「ドラゴンボールZ Sparking!」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ドラゴンボールZ Sparking! - (2012/01/25 (水) 00:28:52) の編集履歴(バックアップ)


ドラゴンボールZ Sparking!

【どらごんぼーるぜっと すぱーきんぐ】

ジャンル 3D対戦アクション
対応機種 プレイステーション2
発売元 バンダイ
開発元 スパイク
発売日 2005年10月6日
定価 7,140円
プレイ人数 1~2人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
ポイント 前作からシステム一新
3Dになったドラゴンバトル
ムービーだけに頼んねえ!
むしろムービーに頼れない
ドラゴンボールゲームリンク


概要

  • ドラゴンボールZシリーズに続く、PS2では4作目となるDBゲー。
  • 開発がディンプスからスパイクに変わり、ゲームの雰囲気も大きく変わった。

特徴

  • Zシリーズまでの格ゲー然としたサイドビューから、ロボットゲームのような3Dアクションに。
    • 『Zシリーズ』はムービー重視のシステムだったが、今作はムービーを出来る限り廃したリアルタイム重視。PVでも「ムービーだけに頼んねえ!」なんてセリフがある。
    • フィールドの一部(ビル、岩山、木など)は、敵を叩きつけたり必殺技を撃ちこむことで破壊できる。
    • DBゲー史上初の水中戦もできる。
  • 登場キャラクター数は『Z3』を超える50体、91フォーム。
    • 後者は変身形態を別々にカウントした数字。例えば、孫悟空だけで「通常」「超サイヤ人1」「超サイヤ人2」「超サイヤ人3」「超サイヤ人4」の5枠を占めている。

評価点

  • (比較的)自由度の高い戦闘システム。
    • 舞空術をいつでも使用でき、自由に飛びまわることができる。
    • 気弾や必殺技も気軽に撃つことができる。3Dで飛び交う気弾はなかなか迫力がある。
    • 気弾の連射数はキャラごとに違い、最高で10連射までできる。
    • 行動のルートがあまり決まっていないので、コンボを自分で組み立てられる。
  • 攻撃によってフィールドの一部がリアルタイムで崩壊する様は爽快感がある。
  • プレイアブルキャラが多く、かなりマニアックなキャラクターが登場している。
    • ギニュー特戦隊が全員揃っていて、スーパー17号やベビーなどGTのキャラもいる。
    • PVではチャオズの登場に驚く場面があった。
    • 大猿も登場。サイズは原作より小さいが、それでもかなり巨大なキャラ。
    • タオパイパイ、亀仙人、少年悟空と初期のキャラクターまでいる。
  • キャラのモーションは原作やアニメの動きを再現したものが多い。必殺技は勿論、通常の格闘攻撃や気弾の撃ち方までも再現してある。
  • BGMがテレビアニメ『Z』のもの。

問題点

  • 演出があっさりし過ぎ。
    • 作中最大級の大技「元気玉」ですら数秒のカットインで終わる。
    • 使いまわしで似たような技も多い。
    • 『Z3』のような地球破壊演出が無く、地球規模の大爆発が起きたりフィールドが焦土になったりしない。
    • 一部の技を当てると画面がホワイトアウトするが、とってつけたようなものなので演出効果は薄い。
      • ホワイトアウト中にもゲームは進行するので、画面が見えづらくなるという問題も抱えている。
    • ムービー演出が入る技でも、『Zシリーズ』のムービーと比べるとかなり劣っている。
  • フィールドがやや狭い。
  • 操作が複雑で難しい。
    • 直観的でなく分かり辛い。慣れれば問題無いが、それまで少し苦労する。
  • キャラクター数は大幅に増えたが、『Z3』のキャラが全て参戦しているわけではない。
  • 各キャラクターでやれることが少ない。どのキャラを使っても似たような戦い方でやっていける。
  • アーマーが付いていて通常攻撃でのけぞらないキャラがやたらと多い。
    • 大猿、ブロリー、超トランクス、ボージャック(変身後)、人造人間16号。
    • 今作のアーマーは破る手段が無い。作中最強キャラの超4ゴジータでも。
    • また、ミスターサタンを使うと相手にアーマーが付く
  • 「装備枠+1」という全く意味がないアイテムがある。
    • アイテム装備枠を一つ増やす効果がある。しかし、これを付けるために枠を一つ使うので結局±0になる。
  • キャラの表情パターンが殆ど無い。
  • ストーリーモードならではの演出も特になく、ただ棒立ちで会話が繰り広げられる。

賛否両論点

  • OPの画風が妙にメタリック。
  • 一部「やり過ぎ」な部分がある。
    • スーパー17号の必殺技「ヘルズストーム」。エネルギー弾をマシンガンのように連射するのだが、その数なんと50発
      後の作品では半分程度の連射数に抑えられている。
  • 戦闘中に変身できない。

総評

DBゲーの新たな方向性を示した作品。『Zシリーズ』のムービーで原作再現から、リアルタイム性の高い戦闘システムでプレイヤー自身に原作再現させる方向に変化した。
迫力と爽快感のあるバトルはかなり好評で、「スパキンシリーズ」の基礎をを築いた。
しかし、シリーズ初作の今作は薄味すぎる内容から未完成といった印象すら受ける。
よりパワーアップした続編がいくつも発売されているので、今から購入する価値はあまり無い。