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*LocoRoco 【ろころこ】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000BN981I)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売・開発元|ソニー・コンピュータエンタテインメント|~| |発売日|2006年7月13日|~| |定価|4,800円|~| |判定|なし|~| |ポイント|気になるボリューム不足&br()難易度の低さ&br()BGM・キャラクターなどはおおむね好評|~| **概要 2006年にSCEより発売されたPSP用アクションゲームソフト。発売も開発も全てSCEが担当。 -PSPのキラータイトルとしてSCEがかなりの巨額の広告費をかけて大々的に宣伝を行った。 --しかし実際の売り上げは乏しく、初週売上は3万2634本であった。(累計では154,816本まで伸びた) -そのほかある時期が来ると期間限定で無料のスペシャルステージが配信されるなど、ソニーは本作に対して相当力を入れまくっていたようだ。 **評価点 -独特な世界観 --まずパッと目にするのはその平和すぎる世界観である。本作の敵であるモジャ軍団が襲って来たにもかかわらず、特にこれといったことはなく物語が非常にのんびりとしている。 --取扱説明書のキャラクター紹介でも単純な設定しかついておらず、侵略しに来た理由も設定されていない。 --また、このゲームの言語は「ロコロコ語」という架空の言語である。わかりやすくいうとアニメ「ピングー」で使われる「ピングー語」とよく似たものである。 -中毒性のあるBGM --ゲームステージに流れるBGM及びキャラクターソングには全て上記のロコロコ語による歌詞が付けられえている。 --特にキャラクターソングの一つである「ロコロコのうた(イエロー・バージョン)」はオリコン初登場にて33位を獲得している。 --ロコロコはステージを進めるにつれて使える種類が増えていが、全て違う歌を歌うようになっている。 -豊富なギミック --ステージ中には様々なギミックが用意されており、眺めているだけでも楽しめる。 **問題点 -ボリュームが少ない。 --収納されているステージは全50個。一見多いように見えるが1ステージの平均時間は5~10分程であり、4時間もあればあっという間にクリアできてしまう。 --各ステージにおいてロコロコを20匹集めたり、「ムイムイ」という生物を3体集めるなどのやりこみ要素はある。 -難易度が低い。 --ロコロコにダメージを与える「トゲ」やモジャといった厄介なキャラはいるものの、全体的な難易度は他のアクションゲームと比べても低い方である。 -操作性が悪い。 --基本的にLとRボタンで地面を傾けて操作するだけなので精密な操作が難しく、思ったとおりに操作できない。 -自分で好きなステージを作ることができる「ロコエディタ」の自由度が低すぎる。 --一部のパーツについては使用制限が付いており、オリジナルなステージを作ることが難しい --また、他のミニゲームが後に「2」等に引き続き登場したのにもかかわらず、「ロコエディタ」は継承されなかった。(本システムがミニゲームの一つであると考えると唯一継承されなかったミニゲームとなる。) 上記の難易度の低さ、そしてボリュームの少なさが本作の評価を大きく落としていると思われる。 **余談 -後に本作はシリーズ化され、2007年には新作タイトルとしてPS3専用ゲーム『おいでよロコロコ!! BuuBuu Cocoreccho!』が2007年9月21日にPLAYSTATION Storeで配信された。価格は800円。 -さらに同年12月4日にて続編の『LocoRoco2』が発売された。本作の問題点を大幅に改良しており、高い難易度を持つステージが次々登場した。 --2009年11月1日にはPSP専用ソフトとして『ロコロコ ミッドナイトカーニバル』が配信された。こちらは2よりも難易度が上昇しており、より高いテクニックが必要となる。