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ジョジョの奇妙な冒険 (SFC) - (2021/06/17 (木) 23:57:15) の編集履歴(バックアップ)


ジョジョの奇妙な冒険

【じょじょのきみょうなぼうけん】

ジャンル RPG
高解像度で見る 裏を見る
対応機種 スーパーファミコン
メディア 8MbitROMカートリッジ
発売元 コブラチーム
開発元 ウィンキーソフト
発売日 1993年3月5日
定価 9,500円(税別)
プレイ人数 1人
セーブデータ 3個(バッテリーバックアップ)
判定 クソゲー
バカゲー
ポイント 橋本名人が指揮しておきながら原作無視の超展開
全体的に自由度が低すぎるゲームシステム
スタプラ「ウワウワウワ」 ワールド「ウダウダウダ」
BGMと下の顔グラは良い
黒歴史を通り越して伝説化
ジョジョASBの松山洋氏曰く「なかったことにしてはダメです!」
ジョジョの奇妙な冒険シリーズ


概要

独特の台詞回しや奇抜な絵柄、練りこまれたバトルシーンと今もなお根強い人気を誇る漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。
本作は『ジョジョ』の中でも特に人気の高い第三部を題材にしたRPGである。
発売元の名称がコブラチームであることから「コブラジョジョ」とも。

本作以前にもジャンプオールスター系作品*1には参戦していたが、『ジョジョ』単独のゲーム化はこれが初めて。
そのためファンの期待も大きかったと思われるが……

あらすじ

  • 第一部のボスであり、物語の元凶でもある吸血鬼・DIOが新たなる力である「スタンド」を手に入れ蘇った。しかしその復活はDIOの宿敵であるジョースター一族にも影響を与えていた。同じくスタンドが発現した主人公・承太郎は、DIOの影響により倒れた母・ホリィを救い出すため、祖父・ジョセフとその仲間達と共に打倒DIOの旅に出る。

特徴・システム

  • 画面は向き変更の出来ない3Dダンジョンといったような形式。
    • 通常の移動パートも含めこの形式で統一されている。
  • 敵は決まった場所で、決まった回数しか出てこないので、一部例外を除きレベル上げは不可能。
    • 一応、終盤になるとレベル上げはできるのだが、その方法がバーでお金を払って酒を飲み、それによって現れた吸血鬼(の幻覚)を倒すといったもの。色々と危ない。払った分以上のお金も手に入るのだが、幻覚じゃなかったのか…?
      • 実は吸血鬼と戦っていると思い込んでいるだけでバーの客を攻撃しているのかもしれない…
  • バイオリズムシステム
    • 精神・肉体・運命の3つのバイオリズムがあり、それぞれ精神ダメージ・肉体ダメージ・経験値に影響する。バイオリズムはキャラクターが移動することで変動する。
      • キャラクターに合ったラッキーアイテムを装備すると、バイオリズムの変動が早くなるので、不調の時にこれを装備することで調節することも可能。しかし、特に前半で戦闘開始時に「全員のバイオリズムが変わった」が出て、調整が台無しになることも…
    • またストレスの概念があり、これが高まっているとバイオリズムが下がり易くなりダメージを受け易くなったり攻撃の命中率が下がるといったマイナス効果が出る。ストレスは戦闘開始時のタロットカードや特定のトラップなどで上がったりするので厄介。
      • ストレスは「タバコ」や「少年ジャンプ」などのアイテムで回復可能。また、トイレで用を足すか一泊すると標準値まで戻る。
      • ちなみに、トイレで用を足す際にメンバーの放尿音を聞くことができる。さらに、キャラクターのグラフィックが微妙に上下に震えて目をつむったりと、妙にどうでもいい細かな所に力が入っている。
      • ただしイギーだけは用を足すことができない。残念。
      • 精神状態が悪くなるとスタンドが弱体化するという意味では原作設定の再現といっていいが、戦闘前に用を足したほうが強いというシュールな設定になってしまった。アヴドゥルのように笑いながらやれと言う事なのだろうか
      • 当時の裏技本では用を足せることが裏ワザとして紹介されていた為、なおさら知名度を上げてしまった。
  • HPとMPがある一般的なステータスだが、MPは精神面でのHP扱い
    • MPが0になると「戦意を喪失」という形で再起不能(リタイア)になる。MPは敵の精神攻撃で減少し、味方の励ましや自己暗示(味方や自分に「話す」コマンド)で回復する。
      • 精神攻撃とは言ったが、内容は原作に出てきたりした言葉での罵倒である。
      • こちらも敵に「話す」コマンドを使うことで相手のMPにダメージを与えることができ、0にする事で倒す事も可能。敵に向かって一斉に「話す」を行うとまるで悪口大会
+ 「話す」コマンド全容
  • 精神攻撃は単体攻撃。
    • 精神ダメージはその性質上、攻撃力と説得力と相手の防御力の影響を受ける。
      • 敵に精神ダメージを与えても一向に弱くならない。味方は精神ダメージを受けるとスタンドのパワーが低下するが、それほど実感は沸かない。
    • J・ガイル戦(最終戦)ではポルナレフ、DIO戦では全員に専用のセリフが用意されている。
    • 自分に「話す」コマンドを使った場合は、例えば承太郎なら「やれやれだぜ」と心の中で喋って、MPが回復する。集中力が高いほど効果が高い…のはずだが、最大MPが255を超えた所でMP回復量が急激に低下するバグが存在し、集中力も死にステータス。
    • 味方に「話す」コマンドを使うと、味方を励ましてMPが回復するのだが、その言葉がおかしすぎる(ジョセフが呼び捨てにされたり…)。なお、協調性が高いほど効果が高い。
    • MP全快のキャラに「話す」を使うと、「キアイを入れた」と出るが、特に意味はない。
  • 特徴的なコマンド「調べる」「作戦」
    • 戦闘中に「調べる」ことで何かを思いつくと、「作戦」が使えるようになる。「作戦」は、「ヒラメキ」(後述)、「ガッツ」(強攻撃)、戦闘によっては「逃げる」の中から選べる。判断力が高いと1ターンで思いつくが、そうでないと2ターンかかる。
    • 敵スタンドの謎を暴く「ヒラメキ」というコマンドが存在し、特定のキャラ(ここは大体原作通り)がひらめかないと相手に大したダメージを与えられない戦闘が多い。
  • 戦闘開始時に毎回5枚のタロットカードが出され、カードを選ぶとステータスが変動する。
    • 「全員のHP・MPが全回復」「全員の攻撃力が1上昇」とありがたいこともあれば、「ストレス上昇」「判断力低下」などマイナス効果もある。
      • ちなみに、タロットカードの効果はDIO様がご丁寧に解説する。
      • 「DIOがおそってきた」→「星」のカード→影DIO「全員の精神力と生命力が回復した」→一行(ニヤリ)…なんてシュールな光景も起こり得る。
    • 攻撃力・防御力・判断力・行動力の変動は、戦闘終了すると元に戻る。
    • どんなカードが出るかは、場面によってある程度決まっている。エジプト入りしてからはエジプト9栄神のカードも登場する。
  • 戦闘時の行動順はランダム。

