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パックマンバトルロイヤル - (2015/11/28 (土) 22:06:59) の編集履歴(バックアップ)


パックマンバトルロイヤル

【ぱっくまんばとるろいやる】

ジャンル ドットイートアクション
対応機種 アーケード
発売元 バンダイナムコゲームス
稼動開始日 2011年3月
プレイ人数 1~4人
判定 なし
ポイント よみがえっただけのドットイート
パックマンシリーズリンク


概要

世界的大ヒットを飛ばした『パックマン』の生誕30周年記念として誕生したアーケードゲーム。4人対戦が可能。
専用筐体は4つレバーとボタンが取り付けられており、モニターはテーブル筐体のように平面で、省スペース化を図っている。

システム

基本的なシステムはパックマンと同じである。以下、相違点。

  • 四人同時対戦プレイ可能。
    • 道中に押しているパワーエサを取得するとパックマンが巨大化。モンスターを食べられるだけでなく、対戦相手のパックマンを捕食する事も出来る。捕食されたパックマンは退場する。
      • 巨大化したパックマンは通常のパックマンよりも移動速度に優れる。
    • パックマンは互いに干渉し、パワーエサを取得していない状態で接触するとお互いにはじきあう。
      • これでモンスターにぶつけて相手を倒す方法も。
      • 巨大化したパックマン同士でも干渉し反発しあう。
    • 全てのエサを食べ終わると画面内に新たにエサとパワーエサが配置される。

難点

  • プレイヤーのプレイ意欲に結びつき難いシステムの古さと単調さ
    • 内容自体は過去作のゲームシステムにほんの少しの追加要素を足しただけであり、本質的には30年以上も前の古いゲームであることには変わりない。
    • システム自体が今となっては単調すぎるゆえに、過去に作品を遊んだことのあるゲーマーにとってもプレイ意欲に結びつくとは言いがたく、パックマンシリーズをある程度知っている、あるいは全く知らない新規層にとっても訴求力が低いといわざるを得ない。
      更に遊ぶためにゲーセンに行く必要があり、売りである複数人同時対戦も一緒に遊ぶ人がいなければならないという条件も重なって、メーカーが期待するほどの売り上げには繋がらなかった。

総評

パックマンと言う単純明快なシステムと、誰でも知ってるゲームを発展させて4人対戦させようと言うアイデアは悪くないと言える。妨害手段も豊富で、非常にシンプルなルールながらも、勝ち残るための戦略を組み立てるだけの駆け引きは十二分に存在している。数人でプレイすればそれなりに盛り上がるだろう。
だが、20年以上も前の根本的に古いシステムのアーケードゲームをそのままゲーセン向けにリリースするという需要面への考慮のなさには疑問を抱かざるをえない。これならいっそ低価格販売、PSPのアドホック対戦可能などの方が売り上げや出回り、話題性も期待できたのではないだろうか。

余談

  • オペレーターに優しくない筐体仕様
    • 専用筐体必須のゲームだが、縦2m横89cm奥行き1m89cm。重量は130kgにも及ぶ。
    • 規模の大きいゲームコーナー等に行けば目にする事ができるためそういう印象を受けないが、バンダイナムコの予想を大幅に下回る数しか出なかったらしい。