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バーニングファイト - (2013/09/12 (木) 21:09:34) の編集履歴(バックアップ)
バーニングファイト
【ばーにんぐふぁいと】
ジャンル
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ベルトスクロールアクション
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対応機種
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アーケード(MVS)
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販売・開発元
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SNK
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稼働開始日
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1991年
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配信
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バーチャルコンソール:2008年5月7日/900Wiiポイント
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分類
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ゲームバランスが不安定
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バカゲー
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ポイント
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コテコテな大阪テイスト全開、バカゲー、クソゲー成分入り パクリの域は出ず
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概要
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ネオジオ初期に発売されたベルトスクロールアクションだが、色々な意味でネオジオゲーマーに有名な作品。
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大阪ミナミらしき場所を舞台に、ヤクザとマフィアが結託した組織を潰す為、3人の刑事が暴れまわるという、リアルな大阪人が見ても異様としか思えない世界観が特徴。
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本作の出る2年前に、大阪を舞台に、アメリカと日本の刑事コンビがヤクザと戦うハリウッド映画『ブラック・レイン』が上映されており、おそらくそこから影響を受けている。ゲーム同様「こんな大阪というかこんな日本ねーよ」という描写の映画であった。
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プレイヤーキャラはマフィアを追ってアメリカからやってきた「デューク・エドワーズ」と「ビリー・キング」、2人と組んだ日本の刑事「リュウ・サエバ」の3人。
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全5面。協力プレイ可能。
基本システム
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8方向レバー+3ボタン(パンチ、ジャンプ、キック)で操作。
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基本的な操作体系はほぼ『ファイナルファイト』に準ずる。
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また『ファイナルファイト』に無い操作として、3ボタンを使用するキックがあるため、操作は『ダブルドラゴン』に少し近い。
FFそっくりな所
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3人の刑事のうち2人が、『ファイナルファイト』のコーディーとガイに見えてしょうがない。無論、残りの1人はハガーに準じたパワータイプである。
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コーディー・ガイ似の刑事の内、リュウはガイ似な外見の他に、見た目そのまんまな「旋風脚」も使用する。
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拾って使える武器の種類もナイフや木の棒とまんまFF。しかも使い方も同じ。
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ハガーに相当するジャックが必殺技を含めて全然ハガーに似ていないことが救いか。
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大阪を舞台にしたステージも繁華街、地下鉄及びホーム、工事現場のエレベーターとどこかで見たような風景ばかり。
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敵の攻撃の特徴も、身体が真っ赤になって一撃を放ったり、日本刀を2振もっていたり、巨体で突進してきたりとFFそっくり。
おバカな点
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1面ではくいだおれ人形ならぬ「飲み倒れ人形」があり、破壊すると中からアイテムが出てくる。道中には店のショーケース、看板、自動販売機が出てくるが、これらはれっきとしたアイテムボックスであり、破壊するとこれも中からアイテムが出てくる。ステージ中に「↑IN」という表示がある建物があり、その建物に入ると、体力が完全回復する「パワードリンク」や、ボーナス得点が得られる金塊が手に入る。
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が、その入手方法が、時間内にバーのピアノを破壊、家具店のショーケースを破壊、コンビニ内のコピー機を破壊するといったもので、およそ刑事という設定からはかけ離れていると言える。
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敵も変なのばかり。
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何故か受身を多用する肥満体ヤクザ、「おんどりゃ」と声を上げながらドスで突っ込んでくる極道女、両手に刀に切り裂き攻撃をしてくるサムライもどき、といった感じで、まともな敵はほとんどいない。