バカゲー要素

シナリオ面

  • シナリオの改変にツッコミ所満載
    • OPデモで流れる冒頭のストーリーや、大まかな流れ(日本→インド→エジプト)は原作をなぞっているものの、その改変内容は原作を知っていると開いた口が塞がらないレベル。しかもストーリー上は大真面目にやっているため、非常にシュールな展開が続く。

近所の本屋の店員ポルナレフ

  • 空条家の近所の古本屋にて、ジョセフが店員に「スタンドに関する文献を探しているのだが」と尋ねる。しかもその本屋の店員がポルナレフ。どこからツッコめばいいのか。*2
    • おまけに律儀に「しばらくお待ちください」と言って奥の部屋へ探しに行ってしまう。約2秒後にジョセフが「遅いな!?ちょっと覗いてみよう」と言い出し、一行が中へ入ると戦闘になる。…奥の部屋に入った意味は?
    • ちなみに、本作でのポルナレフは多くのメディアで見られた銀髪ではなく、OVA版と同じ金髪である。
    • 原作を知らない人のために説明するが、スタンドはごく一部の者達だけが存在を知る超能力の一種であり、一般に知られていないためその辺の本屋に文献なんぞあろう筈が無い。
      • そもそも、その能力に「幽波紋(スタンド)」と名付けたのは他でもないジョセフ本人である*3
    • さらにはDIOに関する文献を街中の図書館で探そうとする場面まである。DIOの生まれたイギリスならまだ分からなくはないが、そんな文献を探すのはハッキリ言って無謀である。第4部のボケ症状が出始めているとしか思えない

