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バツ&テリー 魔境の鉄人レース - (2021/06/09 (水) 15:53:30) の編集履歴(バックアップ)
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バツ&テリー 魔境の鉄人レース
【ばつあんどてりーまきょうのてつじんれーす】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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メディア
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1Mbit+64kRAMROMカートリッジ
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発売元
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ユース
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発売日
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1987年7月22日
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定価
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5,300円(税別)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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原作改悪 ゲーム自体も低クオリティ メーカーの自画自賛 そもそもレース要素ほぼゼロ
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少年マガジンシリーズリンク
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概要
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『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE?』と並ぶ原作改悪ゲームとして有名。どちらも原作は一応野球ものであり、しかもゲームのジャンルがアクションという共通点がある。
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突然、ドラゴン軍団から、我らの鉄人レースに参加しろという脅迫状をもらい、それをあのバツ&テリーのコンビが引き受けるというストーリー。この時点で原作との関連性は皆無に等しい。
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原作自体が野球漫画でありながらあまり野球をしなかったものの、何もアクションゲームにすることはないだろう……
特徴
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制限時間内にステージをクリアするという横スクロールアクション。
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タイトルに「鉄人レース」とあるが、他に出走者はおらず、レースゲームとしての要素は皆無。
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同じようなマップパーツが貼られている面を何種類か、計24面攻略する。
問題点
ゲーム内容
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当時の水準を考慮してもグラフィックがチープすぎる。
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グラフィックが汚すぎて穴か背景か障害物か分かりにくい。
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主人公のバツとテリーはセレクトボタンでチェンジできるが、空中でだけでしかチェンジできない謎仕様。
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バツは変な軌道を飛ぶボールが、テリーはバットが武器である。いちおうバツのほうが使いやすい(どちらも武器は強化できる)。
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しかしぱっと見ではバツもテリーも区別がつかず、どちらも原作とは似ていない。
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難易度はそこまで難しくはないのだが、面構成の不親切さから最初はなかなかクリアできない。
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一応裏技として「タイトル画面でAボタンとスタートでコンテニュー」があるが、ググっても引っかからないほど知られていない。
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BGMは旋律は悪くは無いのだが音源の使い方のせいで、聴いていていい感じがしない。
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このせいで「クソゲーはBGMだけは良い」という評価点も無くなっている。
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ラストボスは主人公の2倍の背丈を持つ巨人。なぜかレースのゴール後に登場する。
愛の戦士 バツ&テリー
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ラストボスを倒すと、ここでようやくバツとテリーと白木アン(ヒロイン)の顔画像が出てくる。
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一応ネタバレ回避
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メッセージがカタカナで読みにくいが「ドラゴン軍団の挑戦に勝利して海峰高校を救ったバツ&テリー。しかしドラゴン軍団の新たな挑戦やまた別の敵が海峰の平和を脅かすかもしれない」という主旨の、なぜか堅苦しい文章のあと「タタカエ! アイノセンシ バツ&テリー」と出て来る。何だ愛の戦士って。
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確かに、原作には「愛の戦士抜刀軍ただいま参上!」と言うセリフはあるのだが……
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余談だがコナミ『愛戦士ニコル』の発売は1987年4月24日。開発者はこのゲームも意識していたのかどうかは知らない。
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評価点
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「バットとボールを使って敵を倒す」という所は確かに野球である。
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『CITY ADVENTURE タッチ』だとボールしか使わなかったのに……
総評
とにかく原作無視版権ゲームでは最低の出来。そもそも内容があまりにも原作とかけ離れすぎていて意味不明。
余談
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KONAMI『サンデー×マガジン 熱闘! ドリームナイン』(DS)で、この2人は本職のバッテリーで出演している。
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「ユースノゲームハオモシロイ」というCMは結構な回数流れたため記憶している人も多いと思われる。
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ただ『明治維新』の例もあり、グラフィックの質は他社に比べて著しく低く、ゲーム画面を見る機会があれば絶対に手を出すことのないメーカーだとは思うが。
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その一方で、移植とはいえPS版『ストライダー飛竜』を手がけるなど、一概にはクソゲーばかりではないメーカーではある。ちなみに、これを手がけたのは、TADコーポレーションから移籍してきた西澤孝と佐久間明である。
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なお、ユースはXUSE(ザウス)と名前を変えて、アダルトゲームの製作へと活動の場を移したが、2021年に廃業となった。
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パッケージ裏にはストーリーが書かれているが、最後に「実はそれはとんでもないレースともしらずに…」とも書かれている。
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パッケージには仰々しく「これが噂のユース・ファミコン第2弾!」などと広告と同じ文面が記述されているが、実はこれには理由があってこのパッケージ絵に書かれているヒロイン(白木アン)はなぜかオッパイが丸出しなのである。原画に手を加えるわけにもいかないと判断しこのような文面をかぶせているのである。
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ちなみにこの絵はこのファミコンのための書き下ろしである。大島先生は何を考えてこのような絵を描かれたのだろうか…。