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注意:このページでは『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』と、移植版『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』を併せて紹介する。判定は両作品共になし。
【ふぁいなるふぁんたじー・くりすたるくろにくる】
ジャンル | アクションRPG | |
対応機種 | ニンテンドーゲームキューブ | |
メディア | 8cm光ディスク 1枚 | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | ゲームデザイナーズ・スタジオ、スクウェア・エニックス | |
発売日 | 2003年8月8日 | |
定価 | 7,140円 | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
セーブデータ | 22ブロック使用 | |
周辺機器 |
2人以上で遊ぶ場合、人数分のゲームボーイアドバンスとGBAケーブルが必須 (ソフトにはGBAケーブル1本が同梱) |
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判定 | なし | |
ポイント |
任天堂ハードへの復帰作 シングルプレイが若干味気ない マルチプレイと世界観などは好評 |
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ファイナルファンタジーシリーズ関連作品リンク | ||
クリスタルクロニクルシリーズ FFCC / RoF / CLK / EoT / CLD / TCB |
+ | 簡単な種族説明 |
シングルモードについて
幻想的で優しく懐かしさのある情景と、その中に秘められた暗くやるせない気持ちにさせる話など、本作の世界観に魅せられたプレイヤーは多い。
肝であるマルチプレイの楽しさは十分評価されるものであり、一方のシングルプレイも制約こそあるものの決して遊べないという訳ではなく、十分楽しめる出来栄えである。
ケージや課題、マジックパイルなど制限のあるシステムは好みが分かれるが、プレイヤー同士の協力によってこうしたギミックを乗り越える達成感は他では得がたいものがあるだろう。
それらの利点や反省点を踏まえ、以降の続編作品では本作の問題点の多くが解消され、良作シリーズとして成長した。
【ふぁいなるふぁんたじー・くりすたるくろにくる りますたー】
+ | ただ、リルティ族についてはこれでもアプデ前よりまだマシな方なのである |
+ | アップデートによる改善点(リマスター) |
15年以上の時を経てHDリマスターされた本作は、各キャラクターボイスの実装や、新規武器や新ダンジョンの追加など順当な進化が見て取れる。
しかし追加要素によって種族バランスが悪化した点をはじめ、リマスターによる追加・変更要素にはやや惜しい点が目立つ。
そして明確な劣化点である「原作よりも長いロード時間」については、世代が進んだにも拘らず技術力は逆に退化してしまったのか、と苦言を呈さざるを得まい。
オンラインマルチ実装と引き換えに、原作のマルチプレイの良さが失われてしまったというのも非常に残念な点である。
思い出の中にある原作のようなマルチプレイをイメージして本作を購入したプレイヤーにとって、失望が大きいものとなってしまっている感は否めない。
結果として駄作という程ではないが、良作という評価も下しがたい一作となっている。