親切な道先案内人DIO

  • 物語の要所要所では、次の行き先を敵であるはずのDIO自身が教えてくれる。
    • 原作ではジョセフの念写でDIOの情報を集めながら場所を探していたのだが、本作ではTVを使った念写をされる事を前提にDIO自身がわざわざメッセージを残してくれている。
      • 「思ったよりはやるようだ」といった台詞や、脅しをかけるような言葉も多いのだが、それ以上に親切にも次の行き先を教えてくれるDIOというのがギャグでしかない。そして話が終わると必ずテレビを爆発させる。この演出の為、不自然な場所にテレビが置いてあったりする。
      • ずっと承太郎視点で話が進むため、DIOの存在をアピールする必要があったのかもしれないが、もう少しどうにかならなかったのだろうか。
    • ちなみに最初にDIOとTV越しに出会うのは、上記ポルナレフのいた本屋の近くにあるDIOの館(正確には、DIOの手掛かりになりそうな怪しい館)である。
    • インドのとあるイベントでは、手下の敗北を前提として書いた手紙を、宝物庫の宝箱に入れておくという奇行も見られる始末。原作の威厳がまるで感じられない…
+ その他、原作と違う主な所一覧
  • 開始早々、アヴドゥルに「そのままではスタンドの能力をフルに活かせない。私の部屋でアイテム(アルミの学帽)を装備して行くといい」と言われる。
    • その後、アヴドゥルを捜して話しかけると「アイテムはしっかり持っていますか?」とまさかの敬語。
  • 花京院は撃破後にその場で何の説明もなく、あっさり肉の芽を摘出して仲間に。承太郎一人で十分でした。
    • その後は空条家でジョセフ達に、承太郎の友人として礼儀正しく挨拶。これはこれで新鮮かもしれない。
  • 学校ではDIOに肉の芽を植え付けられた一般人の不良達が襲ってくる。さらにその後は「生徒達の舌が引き千切られている」という展開になり、学校の用務員としてタワーオブグレー(グレーフライ)が登場。
  • 日本のDIOの館に出てくる暗青の月とストレングス
    • 館の地下は巨大な水槽のようになっており、暗青の月(偽テニール)が原作通りの格好(船長風の格好)で襲ってくる。
      • 原作ではあくまで成りすまして騙す為に船長の格好をしていたのだが、これではその服の意味がない。なので、もちろん承太郎が船長を偽物=スタンド使いと暴くシーンはない。
    • そしてこの館はストレングス(フォーエバー)が操っている。船ではなく館を。
      • 更に倒しても館の中が変化する描写は一切無い*4
    • 館の奥ではDIOがテレビ越しに「私の事が知りたければインドへ来るのだな」と教えてくれる。ここでようやく日本から旅立ちである。
  • インド行きの飛行機の中で、グレーフライの代わりに乗客の子供としてデス13が、CAとしてハイプリエステスが登場する。
    • 夢の世界ではスタンドを出せないと会話でも示されている筈なのに、承太郎がスタープラチナでみんなを殴って起こしスタンドが出せるようになる。どうやって出した。
      • 恐らく承太郎の殴る絵をいちいち描く余裕がなかったのだろうが、さすがに雑過ぎである。
      • 最後はジョセフの操縦により機体は何とか持ち直し、無事にインドに到着する。不時着した原作と比べて大活躍。
  • 呪いのデーボはホテルの部屋に入ると、いきなり隠れもせず襲ってくる。
    • 戦闘時のグラフィックの立ち絵が本体のものしか無いため、本来なら人形に襲わせている状況のはずが本体が直接襲ってきているように見えてしまう。
  • デーボ打倒後、イエローテンパランス(ラバーソール)がデーボやホテルの従業員に化けて襲ってくる。しかもすぐに正体を自分からバラすため、変身の意味がほとんど無い。
    • その戦闘ではなぜか承太郎でなくアヴドゥルのヒラメキが有効で、レッドバインドで攻撃すると敵が酸欠になり、防御壁を開いて防御力が低下する*5*6
  • ハングドマン(J・ガイル)の立ち絵はどこでどんな状況で遭遇しても何故か鏡のグラフィックのまま*7
  • 敵スタンドで唯一エンプレスのみカット。
    • スティーリー・ダンも登場しない(説明書には掲載されている)が、ラバーズを「種」としてエンヤ婆が使用してくる。
  • Z・Z(運命の車輪)を倒すと、「この先の町にDIOにスタンドを教えた魔女がいるらしい」と、原作でラバーソールが言ったようなセリフを言う。
  • ダービー(兄)は原作通りトランプ勝負を挑んでくるが、なんとイカサマなし。勝利するとそのまま親切に情報を教えてくれて、リタイアもしない。単なるお人好しのギャンブラーである。
    • 「DIO様」と呼んでいない事から、下手すればただの通行人レベルでもある。
    • 原作であった承太郎とダービーのポーカーの駆け引きは完全にカット。
    • しかも、登場するのはエジプトではなく、エンヤ婆がいる霧の町。
  • エンヤ婆は原作では霧のスタンドで攻撃が通じなかったが普通に攻撃できる。(本体に直接攻撃しているのだろうか…?)
    • 承太郎の「ヒラメキ」が有効な辺りは一応原作再現か。
    • ダメージを受けても原作のようにジャスティスに体を操られることは一切ない。
  • カメオの3つの願いが「全員のレベルアップ(偽承太郎3体が出現)」、「ホル・ホースの居場所(偽ホル・ホースが出現)」、「DIOの秘密(審判とバトル)」になっている。
    • 偽承太郎の「お前ら、仲間を殺すことができるのかよォ!」に精神ダメージを受ける承太郎達…
