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アルペンスキー - (2016/11/01 (火) 12:47:26) の編集履歴(バックアップ)


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依頼内容は「ゲーム評価」の追記です。
2016年11月8日までに改善されない場合は削除対応します。


アルペンスキー

【あるぺんすきー】

ジャンル スキー(スポーツレース)
対応機種 アーケード
発売・開発元 タイトー
稼動開始日 1982年
判定 なし
ポイント 2D視線スキーゲーム
操作のクセに慣れないとクリアは厳しい

概要

  • 1982年にタイトーからアーケードにリリースされた完全2D縦視線のスキーゲーム。メインステージは強制スクロールな為、実質はレースゲームともいえる。
  • 一人~二人交互プレイ可能、全3ステージのループ制。

特徴・操作及び基本ルール

  • レバー+1ボタン操作。主な操作方法は、レバーにてスキーヤーの左右移動調整、ボタンは加速に使用する。但し、ステージ3だけは操作が違う(詳細は下記にて)。
    • このゲームはスキーヤーが操作対象であり、左右移動させるとスキー板のエッジを効かせて地面の雪を切るモーション(隙発生)をするために、それをわきまえないと思い通りの操作がし辛い。
    • ステージ開始直後にボタンを押せば走行してスキー開始(ボタンを押さないとゲームが進行せず制限時間だけが過ぎていく)。
    • 走行中にボタンを軽く押せば少しの間だけ加速し、押しっぱなしにすれば加速し続ける。
  • このゲームの大まかな目標は、ステージ1~2においては、2分間の制限時間以内にゴール地点までたどり着けるのかがクリア条件となる。ステージ3に関しては下記にて。
    • ステージ内に設置されている岩や林、もしくはプレイヤーとは別に行動している他スキーヤーや滑走機に自スキーヤーが触れるとミスとなり、ペナルティとして制限時間が10秒減らされた状態でその場からの再開となる。
    • 地面にときおり氷の道があり、それに触れると自スキーヤーがスリップして一定時間身動きがとれなくなってしまう。氷付近に障害物などが設置されていると、ほぼ間違いなくミス確定なので注意。
    • ステージ2には旗が設置されており、これに自スキーヤーが触れてしまうと、100点の減点ペナルティがある(これ自体はタイムには影響なし)。
    • スコアアイテムのようなものとして、数字が表示されている地点が点在しており、これに触れれば数値分のスコアボーナスが入る。
    • ステージをクリアすると、20秒のタイムボーナスが加算され次のステージに進む。
    • 制限時間が0になるとゲームオーバーだが、特定スコアを満たすと制限時間が切れても2分の状態で再スタートが可能(いわゆるスコアエクステンド)。エクステンドの回数分の再開が可能だが、再開する度に時間の減り方が激しくなってくるという仕様がある。
      • つまり、再開ごとに見た目のタイムの価値が下がるため、タイムボーナスの価値が下がり、ミス時もペナルティよりも純粋なタイムロスの方がずっと痛くなる。
  • ステージ3はボーナスステージであり、制限時間やクリアの概念は一切関係ない。このステージを終えれば難易度の上がった状態でステージ1からの再開となる。
    • 他2ステージとは違い、このステージはスキージャンプが舞台となる。ジャンプ台にてタイミングよくボタンを押せば飛行距離に応じてスコアボーナスが入るが、押すタイミングを誤ると壮大に転倒してスコアは入らない。なお、台からジャンプした後にレバーにてスキーヤーを左右に動かせる。
    • もちろん、ボーナスステージなので、ジャンプ成功の有無に関わらず次のステージに進め、スコア関係以外でのペナルティはない。
  • スコアエクステンドなしの状態で制限時間が0になればゲームオーバー(コンティニューなし)。

特徴

  • このゲームは操作性が少々特殊であり、スキーを左右移動させる度に独特の隙が発生するのは上記の操作の項で述べた通り。よって、障害物などを先読みするような感じで避けないと衝突の連続に見舞われる可能性が極めて高い。まず、この辺をマスターしないと序盤からゲームオーバーという事態もあり得るだろう。
    • また、車のようにカーブを描くような曲がり方はこのゲームではできず、小回りのききにくい移動を余儀なくされるのは必至だと思われる。
    • スキーヤーのやられ判定がやけに大きく*1、軽く障害物にかすっただけでミスとなってしまうパターンも最初のうちは起こしがちである。
    • とはいえ、あまり極端な急ぎ足で進まず、ある程度の操作のクセに慣れた状態でステージに挑めば、一周クリア位ならさほど苦戦しないバランスに収まっている。スコアエクステンドの件もあり、意外と許容ミス回数は多めである。
  • すでに本作と同時期にはぼちぼちとレースゲームがリリースされているが、スキーを舞台としたゲームは異色であった模様。この頃のタイトーは、他では作らないようなゲームを多くリリースしていたといえるかもしれない。

総評

操作性が特殊であり、慣れないとクリアは難しいゲームになっている。
1982年当時はその特殊な操作というゲーム内容が一部のゲームマニアに受けていたようだ。

しかし、「制限時間内の(実質)走破距離を競う」「一定得点毎にエクステンドするが、エクステンド毎にタイムの減りが速くなって最終的にエクステンドが消費に追いつかなくなってゲームオーバーになる」同じタイトーの『スーパースピードレース』を踏襲した、つまり「スペースインベーダー」以前に主流だったゲーム性となっており、これは当時としてもかなり古臭いゲーム内容であった。
ノーミスでクリアし続ければ終わらない、というゲーム内容が主流だった当時にあって「ノーミスでも最後はタイム消費(見た目)2分でエクステンドに必要な得点が得られなくなりタイムが枯渇して終わる」というのが不評だったと言わざるを得ない。だからと言って残機制だと難しすぎ、ステージごとに合否判定をするノルマ制だと最後が無理ゲーになるか本当に終わらなくなるかのどちらかなので、調整が難しいゲーム性だったことは否めない。


家庭用移植

すべてオムニバスソフト、及びタイトー発売。

  • プレイステーション2にて2005年7月28日発売の『タイトーメモリーズ 上巻』、及びプレイステーション・ポータブルにて2006年1月5日に発売された『タイトーメモリーズポケット』に収録されている。