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デジモンアドベンチャー - (2013/08/08 (木) 20:21:53) の編集履歴(バックアップ)


デジモンアドベンチャー

【でじもんあどべんちゃー】

ジャンル RPG
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 プロペ
発売日 2013年1月17日
定価 6,280円
レーティング CERO:A(全年齢対象)
ポイント 忘れられないあの夏の冒険が再び
徹底した原作追体験
ゲームとしてはオーソドックス
デジタルモンスターシリーズリンク

概要

1999年から翌2000年まで放映されたアニメデジモンシリーズ第1作『デジモンアドベンチャー』のゲーム化作品。
デジモン生誕15周年記念を祝して発売された。

システム

  • アニメをなぞったメインストーリーを進める他、サブエピソードやダンジョンを選択する事ができる。
  • マップを進みアイテムを収集する他、イベントポイントまで行くとイベントが発生するというオーソドックスな形式を取っている。
  • 戦闘はシンボルエンカウント方式でパートナーデジモン*1の中から3体を選んで1チームを組み敵と戦う方式。
    • 順番が来るデジモンがゲージで表示され行動により順番が変わるなど、『FF10』のカウントタイムバトルシステムに似たターン制を採用している。
    • 通常攻撃や技、アイテムの使用の他、「進化」を選んで戦闘中だけ上位種に変身する事も可能。
    • 時折、仲間との会話シーンが挿入され、その際の選択肢で正しい回答を選ぶことでキズナを深める事ができる。
      • キズナが深まると戦闘中にチームに入れているデジモンが続けて攻撃する「キズナコンボ」が発生する確率が高まる。
  • 宝箱や戦闘でのリザルトで素材アイテムが入手できる。
    • これをメニュー画面で合成する事により「デジピース」と呼ばれる装備アイテムを作る事が可能。
    • デジピースは各デジモンに用意されている「デジピースパネル」にパズルのようにハメ込む形式。
  • ライブラリ機能により各エピソードのあらすじやムービー、デジモン図鑑などが閲覧できる。
  • デジモンの3Dモデルは過去作からの流用だが、トゥーンモデリングでの変換にあたり一部手直しされているものもある。
  • 一度ゲームをクリアするとデータを引き継いでもう一度最初から始める事が可能(つよくてニューゲーム)。

評価点

  • 徹底した原作再現。
    • TVシリーズ全54話ものシナリオを(一部簡略や改変があるものの)完全収録している上、評価が特に高い劇場版第2作『ぼくらのウォーゲーム!』をも収録している。
    • 当時の声優陣も集合している上、一部の会話を除きフルボイスで喋ってくれる。
      • デジモンが進化した際の声が低くなる演出も再現している。
      • ただし高石タケル役の小西寛子氏や、デビモン役の塩沢兼人氏のように休業や故人となってしまったケースもあるため、代役も立てられている*2
    • 主題歌や挿入歌などアニメ本編からそのまま使用している他、一部のBGMにはアニメの劇伴をアレンジしたものが使われている。
    • デジモンの進化ムービーも原作を再現。
      • さらに本作では原作ではウォーグレイモンとメタルガルルモンの二体だけしかいなかったパートナーデジモンの究極体が全員分用意された。
        進化ムービーもそれに合わせて新たに作られている。
  • 隠しステージでは歴代シリーズの主人公とパートナーデジモンもゲスト参戦。
    • その際の太一達との会話は必見。

問題点

  • 子供層を対象にしているためか、難易度は易しめ。
  • 会話は立ち絵やほとんど動かない棒立ちの3Dキャラが表示されるだけと視界的にはかなり簡素。
    • そのせいで演出が解りにくい箇所がいくつか存在する。*3
    • 立ち絵も版権イラストの流用が目立つ。
  • 一本道のマップがやや多め。
  • TVシリーズの前日譚に当たる劇場版第1作目は未収録。
    • もっとも、それを補う程ボリューム面は充実しているのでこれ以上は高望みとも言える。時系列的にも難しい。
  • 『ぼくらのウォーゲーム!』の舞台はTVシリーズの後日談*4なのだが、子供達の服装が全く変わっていないため違和感がある。
  • ゲスト参戦しているシリーズ主人公に声は収録されていない。
    • アニメシリーズ第6作目である『デジモンクロスウォーズ』の終盤では歴代主人公が参戦するサプライズがあり、その際の彼らの声も原典と同じ声優陣が参加していたため余計残念に思えてしまう。

総評

一部不満はあるものの、原作追体験ゲームとしては申し分のない出来。
原作アニメの視聴者だった方は当時を懐かしみながらプレイに浸ろう。