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ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!! - (2017/01/08 (日) 00:10:55) の編集履歴(バックアップ)


ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!

【はろーきてぃといっしょ! ぶろっくくらっしゅわんつーすりー!!】

ジャンル ブロッククラッシュ
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 ドラス
開発元 不明(ホープムーン?)
発売日 2010年7月15日
定価 UMD版:4,200円
DL版:3,200円(共に税込)
判定 クソゲー
ゲームバランスが不安定
ポイント 2010年クソゲーオブザイヤー携帯機部門大賞
通称「覇王鬼帝
鬼畜なステージ構成
ボールの挙動が変
新規絵等も一切ない誰得仕様
ここにもデス様の魔の手が……
ブロック崩しをやっていたと思ったら弾幕ゲーになっていた
セルフ賽の河原
続編では開き直って鬼畜難易度をアピール
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
ハローキティシリーズリンク


概要

『ハローキティといっしょ!(通称ハロいつ)』を題材にしたブロック崩しゲーム、のはずだが、あまりの鬼畜さゆえにクソゲーと化している。

  • その難易度から通称「鬼帝」「覇王鬼帝」「覇王鬼帝と逸庶!マインドクラッシュ123!!」などと呼ばれている。
  • ちなみに『ハローキティといっしょ!』とは、「超キティラー」と呼ばれるハローキティを愛してやまない女の子達を様々なイラストレーターが描いていくというサンリオウェーブの新プロジェクトであり、よく見ると女の子達が持っているアクセサリーやギター等(実在するかは別として)ハローキティグッズで固められている。
    • あくまでこのゲームは『ハローキティといっしょ!』と言うプロジェクトの一部でしかなく、『ハローキティといっしょ!』=このゲームではない点に注意。
      • このゲームが発表される前からプライズゲーム用のポスター等も出ており、各種コラボレーションもやっていたりする。
    • 元々ハローキティ好きの人を指す「キティラー」という言葉は存在するが、基本的には「大きなお友達」(中学生以上の女性)を指す。とは言っても本プロジェクトは何処を如何見ても「萌え絵好きの大きなお友達」(中学生以上の男性)がターゲットだが。
      • 西又葵、POP、黒星紅白、KEIなど、その手の萌え絵で有名なイラストレーター(絵師)たちが参加している。
  • 知らない人がゲーム名だけを聞いたら「サンリオのキャラクターが登場する低年齢層向けゲーム」と思う人が大多数かと思われるが、パッケージを見れば見慣れたキャラクター達が居ないので、勘違いで購入する人は居ないだろう(と思いたい)。

ゲーム内容

  • 絵師が異なる10人のキャラクターそれぞれに対して12面のステージがあり、キャラクターごとに特殊ルールが設けられている。
    • 12面を全面クリアすることでキャラクターのイラストが完成し、時計機能などで使える壁紙が手に入るようになっている。
  • 特殊ルールや特殊ブロックこそ存在しているが、既存のブロック崩しからルール的にあまりにもかけ離れた点はない。初期ライフは3つ。

問題点

  • ボールの挙動が一般的なブロック崩しのそれから逸脱している。
    • ボールがバーの先端に当たると跳ね返せずに後ろに飛んでいく。ブロックの角をかすめた場合、ブロックは消えるがボールは反射せずまっすぐ進む。ブロックの角に当たるとあらぬ方向へ跳ね返るなど。物理的にはおそらく正しい挙動なのだが、軌道の予測が極めて困難である。後述のバーの遅さ・操作性の悪さと相俟って、難易度は理不尽と呼ぶべき域。
      • 角に当たったのかそうじゃないのか見極めにくい場面が多い上に、角に当たったかによって大きくボールの挙動が大きく変わってしまうため予測が困難である。加速ブロックに当たって暴走し回った後なら尚更。
    • LunarBall』のような作品なら兎も角、そもそも「ブロック崩しゲーム」で物理法則を正確に再現する必要性はあったのだろうか? ブロック崩しで例え側面であろうとバーにボールが当たった場合、普通の人はミスにならない方向へ跳ね返ることを期待するのではないだろうか。そういった点からも、(特にブロック崩しゲームとしては)理不尽と言わざるを得ない。
    • またハローキティというジャンルを考えても初見プレイヤーに「物理の理解」とやらを要求するのも理不尽である。
  • バーの動きが遅い。
    • ボタンによる加速などはない。左右移動に妙な慣性がついているので、咄嗟の方向転換も難しい。操作に若干の慣れが必要。
    • スピードアップのアイテムもあるが時間制限あり。逆にスピードダウンのアイテムもあり、後者を取った場合1ミス必至。
    • さらにボールが急加速するブロックがあちこちに存在するため、急な対処も難しい。
  • 弾を発射してくる砲台のブロックがあり、後半のステージに大量に配置されている。弾に当たれば1ミス。
    • 砲台自体は破壊できるが、破壊できないブロックに守られているステージもある。上記のボールの挙動と合わせて鬼畜。
    • 弾はバーを狙ってくるわけではなく真下に撃ってくるだけだが、砲台の数と発射頻度の高さから大変避けづらい(一応発射に法則性はあるようだが、それを利用できるようなステージはあまりない)。防御手段などないため、戻ってきたボールに弾が重なって死亡確定、なんて状況は日常茶飯事。
    • 結果、高難易度のシューティングゲームである『怒首領蜂シリーズ?』を踏まえて「新ジャンル:ブロック崩し大往生」の称号を与えられている。

