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サイコニクスオスカー - (2017/06/07 (水) 19:13:11) の編集履歴(バックアップ)


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サイコニクスオスカー

【さいこにくすおすかー】

ジャンル アクションシューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 データイースト
稼動開始日 1987年
判定
ポイント ロボット版グラディウス

概要

  • 1987年にデータイーストからリリースされたアーケードゲーム。ジャンルとしてはアクションシューティングにあたる。
  • 『精神兵器(サイコメカ)OSCAR』と呼ばれる人型兵器を操作し、全8面を攻略していく。
  • 交互プレイ。1周エンド。

主なルール

  • 操作系統。
    • 本作はレバーと3ボタン(ショット・ジャンプ・パワーアップ)を使用する。
      • レバーで自機の移動(下成分でしゃがむ)。
      • ショットボタンで攻撃。
      • ジャンプボタンでジャンプ。
      • パワーアップボタンで画面下にあるパワーメーターで光っている箇所に応じたパワーアップを図る。
  • パワーアップについて。
    • ジャンプ
      • 自機のジャンプ力が3段階までアップする。ガンの次に重要。
    • グレネード
      • 放物線を描く爆弾を投擲する。ミサイルと併用して2つまで装備可。
    • ミサイル
      • 地形に沿って移動するミサイルを発射する。グレネードと併用して2つまで装備可。
    • P.C.U
      • 自機の周りにオプションを展開させる。3体まで装備可。3種類。但し、被弾によって破壊される。
    • ガン
      • ショットの射程と威力が2段階までアップする。最重要装備。
    • アーマー
      • 画面下のメーターを一周させると『ガン』が『アーマー』に変化する。2発分の耐久力。
    • クイック
      • 『アーマー』と表示された状態でさらに一周させると『クイック』に変化する。自動連射。
  • アイテムについて。
    • しばらく取らずにいると消える。
      • N:パワーメーターを1進める。
      • M:パワーメーターを2進める。
      • E:耐久力を1回復させる。但し、5まで。
      • T:制限時間を延長させる。マイナスが付いているTは制限時間が減少してしまう。
      • F:画面上の敵を殲滅させる。
      • B:ボーナス。
      • K:20集めるとエクステンド。集めた数は画面下に表示される。
  • ミスについて。
    • ミスの条件。
      • 被弾や衝突などにより耐久力が0になる。
      • 谷や水に落ちる。
      • 制限時間を超過。
    • ミス後の処理
      • 前半では最初、後半では中間地点での再開。(但し、最終面は無条件で最初の地点に戻される。)
      • パワーアップは解除される。(但し、メーターはそのまま)
      • 残りの自機がない状態だとコンティニュー画面に移る。

評価点

  • 絶妙のゲームバランス
    • 本作はそれなりに難しいがパターンゲームに近く、癖の少ない操作性と相まって、しっかりと戦術・パターンを組み立てれば楽に攻略可能という絶妙な難易度で、ゲーム性はかなり作り込まれている。
    • ゲームシステムは早い話が『ロボット版グラディウス』。同作と全く同じパワーアップシステムのため、『グラディウス』経験者ならすんなり入れるだろう。
  • 「重さ」の演出。
    • 主人公である精神兵器「オスカー」は、数あるロボット物の主役メカの中でもかなり細身な方だが、それに反して鈍重なため、操作に癖があるので慣れるまでが大変だったりする。しかし動作自体は非常に重量感に溢れており、小走りで移動する姿と、その度に流れるSEと相まってロボット特有の「重さ」を演出しており、ゲーム性の向上にも一役買ってくれている。
    • 敵サイドも全体的に動きは重く、ゲーム全体で重量感を感じることが可能。
    • ゲームシステムはグラディウスを彷彿とさせるが、デフォルト状態であろうと、一撃食らったぐらいじゃビクともしません。

問題点

  • 本作のグラフィックは流石に古臭さが目立つ。
  • 発売タイミングの悪さ
    • 惜しむらくはカルノフと同年に出たことか。デコゲーとしては珍しく「変なゲームじゃない」なのが裏目に出て、インパクトと知名度で遅れを取ってしまった感はある。

余談

  • 後にデコは同じくロボットゲームの『ウルフファング 空牙2007』を制作した。
  • 本作はファクター5の『タリカン』シリーズを制作するに当たって『魂斗羅』シリーズ等と共に影響を受けた作品と言われている。
  • エンディングによれば、自機は飛行形態に変形可能だが、ゲーム上ではそうした立ち回りがない。