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SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS
【えすえぬけー ばーさす かぷこん かーどふぁいたーず でぃーえす】
ジャンル
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カードゲーム
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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SNKプレイモア
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開発元
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ナウプロダクション
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発売日
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2006年12月14日
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定価
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5,040円
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分類
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ゲームバランスが不安定
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ポイント
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カードバランスがGAME OVER キャラゲーとしても微妙 作業感たっぷりのストーリーモード やり込み要素皆無 前作までのファンにとってはガッカリゲー
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SNKクロスオーバー関連作品シリーズ
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CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ
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概要
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カプコンとSNKのキャラクターが描かれたカードを使うカードゲームであり、同シリーズの3作目に当たる。
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プレイヤーは50枚(同種4枚まで)のカードで構成されたデッキを用意し、先に相手プレイヤーのLP(ライフポイント)を0にしたほうが勝利となるゲームである。
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ちなみに、シリーズ1・2作目はネオジオポケットカラーで発売されている。
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それまで格闘ゲーム(CvS)の名残があったシステムを一新し、MtGやデュエルマスターズといった一般的なカードゲームに近いシステムに作り直されている。
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大きな変更点は、あらゆるカードを使うのに「フォース」というコストが必要になったことと、フォースに色属性の概念があるために全てのカードが赤・青・緑・黄・白(無色扱いのためコストは何色でも代替可能)のいずれかの色に区分されたこと。
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合わせて、前作までに存在したキャラクターカードは能力・HP(体力)・BP(攻撃力)が変更されているが…。
GAME\バランス/OVER
システムが一新されたが、それに伴うゲームバランス調整が全くできていない。詳細を以下にまとめる。
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上位互換ないしは下位互換関係に当たるカードの組み合わせが多数存在し、カード間の強弱がはっきりと分かれている。一例をあげると、こんな感じ。
+
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緑属性・特殊能力なし・登場コスト白1のキャラクターカード表
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レアリティ(S~D)
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産出フォース
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HP
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BP
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東風
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C
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緑
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400
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400
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フーバー
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D
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緑
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400
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300
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マーズピープル
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D
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緑
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300
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200
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鎮元斎
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C
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緑
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200
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300
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まりん
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D
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緑
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200
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200
