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セクシーパロディウス - (2015/08/03 (月) 11:15:20) の編集履歴(バックアップ)
セクシーパロディウス
【せくしーぱろでぃうす】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード(SYSTEM-GX)
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販売・開発元
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コナミ
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稼動開始日
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1996年3月
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分類
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ゲームバランスが不安定
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ポイント
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グラフィック・音楽・演出共に最高峰、しかし難易度までもが… ランク自重しろ
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グラディウスシリーズ関連作品リンク
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概要
パロディウスシリーズ通算5作目(アーケードでは3作目)。
『極上パロディウス』の主人公(の一人)であったタコスケが探偵事務所を開きギャルにモテモテ…を目指すゲーム。しかしタコスケ自身は戦わずビックバイパーなどの仲間たちに戦わせる。
「セクシー」の名前どおりお色気演出が多く、選択できる自機の幅も多くパワーアップするごとに喋る、といった非常ににぎやかなゲームではあったのだが、下記の通りの高難易度のために猛烈にプレイヤーを選ぶことに。
自機キャラクター
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本作の自機のうち『パロディウスだ!』から続投しているのはビックバイパーのみとなっており、他は『極パロ』の4体と新たに追加された3体の計8体となっている。
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本作から登場した自機はオリジナルキャラの「イワン」、まさかの自機化の「オプション」(2P側はこちらに出演できなかった「マルチプル」)、そして『ツインビーヤッホー!』で登場したエースの愛機「シューティングスター」の3体。
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ちなみにエースも登場しているのだが、原作のシリアスなキャラが完全崩壊している。またシューティングスターの2P側で登場する「ブラックバイパー」は装備を除いて1P側と殆ど関係ない所詮別キャラとなっている。
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もともとブラックバイパーが1Pとして開発されていたのだが、それだとビックバイパー+ブラックバイパーというプレイができないので1Pがシューティングスターになったという経緯がある。
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完全新規キャラクターの「イワン」はイワトビペンギン、おそらくペンタロウとの交代で登場。
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イワトビペンギンということか、全ての武器が跳ねたりバウンドしたりする。オプションは最大4つまで装備可能だが、4つ目の子ペンギンはショットを撃たないため、完全にランクを上げるだけのお荷物。
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「オプション」はパワーアップで他のキャラに変身することが可能(但し所詮真似のためか、オリジナルより微妙に攻撃力が弱く設定されている)。また、メーカー繋がりで『サンダークロス』に登場した「ブルーサンダー45型」にも変身可能、そのときのショットは壁を跳ね返るブーメランショットに。
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逆に言えば、「こいつもどき」「ミカエルもどき」をメインに使うならオリジナルを使った方が性能は上なので、実質ブルーサンダー1択である。サンダークロスがベースのひかるにブーメランショットが実装されていないのが救い。
問題点
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『バトルガレッガ』以上のランクゲー。
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ランクを下げる方法は皆無。しかし、少しパワーアップしているだけでも目に見えるほどの爆発的な勢いでランクが上がる。
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そもそもランク以前に基本的な難度も非常に高いため、ランクを上げないための低パワーアップ走行ではザコにもボスにも押される、という八方塞がりなゲームバランス。
パロディウスシリーズは伝統的にランクゲーであったが、本作ほど酷い物はない。
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(アーケードとしての)前作『極パロ』は『だ!』の高難度の反省からか遊びやすい難易度だったのに、『極パロ』どころか『だ!』の1周目をも上回る激烈難易度。これはひどい。こちらは1周エンドのゲームであるため、2周目が凄まじく難しかった『だ!』よりある意味酷い。
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単純なステージ構成も、2面から袋小路や水流のギミックがある高速スクロール面という初心者殺しぶり。スクロールに対応するためにどうしても2速以上を取らされるため、余計にランク上昇が速い。
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後日発売されたサントラでは、1面→4面→3面→2面の順にBGMが流れることから、「当初は4面に配置される予定だった高速ステージが、諸事情で2面に配置変えになったのでないか」と推測されている。
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ランクが上がると、ザコ一体一体が猛烈な量の撃ち返し弾を残しまくる。序盤面からでも容赦なく。
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特定のアイテムを取る、もしくは敵を一定数倒したかどうかで次のステージが分岐するノルマ制を採用している。しかし実は初回からノルマ達成が厳しく、達成しようとすると自由度が下がってしまうため、不評を買うことに。
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しかも、基本的にノルマ失敗後のルートの方がボスが強くて難しい、という信じられない調整。
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ちなみに、ノルマを全て成功させないと隠しステージへ進むことはできない。
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スタッフからの殺意すら感じる、弾幕STG顔負けの物量を誇る最終&隠しステージにはもはや苦笑いしかない。
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パロ伝統のセクシー要素にしても、「セクシー」の名を冠しているためか、今作はかなりハメを外している(さすがに局所や乳首は見えないが、裸の女性が結構出てきたりする)ため、プレイする人を選ぶ。
総評
パロディウスシリーズとしてはグラフィック・音楽・演出共に最高峰。
しかしゲームの難易度までもが最高峰という代物になってしまった。
ACにありがちな高難易度至高派の一部からは好かれている…が、限度というものがある。
あまりの難しさに投げてしまった者も多く、評判も芳しくなかった。
そして今作は、パロディウスシリーズにとどめを刺す形となってしまった。
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同時期に稼働した『沙羅曼蛇2』の出来も散々だったため、コナミの横STGそのものにも致命的なダメージを与えてしまったと言える。
移植版
セガサターン、プレイステーション版(1996年11月1日発売)
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主な変更点は以下の通り
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ライセンスの都合で一部のBGMが差し替えられた
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今までのシリーズでは標準だった、家庭用の隠しコマンドもパワーアップとパワーダウンのみになっている。
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しかもパワーアップコマンドはノルマを成功させた数だけしか使えない。
他に『パロディウス PORTABLE』(2007年1月25日発売)に、『初代アレンジ版』『だ!』『極パロ』『PS版実況』とセットで収録されている。