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ゾイドオルタナティブ - (2013/08/19 (月) 15:22:06) の編集履歴(バックアップ)
ゾイドオルタナティブ
【ぞいどおるたなてぃぶ】
ジャンル
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シミュレーション
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対応機種
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Xbox360
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発売元
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タカラトミー
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開発元
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翔泳社
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発売日
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2007年10月18日
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価格
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7,140円(税込)
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分類
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クソゲー
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ポイント
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2007年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点
ハード性能の無駄遣い ゾイドゲーなのにコンセプトはゾイド否定 ファミコンやGBにさえ負ける内容の薄さ 参戦機たったの5か、ゴミめ
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
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ゾイドシリーズリンク
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概要
タカラトミー(旧トミー)から販売されている架空の動物型兵器の玩具シリーズを元にしたシミュレーションゲーム。
「オルタナティブ」(代替品)の名にふさわしく、圧倒的なボリュームの無さと勝手な原作の設定改変が特徴。
問題点
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登場するゾイドは敵味方あわせてたったの5種類、必殺技エフェクトがノイズだけ、ステージ数もたったの14。
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登場機体種類5は歴代ゾイドゲー最下位。
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一機ごと製作に手間がかかるためで登場数が限られる格闘ゲーム版や、容量が段違いに低いFC版、果ては初期型(白黒)ゲームボーイ版のゾイドにさえ劣っている数である。
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ゾイドの魅力の一つは多種多様な機体がでてくることだが、これではまるで足りない。
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原作では帝国/共和国(主要勢力)あわせて数十種類のゾイドが登場し、役割に応じて細分化されていたが、この登場機体数ではそれを再現できるわけもない。
長距離野砲的なゾイドや、戦闘力は皆無だが索敵能力に長ける電子戦闘ゾイド、対陸戦ゾイド用として猛威を振るう戦闘ヘリ的なゾイドなど色々といるはずなのだが。
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実感がない人のために別の有名なシリーズで喩えるなら「ザク、グフ、ドム、ジム、ネモしかでてこないガンダムゲー」レベルと言うとピンと来るだろうか。
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2周でほぼ揃ってしまう程度の武器集め・やり込み要素。
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ムービーの精度はいい。が、恐ろしくゾイドっぽくない。
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雰囲気も単なるミリタリー調でゾイドらしさがない。
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たしかに原作も戦争を行っているという設定の作品ではあるけども…。
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しかも英語。トランスフォーマーならまだしも…。
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格闘武器がない。ゾイドが動物の形をしている意味がない。
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なんでもミリタリー調を推し進めた結果、機械兵器で格闘などありえない為、ただの四足歩行戦車として扱ったらしい。しかし本来の設定ではゾイドはロボットではなく、異星(惑星Zi)の金属生命体を改造したサイボーグ兵器である。そして動物の本能も残っており、野生で人に束縛されず野を駆けている個体さえいる。例えるなら『金属の体を持った軍馬や軍象』であり、戦車や装甲車みたいな純粋な戦闘機械ではない。
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更に生き物らしさを無くす為に、目や口の無いデザインに変更している。尤も噛み付き攻撃が無いのに口がある方が却って不可解だが。
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しかもよりによって5種類しかない登場機体のうち2機がわざわざシールドライガー(ライオン型)とセイバータイガー(タイガー型)。
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この二機はネコ科らしい生き生きとした(つまりリアルな兵器的な動きとは対照的な)動きをする様が他のゾイド作品(ゲーム、アニメ、紙面など)で幾度となく描写されてきた機体であり、その戦法も高い機動力を活かして一気に接近し鋭い爪と牙での格闘戦を得意とするものである。
確かに双方ともに人気の高い機体ではあるのだが、このゲームの目指すものとまったく真逆のベクトルに特化したゾイドであり登場機体のチョイスとしては最悪といわざるを得ない。
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と言うか残り3種類も、格闘機のコマンドウルフ(狼型)と、角による体当たりが得意なディバイソン(バッファロー型)とレッドホーン(スティラコサウルス型)だったりする。一応後ろの二つは重武装な為、砲撃機と言えなくも無いが。
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これまたガンダムで例えるなら「マニピュレーターは非効率的なので簡略化、ビームライフルと格闘兵器はリアルじゃないので排除、バルカンも内蔵せず現実のガトリングガン型に変更、トリコロールの装甲も撤廃して武骨な黒や灰色の鉄鋼版に変換、ついでに頭部デザインもボトムズ風に変更されたガンダム(と主張されている何か)」状態である。
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正直ここまでされると製作者はゾイドの事を馬鹿にしているんじゃないだろうかと疑いたくなるレベルの改変である。
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ミリタリー「ぽく」はなっているが実際は「おもちゃなゾイド」にミリタリーらしさで負けている。
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おもちゃ版の箱にはちゃんと機体の周りに随伴歩兵が写っているものもある(ちゃんと考察されている)がこの作品には当然出てこない。他のゾイド作品でも再現されてはいないがそれらはべつにミリタリー調を前に押し出しているわけではない。
総評
ゾイドの魅力である「おもちゃらしさとミリタリーらしさ」から「おもちゃらしさ」と「ミリタリーらしさ」双方を抜き取ったゾイド版「 」(虚無ゲー)となってしまった。
ゾイドゲーならある筈の限定特典キットも今作には無い。ホビーコンテンツとしての現在のゾイドの斜陽振りを象徴したかのようなゲームと言える。
余談
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ゾイド自体については、既にタカラトミーから新作キットは発売されておらず、コトブキヤのプラモデルがどうにか人気を支えているのが現状である。