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SIMPLE2000シリーズ アルティメット Vol.16 戦国VS現代 - (2013/08/10 (土) 22:00:19) の編集履歴(バックアップ)


SIMPLE2000シリーズ アルティメットVol.16 戦国VS現代

【しんぷるにせんしりーず あるてぃめっと ぼりゅーむじゅうろく せんごくばーさすげんだい】

ジャンル 近未来剣劇アクション
対応機種 プレイステーション2
メディア CD-ROM 1枚
発売元 D3パブリッシャー
開発元 彩WORKS
発売日 2004年2月19日
定価 2,000円(税抜)
ポイント ある意味SIMPLEシリーズの鏡
2,000円分以上の価値も以下の価値もない
SIMPLEシリーズリンク

概要

流行に乗ることには敏感な(オブラートに包んだ表現)D3パブリッシャー。世を流れる無双ブームを見逃すはずもなかった。打ち出してきたのがこの『戦国VS現代』である。
ちなみにタイトルから戦国自衛隊リファインブームにも乗っているような気がするが、『戦国自衛隊1549』が公開されたのは2005年なので、おそらくそれほど狙ったものではない。狙ったにしても旧戦国自衛隊の方であろう。

システム

  • タイトルはいかにも無双の亜流っぽいが、中身は全く異なる。固定視点+エリアクリア式なので、どちらかというと昔懐かしきベルトアクションを3Dに進化させたものと言った方が適当か。
    • 近接攻撃と銃攻撃を組み合わせたアクションである。互いにコンボに組み込むことができる。
      • 銃攻撃にはガンゲージを消費する。ガンゲージは敵を近接攻撃で倒すと回復。
  • そのエリアに現れる敵をワンセット倒すと次のエリアに行ける。

評価点

  • ごくシンプルな操作と、直観的な判断だけで先に進めるゲーム性。まさしくSIMPLEシリーズである。
    • 特に頭を使った面倒な操作は一切要求されない。簡単操作で敵をなぎ倒す爽快感はそれなりにある。
    • コンボも比較的簡単に決まり、コンボ数に応じて得点も入る。大量得点が決まるとなかなか気持ちいい。
  • 二人同時プレイも可能。人が集まっても楽しめる。
  • SIMPLEシリーズにしてはグラフィックは綺麗。
    • 女性キャラのモデリングもそれなりに萌えられる安定した出来。
    • ボイスもそれなりに用意されている。
  • SIMPLEシリーズにしては音楽もいい。
  • ポイントを集めてキャラクターを強化する楽しみがある。
    • コスチュームも用意されているので、コレクション性は高い。

問題点

  • ボリューム極薄。数時間でフルコンプ可能。
    • SIMPLEシリーズらしいと言えばらしいが…。キャラクターがたった6人しかいないのも原因か。
  • モーションが全体的にモッサリ気味。爽快感重視のゲームなのに…。
    • スキル「クイック」で改善可能だが、これが逆にゲームバランスを完全に崩壊させるバランスブレイカー
  • 敵との間合いが非常につかみにくい。
    • 固定視点+3Dなので、現在のマップ上の位置によって縮尺が大きく変わるのが原因。
  • 銃の使い勝手が微妙。
    • これで敵を倒すとコンボが途切れるのがネック。ゲージ消費するのだからもう少し優遇しても良かったと思うのだが…。
  • 難易度はかなり低い。
    • ラスボスすら弱い。難易度HARDでようやく他作品のNORMAL並み。
  • ストーリーは一見奥深く見えるが、ほとんど説明されない
    • 一応設定としては「バーチャルな戦国時代で開かれるアクション大会。その裏に隠された陰謀とは…!?」という壮大なものだが、結局エンディングまでよくわからないままである。
      • あと、各登場人物にアバターネームが設定されているのだが、6人中3人が本名で参加している。アバターネームの意味がわかっているのだろうか。
      • どこかのコンバット越前じゃあるまいし…。 まぁ、あっちはコードネームだが。

総評

どこまでいってもSIMPLEな作品。評価点は「2,000円にしてはよく出来ている」、問題点は「2,000円だから我慢できる」と言えばほぼ説明できてしまう。
とりあえず、タイトルから無双系を期待すると間違いなくガッカリする。「3D版『ファイナルファイト』」を2,000円で買ったと思えば十分楽しめるだろう。