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GUILTY GEAR XX Λ CORE (PS2) - (2014/06/06 (金) 17:36:27) の編集履歴(バックアップ)


注意:本稿では、以下の作品について解説する。同タイトルだが紹介を省略している他機種版もある。

  • PS2版『GUILTY GEAR XX Λ CORE』(劣化移植)
  • PS2版『GUILTY GEAR XX Λ CORE PLUS』、及び調整版であるPSN(PS3)・XBLA(Xbox360)『GUILTY GEAR XX Λ CORE +R』(改善)

GUILTY GEAR XX Λ CORE (PS2)

【ぎるてぃぎあ いぐぜくす あくせんとこあ】

ジャンル 対戦格闘ゲーム
対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 アークシステムワークス
発売日 2007年5月31日
価格 5,040円(税込)
備考 ここでは同タイトルのWii版の紹介は省略する
分類 劣化移植
ポイント 劣化移植・バグ・手抜き・サポートの悪さ・泣きたい
ギルティギアシリーズリンク


概要

パッケージで完全移植を謡いながらの大幅な仕様変更に始まり、バグ・手抜き・ダメサポートという劣化移植の見本市状態で、公式ブログ大炎上という事態に発展。
通称「バグセントコア」、「BC」。

バグ

  • 特定の技が出ないバグ、特定の技を特殊ヒットさせた際にダメージが跳ね上がるバグなど対戦に影響のあるバグ満載。
  • フリーズバグももちろん実装。しかもそれほど難しい条件ではない。
  • セーブデータバグも存在。
    • ただしこれについては発生数が多くなく、条件も全く不明で再現も出来ないため本当にあるのかどうかは不明。これの前々々作には存在していたのでそれがまだ残っている可能性もある。
  • その他細かいバグも無数に存在していたが、アーク社はその一部しか認めず、攻略本では「PS2版の仕様です」と言い張る不誠実さ。
    • 何れにしろ「アーケード版からの完全移植」「違和感無く遊べます」という謳い文句から程遠い出来であり、後述の修正版発売後もこういった態度が変わることは無かった。
  • 更に海外版やWii版ではこれらのバグがほとんど修正されており、国内版のデバッグ・調整の不足ぶりが露になった。

手抜き

  • ゲーム中の一部の表記が『GUILTY GEAR XX /』(前作タイトル)になっている。明らかなソースコードの使い回し。
    • 上記のバグの中にはプログラムソースを流用したために発生したと思わしきものがいくつも存在している。アーケードからの完全移植ではなかったのか?
  • アーケード版で散々指摘されていた誤植もそのまま。
  • 前作までのCS版で毎回必ず存在していた隠しキャラ2名こと「クリフ・アンダーソン」「ジャスティス」が削除されている。今作ACで仕様が変わった部分があるため、その部分の修正の手間を嫌ったと思われる。
  • また、前作のCS版と比べて明らかに遊べる要素が減っている。主に削除されているのは毎回お題の変わるミッションモード。

劣化

  • 音質が明らかに劣化しており、篭って聞こえる。
  • 上記の数々のバグの存在により、アーケードと同様の練習が出来なかったり、基本の戦略自体が使えなくなったキャラが数キャラ居る。

サポートの悪さ

  • バグ・手抜きが発覚し騒動となった後に一応の謝罪文が発表されたが、一部のバグしか認めない上、謝罪文と銘打っておきながら謝罪の言葉は無く、購入者への呼びかけは「なにとぞご理解ください」という一文のみ。
    • この内容でファンの怒りが収まる訳もなく、逆に騒動を煽る結果に。
  • もちろん修正版との交換などのサポートも一切無し。
  • 当然のごとく公式ブログは大炎上したがアークシステムワークスは完全無視を決め込み、それどころか『他のユーザーの方からの苦情が来たので』という理由でコメントを承認制にした上に、最終的にブログ自体も消してしまっている。
    • この騒動の最中に『GG2』の製作発表を行ったが、本作へのサポートも疎かなままの新作発表に「無神経だ」といった更なる批判が起こった。

