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とんでもクライシス! - (2016/09/10 (土) 02:34:01) の編集履歴(バックアップ)
とんでもクライシス!
【とんでもくらいしす!】
ジャンル
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アクションバラエティ
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対応機種
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プレイステーション アーケード
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発売元
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徳間書店
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開発元
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ポリゴンマジック、ラブデリック
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発売日
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1999年6月24日
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定価
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5800円
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分類
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バカゲー
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ポイント
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帰宅ゲー どうでもいい所に力入ってる 映画パロ満載 関係者が無駄に豪華
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とんクラジュテェ~ム…
概要
本作は所謂ミニゲーム集である。
プレイヤーは棚祭家の面々を操り、襲い掛かる様々なアクシデントを切り抜けさせて無事に帰宅させることになる。全4章構成。
あらすじ
あの丘の向こうには何がある。
そんな野望も忘れかけた、ごく普通すぎる日常に暮らす5人と一匹の家族に、ある日、災難はうっかりと降り注いだのであります。
主人公は、父の種男、母の悦子、長女のリリカ、長男のツヨシの4人。
各キャラクターは、それぞれのいる場所から、おばあちゃんの誕生会に間に合うように自宅を目指します。
それは、息もつかせぬほどの破壊力溢るる魅惑の危機の連発。
血圧が上下するほどのスケールの大きさと、異質な濃度で繰り広げられるストーリー。
冷や汗タラリンの帰宅アクションというオール・ザット・エンターテイメントゲーム。
さあ、危機連発の非情の幕が今開く。「ただいまー」の声は、果たして…。
(取説より)
登場人物
無駄に色々作られているが長いので少しだけ。
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棚祭種男
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47歳の会社員、人生にストレスを感じ始めたのは小1の時。座右の銘は「逃げるが勝ち」「負けるが勝ち」「あきらめるが勝ち」。
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棚祭悦子
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40歳の主婦「人生はまきぞえ」と彼女は語る。種男との再婚もそう。
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棚祭ハツ、ぺス
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今年で80歳になるおばあちゃん(ある意味元凶)と(たぶん)頭のいい犬。
ゲーム内容
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大まかな話(ゲーム)の流れ
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各キャラクターに襲い掛かるミニゲーム形式の様々なアクシデントをクリアすることで進めていく。
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具体的には、終業の体操でフィーバーしていたら突如大玉に襲撃されやっとこさエレベーターに逃げ込んだら急降下を始め何故か降り注いでくる金ダライをかわしつつなんとか停止させたと思ったら大爆発して…。(種男の場合)と、まぁこんな感じ。
どの章も終始、勢いでギャグを繰り出すスラップスティックコメディ漫画的なノリで進行していく。
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一部の章をプレイしただけでは理解不能な展開になっている部分もあるが、各主人公のストーリーは時間軸が平行していて互いに絡みあっているため、全員のストーリーをプレイすることで初めてストーリーの全容がわかるようになっている。
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システム
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所謂ライフゲージにあたる「メーター」があり、ダメージを食らうなど、それぞれのゲームにおけるミスをするとメーターを消耗してしまう。メーターをいっぱいまで消耗すると残機が減り、ゼロになるとゲームオーバー。セーブポイントからのやり直しとなる。よりメーターを消耗せずクリアしていくほど評価が高く、残機アップなどを得られる。
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リザルト画面は各キャラ違っているのもミソ。高評価を得るとなぜか歓声が上がる。
ミニゲーム
本作は前述したようにミニゲーム集である。内容はタイミングゲー、音ゲー、連打ゲー、クイズなど様々。
