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どんだけスポーツ101 - (2023/03/22 (水) 13:07:45) の編集履歴(バックアップ)
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どんだけスポーツ101
【どんだけすぽーつひゃくいち】
ジャンル
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スポーツミニゲーム集
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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スターフィッシュ・エスディ
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開発元
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Nordcurrent
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発売日
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2010年12月16日
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定価
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3,990円(税込)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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2010年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点
出来損ないミニゲーム集 スポーツである必然性皆無 似たようなゲーム、及び運ゲー多数
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
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概要
元はリトアニアのデベロッパーであるNordcurrentがリリースした『101-in-1 Megamix Sports』というソフトを、日本向けにローカライズしたもの。
本作はNordcurrentが主にスマホ向けとしてリリースしていたカジュアルミニゲーム集『101-in-1』シリーズの1つで、タイトルにもあるようにスポーツを題材としたミニゲームが101個収録されているのが売りである。
ゲーム開始時では10個のゲームしか遊べないが、ゲームをプレイ、及びクリアすると貰える「$」を消費する事により、ロックされた残り91個のゲーム欄を解除できるという流れとなっている。
しかし、その出来は余りにも極薄なゲームのバーゲンセールと言う他ない、酷すぎる代物であった。
問題点
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スポーツゲーム集と謳っている割には、どう見ても元のスポーツの必然性が感じられないものが多数。以下一例。
新体操 ボール
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タッチペンでボールを上にスライドさせ、画面上にある「☆」に触れさせてスコアを増やしていくゲーム。レオタードを着た選手もいなければ、芸術得点なんてものも一切ない、要は「単にボールを弾いて動かすだけ」というもので、新体操の
「し」
の字も感じられない。
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カポエイラ
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CPUが指定する描き方を覚えて、タッチペンでそれを真似するだけというもの。ただの脳トレにありがちな記憶暗記ゲームでカポエイラである必然性が微塵も感じられない。
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アクロバットダイビング
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CPU指定の複数のマークの順番を覚え、制限時間内にそれを当てていくというゲーム。ただの記憶暗記ゲーで全然アクロバットしていない。
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運ゲーやハメゲーがやたらと多い。以下一例。
ダーツ
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的がランダムで左右に動く為、狙いを定める事はほぼ不可能に近く、もはやダーツを適当に投げるゲームである。
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プロレス
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タイミングよくパンチかキックを当てるだけで即効で勝てる。そんなものはプロレスじゃない。かと言ってプロレスのような何かでもない。
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ビーチバレー
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プレイヤーの移動と一種類のトスしかできないので、勝つには相手の自爆を待つ以外に方法はない。
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なお、テニスはシングルスコートのサイズやサーブの対角打ちすら判定されない仕様。ファミコン初期のテニスより酷いものだ。
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もっと言えば「気球」はスポーツですらない。それ以外でスポーツですらない物は「釣り」などがある。
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説明書が極薄で大した説明になっていない。基本的な操作説明と始めに選べるゲーム10本に対する簡素な説明しかなく、あってもなくてもいいようなレベル。
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ゲーム内においてゲーム説明が確認できるが、これも簡素な文章のみで説明不足な為、どういうルールなのか把握し辛い。結局はゲームを直接プレイして手探りで慣れるしかない場合が多い。
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しかも、説明が確認できるのはゲーム選択時のみで、ゲーム中においては一切の確認はできない。確認し直すにはゲームを中断する必要がある。
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各ゲームを選択するには、横一列に配置されたゲーム欄をスライドさせる必要があり非常にめんどくさい。これのせいで、どこに何のゲーム欄があるのかがわかりにくい。
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各ゲームの難易度は一種類ぽっきりで、同じゲームで違う難易度を楽しむといったようなバリエーションは存在しない。
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また、各ゲームの難易度の差が大きく、簡単なものは初見で余裕クリア可能だが、難しいものは100回プレイしてもクリアできないような高難易度のゲームも。
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各ゲームのノルマを達成するとクリアマークが付くのだが、ハイスコアなどの記憶は一切されず、そのゲームをクリアしてしまうと上を目指す楽しみがなくなってしまう。
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全体的に微小にもっさりしたテンポになっており、ゲームによっては決着が付くまでに結構な時間を要する事もある。
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ほとんどのゲームはタッチペンでの操作を要するが、操作性が悪くまともに動かす事すらままならないものも存在する。
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ロックの解除に必要な「$」はプレイしていく内にすぐ溜まるが、全ゲーム欄のロックを解除してしまうと使い道がなくなり、溜まる一方となる。
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グラフィックが冗談抜きでスーパーファミコンレベル。
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各ゲームのアニメーションパターンも乏しく、静止画をバックにプレイしているような寂しさである。
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ゲーム中のBGMが数える位しか存在せず、曲そのものも聞けない程酷いものではないが全体的に地味で眠くなるものばかり。
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通信プレイによる2人対戦が可能だが、ダウンロードプレイに未対応で、プレイするにはソフトが2つ必要。2010年末という発売時期を考えれば、あって当たり前に近い機能なのだが。
評価点
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水増し気味とはいえ、本当に101個のゲームが収録されており、背景のグラフィックや種目に使い回しが一切存在しない。
「下手な鉄砲も数撃てば当たる」という言葉があるように、人によっては面白いゲームに出会える可能性も否定できない。
この辺は純粋に評価すべきだろう。肝心のゲームが薄くて大した評価になってすらいないが…。
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「ガラッキー」「ゾービング」「デュアスロン」などの、一般的にはほとんど聞かれないようなマイナースポーツも収録されている。
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もっさり気味とはいえ、1ゲームにかかる時間のほとんどが短く、少し時間が空いている時に軽く遊ぶには適任なソフトではある。
なんだかんだいってもクリアマークをチェックしていく作業は地味にはまるものがある。
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ゲーム中のポーズや中断(ゲーム選択画面に戻る)はいつでも可能。いつでも好きな時にゲームを止められる心配りは完備されているのも地味に評価できるポイント。
総評
その辺の携帯電話にありそうな安直なミニゲームを適当にかき集めただけという、正統派出来損ないゲームの詰め合わせといえる存在。
こんなゲームを2010年末期に商品として発売しようとしたスターフィッシュの精神を疑わずにはいられないだろう。
恐らくは同じDSソフトの『だれでもアソビ大全』のような路線で作られたであろうソフトだが、どう見てもあちらに比べて圧倒的に低クオリティであり、勝っているのはゲームの数だけという悲惨さと言う始末。
この手のゲームで例えるならば『Action 52』を2010年向けに再現したかのような出来と言えるだろう。
とはいっても、アレとは違い致命的バグもなければ、ゲームそのものはまともである分、(クソゲーとしては)幾分見劣りするが…。
余談
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海外ではWii版も『101-in-1 Sports Party Megamix』のタイトルで発売された。ただし、クオリティは本作と同じくらい酷いとの評判。
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ゲームタイトルの「どんだけ」というネーミングからしてすでに地雷臭。しかもゲーム内容も悪い意味で「どんだけ~」なので洒落にすらなっていない。
因みにこのフレーズはローカライズに際して追加されたものであるが「どんだけ~」が流行語大賞にノミネートされたのは発売年から3年も前の2007年である。