    • ジャッジメント自体、ランプではなく宝箱から出てくる。しかも、場所がエンヤ婆の館。
  • 太陽に向かって皆で直接攻撃*8
    • 原作と違いサンの本体のアラビア・ファッツは倒した後にちゃんと姿を見せ、お金やイギーのヒントもくれる。
  • DIOに反抗するスタンド使いイギー
    • 原作とは異なりイギーは砂漠のピラミッドのボスで、DIOに反抗するスタンド使いとして仲間に加える展開になっている*9
    • しかも探す途中ではイギーを捕まえるのを諦めたホル・ホースに遭遇する場面も。(戦闘はなし)
    • 倒されたイギーはあっさり仲間になる上、加入イベントで普通に人間の言葉を喋っている
      • 原作通りの内心のつぶやきの可能性もなくはないが、「コーヒーガムをくれるならついて行ってやってもいい」という台詞は承太郎達が理解できなければ意味のない台詞である。
  • アヌビスの刀をピラミッドの宝箱で発見。それを渡したカーン顔の商人(本作発売当時は名前不明、原作では床屋だが本作ではなぜか商人)とチャカ(なぜか武器屋)が原作とは逆の順で襲ってくる。なお、アヌビス二刀流ポルナレフは出ない。
  • オインゴは本屋の主人。また本屋か。
    • 装備以外のアイテムと犬(イギー)を預けて中に入り、手分けして手がかりを探すとアレッシーに襲撃され、花京院・ジョセフ・アヴドゥルの3人が子供化される。
      • アレッシーと戦うのは承太郎とポルナレフ。流れとしては自然だが、相手を弱い子供にして襲う卑怯なアレッシーはどこへ行った。えらくない。
    • ボインゴは店内でアレッシーを差し向けたような節もあるのだが、店を出るとオインゴは普通にアイテムを返却してくれ、ボインゴもイギーがSPW財団の方へ逃げた事を教えてくれる。ただの親切な兄弟である。
  • ゲブ神(ンドゥール)との戦闘は近づきながらの連戦だが、演出のせいで本体が直接襲ってきているように見える。
    • 特に説明もなくイギーの愚者に乗って1匹+5人全員がンドゥール本体の元へ飛行。
      • なんか飛行中にものすごい音を立てているが、足音を立てないための飛行じゃなかったのか?
      • そもそも、原作では承太郎1人でもギリギリだったのに、ガタイのいい男5人を乗せて飛べるとは、到底思えない。
  • 主人不在の武器屋にマライアの罠が仕掛けてあり、それによって磁力を帯びてしまう。しかし、その後町中で金属の物が飛んできたりする気配などは一切なく、ひたすら彼女を探すことになる。
    • 館の中に入るとようやく物が飛ぶトラップが待ち受けている…のだが、背景に斧や槍など物騒なものが並んでいるのに、飛んでくるものはハンマー等ショボイものだけ。
      • ちなみに、そのマライアの潜む館の鍵は何故か男子トイレに置かれた宝箱に入っている。原作で彼女を追いかけてトイレに入ったことの再現なのだろうか。
    • 館の奥でマライアに追いつくと、何故かホル・ホースとコンビを組んでいる
    • 彼女達を倒し館の奥のテレビへ行くと、DIO様直々に「それでは案内しよう、DIOの館へ…その犬がお前達を案内してくれるはずだ」と親切に招待してくれる。
      • この言い方ではまるでイギーがDIOの手下か何かのように聞こえてしまうが、勿論そんなことはない。何故わざわざ案内役にイギーを指名したのか謎である。
  • DIOの館では特に分断されるようなこともなく常に全員で行動する。
  • ダービー(弟)との戦闘がスタンド同士の直接対決
    • 謎の南国の島に閉じ込められるのは原作通りだが、自己紹介の後特にイベントもなく直接の殴り合いが始まってしまう。背景にはきちんとTVがあるのに
      • ついでに言うと自己紹介でダービー(兄)の弟だと言うが、このゲームでは兄はカードに勝ったら色々教えてくれた親切な人でしかないので反応に困る。
    • 「ひらめき」もTVゲーム対決も「オラオラですか?」もなく、原作が戦闘向きスタンドでもないので戦闘モーションも左右に動いてパンチするだけという有様。攻撃時にピコピコ音を発する部分に辛うじてTVゲーム要素が僅かに反映されているのかもしれない。
      • まあ、TVゲームの再現は不可能だったのだろうが。
  • ケニーGはカベを調べると出現。直接戦うのだが、彼の攻撃は精神攻撃のみで、全然効かない。しかも異常に弱く一撃で倒せる。
    • 1戦目はなぜか倒せず1ターン目に逃げられてしまい、2戦目でようやく倒せる。ケニーGは「DIO様ァーッ、ケニー・Gを助けてくださァ~~い!!」といった、原作にはない台詞で無駄に存在感を出している。
  • ヴァニラ・アイス戦も普通に味方全員で戦闘できるので、原作のような絶望的な状況の再現は一切ない。
    • ジョセフ以外の誰が「ヒラメキ」を使っても有効で、その時のセリフは「ヤツに太陽の光を浴びせるんだ!」で統一されている。
      • その為、原作で真っ先に殺されたアヴドゥルがヴァニラに太陽の光を浴びせることも可能。普通に攻撃できるし、イギーが偽DIOでヴァニラをキレさせることもない。
  • ラストバトルは館内で行われ市街地戦も無し。しかも全員が帰還。
    • DIOの時止め攻撃は、ザ・ワールドが時間を止めた後、本体が殴るだけ。ナイフやロードローラーなんてなかった。
      • DIOを倒すための方法は後述の装備の項目で説明するが、トンデモ展開にも程がある。
    • 承太郎の「てめーはおれを怒らせた」が「話す」コマンドに設定されているが、撃破後の台詞をなぜ戦闘中に…