ステージ構

殆どのキャラ面が「序盤は易しめだが、中盤以降から鬼畜な本性を晒け出す」と言う構成になっている。肝心のキティグッズが画面外にはみ出して見えない事も多い

初心者向けキャラは天風みさき、橘みかん。これらは後半も極端に意地悪なブロック配置にはならないため、全ステージクリアがしやすい部類に入る。逆に鬼帝らしい理不尽な高難度キャラはマール・キサラギ、一花麗流、そして「セルフ賽の河原」を擁する水無瀬シズクとされる。難関ステージは1ステージに数時間単位で取り組む覚悟がないと攻略できないので、そのつもりで挑むこと。

  • 猫村いろは 絵師:okama
    • プラチナキティラーを目指す女の子。ハロいつの中心的な存在に位置付けられる。
    • 「オーソドックス」といいながら、最終ステージで上記の砲台が5台登場し、3回当てないと消えないブロックに守られているという構成。ステージにこのキャラ特有のシステムがなく、あくまでこのゲーム内で言えばオーソドックスなのは確かだが…… なお、特殊ルールがないこともあって、一応難易度は下から2~3番目程度。
  • 天風みさき 絵師:今泉昭彦
    • ポケコンキティラー。縦画面構成となっていて、PSPを縦持ちしてのプレイが推奨される(一応横持ちのままでもプレイは可能)。
    • 難度上昇は他の面と比べると控えめで、縦画面故にパドルの守備範囲も狭く済むので初心者向け。
  • リオ 絵師:KEI
    • ミュージシャンキティラー。絵師を含め、ボーカロイドを強く意識したようなキャラ。
      • しかしボーカロイドデビューは、いろはに先を越されている。
    • ブロックとボールのサイズが半分に。そのためブロックの量が多く時間がかかる。ついでに非常に当てにくい。
    • 面コンセプトは「沢山のブロックを一気に壊す爽快感」。1発で壊せるブロックや爆弾ブロック(壊すと周囲のブロックにダメージ)が多いため、上手い具合にコンボが繋がったり貫通を引ければ確かに気持ちいい。
    • しかしそこはさすが覇王鬼帝、そんな甘い話だけではなかった。9面が「ノーマルブロックで蓋をされた逆凹型のお邪魔ブロックに加速ブロックが詰め込まれている×3」という配置で、中央部分が前面に突き出ているため乱反射の餌食になりやすく、かなりの難関面。ハードブロックだらけの11面は時間がかかって面倒だし、貫通もほぼ役立たずと化すなど純粋な難度が高い。鬼帝初心者はここで詰まる可能性が高い。
  • 橘みかん 絵師:ぽよよんろっく
    • 魔法使い見習いキティラー。ドジっ娘。
    • 最初のボール発射と共にブロックが徐々に画面下へ迫ってきて、パドル前の白いラインに到達すると残機に関係なくゲームオーバーになる。復活時のボール発射前もじりじりと下がってくる。
    • こう書くと難しそうに見えるが、ブロック数が少なく実際は比較的楽な部類。このゲーム内ではみさき同様の易しさで、鬼帝入門に向いている。
  • 山邑カリナ 絵師:小梅けいと
    • 農ドルキティラー。バー、ブロックが曲面に。ボールがあらゆる方向に暴走するため、跳ね返しミスを連発しやすい。
    • 全ブロックが敵ブロックという面があり、弾幕次第では避けられない状況に追い込まれる。ただしブロック自体は1発で壊れるため、縦のラインを集中的に壊せれば安地に逃げ込める。
    • この曲面が本領を発揮するのは自機の間近にハードブロックやお邪魔ブロックが置いてある面。至近距離での乱反射への対応は半ば運ゲーの様相を呈し、ハードブロックを処理する前にゲームオーバーになりやすい。お邪魔ブロックに至っては破壊不能なのでどうしようもない。難易度は高い部類に入る。
    • バーが丸いのは端に当たった場合ミスになりにくいという利点もわずかながら存在する。落ちてきたボールをパドルで画面端に押し込んで強引に上へ飛ばす荒技も可能(通常のパドルでも一応可能だが非常に難しい)。
