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ストリートファイターII (GB) - (2017/12/06 (水) 17:05:33) の編集履歴(バックアップ)
ストリートファイターII
【すとりーとふぁいたーつー】
ジャンル
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対戦格闘
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対応機種
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ゲームボーイ
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発売元
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カプコン
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開発元
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さんえる
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発売日
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1995年8月11日
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定価
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4,800円(税別)
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判定
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クソゲー
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劣化ゲー
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ポイント
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無謀な移植 劣悪過ぎる操作性 理不尽な難易度 リストラダルシム、よかったDEY どうしてこうなった!
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ストリートファイターシリーズリンク
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概要
アーケードで爆発的にヒットした『ストリートファイターII』のゲームボーイ移植版。
タカラの熱闘シリーズのようにデフォルメにせず、そのままの等身で『ストII』ができると注目されていたが、ハードの貧弱な性能ゆえに酷い劣化移植になってしまった。
問題点
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エドモンド本田とダルシムがリストラされている。
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そのため、デフォルトキャラクター側における使用可能キャラクターはリュウ、ケン、春麗、ガイル、ザンギエフ、ブランカのみだが、代わりにバイソン、サガット、ベガが使用可能になっている。
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ちなみにバルログはどこいったかと言えば、上記二人の削除のついでに一緒にいなくなっている。
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劣悪な操作性
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とにかく技が出しにくい、というか出ない。SFC版の初代『餓狼伝説』並み、もしくはそれ以下。
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基本である波動拳ですらろくに出ない。ザンギエフのスクリューパイルドライバーの難易度はかなりのもの。それでも慣れてしまえば出しやすくはなるが。
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パンチとキックの強弱はボタンを押している時間の長さで変化するがこれがかえって操作性の劣悪を招く一因に。
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ついでに小技のモーションが皆大攻撃と同じ。
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自キャラが出し辛い一方で、コンピューターはバリバリ必殺技を出してくるため、非常に難易度が高い。
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やはりハード性能の低さが響いたようで、コマ数が非常に少なく常にカクカクしている。ジャンプ中などは操作不可能に近い状態。
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「酷いラグが常に発生しているような操作感覚」と言えば酷さが判るだろうか。敵からの攻撃でキャラクターの行動がキャンセルされるのと合わさって自分が何を入力したのかすらよく分からなくなるレベルである。
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当然、常にちらつきがあり目に非常に悪い。
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同キャラクターを選ぶと両方とも色が同じになる。
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特にCPU戦では、自分の動かしているキャラクターを判別しにくい。
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スタッフロールもカットされている。
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エンディング自体は難易度を高く設定すると見られるが、エピローグの後はコンティニューの有無問わず「Congratulations!」と表示されゲームオーバー。
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「初代」の移植を謳っているのに、中途半端な『スーパー』準拠。
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すぐ分かるのはキャラクターの一枚絵。
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春麗やブランカのステージ等、BGMの音程もCPシステムII(『スーパー』)からとったものが多い。
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ファイアー波動拳や(画面端まで届かない・腰を突き出す)気功拳も『スーパー』以降の技である。
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ブランカのアマゾンリバーラン(雑巾がけ)に至っては『スパIIX』の技である。
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そもそも本来はボスキャラクターのシャドルー四天王の面々がプレイアブルキャラクターである時点で「初代」の純粋な移植ではない。
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パッケージからして、初代『ストII』と『ダッシュ』のポスターやイラストなどをコラージュしただけのもの。すべてにおいて低コストだったのだろう。
評価点
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BGMは『スーパー』版の物が基準とはいえ、ぼちぼち再現されている。
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エンディングの枚数が大幅に減少しているものの、イラストの再現度が高い。
総評
カプコンは『ストリートファイターZERO2』をスーパーファミコンに、セガ・マスターシステムに『大魔界村』や『戦場の狼II』、『ストライダー飛竜』など無茶な移植をしていたが、これが最たる例だろう。
そもそもボタンの数がファミリーコンピュータのコントローラー分しかないゲームボーイにアーケードの格闘ゲームを移植すること自体が無茶を通り越して無謀である。熱闘シリーズのようにデフォルメにしたら、まだマシだったかもしれないが……。
ファンからも「
海賊版のファミコン版ストⅡの方がまだマシな出来
」と言われる有様に終わってしまった。
余談
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スーパーゲームボーイに対応しており、SGB使用時専用のピクチャーフレームは大元の流用ではあるもののステージごとにしっかり用意されている。
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そしてスーパーゲームボーイやゲームボーイプレイヤーでプレイすれば、キャラクターが大きく表記されるため、一応頑張ればなんとか遊べない事もないレベルになる。
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また、SGBでは通信ケーブルなしで二人対戦が可能になる(GBプレイヤーはGB準拠のため不可)。
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しかし、スーパーファミコン本体で遊ぶのであれば、わざわざこのソフトとスーパーゲームボーイを使って遊ぶより、SFC版『ストII』で遊んだ方が圧倒的に良い。
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ニンテンドーパワーのGB書き換えのラインナップとして出ていたこともあるが、配信の約1年後にGBA『IIXリバイバル』が発売された為、配信された意義は怪しいと言わざるを得ない。
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本シリーズのアニメ映画の主題歌「愛しさと切なさと心強さと」を歌った女優・篠原涼子女史を起用したテレビCMが放映されていた。完全な無駄遣いである。
プレイ動画
以下は比較参考用。
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SFC版『ストII』
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こっちのほうが遥かに良い。
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