システム面

  • 移動パートでのキャラサイズが不自然で、承太郎(195cm)の目線がポルナレフ(185cm)よりも若干低い。承太郎を基準にするとホリィさんは185~190cm、男性モブは180cm、女子高生ですら170cmくらいに見える。
  • 移動パートで開閉可能な扉の前に立ち、↑↓と入力すると正面に向き直りつつムーンウォークで扉をくぐるため非常にシュール。
    • エジプト入りで一行が並ぶシーンにおいても、背景が逆方向に動くのでムーンウォークしているように見える。
  • 戦闘グラフィックも出来自体は良いのだが、一部のしょぼい動きが笑いを誘う。
    • 敵の攻撃を回避する際は、スタンドを出して攻撃をしたり(承太郎ならオラオラ。ようは相殺してノーダメージにした描写。)、左右に動く回避の動きをするのだが、ジョセフは両手を前に出し茨を出した状態で反復横跳びをしているとしか見えない。微妙に動きが遅いので余計にマヌケに見える。
      • 他にもハングドマンは原作通り本体は姿を見せず、スタンドも攻撃の瞬間しか姿を現さない。その結果、宙に浮いたガラス片(鏡)が通常時の姿。回避時は鏡が左右に揺れるだけ。シナリオ中でホル・ホースと並んだ時の違和感もすごい。
  • 一般的なRPG同様装備品でステータスの強化が出来るのだが…
    • 各キャラクターの装備品は、承太郎がチェーンと学帽、ジョセフが義手と帽子、アヴドゥルが腕輪とターバン、花京院がボタンと学ラン、ポルナレフがピアスとリスト、イギーが鈴と首輪である。
      • はっきり言ってスタンドバトルに合っていないこと甚だしい。また「どんな人間にも懐かず無愛想でつっぱった性格」のイギーに鈴と首輪は似合わない。
    • 装備品の内容もいろいろおかしい。
      • 承太郎が最初に手にするのはなぜか「アルミの学帽」。革でいいだろそこは。
      • 承太郎の店売りでは最強の防具が「天使の学帽」。まさか天使の羽が生えた帽子のわけが…
      • アヴドゥルの最初の防具が「デニムのターバン」。
      • 花京院の最強の防具が「呪いの学ラン」。装備をためらいがちだが、特殊効果は一切ない。
+ 装備品の最終盤のネタバレ有
  • 装備システムのおかしさの極め付けが、承太郎の最強防具である「時の学帽」。
    • DIOの館の宝箱からこれを手に入れ、承太郎が装備することでスタープラチナが時を止める能力を発現できるようになる」と、どこから突っ込んでいいのかわからない。
  • 道具屋の品揃えもおかしい。
    • タバコが$1000ととてつもない値段で売られていたり、パスポートが平然と$600で売られていたり、小銭が$20で売られていたりする。
    • 書物を読むと判断力・行動力などの能力値が上げられるのだが、1冊につき1人のキャラの能力を1上昇させられるだけの消費アイテム扱い。エジプトの砂漠の町の本屋でその場で読める本も同じ。
  • RPG化の際にやむを得なかったのかもしれないが、原作からすると突っ込みどころ満載な点も多い。
+ RPG化して無理が出た点
  • 流通貨幣がどこの国でもドル。
  • 武器屋の親父が「ははあ、あんたたちスタンド使いだね」等と言ってくる。
  • 戦闘は全部、仲間全員一組で行う。一度加入した仲間は離脱しないため、原作のようにキャラクターが離脱したり死ぬことは基本的にない*10
    • この仕様の上でバランスをとる為か、ほとんどの敵が1ターンに2~3回攻撃する。
  • スタンド使い同士の戦闘を基本に作られている為、一般人にもスタンドで攻撃し、しかもカツアゲする。
    • 一応、彼らはDIOの肉の芽を打ち込まれて操られている敵であるため、厳密には一般人ではないが*11
  • 承太郎のスタンド(スタープラチナ)は素早さが最高クラスなのに、不良生徒や女医にも先手や攻撃回避を許してしまう。
  • 承太郎はRPG主人公よろしくイベントなどではほとんど喋らない。
  • ダンジョン構造が非常に単純。
    • ほとんどが「入口から近い側がアイテムのある行き止まり・遠い側がイベント」か「入口から近い側がイベント・遠い側がイベントこなすまで入れない」で、遠い側から探索するメリットがない。
  • イベント戦の原作再現方法が安易。
    • (例)エンヤ婆戦:「ひらめき」 承太郎「スタンドを吸い込んでやるぜ!」、エンヤ婆「あはひぃー!」 ''
      • 原作ではエンヤ婆のスタンドが霧状であることを逆手に取り、スタープラチナで頭部分を吸い込んでエンヤ婆の呼吸を止める、という方法で倒しているのだが、専用演出を作らなかったので表示上はスターフィンガー。
  • 「話す」で敵のMPを0にする事で倒す事も出来るせいで、原作的に酷い状況になっているものも。
    • デス13に対する「話す」がスタンドで攻撃するという脅し。出せないはずでは…。
    • ハイプリエステス(ミドラー)は承太郎の口説き文句と他のキャラクターの罵倒で、呆気なく倒せる。
      • 原作では、承太郎のセリフに反応したがその後で全員がミドラーをわざとらしく褒め殺した為に、「心から言ってない」と怒らせるだけの結果に終わった。
    • ラストボスのDIOもこれで倒せなくもない。全員レベル16まで上げて回復アイテムを十分に用意すれば、時間はかかるが可能。
  • 装備品を消費アイテムとして使おうとするなど、本来と違う動作をした時のメッセージが、ジョジョの世界観にそぐわない突拍子もない口調。そこがまたコブラチーム。
+ コブラジョジョの奇妙なメッセージ集
  • 「使えないんだよ~!!」
  • 「使うことはな~い!!」(HP・MP全快でアイテムを使おうとした時)
  • 「装備できないよ~!」
  • 「装備してないぞ~!」
  • 「捨てては いか~ん!」
  • 「アイテムがいっばいだ!」
  • 「それはかえないよ」(鍵を売ろうとした時)
  • 「すみません うりきれです」(同種のアイテムを99個所持している時)
  • 「おつかれさまでした」(ゲームオーバーで「ゲーム終る」を選んだ時)

