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MAJORDREAM メジャーWii パーフェクトクローザー
【めじゃーどりーむ めじゃーうぃー ぱーふぇくとくろーざー】
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ジャンル
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スポーツ
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対応機種
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Wii
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発売元
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タカラトミー
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開発元
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ドリームファクトリー
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発売日
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2008年12月11日
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定価
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7,140円(税5%込)
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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2008年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門大賞
野球ゲームとしてパーフェクトに破綻している
短く薄い上にルールも無視したストーリー展開
選手の動きからルールの判定まで何もかも滅茶苦茶
ギャグのようなバグが多種多様に存在する
サヨナラ逆転負け優勝
メーカーをタカラトミーに、開発をドリフにされたら…ゲームにならねーんだよ！
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
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少年サンデー関連作品リンク
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概要
漫画「MAJOR」のアニメ化作品「メジャー」を原作としたゲーム第3弾。公式サイト曰く「追求したのは、本格野球ゲーム」。
プレイヤーからの通称は「メジャー2」「ダメジャー2」「クローザー」など。もちろん現在連載中の『MAJOR 2ND』とは一切無関係である。
「パーフェクトにクソ」という揶揄をこめて「パーフェクトクソーザー」、海外では「クレイジーベースボールゲーム」と呼ばれる事もある。
原作は絵もストーリーも良く、連載16年・全78巻・累計発行部数5000万部、続編も連載開始後、アニメも放映中など高い人気を誇る作品である。
アニメもNHKで当時は4期8クール、現在は6期12クール154話まで放送されており質も良好であった。
ちなみに殆どのサイトではタイトル冒頭の「MAJORDREAM」が入っていないが、任天堂公式サイトではこれが入っている。
ゲーム進行
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基本的なストーリーは原作に沿っており、イベントパートと試合パートを交互に繰り返して進んでいく。
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イベントパート
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ストーリーが流れているのを見る。一般的なADVのように立ち絵やボイスで演出し、下画面に字幕を表示している。
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試合パート
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試合はミッション制になっており、「1失点内に抑えろ。」「ホームランを打たれるな。」などと様々なミッションがある。そのため、このゲームは単に普通の野球の試合をするわけではない。
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ピッチングは「十字キーで球種を選択して、Aボタンを押しながらリモコンを振ると投球モーションをとるので、十字キーでコースを選択する。」…という流れ。
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主人公が必殺技のジャイロボールを投げるときにはカットインが挿入される。
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スタミナ制があり、ストレートを投げるとスタミナが全く減らず、逆に変化球を投げるとスタミナが非常に大きく減る、という特徴がある。
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AIはスタミナが切れた投手を交代することがある。
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バッティングは「リモコンを縦に持ち、十字キーでスイングするコースを選択し、ボールが来たらタイミングよくリモコンを振る。」…という流れ。
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ボールを当てるには普通の野球ゲームより早いタイミングで振る必要がある。
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一部の試合ではバッティング補正があり、プラス補正とマイナス補正がある。
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守備に関してはオートで行われる。
問題点
内容
ストーリーモードの再現性。
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本作のストーリーは原作のストーリーを色々とカットしたもの。流れ自体は原作に忠実で変に壊してはいないものの、カットのせいで再現度は低い。
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その為、原作を読んで知っていれば「ああこれはこのシーンだな」「このシーンがカットされているんだな」と脳内補完ができるが、そうでないと意味不明なシーンが大量に存在する。また、別モードでの解説もない。
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会話シーンでは、キャラクターの台詞と表情が一致していない面が多々見受けられる。
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最後の試合では、サヨナラ負けした場合でもストーリー上では絶対に優勝したことになる。
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ストーリーの都合として絶対に特定の流れに進ませようとするゲーム自体は他にもありふれているのでおかしくはないが、単純に負けたらゲームオーバーで勝つまでやるか、味方NPCが必ずホームランを打つ等で絶対に勝てるようになっているのが殆ど。最終試合でその後がエンディングだけならば、負けた場合のIFルートが用意されているゲームもある。
普通に負けるのに、負けてもゲームオーバーにならず、かつ勝った事になって強引に進むというおかしなことになるのはこのゲームくらいである。
野球のルールが完全に無視されており、本作独自のルールが多い。
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アウトの判定が杜撰。
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アウトでないはずの場面でアウトになっていた。何を言ってるか(ryなことも起こる。
