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SUPERMAN (FC) - (2015/10/12 (月) 01:10:53) の編集履歴(バックアップ)
SUPERMAN
【すーぱーまん】
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ジャンル
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アクション
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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発売元
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ケムコ（コトブキシステム）
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発売日
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1987年12月26日
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判定
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クソゲー
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定価
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5,500円(税別)
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ポイント
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スーパーマンらしさ皆無
単調すぎる内容
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概要
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アメリカンコミック初のヒーローとして絶大な知名度を誇る、『スーパーマン』のゲーム化作品。
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「アメコミ調は日本では受けないのでは」という理由から、キャラデザインにいしかわじゅんを起用、子供向けに仕上げている。
しかし、結果的にスーパーマンらしさがまるっきり削がれ、原作破壊と言って差し支えないゲームになっている。
特徴
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プレイヤーの任意で各エリアを探索するタイプの横スクロールアクション。
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基本的なゲームの流れは、取材を命じられる→取材先で事件と遭遇→事件の首謀者であるボスを倒す→シナリオクリア→次のシナリオへ。全部で5つのシナリオをクリアするとエンディング。
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シナリオは基本的にクリストファー・リーヴの映画版を原作としており、本作発売と同時期に公開された映画版4の内容も含まれている。
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ゲーム開始時はクラーク・ケント（スーパーマンの世を忍ぶ仮の姿）だが、あちこちに設置してある電話ボックス等に入るとスーパーマンに変身する。
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スーパーマンになると、飛行能力やブレス能力などの特殊能力を使用できる。各能力には上限があり、一定回数以上は使用できない。
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HPがある程度減少するとクラーク・ケントに戻ってしまう。この状態でも敵を倒したりすることは可能。
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敵を倒すとHPや特殊能力使用度を回復するアイテムを入手できる。
問題点
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アクションゲームとしては非常に単調。ザコ敵の種類も少なく、ボス敵も「攻撃を避けつつ、隙を見て接近して攻撃を繰り返す」オンリー。最後まで何の変化もない。
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次にやるべきことのヒントが少なく、また分かりにくい。2面以降はその最たるもので｢株の暴落の原因を取材して来い!!」と言われるものの、証券取引所の場所を誰も教えてくれない。
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ニューヨークの地理に詳しければ大まかなアタリをつけられるだろうが、そうでなければ自分でマッピングするしかない。
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マップも無闇にだだっ広い。全く何のイベントも起きない地域、ビルも多数存在する。
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核人間を探せというイベントに至っては、ノーヒントでニューヨーク中を探し回らないといけない。しかも三体もいる。
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敵や銃弾にぶつかるだけでダメージを受けるスーパーマン。ゲームだから仕方ないと言えばそれまでだが。
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飛行能力も2、3回の使用でパワーが尽きる上、飛んで行ける範囲も限定されている。ただでさえニューヨーク中をあちこち歩き回らされるというのに…
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モブキャラのほとんどは無意味なことばかり話す。「ワタシニホンゴワカリマセン」「なによアンタ!」「おいらなんにもしらないよ」「スーパーマンのえいがみたかい?」「おれにちかづくとけがするぜ!」など。まったく無言のキャラも3、4人くらいいる。
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画面切り替え直後に敵の攻撃を食らう理不尽な場所がいくつかある。特に危険なのが階段をあがる時、地下鉄から出てきた時。
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クラーク・ケントの勤務先がデイリー・プラネッツ（Daily Planets）になっている。最後のsは要らない。
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スーパーマンに変身すると映画のテーマ曲が流れる。が、一部の場面を除いて基本ずっとそれなのでいいかげんうんざりしてくる。
バカ要素
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二頭身のスーパーマンは、最早スーパーマンというより『Dr.スランプ』のスッパマンである。
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デモ画面およびエンディングでは、可愛らしくデフォルメされた自由の女神が出てきてスーパーマンに話しかけてくる。
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ゲーム開始時に、なぜかスーパーマンの名字（クラーク・ケントのケント）をプレイヤーの好きに変更できる。
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名前ならまだしも、なぜ名字? もしかしてケントが名前と思ったなんてことは…
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ゲームを始めてすぐデイリープラネッツ社を出ると、いきなりギャングが拳銃をぶっ放してくる。さすが超犯罪都市。
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一方スーパーマンも、変身する前から大ジャンプしたり普通に敵をボコったりする。正体を隠す気は無いらしい。（一応デイリープラネッツ社に入ると自動的にクラークに戻る）
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攻撃モーションが謎。Aボタンを押すとスーパーマンが体をひねるような謎の挙動をする。すると1キャラ分ぐらい離れたところにいる敵がダメージを受ける。多分パンチなのだろうが、手抜きだし判定もおかしい。まさしく馬鹿判定である。
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地下鉄の乗客はなぜか普通の頭身。さらに言うとなぜか影絵風。その中で二頭身のスーパーマンが(｀・へ・´)みたいな顔して突っ立っている図はシュールという他ない。
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コンピューターセンターの中に竹林があり、入るとたけのこが襲い掛かってくる。倒すと微妙な情報が貰える。
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モブキャラの無駄話の中に、「この辺でヒロミとリーを見た」という意味不明なものがある。何のことかと思ったら、郷ひろみとその元妻である二谷ゆりえのことらしい。
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FBI二人組がなんかバカくさい。｢われわれはエフビーアイだっ!!｣ 地元警察が入手できる情報すら知らなかったりする。
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そして、終盤唐突にこの二人がバブルガムブラザーズ（実在するミュージシャンコンビ）だったことが明らかになる。
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ケムコUSAのビルもある。でも中はザコ敵がうようよしているだけ。
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エンドロールではいしかわじゅんによる主要スタッフの似顔絵が表示される。
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それ以外のグラフィックはいしかわじゅんでなくても、同じと思えるレベル。
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いしかわじゅんの著作「フロムK」によると、いしかわはキャラのコミカライズからドット絵まで全て担当（方眼紙に手書きのドット絵をケムコとリレーしていたらしい）している。まあドット絵のデザイナーという存在もまだマイナーだった時代ではあるが･･･相当にしんどい仕事であった上に、発売直後にワゴンゲーになっているのを見て、担当者から「またやりましょう」と言われ「もうカンベンしてください」と発言したとか。
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また、エンディングのスタッフの似顔絵も、送られてきたスタッフの「変顔」写真に「フツーの顔を見ないと似顔絵は描けないんだけどなー」と困ってる描写もあった。
総評
AVGNのロルフ氏は、設定・音楽等に苦言を呈していたが、そんなにクソゲーと言うのではなく原作破壊ゲーに近い感じを思わせる。
海外版
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わざわざ二頭身化したのに、なぜかそのままでアメリカでも発売された。しかも何らかの理由で映画の曲が使えなかったらしく、ゲームオリジナルのBGMに差し替えられてしまっている。
プレイ動画(ニコニコ動画注意)
