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D.C. ~ダ・カーポ~シリーズ - (2013/06/24 (月) 17:13:31) の編集履歴(バックアップ)


D.C. ~ダ・カーポ~ シリーズリンク


作品一覧

本編(ナンバリング)
機種 タイトル 備考 Wiki
Win/PS2/PSP D.C. ~ダ・カーポ~? 18禁。記念すべき第一作。特異な設定と秀逸なシナリオは、学園物というジャンルに衝撃を与えた。
D.C.P.S. ~ダ・カーポ~ プラスシチュエーション キャラを大幅に追加したPS2一般向け版。声優も一般向けの大物に差し替えられている。
PSP版はIIとセットになっているが、PS2版にはなかったボイスとグラフィックのミスがある。
D.C.P.C. ~ダ・カーポ~ プラスコミュニケーション 18禁版のプラス・シチュエーション。声優は無印準拠だが、諸々の件で一部変更にもなっている。
D.C.II ~ダ・カーポII~ 18禁。53年後の続編。前作の良点は引き継いでいるが、時代設定やシナリオにやや疑問点が。
D.C.II.P.S. ~ダ・カーポ~II プラスシチュエーション 一部サブキャラのヒロイン昇格と新ヒロインの追加で大幅にボリュームアップしたPS2一般向け版。I同様声優はほとんど変更されている。
PSP版はIとセットになっているが、PS2版にはなかったボイスのミスと仕様変更がある。
また、データインストール未対応のため、一部のEDが悲惨な事に。
D.C.II.P.C. ~ダ・カーポ~II プラスコミュニケーション 18禁版のプラス・シチュエーション。声優は無印版完全準拠。
Win/PSP D.C.III ~ダ・カーポIII~ 物語の舞台は前作から十数年後の初音島と105年前のロンドン。
意欲的かつ特異な作りでも、シナリオの完成度は良好。
D.C.III Plus ~ダ・カーポIII~プラス PSP移植版。いくつかの追加要素がある模様。2013年発売予定。
D.C.III ~ダ・カーポIIIアール~ バージョン1.35版となった全年齢版。現状、パッケージ版からアップデートされる告知は成されていない。
当初は2013年4月28日発売の予定だったが、発売日は5月24日に延期。
D.C.III ~ダ・カーポIIIアール~X-rated 上記の18禁版。一部のヒロインの声優が変更。
こちらも4月28日発売の予定だったが、発売日は5月31日に延期。
本編(ファンディスク・外伝)
機種 タイトル 備考 Wiki
Win アルキメデスのわすれもの 18禁。リアルも含めて、Iの前日談。
D.C. White Season ~ダ・カーポ ホワイトシーズン~ 18禁。各攻略ヒロインの後日談をクリスマスを舞台に展開される。
出番の少なかったヒロインも出番が増えた。
D.C. Summer Vacation ~ダ・カーポ サマーバケーション~ 18禁。P.CのFD。後日談を描いたヒロインは6人だけだが、各ヒロインのショートストーリーや5種のミニゲームなど、そのボリュームはかなり膨大。
PS2/Win D.C. Four Seasons ~ダ・カーポ~ フォーシーズンズ P.Sの続編でそれぞれ四季を舞台に、各ヒロインとのその後を描く。
D.C. After Seasons ~ダ・カーポ~ アフターシーズンズ こちらは18禁版であるP.Cの続編。
PS2 D.C.I.F. ~ダ・カーポ~ イノセントフィナーレ 無印とはパラレルワールドの世界。人気の高いことりが主役の番外編。
序盤の選択によっては後のストーリーにおかしな点が発生する。
Win ことり Love Ex P 18禁。これまでの作品のことりのみのシーンを全て揃えた正にことりのためのFD。
上記のIFも当然ながら、オリジナルストーリーもある。
D.C.II Spring Celebration ~ダ・カーポII~ スプリング セレブレイション 18禁。II本編のFD。タイトル通りに季節は春。
D.C.II To You ~ダ・カーポII~ トゥーユー 18禁。IIのサイドストーリー集。タイトル通り(?)、梅雨が舞台となっている。
D.C.II Fall in Love ~ダ・カーポII~ フォーリンラブ 18禁。IIのP.Cの続編。
D.C.IIの名義で発売された最後の作品。
Win/PSP D.C. Girl's Symphony ~ダ・カーポ~ ガールズシンフォニー シリーズ初の乙女ゲー。物語はIIの時代で、本編のキャラも一部登場。
Win D.C.P.K. ~ダ・カーポーカー~ 18禁。IとIIのキャラが異世界で共演するポーカーゲームアドベンチャー。
他のCIRCUSのゲームキャラクターもゲストとして多数参戦。
D.C. Dream X'mas ~ダ・カーポ~ ドリームクリスマス 18禁。IとIIのクロスオーバーストーリー集と、やや遊べるRPGっぽいミニゲームを収録したFD。
D.C.III P2 ~ダ・カーポIII~プラチナパートナーズ 無印の続編。初音島がメイン舞台となる。内容変更のため発売日は2014年春に延期。
派生作品
機種 タイトル 備考 Wiki
Win T.P.さくら ~タイムパラディンさくら~? さくらを主人公とした作品で、アニメ版が同梱されている。
分割販売されているが、本編は内容が薄い上に打ち切りENDと微妙。
uni. 風見学園が舞台の全年齢版ADV。
主人公が女子であるため、『異性間の恋愛劇』が存在しない特異なゲーム。
クロスオーバー系作品
機種 タイトル 備考 Wiki
Win C.D.Christmas Days ~サーカスディスク クリスマスデイズ~ 18禁。D.C.及び、他のCIRCUSヒロインのストーリー集。
C.D.C.D.2 ~シーディーシーディー2~ 18禁。CIRCUS作品クロスオーバーのだだ甘アドベンチャー。
CircusLand I ~ドキ! ヒロインいっぱい初音島★コスプレミスコン祭り♪
よりどりみどりで♪好きな子選んで着せ替え育成デートだょ 兄さん♪~
18禁。やたらタイトルが長いCIRCUS作品クロスオーバーFD。タイトル通り、舞台は初音島。
A.G.II.D.C.
〜あるぴじ学園2.0 サーカス史上最大の危機!?〜
18禁。Iからことり、IIから音姫、杏、小恋、まひるが登場。
他のCIRCUSのゲームキャラクターも数人登場。

