注意:本項では、『Fallout 3』オリジナルのWin版(良作)と、Xbox360・PS3のローカライズ版(判定なし)を併せて紹介する。
【ふぉーるあうと すりー】
ジャンル | RPG |
対応機種 | Windows |
発売元 | Bethesda Softworks |
開発元 | Bethesda Game Studio |
発売日 | 2008年10月28日 |
定価 | $49.99 |
判定 | 良作 |
ポイント |
高い自由度・独自の世界観 バリエーション豊かなDLC バランスは大味でバグも多い |
Falloutシリーズ |
※PC版との共通情報は割愛
2077年に起こった米中間の資源戦争を始めとする核戦争によって焦土と化した地球。
アメリカの人々は放射能から逃れるため「Vault」と呼ばれる地下シェルターの中で暮らす事を余儀なくされた。
2277年、かつてワシントンDCと呼ばれた場所にある「Vault101」で暮らしていた若者は、突然の騒動に巻き込まれる。
親友の話によると、自分の父が決して開くことのないVaultのドアを開けて地上に出て行ったというのだ。
このままでは危険と言われた若者は、襲いかかる警備員達を突破して地表へと出る。
何故父はVaultから出て行ったのか。
地表へ出た若者は、廃墟となったスプリングベールから、崩壊したワシントンDC周辺区域――
「キャピタル・ウェイストランド」へと、父を捜す旅に出かけるのであった。
+ | 敵味方を問わず、NPCたちはいずれも強い個性を持つ。 |
核戦争後という重い世界観の中で繰り広げられる「生き残るための戦い」に、参加するもしないもあなた次第……こうした高い自由度が受けて、本作は世界で470万本を売り上げた。
ゲームそのものは間違いなく良作である。世界観や設定も魅力的で、荒廃した広い世界を冒険するのも面白い。GOTY大賞と脚本賞を得た質の良さを確認できることだろう。
ただ、過激なゴア表現など遊び手を大いに選ぶ作品である事も確かであり、また大量のバグに頻繁なフリーズ、システムの物足りなさは重大な減点対象になる。
海外と日本での評価の分かれ目はシステムの不安定さもあるが、カルト的人気を誇っていたものの制作会社が倒産の憂き目に会ったFalloutシリーズを、その世界観やシステムをしっかりと踏襲してベセスダソフトワークスが世に送り出した為、海外(特に北米)のファンはもちろん、その独特な世界観から新規層の評判も良いという結果になった。 ただし家庭用のバグは海外版でもよく起こる為、これさえなければ……という声も多い。
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