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アトミックロボキッド - (2019/09/07 (土) 03:50:43) の編集履歴(バックアップ)
アトミックロボキッド
【あとみっくろぼきっど】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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UPL
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稼働開始日
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1988年
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象) |
配信
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【PS4】:2016年9月29日/823円【Switch】:2018年11月15日/823円
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判定
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なし
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ポイント
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UPLらしさ溢れる、癖だらけのSTG
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概要
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ブリキのおもちゃのような質感で、象のような造形のロボットが自機の横STG。
システム
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1レバー2ボタン式。見た目に反して即死制。(後述のPCE版は耐久力制)
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ショットボタンでショット。アイテムを入手することで性能が変化する。
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特定の敵を倒すとアイテムが出現。アイテムはショットを当てることで性質がランダムに変化する。
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ショットアイテムは4種類。もう一つのボタンで使用するアイテムを切り替えることができる。
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ミスすると現在使用中のアイテムを失う。
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ロボは足があるため、地面に接触すると歩行移動になる。歩行移動速度は空中移動よりも遅い。
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ステージ中に隠された扉に触れる事で次のステージにうつる。
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扉は一つとは限らず、触れた扉によってステージが変化する。
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特定のエリアに到達すると敵との一騎討ちステージが挟まれる。ステージ中はショットが単発横方向のレーザーになり、中央の障害物をへだてて狙撃しあいになる。
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ボスのみが出現するボスステージも一定の間隔ではさまれる。
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道中、ミュータントナイトにも登場したミニドラゴンが出現。一定時間触れることによりパワーアップアイテムを購入することができる。
長所
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無機質で不気味ながらもかなりの描きこみのグラフィック、印象深いサウンドはさすがのUPLクオリティ。
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割合制限時間が短いゲームながらも、望みのアイテムを入手するためには時間をかけなければならず、大きなデメリットのある残機購入システムが上手い具合に生きてくる絶妙なバランス。
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ゲーム全体の難易度も自機が大きめでやや癖が強くはあるものの、それほど難しいわけではない。
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4種類のショットアイテムもそれぞれ一長一短で、展開に応じて使い分けを要求される。
短所
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自機くらい判定は見た目通りで、出現する敵の数も多く癖が強い。他のSTGにはない独特の難しさが人を選ぶ。
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安定するパターンが無いため、スコアを稼ぎにくいと言うのも難点の一つ。
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「事故により生殖能力を失った人類のために、人間の遺伝子情報を持ったロボが人間を救うために旅立つ」というストーリーがあるものの、それらを進行する描写も結末も描かれない。(後述のMD版では解消されている。)
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不気味なロボが不気味な敵と戦うだけのSTGになっている。
総評
おそらく、STGとしてはかなりの際物に分類される癖の強いゲームである。それはシステム、世界観のみならず、愛嬌があるもののどこか不気味で感情のない目をしている自機のロボにも言える。
本作固有のゲーム性、というより似たようなもののないゲーム性がUPLゲーの特色であるが、本作はその典型例と言えるだろう。
移植
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PCE版
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タイトル名『アトミックロボキッドスペシャル』。1990年1月19日発売。
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自機に耐久力が設けられ、それに伴い回復アイテムが追加されている。
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MD版
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開発元『マイクロニクス』、発売元『トレコ』。1990年12月14日発売。
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オリジナルに忠実だが、残機・スコアがメイン画面と別々に表示。(AC版はメイン画面上に重ねて表示)
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オープニング・ストーリーデモが設けられている。
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X68000版
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1990年12月20日発売。システムサコムが移植/販売。AC版とほぼ遜色ない忠実な移植をしている。ローランドのMIDI音源モジュール「MT-32」に対応。
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ちなみに起動時のローディング画面とスタッフロールの画面でネームエントリーの曲が流れる。
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海外ではAmiga、Atari ST、コモドール64の移植版がアクティビジョンから発売されている。