「SIMPLE2000シリーズ Vol.100 THE 男たちの機銃砲座」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

SIMPLE2000シリーズ Vol.100 THE 男たちの機銃砲座 - (2017/03/16 (木) 10:55:17) の編集履歴(バックアップ)


要強化記事」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。
依頼内容はKOTYコピペの改善です。
2017年6月16日までに改善されない場合は削除対応します。


SIMPLE2000シリーズ Vol.100 THE 男たちの機銃砲座

【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむ100 ざ おとこたちのきじゅうほうざ】

ジャンル シューティング
対応機種 プレイステーション2
発売元 D3パブリッシャー
開発元 オーパス・スタジオ
発売日 2006年6月29日
定価 2,000円(税別)
判定 クソゲー
ポイント 2006年クソゲーオブザイヤー次点
ファミ通レビュー17点
撃ちたくない、撃たせないで!!
システムが「全て」酷い
声優以外全てが手抜き
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
SIMPLEシリーズリンク


概要

ファミ通クロスレビューで6/4/3/4の17点をマークした、SIMPLEシリーズ史上最大級のクソゲー。

  • SIMPLEシリーズは他にも小粒なクソゲー、タイトル詐欺があったが、これは記念すべき100本目なのに完全にやらかしてしまった作品。
    • SIMPLE2000シリーズの次番(vol.101)である『お姉チャンポン』はいわゆる完全版の類ではあるが、人気シリーズの一作でありシステム面でも多数の改良を受けた作品。その他にも、後にシリーズ化した良作である『THE原始人』(vol.99)、『THE 歩兵』(vol.102)なども前後に控えていた中、どうしてこのクソゲーが記念すべき100作目に選ばれたのかには強い懐疑の念が絶えない。ただし本作は「100本目記念作品」として銘打って売り出されたわけではなく、「偶々100本目だった」だけなので勘違いなき様に。

機銃なのは前年に公開された映画『男たちの大和/YAMATO』とかけているのだろう(本映画の主人公格が機銃座員だった)。


問題点

タイトルの通り主人公が操作するのは機銃砲座、よって移動はできない
もちろんそんなゲームは他にもあるが、このゲームではその他の仕様が酷い。

ミッション

ミッションは以下の3種類がある。

  • 生存ミッション:制限時間が尽きるまで生き残ることが目的のサバイバル方式。
    • このゲームでは画面外にいる敵は攻撃を仕掛けてこない、という特性がある。よって、敵が接近してきたらすかさず照準を動かして敵を画面に入らないように維持し続ければノーダメージである。
      • で、制限時間がくればそのまま1発も撃たずにクリアできる。…これホントにシューティングゲームなのか*1
      • なのにシナリオ上は敵戦艦が噴き飛んだり、敵エースが撃墜されたりする。矛盾しまくり。
  • 殲滅ミッション:プレイヤー脇をすり抜けようとする敵戦艦を撃沈する。
    • 1隻でも逃すとミッションは失敗になるが、タイムオーバーまでゲームオーバーにならない
      • それなのにポーズをかけてもリトライが無い
      • そのため、たとえ途中で失敗しやり直しが確定しようが中断できず、強制的に最後まで続けさせられる。
  • 主砲ミッション
    • 「△ボタン連打でエネルギーチャージ→満タンになったら○ボタンで発射」でミッションクリア。5秒でクリアできる。
      • 最終ミッションもこのミッション。5秒で終わってしまうため感動もへったくれもない。

その他

細かいところもいろいろおかしい。

  • 演出のほとんどは画面効果が無く「1枚絵+説明」。
    • しかも、それまで宇宙船をポリゴンで表示していたのに一瞬で1枚絵に切り替わる。
    • エンジン全開で自分の乗る船が飛び出し、周りの敵が驚いているという場面なのに画面は微動だにしない
  • フォントがフリー素材。
  • 「この・・・通信は・・・電波妨害・・・されている・・・」 それは通信妨害とは言わない

評価点

  • 声優だけは豪華に揃えている(永井一郎、銀河万丈、郷里大輔etc)。だが、どう考えてもそこで予算が尽きたとしか思えない。
    • 一方、スタッフロールで流れるプログラマは1人。スクリプターも2人。人件費の配分を完全に間違っている。
    • 声優や冒頭の万丈演説から推測できるだろうが、「ガンダムっぽいもの」をやりたかったようだ。だが、そのためには声優に頼る以前にやることがあるだろう。

総評

声優以外、全方面において酷い代物。
この出来は流石に安いからと言って擁護できるレベルのものではなく、2006年のクソゲーオブザイヤーの次点となった。
四八(仮)?ショック」以前のKOTYが変質する前の作品ではあるが、現在のKOTYと十分肩を並べられる出来栄えである(無論、悪い意味で)。 むしろ、変質後なら大賞をとっていてもおかしくない。