  • マール・キサラギ 絵師:しめ子
    • 海賊キャプテンキティラー。タコ型のボスにボールを当てて倒すのが目的となる。が、ボスが球体のため、跳ね返る方向が予測しづらい上に6面以降からは弾を吐いてくる。
    • 最終ステージではハードブロックに守られた4つの砲台とボスの砲撃を避けつつボスに50回も当てなければクリアできない。ちなみに手前のステージは20回でクリアである。
      • 特に注意が必要なのが、突然ボスの動きが変わって顔面からボールを垂直・あるいはパドルと反対方向に落下させる「ダンクシュート」。分かっていても対処が難しく、パドルの移動速度が遅いせいで最速で落下地点に直行しても間に合わないことがしばしばある。更にボールと重なるように弾を撃たれたらもう泣くしかない。
      • 弾幕が多いため、時間が長引くほど弾と落下してくるボールが重なる確率が上がっていくのも辛い。しかも通常なら敵ブロックを壊せるはずの軌道で打ったボールがボスに阻まれ、壊せないというケースが多い。
    • ボスにボールをぶつけてもダメージ判定にならないことがある。このせいで、ただでさえ固いボスの攻略が更に長引いてしまう。
    • 更に難易度を上げているのが、アイテムが一切出現しないためアイテム引きに頼った攻略ができないこと。1UPが出ないため一機落とすとかなりの痛手になる。これはエリーとシズクも同様。
    • 最終面以外はそれほど難しくないのだが、その最後の難易度があまりにも低確率の運ゲー化しているため凶悪キャラの一角となっている。人によってはシズクより難しく感じる場合もある。
  • 蘭道鈴 絵師:黒星紅白
    • キティトレジャーハンター。その設定のためか、バーとボールとアイテム周囲だけが明るくなる暗闇ステージ(たまに一瞬だけ画面全体が明るくなる)。上記の砲台や弾の位置も見えないため、打ち返そうと移動した先に弾が…なんてことも。
    • そのため砲台ブロックが配置されている最終ステージは最初に貫通アイテムを引いて砲台を早期に壊せるかという運ゲーになりがちである。
    • 難易度はとにかく終盤面の砲台を速攻で壊せるかにかかっており、アイテムなし縛りでやろうとすればほぼ間違いなく地獄を見る。
  • 一花麗流 絵師:西又葵
    • お花屋さんキティラー。つぼみにボールを当てて花をひらかせるというステージ。条件自体はぬるいが、実は…?。
    • 3回当てなければ破壊できないブロックが大量に敷き詰められたステージ、画面上半分につぼみが敷き詰められたステージ、砲撃を避けつつ細い通路に何回もボールを入れなければならないステージ、破壊不能な位置にある敵ブロックの砲撃に耐えながら1ブロック分の隙間を狙って何十回、何百回とボールを飛ばさないといけない面などが存在する。またつぼみや花は曲面であるため、カリナステージのブロックと同じくどこに反射するかが非常に分かり辛い。上記の仕様とあいまって高難易度に。
    • 全キャラを通してもステージ構成の嫌らしさは群を抜いており、後半面はほぼもれなく難しい。マールやシズクがいなかったら最難関だっただろう。アイテムが出るのが救い。
  • 真宮・エリザベス・つばさ 絵師:駒都えーじ
    • 生徒会長キティラー。ゲームではミドルネームが愛称のエリーで表記されている。
    • 弾を跳ね返らせて規定数のコンボを狙う。壁や天井に当たるとコンボが途切れる上、1回で破壊されるブロックのみのステージなどもあり、失敗すればやりなおし確定
    • それでも他のステージよりはパターン化しやすいため、鬼帝全体で見れば難易度は低い。
  • 水無瀬シズク 絵師:POP
    • ロコガールDJキティラー。ボールを当てて、バイクと信号を繋ぐ道路の間にある四方向の矢印を全て正しい向きに揃えるという条件のステージ。
