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どきどきすいこでん - (2012/01/03 (火) 11:38:11) の編集履歴(バックアップ)
どきどきすいこでん
【どきどきすいこでん】
ジャンル
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どきどきコスプレ・シミュレーション(ADV+SLG)
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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発売元
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アイレムソフトウェアエンジニアリング
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開発元
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イングローブ
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発売日
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2011年5月12日
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定価
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6,090円(税込)
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レーティング
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CERO:D(17歳以上対象)
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備考
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ダウンロード版:4,800円/2011年12月20日配信終了
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概要
アイレムのWebサイトにて毎年4月1日に実施されているエイプリルフール企画にて、2001年に架空のギャルゲーとして『どきどきすいこでん ~ふりむいて! わたしがいるよ~』が発表された。
ウソの企画であるにも関わらず凝った紹介サイトが作られ、
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(ネタ元である『水滸伝』になぞらえて)108人もの様々な属性を持ったヒロインが、全て異なる声優のフルボイスで登場する。
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イベントシーンは全てにムービーがあり、CG枚数は1万枚。
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好感度がゲージとして表示され、それを「愛の大波動」として放つ斬新な告白システム。「パワー」「コンボ」「破壊力」など、恋愛シミュレーションとは思えない説明がされている。
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5万円近い値段の超豪華限定版。巨大なパッケージに各キャラの等身大フィギュアやボイス入り目覚まし時計などが封入されている。
といった妙な壮大さが大きな反響を呼び、その後のエイプリルフール企画に使われたりファンの二次創作が行われたりした。
このような作品が、10年経ってまさかの実際に商品化されることが発表され期待されていたが…。
ストーリー(公式サイトより引用)
4月ー。
幼い頃に住んでいた街に引越してきた主人公。
新しく通うことになった梁山学園で、ちょっと変わった女の子・ハイゼル祐子や幼馴染の小川五月、真面目な江口礼たちと知り合う。
おりしも、梁山学園では「学園の七不思議」のうわさで持ちきり。新聞部部長のハイゼルにつきあって、「学園の七不思議」の調査を開始するが…。
特徴
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アイレム恒例のエイプリルフールのウソ企画が初めて実現した。
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ストーリーの間にシミュレーションパートである対決モードを挟む展開。
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対決モードではあらかじめセットしておく、持ち物袋(カードゲームで言うデッキ)から着せ替え装備やアイテムを使用する。
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勝利条件はリーダーがやられるか、チームの女の子キャラクター全員の服を全て破る事!
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女の子キャラクターの衣装を変えることで色々なスキルを使用できる。敵も同様で、服が破られれば服に備わっているスキルも使用不可能になる。
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リーダー撃破が一番手っ取り早いが、得られる経験値もドロップアイテムも少ない。つまり、破いて破いて破きまくれ!
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露骨な下着描写。
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対決シーンの立ち絵と一枚絵でブラジャーやパンティー丸出し。
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CEROの規制で「下着のように見える水着」という婉曲な表現はあったが、公式サイトから「下着」と断言したゲームは少ない。
賛否両論点
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エイプリルフール企画の際にあった、「108人ものヒロインがフルボイスで登場」「斬新な告白システム」などといった要素は全く再現されていない。
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メインとなるヒロインは10人足らず。登場人物を全部足しても108人には満たない。
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ウソ企画の頃のものを期待していた人はガッカリ。
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あくまでエイプリルフールの企画だから言えたことであり、現実的に考えて出来そうもないのは当たり前のことであるが、こういった要素は本来この作品の主軸だっただけに、せめて部分的にでも再現してほしかったと考えるプレイヤーは多い。
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リーダーに直接ダメージを与えるアイテムを敵が連続使用するので、それを理解して戦略を立てているといないでは難易度が全く違う。
問題点
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着せ替えがウリであるにも関わらず、対決モードではターンに縛られ自由に着替えが出来ない。
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初期衣装も変更できない。
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そのため、デフォルト服にいくつもスキルが付いている物語後半に仲間になるキャラが非常に使いやすい。
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それ以前に敵キャラの服を脱がして勝利しようが、リーダーをさっさと撃破して勝利しようが報酬が殆ど変わらないので、攻撃力の高いキャラ(ハイゼル・五月・ロザンナなど)を使った方が楽なのだが。
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アドベンチャーゲームに定番であるCGギャラリー、バックログ機能がない。
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2011年7月4日にバージョン1.1が配布され、キャラクター着せ替えや通信対戦が追加できる。
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物語も不出来で短い。
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2話と3話の収録順が逆で、のっけからストーリーが分からない。
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選択肢が出るがどれを選んでも結果は同じで、実は意味がない。プレイヤーの好きな部分をまさぐってくれ!
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真相や黒幕は最後まで放置。
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ラスボスが女性キャラ(着物)なのに服を破れないじゃないかッ!
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モブキャラ清里由羽の追加シナリオが配信される予定だったがお流れ状態。
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使用することに意味のないドロップアイテム「使用済みソックス」を売ることで装備の資金を稼ぐのだが、その説明もなくアイテム説明欄には「高値で売れるかも?」といういい加減な解説しかない。
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戦闘全般も動きがもっさりしている。そのためリーダー撃破の方針のほうが戦闘に時間を取られにくくなりまだストレスを感じない。
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仲間になるキャラは敵対した時はある程度のレベルがあるのに、仲間になるとLV1になっている。
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敵とのレベル差があると経験値の獲得量が増える、という救済措置はあるのだが正直めんどい。
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一枚絵と立ち絵で服装が異なるなど、グラフィック面もお世辞にも褒められた部分は無い。
総評
エイプリルフール企画が実現した記念すべき(?)ゲームではあるが、その当時の要素は微塵もなく、ゲームシステムも褒められたものではない。唯一のとりえは服が破れて下着全開の部分だろうか。追い討ちをかけるように、アイレムのゲーム事業縮小により本作が同社の実質的なオリジナル最終タイトルとなったが、有終の美を飾れたとはいい難い結果となった。
余談
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PSN個人情報流出事件の影響を受け、ダウンロード版の販売や、初回限定特典のダウンロードがPSN復旧まで先送りになった。