【あうとぞーん】
ジャンル | STG | |
対応機種 | アーケード | |
発売元 | テクモ | |
開発元 | 東亜プラン | |
稼働開始日 | 1990年8月1日 | |
プレイ人数 | 1人~2人 | |
判定 | なし | |
ポイント |
燃費悪すぎな最強宇宙仕事人 その彼に隠された意外な過去 東亜にしてはお手頃難度 |
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東亜プランSTGシリーズ |
1990年に東亜プランが製作した業務用縦スクロールシューティングゲーム。これまで同社の開発タイトルは『究極タイガー』『TATSUJIN』『大旋風』などタイトーから販売元が多かったが、本作や『ヴィマナ』はテクモ(現:コーエーテクモゲームス)が販売元となっている。
プレイヤーは危機に面した地球国連からの救援要請を受けて派遣された宇宙仕事人のサイボーグ戦士となり、地球侵略を企むオワギラ星人の殲滅を目指す。
プレイヤーアウトのシーン各種
←マルチショット 自機の標準装備、ミスするとこの装備に戻る ショット自体に連射機能が備わっており16方向への射撃が可能 路地のように狭く入り組んだ地形で効果を発揮する 広い場所ではかなり辛い |
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3WAY→ 前方3方向に固定されたショット 連射機能は無く、手動で連射する必要がある 障害物の無い広い地形で使うと効果的 入り組んだ路地ではショットに融通が利かず辛い |
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←スーパーバーナー 要するに火炎放射機 押しっ放しで使用可能、連射装置を使うとエライことになる 威力は高めだが射程が短い、ハッキリ言って地雷 |
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スーパーボール→ 静止画のためわかりにくいが、自機の周囲を高速で回るボール 連射不要で、押している間は回転し続け、離すと弾として発射 威力も高く、見た目よりも攻撃判定が大きい さらに背景をも貫通するという欠点の無い完璧な武器 |
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「P」パワーアップ:最高2段階まで、フルパワーになると出現しない 「C」チェンジ:メイン武器の交換、バーナーを取ってしまったらすぐに取りたい 「E」エネルギー:燃費の悪い自機のため、超重要アイテム 「B」ボム-最大10個までストック可能。以降は5000点ボーナス 「SP桃」スーパーボール 「SP黄」バーナー 「SP白」シールド:足場からの落下やシャッターには効かない。剥がれればまた出現する 「SP青」スピードアップ:東亜ゲームは自機が遅めなので重要なアイテム。1段階のみ 「SP緑」エネルギー上限UP:上限値が増え、同時にエネルギーが最大まで回復。1段階のみ 「SP赤」1UP |
各面のボス
左中/隘路での戦い、弾・敵の他、足場にも注意。右/ここもシビア、赤い床は乗ると底が抜ける。
『ゼロウィング』『鮫!鮫!鮫!』『ヘルファイヤー?』のように人を選ぶSTGを作ったかと思えば、本作や『大旋風』といったマイルドテイストなSTGを出したりと、難度が安定しなかった時期の東亜プランの代表的作品である。
万人受けの難度からそれなりに人気を博した作品であり、本作と前後する時期にリリースされた業務用の東亜作品の多くは何がしかの家庭用ゲームに移植されていたが、このゲームに関しては移植予定といった計画すら聞かれないままに終わってしまった。
ところが、2020年4月にM2が『M2 Shot Triggers』シリーズの一環として東亜プラン作品の移植を行う事を発表し、その中のひとつとして本作品を公表した為、遂に家庭用に移植される事が決まった。
しかし2021年12月に今作が『アストロシティミニ V』の収録タイトルとしてアナウンスされた事から、家庭用移植一番乗りになる事になった。
その後東亜プランは業務用ゲームに於いて、急激な難易度インフレを起こし、結果としてユーザー離れを誘発、衰退の一途を辿る。その東亜が最後にリリースしたSTG『BATSUGUN』に登場する「ジーノ」の成れの果ての姿が本作に登場する宇宙仕事人である。
BATSUGUNのジーノと本作のサイボーグ戦士