアや他のポケモンからの紹介、町やダンジョンでの会話を行うことでつながりオーブが起動し、そのポケモンが仲間になるように。 --条件を指定しての検索が可能で、お目当てのポケモンを見つけるのは簡単。 --従来の依頼掲示板の役割も果たしており、つながりオーブ上でポケモンが依頼をつぶやいていることがある。 -リングルとラピス --過去作の装備品やかしこさに代わるシステムで本作のキモ。装備アイテムのリングルをポケモンに持たせ、それにラピスをはめる事で力を発揮する。 --リングルにはいくつか穴が開いており、その数だけラピスをセットできる。セット数が上限に達した状態で新たにラピスをはめたい場合、セット済みの物に上書きする必要がある。従来の装備品に相当する、特殊効果付きのリングルも数多く存在する。 ---ダンジョン内に落ちているリングルの中には既にラピスがはめられている物も存在する。また、リングルの穴は「くぼみのたま」でそのダンジョン中に限り増やすことも可能。 --ラピスはダンジョン内に落ちている。入手したダンジョン内でのみ効果を発揮し、ダンジョンを出ると消滅する。リングルにはめずにドーピングアイテムとして使用する事も可能で、その冒険中に限り能力がアップする。 --ラピスが落ちている部屋に入るとラピスの上に数字が表示され、その数字分ターンが経過すると破片になってしまう。破片は一定数集めるといずれかのラピスに復元される。 --ダンジョンではラピス対策としてラピス変換or消去のワナが登場。 -覚醒とメガシンカ --リングルに「覚醒ラピス」をはめる事で発動。覚醒状態になり、正面からの攻撃が無効になる。 --本作発売時点でメガシンカできるポケモンはメガシンカ(複数の形態持ちはどちらになるかランダム)して大幅にパワーアップ、壁も掘れるようになる。 --ターン経過で解除され、同時に覚醒ラピスが失われる。その際、メガシンカしていたポケモンは一定時間操作を受け付けない暴走状態になってしまう。 -レンケイ --『探検隊』までの「連結」+『マグナゲート』の「みんなでアタック」といった位置づけの要素。 --Rボタンを押すと発動する技の選択に入り、選択後Rボタンor下画面のアイコンをタッチで発動。チームで相手ポケモンを取り囲み、連続して技をお見舞いする。 --全員のおなかを消費するが、レンケイで出した技は無効を含む不利なタイプ相性を無視してダメージを与えられる。 --状態異常中や、リーダーと一定以上離れている味方はレンケイに参加できず、使用する際には敵ポケモンを取り囲めるスペースが必要。 --後半の敵もこれを使ってくることがあるので、複数の敵が存在する場面では注意する必要がある。 -超やる気 --中盤以降、朝礼後に全仲間の中からランダムで3匹のポケモンが「超やる気」状態になる事がある。 --超やる気状態のポケモンはその日の冒険で得られる経験値が大幅に上がる(通常2倍、条件次第で3倍or6倍)。 //--超やる気状態のポケモンはその日の冒険で得られる経験値が大幅に上がる。更に超やる気状態のポケモンだけで冒険すると、控えのメンバーにも経験値が入る。 //↑経験値については前作同様、CONNECTED済みの仲間全員に常に1倍の経験値が入ります。超やる気は関連無し。(2015/1/11) --また、超やる気になったポケモン3匹で自動的にチームプリセット「超やる気チーム」枠が更新されるため、スムーズに冒険に出ることが出来る。 -仲間や敵ポケモンを押せるようになった --前者は方向キー、後者はBボタンを押しながら方向キー。従来の仲間との位置入れ替えは、Bボタンを押しながら方向キーに変更。 --モンスターハウスに足を踏み入れた際、仲間ごと通路に退避する時などに使える。おなかを消費するため使いすぎには注意。 -回復アイテムの使用タイミング任意化 --過去作では倒れると自動で「ふっかつのタネ」などが発動したが、今作では発動タイミングで「○○に××を使用しますか?」という確認が入るようになった。これによりお荷物状態の低レベルポケモンを一旦倒れたままで放置し、目的達成後に復活アイテムで復活させる……という戦法が可能になった。 --HPが赤ゲージまで減ると、HP回復アイテムを使用するか確認されるようになった。 -すばやさの導入 --技の命中率に関わる。これによって新たな問題が発生してしまった(賛否両論点にて記述)。 **評価点 -笑いあり、涙ありの壮大なストーリー --明るくコミカル、学園モノっぽい雰囲気の序盤、新天地に辿り着きワクワク感に溢れる一方少しずつ世界の危機に向けて加速していく中盤、シリアス感満載かつ怒涛の展開を見せる終盤と飽きが来ない。 --終盤の展開は絶望する事間違いなし。そしてEDは「またいつものパターンだろう」と思っていたプレイヤーを驚かせた。 -ストーリーを盛り上げる個性豊かなキャラクター達 --デンリュウ団長をはじめとした調査団メンバー、ニャスパー、コノハナといったポケモンは今作で株を上げた。 ---中でもニャスパーはおだやか村の学校メンバーの中でも出番が多く、その可愛さや優秀な活躍ぶりから特に評判が良い。登場時期が早いため調査団メンバー以上に活躍の機会があり、本作の最優良NPCという声も多い。 //少しでもキャラDISにならない表現に近づけたほうが良いかと思います。(2016/1/11) --パートナーも従来とはまた違ったキャラ付けであり、主人公をグイグイ引っ張っていく。序盤こそ協調性に欠ける問題児な部分が目立つものの、物語を通しての成長と、過去作以上に主人公との関わりが深い事から、まさにもう一人の主人公と言える。♂口調・♀口調ともに相棒兼ヒロインとして存分に活躍する点も印象深い。 -シリーズ通しての長所である良質なBGMは今作でも健在 --中でも「パートナーのテーマ」はラスボス戦を始めとした様々な所でアレンジされて使われており、本作を象徴する曲となっている。 --毎度おなじみのボスバトルBGMは3種類のアレンジがあり、マンネリ感を防いでいる。 --物語の途中で拠点が変わると、拠点BGMが穏やかで優しい雰囲気から、明るく賑やかな物へと変わり、ワクワク感を盛り上げる。 --ラスボス前半戦は重く絶望感のあるシリアスな曲調。それがイベントシーンを経て後半戦に入ると、困難に諦めず立ち向かう主人公とパートナーの心情を表現した勇ましい曲調に。負ける気がしないBGMとして好評。 -前作の不満点改善 --中でも、本作発売時点で公開されていたフシギダネ~フーパまでの720匹全てが登場するのは大きい。 --発売前の早い段階で告知されており、開発側も前作の欠点を認識していたと見て取れる。 --主人公&パートナー候補の少なさ、おなかの抹消、ダンジョンの視界の狭さなど、その他の欠点も概ね改善。 //---通常攻撃のダメージが5で固定など相変わらずな部分もあるが。 //↑この「ダメージ5」は賛否両論点かと思います。要検討ですね。(2016/1/11) -ファンサービス --過去作に登場したと思わしきポケモン達が多数登場。未プレイでも気にならず、シリーズファンならニヤリとできる絶妙な匙加減。 ---あるポケモンに至ってはシナリオで登場した通常色に加えて色違いの個体もいる。スタッフGJ。 --ジュークボックスに過去作の曲が選りすぐりで収録されている。堪能しよう。 -ルチャブルのわざかくトウーッ!! --従来の技思いだしポジションだが、今作では通常特性が2つあるポケモンの特性も変更可能。使いにくい特性に悩まされる事が減った。 ---隠れ特性((主に配信限定のポケモンが持つ、通常プレイでは入手不可能な特性のこと))は残念ながら未実装。 --クリア後は『ORAS』の教え技を有料で教えてくれる。中でも強力な部屋技である「ねっぷう」「だいちのちから」が使えるポケモンは戦力が大幅にアップした。 -主人公、パートナー候補の特別な初期技 --全員何かしらの特別技を覚えており、難易度の高い本作において攻略の手助けとなる。 -大技へのテコ入れ --ローグライクと言うジャンル上、PPの少ない大技は敬遠され、ダンジョン探索に優れた低威力高PPの技が優先して採用される傾向にあった。 --技にもよるが、攻撃範囲が広がるなどして使いやすさが改善されたものもあり、大技を採用する意義も出てきた。 -チームを複数登録しておけるようになった。 --これ自体は評価点なのだが、後述の問題点により薄れてしまっているのが残念。 -ダンジョン内限定ドーピングアイテムの充実 --「ダンジョンから出ると効果が消える」という制約つきで、各種ドーピングアイテムがダンジョン内で豊富に入手できる。 --具体的には通常回復アイテムであるオレンの実に「HP満タン時に最大HP+10、最大HP100未満のときは無条件で最大HP+10」という効果が付加されたり、不要なラピスを「つかう」ことで対応するステータスが+2される。 **賛否両論点 -過去作に比べて難しめの難易度。プレイヤーによって賛否が分かれる所である。歴代最高難易度という評も多い。 --シナリオではゴリ押しが効きにくく、積極的な殴り合いよりも各消費アイテムおよびレンケイをフル活用してクリアすることを前提にしているフシがある。 --敵からの取得経験値が低めで、クリアレベルも25程度と強力な技を覚えてないころ。 --ストーリー中に目的地が決定すると、他のダンジョンに向かうことが出来ない。レベル上げ自体はペリッパー島で可能だが、上述の通り素の取得経験値が少なく、経験値が増える超やる気が発生しない。つながりリンクの依頼も消化できない為仲間を増やすことも出来ない。 ---過去作ではシナリオ進行に関わるダンジョンを後回しできたのと違って、シナリオ中の寄り道ができないため、レベルを上げてのごり押しも難しい。 ---こちらのポケモンは基本的にHPが低く、前述のオレンの実でドーピングをしても、2,3発の攻撃で倒される事は珍しくない。中盤以降のダンジョンでは即死もありうる。 --敵の行動が賢くなっており、遠距離技・能力変化技持ちはこちらが射程内にいるとそれらを積極的に使用してくる。前者は対抗手段がないと一方的に殺されることも珍しくなく、後者はただただテンポが悪い。 ---そうしたAIの結果、他のローグライクゲームで敵を引き寄せるために使う「素振り」が意味をなさないものに。 ---これは味方も同じで、遠距離技がある場合、過去作と比べ積極的に援護してくれるようになった。敵に対抗するための遠距離技・部屋技の重要度は過去作以上に高い。 --前作から引き続き通常攻撃のダメージは5固定。レベルを上げて物理で殴れた過去作よりも技PP管理がシビアである。そうしたシステムのためPP回復アイテムの出現率はかなり高い。 --ゴリ押しがしにくいため、リングルとラピスを始めとしたアイテムの重要度が高い。不要なラピスやオレンの実を使ってのドーピングも大切。 --全体的に技が外れやすい。技成長システムの仕様上、素の性能があまり高くない事や、素早さが技の命中率に関わっているのが原因。 ---特に序盤は命中重視の技でも体感できる程に技を外す。このため肝心な時に技を外してピンチになる事が日常茶飯事でストレスを感じる要因となる。ラピスや消費アイテムによってフォローできないこともないが。 -纏めると、過去作と同じ感覚でプレイすると間違いなく苦戦するが、アイテムやレンケイをしっかり使う事で渡り合えるバランスに仕上がっている。 #region(シナリオ中の強敵一例) -''ボーマンダ'' --''本作屈指の初見殺し''。仲間になる依頼を序盤から受けられるのだが、順当に成長した主人公を一撃死させる凶悪さを持つ。依頼の難易度と過去作のパッとしないイメージに騙されたプレイヤーの多くを返り討ちにした。倒して仲間入りするとレベル50(主人公側は順当ならレベル10前後)という破格のスペックでプレイヤーを二度驚かせる。 -''エレザード'' --序盤で登場し、高威力かつ急所に当たりやすい部屋技「かまいたち」でこちらの命を刈り取る。近づいても高威力の「かみなり」、HP吸収の「パラボラチャージ」と隙がない。特性「かんそうはだ」も合わさり、水タイプ主人公、パートナーにとっては天敵となる。 -''フワライド'' --探検隊の悪夢再び。特性がどちらか片方となった事や、ゆうばくの仕様変更で少しは倒しやすくなっている。とはいえ、かるわざからの「あやしいかぜ」「ちいさくなる」は相変わらず脅威。 -''メタモン'' --本作ではアイテムに化けており、取ろうとすると姿を現して変身する。その際、変身対象を除いたこちら側の全員を混乱させる凶悪なポケモンと化した。 -''シードラ'' --範囲が「10マス先、貫通」と化したハイドロポンプで複数匹を葬るスナイパー。ゲストポケモンが倒されるとキングドラに進化するオマケ付き。 #endregion **問題点 -好きな時に冒険に連れて行けない「シャッター」システム(シナリオ編限定) --不定期に「ポケモンにも都合がある」とのことで、ポケモンの顔アイコンにシャッターが下りている事があり、この場合冒険に連れて行くことができない。 --好きなポケモンを使いたいプレイヤーは多く、せっかくのポケモン全種使用できるという評価点に水を差してしまっている。 --製作陣からのマンネリ防止の意図が悪い意味で伝わってくるシステム。色々なポケモンを「使える」のと「使うことを強いられる」のでは全く意味が違う。ぺリッパー島ではシャッターシステムが存在しないため『使い分けろ』ということかと思うが、それにしてもひどい。 --プレイヤーからは、アイコンの見た目から「閉店ガラガラ」などと呼ばれ、本作の中で特に非難される要素となってしまった。 --やり方次第で序盤から高レベルの進化後ポケモンが加入するため、それらを使った過度なパワープレイの防止策とも取れる。それでもあんまりだが。 -シナリオの展開について。概ね好評価なのだが、一部指摘もある。 --おだやか村の子供たちや調査団の面々は皆キャラが立っており人気があるため、彼らとの交流をもう少し描いてほしかったという声も。 ---ニャスパーなど一部キャラクターに活躍が集まっており、そうでもないキャラクターは出番が多くなくなっている。 --序盤はおだやか村、中盤以降は調査団とストーリーが分かれているせいもあり、終盤のシナリオがやや駆け足気味。 --公式サイトでは5つの大陸全てが冒険の舞台になるかのような触れ込みだが、これには語弊がある。 ---シナリオ中で行くことになる場所のほとんどは主人公たちの拠点がある水の大陸内。他の大陸は1つを少し訪れるだけ。 --クリア後の後日談シナリオがダンジョン3つ分と短く、すぐに終わってしまう。そしてそのダンジョンはシナリオで訪れていない大陸3つに点在している。 -中断機能の削除 --通常ダンジョンは「きろくそうち」があるので問題にはならないが、アイテム持ち込み不可かつ長丁場のレベルリセットダンジョンでは攻略の障害となる。携帯機の強みを殺してしまっている。 -主人公、パートナー候補の人選 --過去作にはイーブイなど御三家以外の枠が多く設けられており、それらを期待していたプレイヤーには残念な結果に。使いたければ仲間にして使うしかない。 ---現在のポケモンは御三家だけでも18匹になってしまうため、仕方のない部分でもある。 -救済措置過多によるヌルゲー化 --上述の通り難しさが前面に出ている分、救済措置がとても多い。それら最大限活用すると歴代でも随一のヌルゲー化する。 ---シナリオで倒れたらセルフ救助可能&アイテムをシナリオに送り放題なぺリッパー島。 ---『シレン』シリーズで言う「モンスターの壷」と同等扱いの、特別な第4メンバー「フーパ」。本人が強い上に増援を呼び出すことができる。ただし、ストーリーでは実質使えない場面が多い。ストーリー外の探索でならクリア前でも利用できる。 ---極めつけは「なかまふっかつ」のラピス。リーダー以外が倒れると『ふっかつのたね』と同じ効果が“何度でも”発動する。凶悪なボスに一撃死しながら何度も立ち上がる姿はさながらゾンビのよう。出現率は低いが、むちゃくちゃもいいところな性能である。 **総評 シリーズ集大成という言葉に相応しく、シナリオをはじめとした様々な面でボリュームアップ。~ 前作『マグナゲート』での欠点も概ね改善されており、急落したであろうポケダンシリーズファンからの信頼を無事回復させることに成功した。~ 欠点もあるにはあるが、ただ一点「好きなポケモンを好きな時に連れて行けない要素」を除けば評価点で十分補える程度のものであり~ それだけにこの大きすぎる欠点さえ無ければ、と惜しむ声は多い。~ //(『冒険団』を除いた)シリーズ内におけるファンからの評価は概ね『マグナゲート』超えは確実、~ //『救助隊』や『時・闇』に匹敵あるいはそれ以上だが、シリーズ最高傑作と名高い『空』には残念ながら及ばない、といった所。 **余談 -2015年11月27日より、番外編と称したスペシャルエピソードがポケモン公式YouTubeチャンネルで公開されている。 --従来のアニメの様なものでもなく、ゲーム中のCGが使われたものとなっている。ニンテンドーeショップでは公開されていないので注意。 -本作は『冒険団』を除いたポケダンシリーズで特別アニメーションが作られていない唯一の作品となっている。 -チョボマキ「えぇ~!? 進化ってあの!?」→パートナー「もしかして&bold(){エッチな!?}」はある意味有名である。 --その後、ヤンチャムがパートナーの発言を否定し、放った発言が「進化ってのはな&bold(){でかく}なるんだ。」である(これは恐らく偶然だとは思うが……)。CERO:A判定って何なんだ。 --パートナーはそれ以外にも「暑くてなんかこう&bold(){ムラムラ}するよね。」と真顔で発言する。当然仲間からツッコミが入ることに。%%確かにターゲット層である最近の子供の下ネタも最近はこんな露骨な感じではあるのだが、せめてもう少しぼかしてくれてもよかったのでは……%% -本作では敵ポケモンの行動や技の効果に、他の不思議のダンジョンシリーズを思わせる要素がいくつか存在している。 --ヌケニン(シレンシリーズのぼうれい武者+タベラレルー)、さいみんじゅつ(一度受けた状態で更に受けると操られてしまう)など。