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【えるしゃだい あせんしょん おぶ ざ めたとろん】
遥か昔、天使は人間を羨んだ。
ヒトという種が始まった頃。
神はこの未熟な生き物の進む先を案じ、グリゴリ天使団に地上界の監視を命じた。
グリゴリの天使たちは長い間地上界を観察し続けるうち、ヒトに対する憧れを強めていった。そしてついに神の手を離れ堕天という禁忌を犯す。
これに激怒したエルダー評議会は大洪水で地上界を一掃する計画を決定する。
しかし、評議会書記官のイーノックはこれに反対し、調停役として堕天に成功した堕天使7人の捕縛のため、地上界へと旅立つ。
聖書偽典「エノク書」をモチーフとしたストーリーの元に展開される3Dアクションゲーム。
タイトルの『エルシャダイ』とは「全能の神」を意味するヘブライ語であり、副題の『アセンション オブ ザ メタトロン』は「メタトロンの昇天」を意味する。
プレイヤーは天界から遣わされた人間「イーノック」を操作し、大天使「ルシフェル」たちののサポートを受けつつ、堕天使たちが支配する「タワー」を攻略。
堕天使のもたらす天界の知恵によって過剰な進化を遂げる人間と、堕天使と人間のハーフであり災害をもたらしうる「ネフィリム」を、堕天使の捕縛によって救済するために戦う。
アクション部分はPVで示された通り、攻撃されるごとに破壊されていく防具に気を配りつつ、相手の武器を上手く奪い、汚れが溜まったら浄化し、バトルを優位に進めていくものとなっている。
発売前に公開されたPVがインターネットミームになり(詳細は余談を参照)、それとは別にディレクターの竹安佐和記氏を始め『大神』や『デビルメイクライ』の開発に関わったスタッフが制作の中心となっている点でも期待は高かった。
+ | 神の武器の詳細 |
+ | 長いので格納だ 開いてみるといい |
操作性
ゲームバランス
グラフィック
バグの少なさ
音楽・サウンド関連
設定・ストーリーの評価点
カメラワーク
ゲームの流れ
ストーリー
+ | 曖昧なゲーム中説明の一例(ネタバレ) |
+ | 終盤戦の内容(ネタバレ) |
内容のボリューム
カメラ周りの不便さやシナリオの説明不足など問題は多く見られるが、アクションゲームとしての体裁は整っており、ちゃんと評価できる部分もある。
ストーリーや爽快なアクションを期待すればガッカリゲーになるが、それ以外の点は取り立てて優れていないというだけで普通のアクションゲームである。
スタッフが狙って入れた要素がことごとく空回りしているという形であり、色々な意味で「惜しい」ゲーム。
「つまらなくはないが、値段相応でもない」という意見も多いことは、本作がゲームとしてある程度の質を有していることを示しているとも言えよう。
発売前にあまりにも盛り上がり過ぎたことで期待値だけがやたらに高かったことが本作の不幸…かもしれない。
+ | 堕天使・アルマロス戦BGM「予感」 |
+ | 公式PV |