「メタルギアソリッド ピースウォーカー」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【めたるぎあそりっど ぴーすうぉーかー】
ジャンル | タクティカル・エスピオナージ・オペレーション | |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
開発元 | コナミデジタルエンタテインメント(小島プロダクション) | |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
発売日 | 2010年4月29日 | |
定価 | 5,299円 | |
廉価版 | PSP the Best:2011年2月24日/2,900円 | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
コンテンツアイコン | セクシャル、飲酒・喫煙、犯罪、暴力 | |
判定 | なし | |
ポイント |
協力プレイを導入した狩りゲー風の『メタルギア』 充実したやりこみ要素・ボリューム システム・やり込み要素に練り込み不足の指摘有り |
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メタルギアシリーズ |
シリーズ生みの親である、小島秀夫氏自らが監督、脚本、ゲームデザインを手掛け、『MGS4』の制作スタッフによる、「メタルギア サーガ」の正統派続編。
主人公はビッグ・ボスことネイキッド・スネーク(劇中では「スネーク」と表記される)。『メタルギアソリッド ポータブル OPS』(以下、MPO)の「サンヒエロニモ半島事件」から4年後の1974年の物語を描く。
サンヒエロニモ半島の事件から4年、時はデタント(緊張緩和)が進む1974年。
秘密資金「賢者の遺産」の一部を入手したスネークは米国を離れ、「ビッグボス」の称号も捨て、傭兵部隊「国境なき軍隊(MSF)」を結成して世界を転々としていた。
ある日、コスタリカ沿岸に駐留するMSFを2人の人物が訪問する。コスタリカ平和大学の教授・ガルベスと、その教え子の少女・パスである。
コスタリカは憲法で常備軍を持たない。しかし最近、そのコスタリカに西側の最新兵器を保有する統制のとれた部隊が現れたのだ。
おそらくはCIAが絡んでいるこの部隊の排除を依頼するガルベスだが、彼がKGBの手の者だと察したスネークはそれを断る。
「今回の依頼は自分のものではなく、彼らにつかまり暴行を受けたパスの願いなのだ」と説得するガルベスだが、スネークはあくまで断ろうとする。だが、パスが逃げ出す時に持ち出してきたカセットテープの音声を聞いたスネークは顔色を変えた。
録音されていたのは、ザ・ボスの歌声。10年前、あのスネークイーター作戦で自ら殺害したはずのザ・ボスが、なぜ73年に発表されたカーペンターズの「Sing」を歌っているのか…?
MSFの拡大を目論む副官・ミラーの説得もあり、スネークはついに折れた。スネークらMSFはコスタリカ奥地へ潜入し、コスタリカは報酬として廃棄された洋上プラントを、根無し草だったMSFの本拠地として提供する。
キューバ危機以来のホットスポットである中南米を舞台にして「ピースウォーカー計画」が繰り広げられる。果たしてスネークがたどり着く真相・そして下す決断やいかに。
本作は複数人の協力プレイ(CO-OPS)に対応したデザインが行われている。 もちろん「協力しなければクリアできない」ことは全くなく、全体的に難易度が引き下げられていることもあって、シングルプレイでも十二分に楽しめる。
これまでのKONAMI製PSPゲームで培ったノウハウを生かし、携帯機に最適化された操作形態が実装されている。
+ | 細かい内容は格納 |
シナリオ ―ザ・ボスの見出したもの―
PSP最高レベルの演出
ストーリー・演出
テーマソング
システム
MSF関連
アイテム
アクション
狩りゲーの雰囲気
拷問イベントに対する指摘
シナリオ進行による制限
操作性
その他
これまでのシリーズとの作風の違いが際立ち、特に昔からシリーズを遊んできたファンは周回プレイ等のやり込みをこのシリーズに対して期待する人も多かったため、評価が分かれている面がある。
ストーリーを含めた全体的なバランスでは高い質を獲得しており、新規層を初めとして作品全体に対する総合評価は高い作品であることは間違いない。
携帯機でも本格的に楽しめる『メタルギア』を完成させたという点でも、本作の意義は大きい。
ただし、上記のシリーズに慣れ親しんだ層以外にも、一通りストーリーをこなした層から、やり込みの内容やシステム面での粗を指摘されることが多々ある。
PSPソフトの累計売り上げでは12/11/29時点で79万本を記録(総合7位)しており、PS3/360用にHDリマスター化されるほどのヒット作となった。
現在はダウンロード版が890円という破格の値段で販売されているため、この機会に手に取ってみるのもいかがだろうか。
+ | BRIEFING FILES「平和憲法」 |
【めたるぎあそりっど ぴーすうぉーかー えいちでぃーえでぃしょん】
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 |
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開発元 |
コナミデジタルエンタテインメント(小島プロダクション) 元気 |
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発売日 | 2011年11月10日 | ||
定価 |
パッケージ:4,980円 ダウンロード:4,480円 ※PS3版はPSP版のプロダクトコード付属(*11) |
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廉価版 |
PlayStation 3 the Best:2013年2月7日 パッケージ:3,480円 / ダウンロード:2,980円 ※PSP版のプロダクトコードは付属しない |
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判定 | なし |
※共通項目は省略
PS3/360用に発売されたHDリマスター版。『メタルギア』シリーズ初のマルチプラットフォーム作品。
グラフィックとサウンドがHD化(1080p/60fps/5.1chに対応)され、振動やトロフィー/実績に対応。右スティックでカメラ移動が行えるようになったため、操作性が格段に向上。
「シュータータイプ」では『MGS4』と同じような操作が可能。PS3版はトランスファリングによりPSP版とセーブデータの共有が可能で、PSP版の無料ダウンロードコードも付属。
ただし、トロフィーを獲得するにはPS3で新規セーブデータを作成しなければならない。
『MGS』シリーズのHD化の中で最も恩恵を受けている作品であり、シングルプレイなら目立った処理落ちも殆どない。
PSPの操作性で難儀していたプレイヤーにはオススメできる作品である。
グラフィックに関しては、高解像度になったことで敵がどちらを向いているのかわかりやすくなり、また、UIや文字などの高解像度化がされており、PSPに比べて格段に読みやすくなった。
一方、大画面で読むにはどうしても文字が大きすぎたり、コミックシーンの2D絵の解像度はそのまま、遠景の建物がアップになるシーンにおいて3Dのモデルがある。
にも関わらず、オリジナルのままの3Dを画像に変えたものを配置しているため画質が悪いなど細かいところで惜しい面がある。