「メタルスラッグ (PS)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
※注意:本項ではMVS(アーケード)用ソフト『メタルスラッグ』のプレイステーション向け移植作品について取り扱っています。
従って、元になるアーケード版およびプレイステーション以外の機種への移植作品に関しては取り扱いません。
【めたるすらっぐ】
ジャンル | アクションシューティング | ※リンク先はベスト版 |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM 1枚 | |
発売・開発元 | SNK | |
発売日 | 1997年8月7日 | |
定価 | 6,090円 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
セーブデータ | 1ブロック必要 | |
レーティング |
CERO:B(12歳以上対象) ※ゲームアーカイブス配信時に付与されたレーティングを記載 |
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コンテンツアイコン | 暴力 | |
ポイント |
SNK作品のPS移植ではおなじみのアニメパターン削除 プレイ中に突然挟まれるローディング やり込み・追加要素は豊富 |
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廉価版・配信 |
SNK BEST COLLECTION:1999年9月9日/2,940円 PS one Books:2003年7月24日/2,079円 ゲームアーカイブス:2007年6月28日/600円 ※表内に記載の金額は全て税込表示 |
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メタルスラッグシリーズ・関連作品リンク |
1996年4月18日からアーケードで稼働を開始したアクションシューティングゲーム『メタルスラッグ』のプレイステーション向け移植作品。
アーケード版の移植だけに留まらず、豊富な要素が追加されている。
アーケード版の『メタルスラッグ』をプレイ出来るモード。
全部で6ミッション(ステージ)用意されている。
家庭用ならではの要素として、一度クリアしたことのあるミッションの中からゲームスタートするミッションを選択出来るミッションセレクトが導入されている。
途中で残機が尽きた場合はコンティニューが出来るが、以降の移植作品と異なり、コンティニューに回数制限が設けられている。
また、元々アーケード版の時点で1人でクリアした時と2人同時プレイでクリアした時のエンディングに差異があったのだが、2人同時プレイでエンディングを迎えた時のBGM「Hold you still! ~夢見るタンクバスター~」のインストゥルメンタルバージョンだったアーケード版からヴォーカルバージョンに変更となり、歌を声優の冨永みーな氏が担当している。
アーケードミッションで登場するミッションを特殊な条件下でクリアすることを目指すモード。
ミッションクリアの時間を競う「ピンポイントアタック」とミスをせずにどこまで行くことが出来るかを競う「サバイバルアタック」の2種目があり、それぞれの結果に応じてスコアを獲得し、その合計に応じてプレイヤーの階級が上がっていく。
このモードではモードオリジナルのキャラクターとして「ソフィア・グリーンヴィル」教官が登場し、プレイヤーをナビゲートする。
初期状態では非常に冷たい反応をされることもあるが、階級が上がっていくことでその反応にも変化が現れるようになる。
なお、このソフィア教官のボイスは先述の「Hold you still! ~夢見るタンクバスター~」を歌った冨永みーな氏が担当している。
プレイヤーが指定したミッションをどれだけ早くクリアするかを競う。
プレイヤーは3機所持した状態でスタート。
途中でミスしても終了後にペナルティが科されたりはしないが、復帰するまでの時間がそのままタイムロスとなり、当然ながら途中で残機が尽きるとその時点でピンポイントアタックは終了し、失格となる。
アーケードミッションと異なり、ヘヴィマシンガンなどの強化銃は全て無制限に使用出来るが、道中で登場するメタルスラッグは通常と異なり、1発攻撃を喰らってしまうと即爆発となり、耐久力が弱体化している。
スコアは各ミッションごとに決められた基準に応じて獲得出来るが、ミッションごとの満点を獲得しても更なる短縮化に挑戦出来る。
なお、ピンポイントアタックに挑戦出来るミッションはアーケードミッションで1度クリアしたことのあるミッションに限られる。
ミッション1の冒頭からスタートして、1回ミスするまでにどこまで進むことが出来たかを競う。
こちらもピンポイントアタック同様に強化銃は無制限に使用出来る上、ミッションを跨いで引き継げるが、メタルスラッグは弱体化どころか出現しない。
ラスボスのモーデンを撃破出来れば満点を獲得出来、途中でミスした場合はその距離に応じてスコアを獲得出来る。
サバイバルアタックに挑戦するためには一度アーケードミッションの全ミッションをクリアしている必要がある。
アーケードミッションを一度全ミッションクリアすると解放されるモードで、表立って語られることの無かった兵士達のサイドストーリーを楽しめるモード。
物語を読み進めながら、途中のミニゲームをクリアしていく。
このモードではクリア回数ごとにストーリーの主人公が変わり、1週目はクリス・キー太尉視点で3つのミニゲームを、2週目はアレクサンドル・スヴォーロフ中尉視点でクリス太尉時の3つのミニゲームと更に追加されるもう1つのミニゲームをプレイする。
その上で特定の操作をすることで、3週目としてルミ・アイカワ二等兵(*1)視点で2週目同様に4つのミニゲームをプレイすることになる。
本作の設定資料やCG等のイラストを鑑賞することが出来るモードで、鑑賞中のBGMも自由に変更することが出来る。
移植ものとして見た場合に、元となるアーケード版と比べると、ミッション途中のロードやアニメパターンの削除などの要素が引っかかってしまうため、アーケード版のファンからの評判はいまいちと言わざるを得ないものとなっている。
しかしながら、それをカバーしておつりが来る程の追加要素は十分魅力があるものであり、ゲームの根幹部分の操作性も破綻しているという訳では無い。
セガサターン版が「拡張RAMカートリッジ」等の恩恵によって、ネオジオやネオジオCD版に次ぐ程の移植度の高さを実現しているため、相対的に見ると移植度が低いと批判されがちではあるが、1つのゲームタイトルとしては十分に遊べる仕上がりとなっている。
アーケードミッションで各ミッションをクリアした時に表示される救出した捕虜のリスト。
名前やら何やらでツッコミを入れたくなるものではあるが、一際目を引くのが階級の中にたまに出てくる「大魔王」という階級。
この階級、本作のコンバットスクールを完全制覇(スコアが1000点満点に到達)する事でプレイヤーもこの階級に昇進出来る。
この状態でサバイバルアタックに挑戦すると、ハンドガンがその連射性はそのままに発射するのがメタルスラッグのキャノン砲になるというとんでもない性能を誇るものとなる。
それ以外にもキャラクターの肌がが某ナ○ック星人よろしく緑色になったりする(*2)し、ソフィア教官がへりくだった態度になったりするという変化が見られる。
ただし、ハンドガンの性能が強化されるだけで従来の強化銃の性能はそのままなので、うっかり強化銃を取ってしまうと逆にパワーダウンしてしまうので注意。