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エルディス - (2010/09/26 (日) 06:13:41) の編集履歴(バックアップ)


エルディス

【えるでぃす】

ジャンル シューティング
対応機種 PCエンジン CD-ROM2
メディア CD-ROM 1枚
発売元 日本コンピューターシステム(メサイヤ)
発売日 1991年7月12日
定価 6,500円
ポイント しゃべる!コミカルシューティング
豪華すぎる声優陣
難易度鬼畜気味
備考 バーチャルコンソールは2009年2月3日配信開始/800Wiiポイント

概要

  • メサイヤが放ったPCエンジンオリジナル横シューティング。いわば可愛らしいキャラを前面に押し出したコミカル系のシューティングにあたる。
  • 落書きから抜け出した謎の黒幕にさらわれた、相棒の彼女を助ける為に、主人公が落書きを具現化した機体「たぁ坊」に乗って出撃を開始するというストーリー設定。
  • 一人プレイ専用、全6ステージ構成(難易度イージーは4ステージで終了、また、ステージ6は二つのエリアに分けられる)、ゲーム開始前に三段階の難易度調整が可能。

主なルール

  • 主に使うボタンはショットのみで、特に溜め攻撃なども存在しない、非常にわかりやすい操作性である。もう一つ使うボタンとして「ぼむ攻撃」があるが、これに関しては下記にて。
  • ゲーム開始前に難易度設定と武器の解説を見るかどうかを選択できる。その後に、補助オプション(下記)のタイプをA、B、Cのいずれから選択できる。これはAが最も使いやすく、B、Cにつれて使いにくい性能である。また、ゲームを開始するとタイプの変更は一切できない。
  • 敵が時折落とすアイテムを拾う事により、自機が様々なパワーアップを遂げる。アイテム種類は以下の通り、「/」の付いているアイテム同士は時間経過で切り替わる。
    • ぱわぁ/すぴぃど…前者は自機のパワーアップ、後者はスピードアップができる。また、前者は一定数のパワーランクを集めると、補助オプションがサブショットを放てるようになる。
    • ばりあ/ぼむ…前者は自機ダメージを無効化するシールドを張る(連続で取ると耐久度を重ねる事が可能)、後者は画面内の敵などを全滅させる事ができる「ぼむ」をストックできる。後者は上記に述べたぼむ攻撃ボタンを押すと発射される。
    • まるち/びぃとる/はいぱー…トレース状に動く補助オプションを二つまで付けられる(すでに二つ付いた状態で取ると、最初に付いていたものが消滅する)。各オプションには性能差が図られたショットを放ち、個別の性能や上記のタイプ選択により、計9種類が存在する(1ゲーム中に付けられるのはそのうちの3種類)。主な性能は以下の通り。
      • まるち…主に連射が効くショットを放つ。
      • びぃとる…主にオプション上下方向にてショットを放つ。
      • はいぱー…主に貫通性能に優れたショットを放つ。
  • 残機制、ミスする途中復活で、全部なくなるとゲームオーバー。また、ミスすると、取得していた、まるち/びぃとる/はいぱーのアイテムをミス周囲に落とす、いわば沙羅曼蛇方式。

評価点

  • 見た目が可愛いだけじゃない。シューティングとしての完成度は高く、意外な程に本格趣向である。操作性はシンプルだが、各ステージもバラエティに富んだ構造になっており、単調な内容にならないように工夫されている。
  • コミカルでカラフルなグラフィックはいい味出してる。何故かBGMは熱い曲調が多い、もち神曲だが。裏技でサウンドテストも可能。
  • 本作はボイスのよる演出が随所に散りばめられているのだが、そのキャストが今じゃ考えられない位の豪華な顔ぶれ。
    • 主なキャストは田中真弓、富永み~な、千葉繁、三田ゆう子、そして故、富山敬の各氏、という声優ファンじゃなくても聞いた事があるであろう人物が行っている。参照までに各声優陣の主な出演アニメを示すと、「ワンピースのルフィ役、それいけ!アンパンマンのメロンパンナ役、北斗の拳のナレーションなど、悪魔くん役、宇宙戦艦ヤマトの古代進役」などが挙げられる。
    • 武器の解説を聞くといきなり富山氏の声で「説明しよう!」とタイムボカンのナレーション(氏の役の一つ)風で語ってくれたり、ステージ1の大型敵が攻撃を放つ際「エネルギー充填!約20%…発射!!!」(ヤマトの名セリフのパロ)と熱演してくれたり、やたらと声優ネタが多いのも特徴。70、80年代のアニメファンにとっては2828する事は必至だと思われる。