問題点

  • 前述の通りシナリオの改変具合は酷い。
    • 酷すぎて笑えるレベルにまでなっているが、ジョジョ3部のゲーム化として見たらやはり大問題。
  • RPG形式だが基本的にレベル上げできない範囲で調整した結果か、レベルアップの醍醐味をあまり味わえない。
  • エンカウントする場所は決まっており、終わったら二度と戦えないため(前述の方法を除いて)非常に自由度が低い。っていうかもはやSRPGでは?
    • 中盤以降に前述の方法でレベル上げしても段階的に敵も強くなっているため焼け石に水。特にホルス神(ペット・ショップ)辺りで敵の強さの上昇が顕著になる。このゲームでもやはり鳥が強いのか
      • レベルが13を超えた辺りから急激に成長するが、レベル16で打ち止め。
  • RPGとしてのボリュームも少ない
    • 上記のとおり基本的にレベル上げできず、シナリオの端折り具合もひどいため、慣れれば数時間でクリアできてしまう。
  • 戦闘が完全に運ゲー
    • 行動順も味方の攻撃順もランダムなので、戦略を練るといった事が出来ず、回復等はかなり余裕を見ないとランダム行動順の所為で回復前に再起不能になっている事も。
      • 敵の複数回行動もランダム性が高い。何度も防御をする事もあれば、同じキャラに対して連続で攻撃してきたりなど、運が悪いと仲間が一瞬で戦闘不能になる。
    • 味方キャラクターの技にも当たり外れが大きい。
      • 花京院は「半径20mエメラルドスプラッシュ」が出た時は承太郎をも凌ぐダメージが与えられる一方、「法皇の結界」は非常に弱く、ダメージのムラが大きい。(「半径20mエメラルドスプラッシュ」も精神力が消耗していると弱くなる為、使いづらい。)
      • アヴドゥルのC・F・H・Sも、花京院ほどでないが他の技との威力の差が大きい*12
    • 毒・麻痺・暗闇・混乱などのステータス異常は未実装。やれることが少ないので早々に飽きやすい。
  • イベント戦闘のテンポが悪い
    • トリッキーなスタンドバトルを再現したつもりなのだろうが、判断力が高くないと「ひらめく」のに3ターンも要することもあり、もたもたしているうちに再起不能(リタイア)に追い込まれる事も。
      • しかもこのひらめきもヒントは一切ない。原作を読んでいないプレイヤーには辛い仕様である。キャラゲーとはいえもうちょっとどうにかならなかったのか。
    • また行動力が低いと、最悪3ターン目になるまで「攻撃」コマンドが使えないことがある。
      • しかし、行動力が低く判断力が高い花京院は、1ターン目の「調べる」で何かを思いついたら、2ターン目は「攻撃」コマンドがないのに「ガッツ」で攻撃できることも…
  • 細かいバグや設定ミス
    • 承太郎が最初に時止め攻撃をする時に「ガッツ」コマンドで攻撃するとDIOのセリフがバグる。2分くらいAを何回も押しているとやがてダメージ表示が出て、その後は正常に進行するが…
    • 戦闘時、「本体が近くにいない」という設定なのにグラフィックは本体のものだったり等、一部グラフィックの設定がおかしい。
      • これらは基本的に敵味方含め、同じキャラならどんな状況で戦う場合も同じ戦闘グラフィックを使用しているため、状況別のグラフィック差分描き分けなどを一切用意していないことが原因。そのためストーリーと絵面が矛盾する状況がしばしば起きている。
    • セリフも一部おかしい。
      • 「○○だぞ」とすべき所が、前半はなぜか「○○だゾ」となっていることがある。クレヨンしんちゃんかよ。
      • 偽魔術師の赤が「私のほのうで焼け死ぬのだァーーッ!」と喋ったり、アヴドゥルの最強の防具が「ほのうのターバン」だったり…

