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【ぷろじぇくと くろすぞーん】
ジャンル | シミュレーションRPG | ||
対応機種 | ニンテンドー3DS | ||
メディア | 1Gbyte3DSカード | ||
発売元 | バンダイナムコゲームス | ||
開発元 | モノリスソフト | ||
発売日 | 2012年10月11日 | ||
定価 | 6,280円(税込) | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
テンポが良くシナリオの悪い『ナムカプ』 クロスしたのはキャラ方面 |
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CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ セガ クロスオーバー関連作品シリーズ バンダイナムコエンターテインメント クロスオーバー関連作品シリーズ? |
『NAMCOxCAPCOM』(以下ナムカプ)に引き続き、バンダイナムコとカプコン、そしてセガの3社によるクロスオーバー作品。
システムは前述の『ナムカプ』に近いがストーリー上の直接的な関係はない。ただし、何らかのクロスオーバー作品で競演したキャラクター同士は顔見知りという事になっている。
『ナムカプ』を越える参戦作品の競演や洗練された戦闘システムはよい評価を得たものの、単調なシナリオが批判された。
+ | 参戦作品・加入ユニット一覧は以下の通り。 |
+ | 最終話の問題点(ネタバレ注意) |
全体的なシナリオに大幅に難があるため、『ナムカプ』のようなゲームを期待していたプレイヤーを大いに失望させる事になってしまった。
ただ、『ナムカプ』からテンポがかなり改善されているなど、決して完全劣化という訳ではない。戦闘時の凝った演出や掛け合いの楽しさも十分。
また、「描写が薄い」「出番が少ない」という問題点はあっても、お祭りゲーの失敗作によくある「キャラが改悪された」「不快な描写をされた」というような問題点は一切ない。
各々のキャラクターは元々のゲームの人気や楽しさとも合わさって、魅力的な存在となっており、本作で登場したゲームに興味を持ち、参戦作品の原作に触れたというプレイヤーも少なくない。
特に『エンドオブエタニティ』はマイナー作品ながら、魅力的なキャラが表現されていることやハードが現役である事から、このゲームをきっかけに原作に触れた人間が多かったようだ。
『ナムカプ』に比べると「シナリオ面は大幅劣化」「システム面は完全とはいえないがやや改善」「作品同士の掛け合いはともかくキャラの魅力は主人公を除き十分」といったところで、総じて「ナムカプの長所と短所を大きく削ったゲーム」と言える。
人によって評価が分かれる為か新品も値崩れしてしまっているので、気になる人は一度手にとってみるのもいいだろう。
それもちょっと、と思うのならば(何故か本作が発売されてから二ヶ月後に)配信されている体験版をプレイしてみるのも良いかも知れない。なお、製品版自体もかなり価格が下がっているために購入のハードルそのものは低い。