      • 矢印は当たり判定が小さい。正しい向きにしていてもボールが当たれば再び向きが変わってしまう。更に矢印は曲面扱いなので跳ね返る方向は予測困難。上記のようなボールの挙動のせいで狙った矢印のみに当てるのは至難の業、というか不可能に近い。よってセルフ賽の河原と揶揄されている。
    • 最終ステージでは上記の壊せないブロックに守られた4台の砲台の弾を避けながら6個の矢印の向きを揃える必要があり、アイテムも出現しない。クリアさせる気が無いとしか思えない。この面にまともな攻略法は通用せず、鬼帝最難関ステージと言われる
      • 事故死率を少しでも下げるため加速ブロックの処理が必須となるのだが、加速ブロックと矢印の高速乱反射に無限弾幕が加わり、ブロック処理の最中にミスする可能性が非常に高い。しかも矢印のうち2つは画面中央付近に位置しているため、加速ブロックを処理したとしても反応不可能、あるいは物理的に打ち返し不可能な位置にボールが反射する可能性がある。
      • ブロック処理が終わった時点で残機が残っていなければクリアは絶望的。残機を残しながら矢印が残機数分以外揃うのを祈ってひたすら弾を打ち返し、条件が揃ったらわざと死んで復活時のボール発射で残りを揃えれば何とかクリアできる。その状態になるまで待てる根気がプレイヤーにあれば
      • クリアまでにかかる時間は個人差が大きい。運良く数十分程度でクリアできた人もいるが、運が悪ければ何時間やったとしてもクリアできない
  • エキストラステージ
    • 既存10キャラのステージを全てクリアすれば挑戦可能。全部で3面あるが、いずれも「次々と湧き出てくるブロックをゲームオーバーになるまで延々と壊し続ける」だけの構成。背景絵は既存ステージのいずれかがランダムで出るだけ。一応面によって登場するブロックの種類、自機の形状、アイテムの有無は異なっている。
    • ベストタイムが通常面と同じく「どれだけ短い時間でクリアしたか」で判定されている。エキストラ面はいずれもゲームオーバーになった時点でクリアになるので、ベストタイムを出すには速攻で死ぬ必要があるというおかしな仕様になってしまっている。
  • これらのステージを全てクリアしても、スタッフロールすらない。
  • イラストの完成がゲームクリアのご褒美となっているにも関わらず、そのイラストは全て公開済みのものを集めただけで、描き下ろしイラストを期待して遊ぶ楽しみはない。
    • どうしてもPSPに拘るのであれば、Playstation Storeから同じイラストが壁紙用画像として1枚50円で買える。
    • 更に絵自体、各キャラ2枚ずつ(壁紙1枚、選択時等に現れるSDキャラ1枚(表情差分は有る))しか無い。モノクロの壁紙が、ステージが進むにつれて色が付いていくと言う仕様で、キャラを変えない限りずーっと同じ絵である。
    • 解禁されるイラストやPSSで購入可能な壁紙の中に、超キティラー「クリストファー・W・ハートランド(絵師:倉花千夏)」「桃(絵師:森永みるく)」がいるが、ゲーム中ステージが用意されていない。なお、クリストファーはハロいつで現在唯一の男性キャラ。
    • 既にファミ通ウェブサイトの発売前情報大部分のステージ構成まで完全公開されており、もはや隠されている要素がほとんどないと言っても過言ではない。
  • BGMは「通常時」「ピンチ(残り1球)時」の2種類しかなく、約40秒でループ。しかもループ時に音がブツ切れる。
    • わずか20秒ループの『人生ゲーム』よりはマシではあるが、そんなことを競われても困る。
    • 音楽をPSP内の他の曲に変更できるカスタマイズ機能なども、当然というべきか付いていない。
  • オプションもBGMとSEの音量調節だけで、あの伝説のクソゲーを彷彿とさせる。
  • オートセーブ機能がないため、鬼畜ステージをやっとの思いでクリアしたとしてもセーブを忘れてしまうと再度やり直すハメになる。