ミニゲームのタイトルは、どれも有名映画、アニメ、漫画、ゲームのタイトルのパロディ。しかも一つ一つパロディロゴまで作っている凝りよう。ジ○リとかも混ざってるんだが色々大丈夫だったのだろうか。
以下に一例を挙げる。何れも種男編より。
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「死刑台の高層エレベーター」
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エレベーターが落下、なぜか連打しないと機能しない停止ボタンを連打でひたすら押して止めねばならない。時々落ちてくる落下物に当たるとしばらく動けなくなるため、避ける必要がある。難易度は低い。
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元ネタは1958年に公開されたフランス映画『死刑台のエレベーター』。
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「めま~い」
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ビルの外のポールを伝ってビルの中に入らねばならないタイミングゲー。ボタンを少し押し続けてメーターを伸ばし、真ん中を狙って止める必要がある。真ん中に近ければ距離を稼げるが真ん中から離れるとバランスを崩し、風速40mだか60mだかの横風にあおられる中復帰しなければならずタイムロスになる。時間以内にゴールできなければ失敗。風速60mとか普通に家がぶっ飛ぶレベルだが気にしてはいけない。
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アーケード版では超序盤で登場するため、大抵の人はここで脱落していく。
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元ネタはアルフレッド・ヒッチコック監督の映画『めまい』。
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「救命野郎Aチーム」
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救急車に搬送された種男だが、救急隊員は意識を確認しようと何故か○×クイズを繰り出してくる。一問につき三秒以内に答えなければならず、10問正解でクリア。7問分不正解だと手遅れと判断されて失敗。
連続で不正解となると心肺停止しかけていると思われ、電気ショックを浴びて更にダメージを受ける。
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意識レベルが低下しているのにそんな問題に即座に答えられるかとか、寧ろ殺しに掛かっているのではないかとかツッこんだら(ry
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元ネタは海外ドラマの『特攻野郎Aチーム』。
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「担架でGO!」
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意識を取り戻したはいいものの、何故か担架ごと救急車から放り出され、自走する担架に乗ったままゴールを目指す運転ゲーもどき。担架はブレーキが利かず車線変更しかできない。右に左に切り返しつつバイクや標識をひたすら避けねばならない。何故かどの車線も正面から車両が突っ込んでくるがきにしない。
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そもそも体重移動で機敏に方向転換出来る担架って何だとか救急車の後部ロックどうなってんだとか色々あるがきに(ry
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元ネタは『電車でGO!』。
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「いまさらタイタニック」
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海に投げ出されたところを助けてもらったはいいが、不慮の事故で浸水開始。徐々に沈んでいく舟の中、ボタン連打で排水を行い沈没を阻止せねばならない。また、時折頭上に降りかかる落下物は傘で防御する必要がある。一定距離を進めばクリア。
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元ネタは言うまでも無く『タイタニック』。失敗すると、沈む寸前に「例のポーズ」が見られる。
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しかもこのゲームは種男・リリカ・ツヨシのそれぞれのストーリーで同内容のものがある。リリカ編ではゲーム名に「続」、ツヨシ編では「最後の」が付く。『猿の惑星』シリーズのパロディだと思われる。
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「暴走通勤快速」
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電車に乗ったはいいが、そこには峰子の仕掛けた爆弾が!種男と爆弾を乗せて走り出した電車の窓から見えるホーム内の駅員のプラカードの指示に従い、爆弾の解除を行う。
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なんで一人一文字ずつなんだとか、指示が「太陽系の惑星の数」だの計算問題だの回りくどいとか突っ込んではいけない。いや、そもそもなんで解除法知っt(ry
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一文字一文字を瞬時に読み取る動体視力、文章を覚える記憶力、文章から答えとなるコマンドを割り出す判断力、さらには素早く正確にコマンドを入力する集中力が大きく問われるゲームである。
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元ネタは『暴走特急』か。
クリアしたミニゲームは各章後クリア後に単体プレイ可能。ミニゲームの選択画面はレンタルビデオ屋風になっている。
バカなところ
特徴
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取扱説明書
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大体の物には大抵付いてくる、ある物事に対応した手順・方法を教えるための文書であるが、表紙を開くといきなり異国のオジサンの絶叫顔が出迎えてくれるが気にせず読み進めよう。