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まりんェ………
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ターンの初めに場に出ているキャラの数だけフォースが手に入る。このため、素早く沢山場に出せる低コストキャラは非常に強力であり、逆に高コストのカードは使いづらい。手札からカードを捨てることで捨てた色のフォースを1つ手に入れることもできるのだが、高コストカードは軒並みそうなる運命になりがちなため資源ゴミ扱いされることも多い。
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そんな高コストカードに限って主人公キャラや人気キャラであったりレアリティの高いカードだったりする。このため、キャラゲーであるという側面から問題ありと批判されることもある。
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キャラクターカードには特殊能力が0~1つ搭載されているが、能力を発動するのに必要なフォースの量が全体的に高すぎる。無理にキャラクターの能力にフォースをまわすよりは数を揃えて攻めたほうが圧倒的に効率が良い。このため、殆どのキャラの特殊能力が役立たずになってしまったうえに、キャラそれぞれの個性が弱まってしまった。
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複数キャラによる合体攻撃も存在するが、こちらもコストが割高である。
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そもそも特殊能力が1キャラ1つまでというのは、カードゲームとしては少なすぎる。三種の神器すら再現できない設定ではカード毎の個性も何もあったものではない。
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結果としてキャラクターカードの役割は攻撃かブロックかになりがちなため、ゲーム展開が単調になっている原因はここにあるとの見方も存在する。
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雑魚敵からラスボスに至るまでCPUがキャラカードでの力押ししかしてこないことも、この問題を端的に表している。
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コストシステムとキャラの無個性化のせいで、前2作で出来たお遊びデッキ(例、忍者オンリー、侍オンリー)等は、ほぼ機能不全なデッキになってしまう。このためデッキ構築の自由度は前2作に比べると低い。
こんな有様であるため、一人プレイのストーリーモードは低コストキャラを開始直後から大量に並べて速攻をかける戦法だけでラスボスまで簡単に倒せてしまう。尚、低コストキャラはレアリティも軒並み低いため、ゲーム内のカードショップでパックを買うとあっさり手に入る。
そして、この戦略を後押しするイカれたカード「
GAME OVER
」が、その名のごとくゲームを終わらせている。
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効果を簡単に説明すると、コスト白4フォースでお互いの手札を全て捨てさせるアクションカード。
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このゲームでは互いのプレーヤーに白フォースが3つと手札が7枚ある状態で試合が始まる。
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つまり、先手1ターン目にこのカードが手札にあると、他のカードを1枚捨てるだけで発動コストがそろってしまう。後は残りの5枚をやりくりして低コストキャラを何体か場に並べ、他のカードを使いきった後に「GAME OVER」を打てば、圧倒的に有利な状態で試合を運べてしまう。カードやフォースを増やすアクションカードを併用するといっそう酷い布陣が敷ける上に「GAME OVER」を1ターン目に打てる確率もあがる。
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対人戦でこのカードをアリにすると、高確率で先手必勝のレ○プゲーになってしまう。友人と遊ぶときは、このカードを禁止にする等しておくこと。
そのほかの問題点
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戦闘グラフィックの演出が無駄に豪華で長い。演出の早送りやon/off切り替えが付いていないのが問題とされる。
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ゲームの方の数字表示は非常に小さくて見づらい。
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ストーリー進行が単調である。要約すると塔の最上階にいるボスを倒すのが話の目的なのだが、基本的にはフロアの雑魚をカードバトルで倒す→ボスが出現→倒して上の階に進む→フロアの雑魚を(ryの繰り返しである。
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カードゲームのストーリーにはよくある話ではある。しかし、キャラグラの使い回しが多く同じ外見の色違いさんと何度も戦うために、問題が際立っている。
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ときどきこなさなくてはならないお使いイベントの相手が、上記の色違いさんのせいで分かりづらくなっている。
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キャラクター紹介のテキストが不十分。登場ゲームが記載されていないので初めて見るキャラクターがどのゲームのキャラクターだか解らない。
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中にはライターの主観のみでキャラについての説明にすらなっておらず、ファンが不快感を覚えるようなレベルのテキストや、そもそも説明自体が間違っているキャラクターが複数居る等の粗末さに、一応はキャラゲーであるのにこれはどうなのか?と、プレイヤーの間で疑問視される事となった。
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問題のあるテキストとは、独特な容姿に対するネタのみの解説であったり、女性キャラの解説にスタッフの趣味を書いたり、解説の言葉選びもいちいちキャラに対して中傷的である等が挙げられる。誤表記のテキストは、丸ごと一つ間違っている物から、細かな物まで様々。特にキャラクターを借りている筈のカプコン側のキャラクターにその例が多く、尚更メインターゲットである筈の購入層が疑問を抱かざるを得なかった。
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同キャラ別バージョンのキャラクターカードが最高4枚もある(特にCAPCOMカード)。前作と前々作にいたキャラがキャラクターカードからリストラされているものもいる。
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続編を見込んでの実験作的な人選だったようだが、それにしても選り好みや出し惜しみ感が激しくないとは言い切れない。
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レアSとAのSNKプレイモア社員、又は元SNK社員の描きおろしイラストカードは、レアB以下のカードイラストと比べても明らかにLVの低い絵が存在する。
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特にSカードのモリガンは邪神級(参考、公式HP)。
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リサイクルマシンに入手出来るレアカードがノーヒント。公式HPでしか解らないほど複雑。
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やり込み要素は無し。最低2周目で全部のカードが入手出来るカードパックが条件付きで入手出来る。
総評
ゲームとして成り立ってはいるものの、肝心かなめのカードバランスがダメなせいで台無しになってしまったゲームである。 そのため、ネオジオポケット版からの熱心なファンからも新規プレイヤーからも評判は芳しくない。