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現実の野球にあるルールがいくつかスポイルされている。
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タッチアップやインフィールドフライの概念はこのゲームにはない。
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念のため言っておくと、ファミコン時代のファミスタなどの初期作品を除いた大抵の野球ゲーム（例えばパワプロシリーズなど）では実装されているルールである。
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盗塁にまつわるルール無視もある。
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盗塁死するとボールカウントがリセットされる。本来はリセットされない。
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盗塁死で3アウトになると、次の攻撃はNEXTバッターから始まる本作独自のルールがある。従って、このゲームの盗塁死チェンジは打者の凡退扱いとなる。
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ルールではないが、『投げろ!ジャイロボール!!』から引き続き「ジャイロボール」というものをはき違えている。
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後述の画像にもあるが、通常のストレートとは投げ分けができる別の球種としてジャイロボールがある。
ジャイロボールとは、通常のストレートが若干の縦のバックスピン回転をしながら飛んでいくボールであるのに対し、ライフルの弾のように横向きの螺旋回転をしながら飛んでいくボールのこと。
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作中では、少なくとも主人公の五郎は「ストレートを投げると自然とこうなる」のであって、意図して投げ分けているものではなく、五郎は逆に通常のストレートを投げる事ができない。
グラフィックや演出が粗末。
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キャラクターのグラフィックの出来はWiiの中では低い。公式サイトによると「高精度な3Dモデリングで再現されたキャラクター」とのことだが…。
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キャラのモーションやボール等の動きが非常に不自然。公式サイトによると「モーションキャプチャー導入で再現された躍動感あふれる選手の動き！」と謳っている……
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モーションをフレーム単位で確認してみるとプログラミングの粗さが顕著に表れ、ボールを捕る前からアウトと表示されていたり、低い球をフライのようにグローブを上げて捕ったりといったものが見られる。
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キャッチャーがプロテクターとマスクを脱ぎ捨てている事がある。演出としても不自然であり、なぜそこで脱ぎ捨てる必要があるのか？
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ピッチャーが投球後、キャッチャーからの返球が無い。返球の省略そのものは野球ゲームとしてはよくある仕様だが、よく見ると尻ポケットから出しているようにも見える。
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三振になってもピッチャーもバッターも主審も全員、もちろん3アウトになろうがなんだろうが次があるかのように構え直す。
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偶にグローブをはめている方の手でボールを投げることがある。普通ならはめてない方の手で投げるのだが……
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立ち絵もおかしい点が多い。おそらくは作画ミス。
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特にヒロインの一人であるアリスの立ち絵が、胸が左胸だけ膨らんでいない「片乳」状態となっている。
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ホームランの演出
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ホームランが入る場合は必ずカメラアングルが変わるため、画面が切り替わった時点で判断ができる。
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残念ながら「入るか?入らないのか?」といったスリルは味わえない。そもそも、どこに飛んだのかもわからない。
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パワプロやプロスピにある「ホームラン確定演出」のようなものだが、本作にはそれらのような爽快感も迫力も無い。
AIも酷い。
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走塁や守備はAIでの操作であり、オートで行われるのだが、こちらが操作できないくせにAIは適切な行動をしてくれない。
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走塁は勝手に盗塁して失敗→試合終了と、打者との勝負で決着がつけられない後味の悪い幕切れになるケースもある。
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守備の設定は「マニュアル」が存在せず、「セミオート」か「オート」のどちらかに設定する仕様。
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その反面、キャッチャーのみはバントされた時に前進して処理する、一塁と三塁の守備範囲のほぼ全域（バグ発生時はフェアゾーンほぼ全域。後述）を1人でカバーしている等、優秀なAIを持つ。
ホームランが出すぎる上にバントも強すぎる。
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幸いなことに、本作はホームランがかなり出やすい調整がされている。上記のAIのバランスをとるための救済措置ということもあるが……
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バントも使い勝手が非常に良い。どのくらい使い勝手いいかと言うと、タイミングが合えばAIの盲点を突く形で加点できる程。
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AIがごらんの有様な為、逆にホームランやバント以外で得点を取るのが困難になっている。
バグ
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このゲーム自体、なぜかディスクを正常に読み込めないことが多い。そのため、読み込み失敗による不具合がいくつかある。
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主審とバッターがピッチャーに背を向けていることが起こる。こうなった場合「後ろ向きのバッターが何も無い空間から快打を飛ばす」という謎の現象が起きる。
このバグが起きると、守備時に
どこに転がっていったボールでもキャッチャー以外拾わなくなってしまう。
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まるでいじめか罰ゲームでも受けているかのように、外野に飛んでいったボールさえ、まるでポジションの違うキャッチャーが1人走って取りに行かされている構図はシュール極まりない。
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因みに、キャッチャー以外が動かなくなる原因は「バッターが通常と逆方向を向いていることでフェアの判定も逆になり、本来フェアでもAIはファールとして認識してしまう」という説が有力とされている。