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ちなみに、1面には風俗店の呼び込みのオッサンが、3面にはホームレスと思われるオッサンが出現するが(どちらも基本的には無害)、倒す事が可能である。
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1面のボスとの戦いは、最初にトラックの荷台から投げられてくる火炎瓶をかわしつつ、トラックを破壊するというものだが、完全に破壊するとタイヤがコロコロと転がってくる(無論当たるとダメージ)。
そして、画面右から上述の肥満体デブが出てきて壊れたトラックを画面右に押しやった後、「俺が相手だ」と言ってプレイヤーに戦いを挑んでくるという、シュールな展開となっている。
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2面の中ボスとは地下街の噴水前の広場で戦う事になるが、噴水前の像を壊して登場し、「イチバン!」と叫びながらアックスボンバーをかましてくる金髪のおっさんは明らかにハ○ク・ホー○ンである。
問題点
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劣悪なゲームバランス。
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連続技の途中でも平然とザコに割り込まれる。連続技ヒット時のグラフィック表示とヒット音が明らかにズレている。敵の攻撃力が非常に高いため、最弱と思われるザコにすら囲まれると体力ゲージを半分以上あっさりと奪われる事態が多々ある。
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本作には起き上がり後の無敵時間が存在しないため、突進攻撃を多様してくるデブが複数出現する場所でダウンしてしまうと、起き上がりにもう一度突進を喰らうケースが非常に多い。
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そして、鎖を持ったザコキャラがジャンプ攻撃をしてくるのだが、これは攻撃モーションに入った瞬間から完全無敵のため、理不尽に攻撃判定が大きい。
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プレイヤーは投げ技も使えるが、非常に弱く、使ったとしても気休め程度。
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一応シーンの切り替わりでは体力が完全回復するのだが、焼け石に水。
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クセがありすぎるリュウ
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3人のプレイヤーキャラの内、リュウだけメガクラッシュやキックの性能もクセのあるものになっている。
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メガクラッシュが前進しない性能なので切り替えしづらい、キックが垂直ジャンプキック→横蹴りだが、垂直ジャンプキック時に一瞬硬直する。テクニカルすぎる故にたださえクリアが困難な作品ながら、彼の1コインクリアは更に困難。
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本作のクリアを目指すなら、メガクラッシュやキックの使いこなしが必要不可欠だが、この性能はいただけない。
評価点
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グラフィックの描き込みは良好で、1面の戎橋近辺らしき商店街、3面の鶴橋らしき下町などは雰囲気が非常によく出ている。
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2面の梅田らしき地下街では実際にある動く歩道(平面エスカレーター)を活かした面白い面構成になっているなど評価できるところもそれなりにあるので、やはり理不尽な難度が最大のネックである。
総評
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グラフィックの書き込みや突っ込みどころにあふれた世界観が魅力(?)的だが、劣悪なゲームバランスから、無理ゲーとして扱われるのが常である。決して完成度は高いとは言えない作品なので、「これぞ大阪クオリティ」と割り切って楽しむべきであろう。ネタにして笑う分にはいいかも知れない。
余談
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ちなみに当時のSNK本社の所在地は大阪府吹田市江坂であり、本作の舞台と思われるミナミ(大阪市中央区の難波駅周辺)は別に地元という訳ではない。
しかし、狙ったのかどうかは定かではないが、カプコンの本社はミナミと非常に近い場所にあったりする(厳密には京阪本線、地下鉄堺筋線の北浜駅付近に存在)。
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NGCD版の説明書によれば、上述のバーやコンビニは組の資金源となっている店、所謂「フロント企業」であるので遠慮はいらないらしい。客引きやホームレスも組の人間とのこと。なお、刑事たちは上層部に痺れを切らし拳銃を置いてくるなど免職覚悟で挑んでいるため、あの様な喧嘩スタイルになっている。
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本作のプレイヤーキャラの一人の「デューク」は後に『KOF2000』のラモンのアナザーストライカーとして登場している他、『ネオジオバトルコロシアム』の「ユウキ」の技の「サブマリンスクリュー」の強化ver.の演出にゲスト出演している。
家庭用移植
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家庭用ネオジオ版(1991年8月9日発売 19,800円)
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MVS版と同等。
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現在、バーチャルコンソールでROM版が配信されている他、カップリングソフト『SNKアーケードクラシックスvol.1』にもROM版が収録されている。
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ネオジオCD版(1994年9月9日発売 4,800円)
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ROM版と同内容だがロードがネックとなっている。ちなみに本作の説明書で上記の解説が書かれている。