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Wii Fit - (2011/08/15 (月) 12:22:47) の編集履歴(バックアップ)


Wii Fit

【うぃーふぃっと】

ジャンル フィットネス
対応機種 Wii
発売・開発元 任天堂
発売日 2007年12月1日
定価 8,800円(バランスWiiボード同梱)
ポイント 家族で健康。お家でヨガ
Wiiシリーズ・関連作品リンク

Wii Fit Plus

【うぃーふぃっと ぷらす】

ジャンル フィットネス
対応機種 Wii
発売・開発元 任天堂
発売日 2009年10月1日
定価 2,000円(ソフト単体)
9,800円(バランスWiiボード同梱)
ポイント いろいろ追加されたが、ポニテは失われた
Wiiシリーズ・関連作品リンク

概要

  • フィットネスミニゲーム集。BMI算出や重心位置を測定したり、簡単なテストでバランス年齢を算出したりする「からだ測定」機能の他、ヨガや筋トレのプログラムを中心に全48種目のモードが収録されている。
  • 左右別々に重量を認識する特殊な体重計「バランスWiiボード」に乗る事で、身体の重心位置や体重を測定する。また、ミニゲームなどの操作もこの重心位置の移動によって行う。

トレーニング

バランスWiiボードの測定結果やスコアなどにより、種目ごとにそれぞれ4段階の評価がつく。

  • ヨガ
    • トレーナーの指示に従って所定のポーズをとり、そのままの姿勢でバランスを保つ。基本的にはバランスWiiボードを使うが、一部ボードを使用しないため評価のつかないものもある。全15種類。
  • 筋トレ
    • トレーナーの指示に従い、バランスを意識しつつ部分筋トレを行う。一部、バランスWiiボードではなくWiiリモコンを使用するものもある。なお、フレンチプレスには評価がつかない。全15種類。
    • 腕立て・ジャックナイフ・身体水平支持の3種目はトレーナーとハイスコアを競うチャレンジモード付き。
  • 有酸素運動
    • 軽めの運動をそれなりの時間継続して行わせる運動が用意されている。全9種類。
  • バランスゲーム
    • バランスWiiボードによる重心コントロールで操作するミニゲーム。全9種類。

『Plus』での主な変更点

  • 21種類の新作トレーニングと5種類のからだ測定テスト種目が追加。無印版のセーブデータも引き継げる。
  • 「マイメニュー」機能が追加され、あらかじめ設定された「おすすめメニュー」や自分でプログラムを組む「セットメニュー」などを使って、少ない待ち時間で連続してトレーニングを行えるようになった。
  • 女性トレーナーの髪形がポニーテールでなくなった。

評価

  • ヨガについては、身体バランスを好転させるのに「効果があった」とする声が多い。筋トレの方は「ヌルい」という評判もあるが、いずれもバランスWiiボードによる重心位置の確認機能はそこそこ面白く、普段意識しないため参考になると好評。
  • 有酸素運動などについては、TVの前に陣取ってデバイスに縛られる必然性の薄いものが多い。
  • 無印版は、トレーニングとトレーニングの間の待ち時間や、Wiiリモコンを持ったり置いたりといったプレイアビリティの低さが少し目立つ。
    • この点については、『Plus』のマイメニュー機能でいくらか改善できる。
  • 入力デバイスが特殊なだけあって、単純なミニゲームも新鮮なプレイ感覚で遊べる。トレーニング以外のミニゲームも各部の筋肉を細かく使うため、地味に健康的。
    • しかしバランスゲームなど全種類含めても、やはり飽きやすい。せっかくの機械を重くてデカくてジャマなだけの体重計にしたくなかったら、ゲームとして買うのは控えた方がいい。
    • 当然の事ながら、TVの前にそれなりに広い空間を用意しなければ快適にプレイできない。部屋の状態如何では、欲しくとも置けないという状況になるだろう。理想を言うなら、自分専用のTVも1台確保したいところ。
  • 『Plus』のセットメニューは1種類しか記録しておくことができず、もう一歩かゆい所に手が届かない。

総評

本来はヨガも筋トレも、やり方さえ知っていれば自らの意思で実行できるものだが、しかしこれが現実にはなかなか継続できない。そこに切っ掛けの一つとして登場して脇から支えてくれるのが本作であり、バランスWiiボードである。
ヨガで体の調子を整え、時にはゲームで息抜きしながらBMIやバランス年齢などの経日変化を励みにできれば、ダイエットは恐らく良い方向で成功させられるだろう。明確な目的意識を持って生活の一部に組み込むつもりで購入するソフトであり、それ以外の人間にとっては無用の長物となる。
ツールとしての使いやすさに少々問題がある上、ここまで徹底した目的特化型ソフトをゲームとして評価するのは難しいが、決して悪い商品ではない。