賛否両論点

  • 主人公・空条承太郎とラスボス・DIOのラッシュ時の台詞がボイス入り。
    • …なのだが、この当時なのでボイスといっても音声読み上げソフトのようなものである。
    • 原作では「オラオラオラオラオラ!!」「無駄無駄無駄無駄無駄!!」だが、本作では「ウワ ウワ ウワ ウワ ウワ」「ウダ ウダ ウダ ウダ ウダ」と聞こえる。まるで迫力が無い。
      • 特に「ウダウダラッシュ」は棒読みのため原作破壊力もAクラス。その酷さはよくネタにされる。

評価点

  • 一部の点ではしっかり原作再現をしている。
    • 目的がDIOを倒してホリィさんを救うことと、残された日数が50日である事。
      • ゲームシステムとも合致するのでこの点は(数少ない)評価できるポイント。
    • OPの冒頭シーン。ここだけはまともに再現されている。
      + 参考動画
      • ただし、↑の部分はタイトル画面放置で流れるオートデモであり、ニューゲーム開始時には流れず承太郎の部屋からスタートする。つまり、電源を入れた後スタートボタンを押して即始めてしまうとこのデモを見ることはできない。
      • デモ部分にはアヴドゥルとの戦闘なども含まれており、結構力が入っている。何故ここを操作可能なオープニングにしなかったのか。
      • 当時のゲームショップでは店頭実機デモとして電源投入放置状態でソフト映像が流されることが多々あったが、本作の場合はこのオートデモの原作再現度がなまじ高いだけに、肝心のゲーム本編が詐欺に近い状況になってしまっている。
    • 空条家の掛け軸に書かれている文字が「御無体」(本当に原作どおり。こんな所を忠実にしなくても…なお、アニメ版では見られなかった)*13
    • ポルナレフの肉の芽を抜いた後のジョセフの台詞「これで肉の芽がなくなってにくめないヤツになったわけじゃな。ジャンジャン!」は忠実に再現している。
      • インドのNPCの台詞に、原作でのインド到達時の群衆の台詞を用いているなど、細かいネタも。
    • 上記のような多数の改変による問題はあれど、3部に登場する敵をほぼ全て網羅している事。
  • ステータスはキャラクターの性格をよく反映している。
    • HPと攻撃力が最大の承太郎、精神攻撃が強くMPも妙に高いジョセフ、判断力・集中力が高いアヴドゥル、協調性に長け判断力も高めの花京院、行動力と攻撃力が高いが防御力は低いポルナレフ、協調性が1のまま成長しないイギー、といった具合。
  • 基本的にレベル上げ出来ない事を考慮してか、戦闘に勝利すれば、途中で戦闘不能になったキャラも復活する。
    • ただし経験値は少なめ。
  • SPWの事務所に泊まると、RPGの一般的な宿屋とは逆に$500もらえる。
    • ただし、ホリィさんの寿命が迫っているため、泊まり過ぎるとSPWに泊まる事を拒否されるので残り日数が足りずにゲームオーバーになる事は無い。やり込み要素ないしフレーバー的なものとなっている。
  • 画面下にあるメンバーの顔グラフィックのドット絵は原作絵に非常によく似ており素晴らしいの一言。
    • 状況に合わせて笑ったり驚いたり泣いたりと、表情豊かなグラフィックは魅力的。
  • クソゲーの例に漏れず、BGMの評価は高い。
    • 『ジョジョ』のミステリアスな雰囲気に絶妙にマッチしており、「音楽だけならジョジョゲー一の出来」と評されることも。
    • そんなだからか、アレンジ版サントラCDまで出ている。そしてやはり評判は良い。
+ エンディングネタバレ・原作のネタバレも含む
  • 一部メンバーが死亡してしまう原作と異なり、本作のエンディングではメンバー全員が無事生還できる。
    • 原作無視ではあるが、上述のようにここまで原作のストーリーと違うなら些細なことであり、独自のハッピーエンドにしたことは評価できる。
    • もっとも、エンディングは解放された(背中と横チチを露出した)ホリィさんを画面中央に映しつつ、メンバー全員が(画面下の顔グラで)微笑み続けるだけなのだが。