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目次、(前述の)ストーリーときて無駄に長い人物紹介(自己紹介)を挟んでようやく操作法、画面説明とセーブ/ロードが入り、世界のとんでもコントローラ、とんでもな人達の紹介、本作の効能「使用前・使用後」と来てスタッフが明記され読了。ゲームの説明が21ページ中4ページしかないとか気にしない。
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パロディ満載のミニゲーム
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上述の説明でも分かるように、どれも多種多様なパロディにまみれたおバカなノリで突っ走っている。
この手のノリが好きな人なら気に入れることだろう。
評価点
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無駄に豪華なBGM
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作曲・演奏は東京スカパラダイスオーケストラが担当。
何やってんの
サントラも発売。さすがの軽快なスカは本作の魅力。
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サントラのジャケットはスカパラのメンバーの顔をデザインしたもので一見本作のサントラに見えない。しかし冊子の中を見れば本作のスクリーンショットがあるし、ジャケット裏面のスカパラの写真は本作の発売元・徳間書店が背景。
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テレビ番組に本作の曲が割と頻繁に使用されていた時期がある(現在でもたまに使用される)のでメインテーマだけでも聞いたことがあるという人もいるだろう。
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スタッフも無駄に豪華
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声の出演に俳優の吹越満氏(種男)、女優・歌手の夏木マリ女史(不二峰子)、笑福亭鶴光と微妙に豪華(フルボイスではないが)。
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何故か『moon』などで有名なラブデリックが関わっている。
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意外にも伏線の張られたストーリー
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無関係に思える事象同士が後になって繋がったり、謎の演出の意味が後から判明したりと、
バカだがストーリーの骨組みはしっかりしており、オムニバス形式のシナリオならではのカタルシスが味わえる事も。クリア後に再度プレイすると新たな発見があるかもしれない。
問題点
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前半と後半の温度差。
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前半は正に「とんでもクライシス!」な超展開の連続だが、そこで飛ばし過ぎたのか、後半は尻すぼみor控えめの展開となっている。
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最初から最後まで全力疾走の種男編に続いて始まる悦子編は、銀行強盗に遭遇したりその銀行強盗と雪山でチェイスしたり最終的には家に帰るため戦闘機に乗り込み成り行きで巨大生物と戦う事になる。おそらくここがヤマ場で、続くツヨシ編とリリカ編は後述する理由からパンチに欠けたものになってしまっている。
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ツヨシ編はミニゲームがほとんど種男編のものの焼き直しであり、新鮮味が薄い。ステージ数も少なく、あっと言う間に終わってしまう。
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展開自体は「縮小化したツヨシが蟻地獄や蜘蛛から逃げ回る」と言う、
ぶっちゃけ『ミクロキッズ』のパロディの十分新鮮な内容で、リリカ編に比べればまだタイトルに適ったシナリオである。
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最後のリリカ編は他の三人に比べるとかなり控えめのシナリオであり、最終章だからと言ってそれまで以上のとんでもない展開を期待すると間違いなく拍子抜けする。
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ぶっ飛んでいるのは最後のミニゲームくらいで、他はと言うと「授業を抜け出す」「買い物をする」「カラオケで上手く歌う」「種男に電話を掛ける」など、タイトルとは裏腹に至って日常的かつ平凡なものが殆どである。ほかの3人は命からがらの死ぬ思いをしていると言うのに…。
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せめて日常的な内容の比重の大きいこちらを最初に持ってきて、日常から非日常へエスカレートしていくといった構成だったら自然だったのだが。
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連打するゲームが多い上、難易度の高いものが多い。
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特にリリカ編の「クレーンシャクレーンシャ」はボタンを交互に連打しながら方向キーで敵の攻撃をよけるというもので難易度が高い。
総評
東京スカパラダイスオーケストラの音楽にのせて繰り広げられる様々なミニゲームの数々。
パロディ満載の荒唐無稽なミニゲームも然ることながら、ストーリー自体もタイトルに偽りの無い怒涛の超展開の連続。それでいて、ただ勢いとノリに任せてバカをやっているだけと思わせて徐々に伏線を回収する物語構成と、侮れない部分も多い。
ミニゲームの難易度にばらつきがあったり中盤以降の展開の息切れ感が残念な所ではあるが、全体で見れば「ただの変なミニゲーム集」では終わらないスペックを秘めた作品とも言えよう。。
今では考えられないほど実験的、かつ自由な作品を多く出した初代プレイステーション。本作はその末期に登場した一際輝く家族のドラマを描いたバカゲーとして記録される・・・と思う。
余談
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フジ系の番組SMAP×SMAPにスカパラが出演した際本作が紹介された。