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バカなAI任せの走塁と相まって、以下のような、傍から見れば凄まじく低レベルな勝負が起こる。
（何故か）前後逆に構えたバッターが打った球がセンター前までいく→それを（何故か）キャッチャーが取りに行く→その隙にバッターはサードまで走ろうとする→さすがに間に合わず結局三塁タッチアウト
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なお、ストーリーモード序盤に敵にホームランを打たれて負ける負けイベントがあるが、この試合でこのバグが発生すると、センター前キャッチャーゴロ連発でなぜか3アウトまで行き、本来無いはずのこちらの攻撃が始まってしまい、滅茶苦茶になってしまう。
上記の通り負けイベントであり「敵が守備側に回る」事が想定されていない試合であるため、敵チームの設定が適当。なんと
敵チームのピッチャーにも主人公の吾郎が設定されている。
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キャラの挙動がおかしくなるバグがある。このゲームで笑えるクソゲーと言える最大のポイント。
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レーザー光線を照射する。キャッチャーやピッチャーで起こり、ポリゴンの頂点がはるか彼方に引っ張られ、まるでレーザー光線を撃っているかのように体の一部がとんでもなく伸びている現象らしい。
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キャラクターの首が反転するバグも搭載。ピッチャーとバッターでのみ、確認されている。
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映画「エクソシスト」に似たようなシーンがあるため、ホラー映画ファンの間でも話題になった。
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他にも特にポリゴンモデルの計算を間違えた、テクスチャが異常な方向に伸びたり、ビープ音(のように聞こえるBGM)を流してフリーズしてしまうバグも発見されている。
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発見されたのは笑えるバグばかりではなく、本作によってWii本体が破壊されてしまう可能性があるというとんでもないバグも見つかっている。
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本編ストーリー開始直後、球場の背景が映った時点でフリーズした場合、発熱によってWiiの内部が焼けてしまい文字通りにプレイ不可能(物理)となってしまう。該当シーンでフリーズしてしまった場合は速やかにWii本体の電源を切るべし。
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本作のバグはハードに過度な負荷がかかった場合に発生する事が多いが、流石にハードそのものを破壊する…それも頑丈さに定評のある任天堂製ハードを破壊するレベルのバグとなると「一体どの様なプログラムを組めばそんな事態になるのか？」と言わざるを得ない。
その他の問題点
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Wiiのゲームなのにロードが非常に長い。試合時間も『ジャイロ?』程ではないがかなり長い。
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更にここからキャラエディットを利用すると、顔や体型、背番号など1ついじるたびに12秒の読み込みが入るようになってくる。
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説明書にも誤植がある。それもなぜか漢字に振られたルビがである。
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おかげでバグで後ろを向いた審判が「十字キー(じょうじキー)」、「決める(けつめる)」の誤植から「ジョージ・ケツメル」とまで呼ばれる羽目に。
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この手の野球ゲームにありがちな試合観戦モードは搭載されていない。
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各選手に能力値は設定されているのだが、ストーリーモードでは一切確認できない。
評価点
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クソゲーのお約束と言うべきか、ゲーム中のBGM全般は良質で、高く評価されている。
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しかしゲーム中のBGMは良質ではあるものの、試合中のBGMは同じものが延々と流れるため、すぐに飽きが来る。
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ちなみに作曲は元フロム・ソフトウェア所属の南亜矢子。スタッフロールに表記はないが、氏本人の公式サイトで公表されている。
総評
10年に一度レベルに匹敵する、全Wiiディスクソフト最悪のクソゲー。
元々キャラゲーというジャンルはゲームの内容よりも原作再現度を重視するため良作が出にくくクソゲーの多いジャンルである。
それでも、ゲームはクソでも原作愛があれば売れるというジャンルであるのもまた事実。
しかし、本作はゲームの出来はおろか原作にすら近づいていないキャラゲー屈指のクソゲーと言える。
結果、『MAJOR』原作や、ゲーム関連を除いた他のメディアミックス(映画・アニメ等)と明確な格差ができてしまったのは言うまでもない。
その後の展開
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2008年クソゲーオブザイヤーでは『ジャンライン』を抑え大賞を受賞。
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「MAJOR」のゲームは単体ではこれ以降出ていない。
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「他作品と合同」ならば例があるほか、「他のタイトルにコラボ扱いで客演」も『実況パワフルプロ野球（スマートフォンアプリ版）』とそのコンシューマー（PS3、PS4、PSVita）移植版である『実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル?』でそれぞれ実装されている。
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また『実況パワフルプロ野球 2018』ではついに本編の1モードに登場した。こちらはさすがのパワプロブランドと言うべきか、完成度は高い。
余談
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2008年の大晦日には一時的に「公式サイトが謎のパスワード制になる」という事態が起きた(この作品の公式サイトと同じようにジャイロの公式サイトもパスワード制に)。
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ファミ通のクロスレビューは4/4/4/3の計15点。
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週刊少年サンデー本誌にて、主人公の茂野吾郎役の森久保祥太郎氏とライバルのジョー・ギブソンJr役の浪川大輔氏がこのゲームをプレイするという企画があった。
もはや罰ゲームである
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発売から10年以上経過した2020年、本作のRTA(リアルタイムアタック)に挑もうとする物好き…もとい猛者によって、新たなバグが幾つか発見された。
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ストーリー最終戦直前のセーブデータがある状態で、特定のセットアップを行った直後に「はじめから」を選ぶと、いきなり最終戦からプレイを開始できてしまう。
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この発見により、バグ使用を厭わず最速クリアを目指す場合、およそ3分50秒(2020年12月時点)で本作の本編クリアが可能となってしまった。なんじゃそりゃ。
代表的なバグ画像