擁護意見

  • ただし、当時本作が公式種目に選ばれていた闘劇の開催までに間に合わせる為なのか、今までの作品と比べて「AC→家庭用への移植」の期間が短かった割に、大幅な仕様の変更が行われた作品であった事と、
    主要スタッフが『GG2』や『ブレイブルー』といった新作タイトルに移ってしまった可能性のある時期だったため、「人手や時間が足りなかったのでは?」という意見もある。
    • そのような営業上やリソース面の理由があったにせよ、結果として未完成品とも呼べるものをリリースしてしまった。海外版や他機種版の内容を鑑みるに、時間さえかけられればこのような問題は発生しなかった可能性があるだけに悔やまれる。
  • また、開発陣は騒動に対してまともな対応をしたかったが、上層部が黙殺を決め込んだために出来なかったという話もある。
    • 修正版への無料での交換を行えば、人件費や開発費、広告費、制作費などで数千万単位の金銭的損失を負うことになり、完全に赤字になってしまう。アークシステムワークスとしても会社として利益にならない事をするわけにはいかないので、中堅企業であるアークシステムワークスの会社規模を考えると仕方がなかったのかも知れない。もっとも、結果としてプレーヤーは事実上の修正版の入手に追加出費を余儀なくされているので、会社側の対応について擁護できるものではないが・・・。
  • また当時2ちゃんねるで修正版製作の署名活動を行っていた人物によると、アークシステムワークスは当初は修正版を無料配布する方向で調整をしていたものの、そこへソニーが介入してストップをかけたとの事らしい。
  • (擁護ではないが、)上記問題点だけでなく、度重なるバージョンアップ商法?でファンからの不満が溜まっていたタイミングでこのような未完成品をお値段高め*1で発売した事もこの騒動が発生した大きな要因だろう。

GUILTY GEAR XX Λ CORE PLUS

【ぎるてぃぎあ いぐぜくす あくせんとこあ ぷらす】

ジャンル 対戦格闘ゲーム
通常版

アペンド版
対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 アークシステムワークス
発売日 2008年3月27日
価格 通常版:6,090円
アペンド版:2,079円(共に税込)
備考 ここでは同タイトルのPSP版の紹介は省略する
分類 改善
ポイント 劣化部分大幅改善+新要素
アペンド版は前バージョンの修正ディスクに該当
ギルティギアシリーズリンク

新バージョン

  • 修正版として発売され、既に修正前のソフトを所持しているユーザーに対しては低価格の追加ディスクを販売するという形で対応している。
    • 追加ディスクが約2000円ということもあり「修正版で金を取るのか?」という不満もあったが、バグのほとんどを修正し、隠しキャラ・ミッションモードを復活させ、さらに新しくストーリーモードや新システムのサバイバルモード等を盛り込んでいる。
    • こちらは十分ファンも満足の出来である。そのため一応騒動は収まった。

PSN(PS3)/XBLA(XBOX360)版

ジャンル 対戦格闘ゲーム
対応機種 プレイステーション3/プレイステーション・ヴィータ/Xbox360
発売・開発元 アークシステムワークス
配信開始日 PS3:2012年11月1日
PSV:2013年3月19日
360:2012年10月24日
価格 PS3:1,500円(税込)
PSV:1,500円(税込)
360:1,200MSP
分類 改善
ギルティギアシリーズリンク
  • 2012年夏に、今作の調整版『ギルティギアXXAC+R』がアーケードで稼働し、PS3のPlayStation Storeと、Xbox360のLiveArcedeで本作がダウンロード販売された。遅れて2013年春にPS Vitaのダウンロード専用ソフトとしても販売されている。
  • 家庭用限定であったクリフ、ジャスティスがアーケードで初めて使用可能になっている他、一部キャラに新技が追加され、ライフバーのデザインが少し変更されている。
  • オンライン対戦にも対応しており、ランクマッチとプレイヤーマッチの2つのモードで全国のプレイヤーとの対戦を楽しむことができる。
    • しかし、ランクマッチ(クイックマッチ)で相手の回線状況が表示されない、プレイヤーマッチの対戦部屋には2人までしか入れないといった、不親切な点も目立つ。