評価点

  • リトライに殆ど時間がかからず、1ステージ毎に何度でも挑戦できるので「戻し作業」は必要ない。
    • ユーザーインターフェースも非常に快適で、ここだけは、そこらの良作にも見習って欲しいほどの親切設計。だが、肝心のゲームがゲームなので、「快適なお陰で、止め時が見つからずクソゲー地獄から抜けられない」などと言われることも。
  • 鬼畜難度のため、結果的に全面クリアできれば周囲に自慢できるゲームになった。
    • ブロック崩しとしては(難易度を除けば)そこまで破綻しているわけではないので、純粋に『鬼畜なマゾゲー』として楽しむ事も出来なくはない。
  • ハローキティといっしょ!が題材なので女の子達が可愛い。
  • ゲームとしての評価はともかく、本作の話題がきっかけで「ハローキティといっしょ!」を知ったという人も多い。ハロいつの認知度を上げるという意味では成功した(…と言えるかもしれない)。
    • 萌えキャラとあまりに理不尽な難易度のギャップに魅了され、ハロいつのファンになった人もいる。
  • フリーズしたという報告はあるものの、バグらしいバグは殆どない。

KOTYスレにおける立ち位置

  • ブロック崩しとしてのバランスを無視した極悪ステージの数々とキャラゲーとしての無価値さからKOTYで話題にされ、オプーナを改変したキティのAA共々携帯KOTYスレを沸かせ続けた。
    • 怒首領蜂シリーズのごとくプレイヤーへの挑戦状と受け取り、進んで地獄へと脚を踏みいれるクソゲーハンターが後を絶たず、プレイ後に皆が口をそろえて「クソゲー」と評する不可思議な光景も見られた。
  • 大賞選考ではバグの嵐という別ベクトルで突き抜けた年末の魔物『プーペガール2』とシステムソフト・アルファーの刺客『大戦略PERFECT』との激戦の末、クソゲーとしての完成度という一点が決め手となり大賞に選出された。
    • クソゲーだと分かりきっているのに惹きつけられるという『負の吸引力』をもち、伝説の『たけしの挑戦状』を彷彿とさせる古き良き正統派クソゲーとして高く評価された。
    • 奇妙なボールの挙動、謎の当たり判定、砲台ブロックと言った常人の発想を超えた仕様を見る辺り、「常識があぶない」をキャッチコピーに掲げる『たけし』を引き合いに出したのは言い得て妙である。
    • かなり人を選ぶものの、いわゆる『ヨンパチショック』以降のKOTY大賞作品では非常に貴重な『遊べるクソゲー』である。

その他

  • メーカーも超絶難度であることを認めているらしく、公式サイトの煽り文やツイッター等に現れている。
  • スタッフロールはないものの、ディスク内にテキストファイルには『(C)HOPEMOON 2008』の記述が確認されている。
    • また同社のPSP版「フラッシュモーター・カレン」の編曲を担当したエンジニアの奥野賢太郎氏(参考リンク)は、以前存在した自身のHP*1にて「ブロッククラッシュ123」の作編曲も担当したことを明かしていため、ホープムーンが開発に関わっている可能性が高い。
  • 2012年6月7日に続編である「ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV」が発売された。対応ハードはPSVita。
    • キャラクターボイスの追加のほか、新キティラーも参戦している。
    • キャッチコピーが「ブロック崩しの常識が、ついにクラッシュする」、PVでは前作をして『話題を呼んだ』と表記したり、『ハードな勝負』『前作以上の高レベルステージ』などと言った煽りが見られる。もはや狙ってやっているとしか思えない。
      • 本作の理不尽挙動の数々が修正され、まともなブロック崩しゲームとなっているとの評判が多い。
    • 2012年10月11にはさらにVの3DS移植版「ブロッククラッシュZ」が発売された。今度のキャッチコピーは「ブロッククラッシュは“絶望”のネクストステージへ」。もはや狙って(ry

プレイ動画

+ 参考動画