総評

熱烈なファンが多い『ジョジョ』初の単独ゲーム化という事で期待して蓋を開けてみれば、散見する原作無視・微妙以下のゲームシステムという「キャラゲーはクソゲー」のお手本の様なゲームになってしまった。
しかしその「あまりにも原作とかけ離れた」展開ゆえ、ファンにとっては爆笑・苦笑モノの逸品であるとも言える。実際『ジョジョ』ファンの間では、このゲーム及びコブラチームは未だに語り継がれる伝説となっている。
良くも悪くも、突き抜けた出来だと違った意味で伝説化されるという『たけしの挑戦状』や『デスクリムゾン』と肩を並べる作品であろう(ファンに限るが)。



余談

  • コブラチームのポルナレフ専用の「ありのまま今起こった事を話すぜ」のAAまで作られている。
    + コブラチームのポルナレフAA
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       このゲームをやる前に言っておくッ!
    |   なにを お探しかね?       おれは今やつのシステムをほんのちょっぴりだが体験した
    |                       い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
    \                       
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄        あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
             ____                 
             |  /ノ`-,              『DIOの情報をさがしていたら
     l        lノヾソノミ|                いつのまにか本屋のレジの前にいた』
     l         lノ,-) ̄ミ
     l_       t__了「l l           な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     l─k_      |_/i ヽ)            おれも何をされたのかわからなかった…
     l___|      j -//ヽ
     l___|___/ヘ//   ヾ ___        頭がどうにかなりそうだった…
     l         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     l ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|    「スタンド? フゥーム少々お待ちください」とか
     l  l  l.  l  l  l.  l  l  l.  l  l  l  l     そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
     l  l  l.  l  l  l.  l  l  l.  l  l  l  l
                              もっと恐ろしいコブラチームの片鱗を味わったぜ…
  • クソゲー竜王戦の第4代王者は第5回出展予定作品として本作をプレイしており、この記事に挙げられている問題を述べたうえで「プッチより先に天国を垣間見た気がした(原作における酷い結果の未来を事前に知ることで覚悟して幸福になる方法のネタ)」「二度とゲームを作れないように叩き壊してやるよ! …貴様らの顔面の方をな!」「おいフーゴ、コブラチームのとこ行ってパープルヘイズ(殺人ウイルスの能力)ばらまいてこい」と、コブラチームに対して怒りをあらわにしていた。(半分ネタ混じりだが)詳しいレビューはこちら
    • なお、氏は御無体の掛け軸にツッコミを入れているが、これについては前述したように原作通りである。また、DIOの場所を念写でつかめないことについてジョセフの見せ場をカットされたと言っているが、スケッチで場所をつかめないだけで念写自体は行っており、見せ場をカットされたのは主人公の承太郎。
      • クソゲー竜王戦の解説にも載っているが、第4回はレビュアーの文章力などから評価される傾向が強かったため、システムなどへの誤解や誇張表現なども多く、ただのバカゲーなど必ずしもクソゲーとは言えないものまでレビューしていたものがある(たとえば氏が第4回で解説した『ブレイヴフェンサー 武蔵伝』は本wikiでは良作判定)。が、本作のレビューについては前述した間違いを除けば割と正確。
    • 氏のブログは『ジョジョ』関連がメインコンテンツではないのだが、テキストサイト全盛期だった当時はかなりのアクセス数を稼いでおり、また『ジョジョ』関連のニュースサイトである『@JOJO』などでリンクが張られたこともあって、このレビューから本作を知ったというジョジョファンも多い。
  • テレビCMではDIOの声(およびナレーション)を塩沢兼人氏が演じているが、やはりというかゲーム中ではその音声が一切使われていない。
  • パロディに定評のあるアニメ『ポプテピピック TVスペシャル』では上記のウダウダのパロディシーンが流れたが、このウダウダに声を当てたのはご丁寧にも、同時期に放送していたアニメ版第五部でDIOの息子ジョルノ・ジョバァーナを演じた小野賢章氏であった。
  • ハイプリエステスの本体(ミドラー)が顔出ししたのはこのゲームが初。
    • 原作漫画では敗北後に倒れている姿が小さいコマで登場しているのみだった(仰向けで顔も見えない状態)。
    • 後にカプコンの対戦型格闘ゲームにて、原作者の描き下ろしで新たにミドラーの姿が公開された。ただし、TVアニメ版には用いられていない。
  • サイバーコネクトツーの松山洋氏は『ファミ通 2008年3月21日号』の「未来に伝えたいゲーム」で本作を取り上げ、「ときのがくぼう」「ビープ音みたいな無駄無駄」を引き合いに出して「髪の毛が白くなるかと思いましたよ(笑)。 『ジョジョ』ファンとして、そんな思いをしたユーザーがいることを忘れないでほしい。 なかったことにしてはダメです!」と述べている。