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トイショップボーイズ - (2010/09/12 (日) 07:08:50) の編集履歴(バックアップ)
トイショップボーイズ
【といしょっぷぼーいず】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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PCエンジン
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メディア
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?MbitHuカード
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発売元
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ビクター音楽産業
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発売日
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1990年12月14日
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定価
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6200円
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ポイント
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おもちゃが敵のシューティング 意外にもやたらと高難易度 伝説の狼さん何してるんスか(笑)
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概要
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『魔境伝説』など、PCエンジンにちょくちょくソフトをリリースしてきたビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント)が放った縦シューティング。
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おもちゃに支配された世界を救うため、3人の子供達が戦いに挑むという設定。3人は一心同体らしく、お互いが常に引っ付いて飛行している姿がなんともシュールである。
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一人プレイ~二人交互プレイ可能(片方プレイヤーがミスすると、もう片方にバトンタッチする方式)、全6ステージ構成、周回あり、ゲーム開始前に三段階の難易度調整が可能。
主なルール
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オーソドックスなシューティングで、使うボタンはショットとキャラクターチェンジの二つ。
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このゲームは自機である3人の少年が三角形型の陣形で飛行している。ショットが放てるのはそのうちの前衛の少年で、他の二人は一切の攻撃はしない。チェンジボタンを押す事により、前衛の少年を好きに変更でき、自機のショット性能が変化するようになっている。主な少年とショットの種類としては以下の通り。
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赤い帽子の少年は、攻撃範囲は狭いものの連射が効き集中した攻撃を敵にあたえられる「エアガン攻撃」を放つ。
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緑の帽子の少年は、連射が効きにくいがホーミング性能を持ち広範囲の敵に有効な「ブーメラン攻撃」を放つ。
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青い帽子の少年は、自機周りにしか攻撃ができず、地面にいる敵には一切ダメージがあたえられないものの、敵弾かき消し効果を持ち防御面で優れた性能の「チャンバラ攻撃」を放つ。
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敵からのやられ判定を持つのは前衛の少年だけで、控えの少年2人には一切やられ判定はない。また、地面にいる敵(車型など)には触れてもダメージを食らう心配はない。
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ステージ中に出現する風船アイテムを取得する事により様々な効果が得られる。効果の内容は以下の通り。
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「パワーアップ」…最高三段階まで各少年のショットレベルを全員一括で上げる。またショットレベル最高時に取ると下記の敵全滅と同じ効果がある。
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「スピードアップ/ダウン」…アップアイテムは自機スピードを上げ、ダウンアイテムはその逆。スピード最速は最高三段階。
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「その他」…敵の攻撃を二回まで防いでくれる「シールド」、画面内の敵を全滅させる「全滅」、残機が1増える「1UP」がある。
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各ステージをクリアすると、そのステージの敵殲滅率が表示され、結果に応じたボーナススコアが手に入る。
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ゲームをクリアするとスタッフロール後に周目プレイが始まる。
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残機制でミスすると戻り復活、全部なくなるとゲームオーバー。
評価点
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システムとしてはわかりやすく、特別複雑な要素は皆無。
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グラフィックはPCエンジンとしてみると及第点な方。
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おもちゃ敵のバリエーションがそこそこ豊富。当時流行っていたミニ四駆っぽいものや、ゴジラっぽいおもちゃなど色々と。
問題点
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見た目はお子様向けゲームっぽい印象があるが、その実態はかなりのムズゲーで、どう見てもお子様向けの難易度じゃないという罠。
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敵の配置や攻撃自体はさほどきついわけではないのだが、自機の当たり判定がやたらとでかく、敵攻撃を避けるのが驚く位に困難であるのと、ミスすると戻り復活で、スピード、攻撃共に頼りない初期状態に戻されてしまうという問題が、このゲームの難易度を劇的に上げているのである。
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しかもこのゲーム、ミス後の救済処置はほとんど無く、ボス前でミスると、初期状態にて最初からボスに挑まなければならないという仕打ちが待っている事すらある。もうこうなってしまうと復活するのはよほどの腕前でもない限りは無理に等しく、その結果溜め込んだ残機数がそこで全部消滅、なんて事が普通にあり得る。
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ステージ構成がやや単調で、あまり練られた作りとはいい難い。最終ステージに至っては、1~5ステージのボスラッシュとラスボスだけで構成されており、思いっきり手抜き感が目立つ。
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一部ステージでは自機を左右に移動すると画面もそれにそって動く事がある。それ故に流れ弾(もしくは敵)に当たりやすい場合がある。
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BGMに関しては聞けない程の酷さではないものの、どの曲も1ループが短く眠気を誘うような聞き応えの薄い楽曲が目立つ。サウンドテストも非搭載。
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周回プレイに突入しても、ステージ内容にさほど差が無い。
賛否が分かれそうな点
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稀にグロい敵がいる。特に可愛らしい女の子のお人形が、首だけになり頭が蛇化するボス「メデューサ」のインパクトは結構トラウマ(でも顔は可愛い)。あと、ラスボスはノイズのビジョン越しに浮かぶ骸骨の顔、これも地味に怖い。
総評
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シューティングとしては遊べない程酷くはないものの、大人でも泣きそうな難易度の高さや、見た目の地味さ加減、それでいて同期のシューティングに比べてもあまりパッとしないゲーム性の事もあり、「微妙なゲーム」として見られやすい傾向にある模様。今のご時世だと「『デザエモン』で作れそう」とか言われそうなゲームである。
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あと、ビクター音楽産業のゲームなのにBGMにノリが足りないのもちょっと勘弁して欲しいよなぁ、とも思う。
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余談だが、オープニングのデモ画面にて敵に挑戦を挑む、赤帽子の少年の姿が、永遠のSNKヒーローであるテリー・ボガードの幼少期に見える筆者は目が変なのだろうか…?