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PICTIONARY - (2015/05/10 (日) 14:53:28) の編集履歴(バックアップ)
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PICTIONARRY
【ぴくしょなりー】
ジャンル
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ミニゲーム集
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対応機種
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Nintendo Entertainment System (NES)
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発売元
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Ljn
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開発元
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Software Creations
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発売日
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1990年7月
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判定
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なし
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ポイント
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元は生かされず しょぼいミニゲームの集まり 原作通りのお絵かきゲームは修練が必須
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概要
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『ピクショナリー』とは、すごろくの一種。マスに到達すると、指示に従いカードを引く。カード内容に沿った絵を描きチームメイトに、一分以内にカード内容が何かを当ててもらうボードゲーム。
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カードの内容は様々。絵心と表現力、チームメイトとの呼吸が要求されるが、時間内に必死になって描く「それっぽくない絵」でより盛り上がるパーティーゲームである。
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本作はなぜかそんなボードゲームをビデオゲーム化したもの。
システム
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ゲームは"REGULAR GAME"と"ALTERNATIVE GAME"の二つに分かれる。。
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どちらも基本システムはすごろくで、ダイスを振って駒を動かしていく。
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最大5チームまでプレイ可能。
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"REGULAR GAME"は本作のメイン。
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マスに到達するとミニゲームが開始される。画面が左右に分割され、左画面でミニゲームが行われる。右画面には表示される絵があるのだが、6×8=48枚の黒いボードで覆われプレイ開始時は何も見えない。ノルマをこなしていくとボードが開かれ、絵が少しずつ表示されていく。ゲームには全て制限時間があり、ミスすると時間が減っていく。
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ミニゲームは四種類。
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The Warehouse Shuffle:配達員が左から右へ荷物を運んでいく。邪魔する物体が宙を飛んでおり、これをかわしながら運ぶ。
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Leapin' Energy Capsules!:宇宙飛行士が突如現れる青いボールを収集していく。台座の上に現れた場合、ジャンプして取りに行く。台座と台座の間には物体が飛び跳ねており、これを避けつつ取に行く。
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Four Alarm Rescue:消防士が火事となったビルから、人々を救出するゲーム。人々はビルから飛び降りてくるので、それをマットで拾う。
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Attack of the Paint Zombies:上下の反転したインベーダーゲーム。動きもインベーダーと同じ。ただし防壁はない。
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ミニゲームの制限時間が終わると、表示された絵が何か当てるモードとなる。制限時間内に当てると、チームの順番が続く。失敗すると次のチームへ順番が移る。
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最終的にゴールに早く到達したチームの勝ちになる。
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"ALTERNATIVE GAME"は原作のボードゲーム近いシステム。
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ゲーム上で絵を描き、当ててもらう。自分のチームが当てると続けてできるが、他のチームが当てると順番が交代する。
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他に、"ALTERNATIVE GAME"の練習のため、"DRAWIMG PRACTIC"というお絵かきモードがある。
問題点
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単純にミニゲームがつまらない。
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順番にゲームをする構成になっているので、1プレイを短くする必要があったのだろうが、淡泊すぎてプレイしても見ててもそう面白くないもの。
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しかも種類はわずか四つ。半分ほど進めば、ほぼ全てのゲームを経験できる。
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順番待ちがつらい。
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ミニゲームは長いと1分半以上ある。さらに回答制限時間が45秒。見てても面白くもないので、他のチームは待つのがつらくなってくる。
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用意されてる絵に限りがあるため、何度もやっていると見慣れたものばかりになってしまい、正当が簡単になってくる。すると他のチームは、いつまで経っても順番が回ってこない事に。
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"ALTERNATIVE GAME"の描画ツールが、あまりよくない。
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かなり使いづらく思った通りの絵を描けるようになるには、相当慣れが必要。慣れてないプレイヤーだと思い通りの絵をなかなか描けず、問題が問題として成立しない。
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まともにできても、原作のようなテーマ指定がない等の理由から、原作よりはるかにつまらない。
評価点
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BGMがよい。特にオープニングは、ボードゲームに使うのが惜しいほど。
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BGMをソルスティスなどで有名なTim Follinが手がけている。
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デザインやコマの動きなど、グラフィックは悪くない。
総評
ボードゲームとしても、純粋なゲームとしても、つまらない。
そもそも素早く絵を描くという要素を持つボードゲームを、どうしてファミコンで実現しようと思ったのか。原作のシステムに近い"ALTERNATIVE GAME"は、ツールの悪さからまともにプレイできるようになるまで、かなり練習が必要となる。使いこなせてもゲーム性が乏しいため、やはりつまらない。一方、独自システムの"REGULAR GAME"の方は、ミニゲームが単純で種類も少ないため、面白みがない。
本作をやるくらいなら、素直に原作のボードゲームをやった方がいいだろう。
Ljn製作ゲームの多くが「原作つき」「原作を上手く生かせていない」事を考えると、本作もLjnらしい一作だと言える。