概要

CIRCUSの看板作品であり、業界界隈で(色んな意味で)著名なシリーズ作品である。ジャンルは「こそばゆい恋愛アドベンチャー」で統一されていたが、最新作のIIIでは「恋するアプリ」と一新された。
「学園もの」と「枯れない桜」と「SF」を融合させている。枯れない桜とは、一年中咲き乱れている初音島名物の観光名所である。
しかし、IIIでは普通の桜の木であり、序盤では単なる植林だったりする。
ダ・カーポとは音楽用語で「最初に戻る」という意味であり、ADVとしての特徴と、本作におけるシナリオの根幹を担う意味として使われている。
IIIを除いて、Iの主人公の朝倉家の人物が主要とされており、彼らは「魔法」が使える。その魔法とは自分のカロリーを消費して「お菓子」を生み出す能力。
ただし、それはあくまでシリーズを通して使われている設定であり、必ずしも誰でもお菓子を出すというわけではない。また、魔法と枯れない桜にも密接した関係がある。

人気について

元々CIRCUSは『アルキメデスのわすれもの』の時点で本作をメーカーの主力作品にしようと考えていたらしく、そのための設定やシナリオには強く力を入れていた。
発売わずか半年後にFDが発売されたことも、それに起因している。特に人気が強いのは「白河ことり」であり、後年彼女を主体としたFDも発売されている。
もちろんキャラのみで人気が確立しているわけではなく、入り込み易いジャンルとは裏腹に、Iは特にハードかつショッキングな展開があるため、それに驚かされたプレイヤーも多かった。
シンプルながらも、練りに練られたシナリオは、当時の業界に大きな波を作り出したのは間違いないだろう。

その後の展開について

こういった経緯があったためか、I(無印)の主要スタッフは発売後CIRCUSを退社しており、以降の作品はほとんど後続スタッフによる作品となっている。
その後ダ・カーポは人気を確立し、皆さんご存知のように商法を展開していくことになる。
誤解されがちだが、商法によってではなく、マスターアップの時点で既に退社していったため、その点には注意。

CIRCUSにとってのダ・カーポとは

『最終試験くじら』という作品を発売するにあたり、「売れなければ会社名をダ・カーポにする」と発言していたように、CIRCUSの命綱ともいえるものになっている(社名はそのままなので、そこそこ売れた様子)。
ダ・カーポ以外の作品には当たり外れが多く、長所と短所がはっきりしている作品が多い。どうしてもダ・カーポと比較してしまうきらいがあるせいか、CIRCUSの他作品には厳しい批評が集約される。
冒頭にあるように、IIIはこれまでの伝統を大きく削っていることから、非常に意欲的に作成している様子が窺い知れる。これが吉と出るか凶と出るか。

楽曲について

ダ・カーポの人気の一つでもある。基本的にyozuca*氏が関わることが多く、氏の商業デビュー作品であり代表曲でもある「ダ・カーポ ~第2ボタンの誓い~」は売上でも人気でも段違いで高い。
楽曲の歌詞には共通して「桜」が強調して用いられており、作品テーマと大きく連動している。アニメ版のOPは全て「サクラ○○○○」というタイトルであるため、尚更その傾向が強い。
余談だが、IIのあるキャラのED曲は、生徒による合唱曲なのだが、聴いてみると嗚咽が混じっているのがわかる。これ、実は声優が 感極まって泣いてしまっているのだ 。決して台本ではなく素のアドリブである。