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WECル・マン24 - (2011/07/20 (水) 16:05:38) の編集履歴(バックアップ)


WECル・マン24

【だぶりゅーいーしーるまんにじゅうよん】

ジャンル レーシング
対応機種 アーケード
発売元 コナミ
開発元 コアランドテクノロジー
稼働開始日 1986年
ポイント ドリフト走行

概要

  • 擬似3Dレーシングゲーム。おそらくアウトランに対抗するために生み出されたと思われる。
  • タイトルのル・マン24はフランスのル・マンで行われる24時間耐久レースのこと。
    • 24時間でどれだけ周回できるかと言うレースだが、本作のゲーム内容とはまったく噛み合っていない。

システム

  • プレイヤーはハンドル・ギア・アクセル・ブレーキのみの単純な操作系統で進めていく。
    • コースを規定タイム内に5週する事でクリアとなる。
    • 専用筐体は三種類あるが、内一つが遊園地の遊具「コーヒーカップ」に良く似ており、プレイヤーがハンドルをきるたびにコーヒーカップがぐるぐると左右に回る。

評価点

  • 楽曲はかっこよく、特にサウンドトラックで出たGalaxian Expressのアレンジ版は海外で高い評価を受ける。
  • グラフィックも丁寧に描かれている。

短所

  • このゲーム、ドリフトすると速度が上昇すると言う不思議な仕様のため、直線では直線ドリフトを多様する事で早く移動する事ができる。
    • そのため、攻略を意識すると始終スキール音が鳴り響く耳障りなゲームになる。
    • ドリフト走行を使用しないと時間はまず間に合わない。
  • 代わり映えのしないコースを5週するだけと言うシンプルさで、ボリュームに欠ける。
    • ボリュームが無く、楽曲及びグラフィックの優位性でセガと勝負と言う方向性はOver Driveに良く似ている。

総評

コーヒーカップ筐体以外特徴が無く、ボリュームも無いレーシングゲームの有象無象。だが、このゲームそれなりに名が知れている。と言うのも、本作のポスターに使用されたKONAMIの名前とロゴの入ったレーシングカーの写真がなかなか格好よく、更にその車が実在したというエピソードと、何より高い難易度とコーヒーカップという部分が、80年代末期のバブル経済を連想させるからかもしれない。
なお、後年(おそらく)対抗作のアウトランを出したセガから、ル・マン24と言うゲームが出ている。本作に何か思う事があったのかと疑念を抱かせるが、実際は本作を意識したような部分はまったく無い。