【ばとるふぁんたじあ】
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
対応機種 | アーケード |
使用基板 | Taito Type X2 |
販売元 | タイトー |
開発元 | アークシステムワークス |
稼働開始日 | 2007年4月26日 |
判定 | なし |
ポイント |
2.5次元による新時代の格ゲー演出 高額な基板価格が仇に |
ヒロイックファンタジーを下地にした幻想的な世界観をもつ新規タイトルの格闘ゲーム。
開発はGUILTY GEARシリーズでお馴染みのアークシステムワークス。
従来の2D格闘ゲームのゲーム性を保ちつつ、3次元コンピュータグラフィックスで製作されており、海外における技術的評価も高い。
+ | キャラクター一覧 |
総合的に見ると格ゲーとしての出来は十分で、それ相応に楽しめる一作と言っていい。
グラフィックなど作り込みも確かで、少数ながら現在も根強いファンも存在している。
しかしながら、これまでアークシステムワークスが築き上げてきた『GUILTY GEAR』というブランドに対して本作は完全新作である事と、2.5次元による演出のために高性能・高価な基板を採用したことによる出回りの悪さが目立つ。
また、幅広いユーザー層を狙ってデザインされたであろうゲームシステムと、対象年齢が低めで好みの分かれるヒロイックファンタジー的世界観との相性も疑問視される。
高い技術力と気合を入れた作り込みが裏目に出たうえ、企画段階からの微妙なズレゆえに格ゲーファンを振り向かせるには至らなかったという、とことん惜しい作品である。