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Centipede - (2012/08/14 (火) 09:19:25) の編集履歴(バックアップ)


Centipede

【せんてぃぴーど】

ジャンル シューティング
対応機種 アーケード
発売元 アタリ
稼動開始日 1980年
ポイント うねうねと動くムカデ型敵のインパクト

概要など

アタリ黄金期のゲームの一つ。縦視線の固定画面シューティングであり、いわゆる『スペースインベーダー』の亜流作の1種でもある。
自機を操作し、キノコ畑に襲い掛かるムカデ(Centipede)などの害虫を駆除するというストーリー設定である。

使用系統はトラックボールと1ボタンを使用する。トラックボールで自機の八方向移動、ボタンでショットを放てる。
インベーダー系統のゲームでトラックボール操作を採用しているのは稀であるが、操作感覚としては従来のインベーダー系統とさほど違和感がない。

ゲーム内容としては「画面内に現れる敵をひたすらにショットで破壊していく」という、非常にわかりやすいルールを採用しており、複雑な前知識は特に必要としない。
自機は画面下の約三分の一が移動範囲となっており、その中であれば自由な移動ができる。
本作のメインとなる敵は「ムカデ型の形成」をしており、うねうねと動きながら下方向へと移動してくる。
ムカデ敵は複数のパーツで構造されており、個別に破壊が可能。パーツを破壊したムカデ敵は分裂し、散らばった状態で移動してくる性質を持っている。
ムカデ敵の他にも「クモ」や「ノミ」といったやつらも自機に襲い掛かってくるので、そいつらもまとめて相手をしなければならない。
画面内には「キノコ」があちこちに散乱している。これに自機が触れてもミス対象にはならないが、移動の邪魔になるのでできるだけショットでかき消していかなければ確実に苦戦してしまう。
ステージクリア条件はなく、殲滅した敵は何度でも復活するエンドレスゲームである。ゲームオーバーにならない限りは画面が切り替わる事は一切ない。
敵接触ミスによる残機制で、ミス後の復活は一旦敵配置を仕切り直した状態での途中復活となる。なお、本作の敵は一切弾を放ってこない。

本作最大の特徴は何といっても「本物のムカデの如くうねうねと動くムカデ敵のインパクト」であり、なかなかの気持ち悪さを演出している。
ゲームテンポは非常に軽快で、自機も敵側もかなりスピーディに動くので短期決戦になりやすい傾向にある。
敵の動きがかなりトリッキーで、特にクモ敵が何の前触れもなく現れ、自機に体当たりしてくるのが相当厄介である。
これといったBGMは流されず、ただひたすらにショット音と撃ち込み音が鳴り響く様がレトロ的で味わい深い

1982年には本作(Centipede)の続編的作品として、『Millipede』(ミリピード)というゲームがリリースされている。
ゲームタイトルが示す通り、メインの敵が「ヤスデ」に変更された。さらには前作にはいなかった敵が多数追加され、グラフィック周りが前作以上に華やかになっている。

家庭用移殖

  • 『センティピード』の移殖
    • ATARI2800版(1983年発売、アタリ)
  • 『ミリピード』の移殖
    • ファミリーコンピュータ版(1987年10月1日発売、HAL研究所)
  • オムニバス移殖
    • アタリミックス ハッピー10ゲームス?(ニンテンドーDS、2005年6月30日発売、アタリ)
      • 『センティピード』のみを収録。
      • DS二画面フルでゲーム表示がされている故にレイアウト関連の違和感が結構凄いが、DSのタッチペンにより操作性は原作のトラックボールに近いという声が聞かれる。
    • ATARI CLASSICS -EVOLVED-(プレイステーション・ポータブル)(海外専用)
      • 『センティピード』『ミリピード』の両方を収録。
      • 海外ソフトではあるが、国産のPSP本体でもプレイ可能。