「GuitarFreaksXG3 & DrumManiaXG3」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【ぎたーふりーくすえっくすじーすりー あんど どらむまにあえっくすじーすりー】
ジャンル | 音楽ゲーム | |
対応機種 | アーケード | |
発売・開発元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
稼働開始日 | 2012年2月23日 | |
判定 | クソゲー | |
黒歴史 | ||
ポイント |
テンポが悪いオンラインマッチング ステージクリアしてもゲームオーバーになるチェーンコンボシステム アバター(笑)のせいでムービー消滅 度を越した解禁イベント 多彩なバグ・処理落ちがデフォ リズムに合わせられない音ゲー クラシックモード切り捨てで事実上大量削除 稼働当初に比べ改善された部分はあるが 「XGを、はじめよう!」→一見さんお断りなゲームシステム 「XGを、はじめよう!」→XG終了 最駄作だったV2を超える伝説を作ってしまった |
|
GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ |
ゲームセンターで中高生を中心に人気を博している、否、博していたBEMANIシリーズの一つである音楽ゲーム『GuitarFreaks & DrumMania』(以下ギタドラ)の最新シリーズ『XG』の3作目。
前作と前々作は、不評な点は多々ありつつも、頻繁なアップデートやプレイヤーの度肝を抜く隠し要素でそれなりの評価をされてきた。
また、前作と前々作はVシリーズとの2作同時開発だったが、VシリーズがV8で悲惨な最期を遂げたせいか、今作からXGシリーズに一本化された。
そのこともあって、稼働前はクオリティアップを期待する声も多かったのだが、結局、その期待は悪い意味で裏切られることとなった。
+ | 詳細 |
GFDM の XGシリーズへの一本化後初の作品であり、プレイヤーからクオリティアップへの期待が高かったが、多数の改悪で評価はVシリーズと2作同時開発だった前作・前々作をはるかに下回る、という極めて無残な結果となった。
大きな要因は、導入した新要素の大半がゲーム全体の改悪を招いたばかりでなく、前作・前々作で問題視されていた部分をさらに悪化させたことにある。それに加え、本来必要であるはずの初心者対策(BEGINNER モードなど)が削除されるなど、プレイヤーにとって厳しい仕様だったことも挙げられる。
結果、初心者の取りこみに失敗したばかりか、既存プレイヤーからも不評を買う格好となってしまった。さらに、テコ入れのために追加された仕様やイベントも、プレイヤー側の意向を完全に無視したものだったことも評価を下げる一因となった。開発スタッフはプレイヤーやオペレーターの立場を全く考えていない、と評価せざるを得ない。
そして最大の問題は、「リズムに合わせて遊ぶ」という音ゲーにあるまじき処理落ちを多発させ、一時的とはいえ多くのプレイヤーが(プレー中の)処理落ちに巻き込まれる事態を招いてしまったことである。前作・前々作の時点で処理落ちの多さが指摘されていたにもかかわらずである。
そもそも処理落ちの問題に関しては、長年音ゲーをリリースし実績を積み重ねてきたKONAMIであればこそ当初からクリアして然るべきである。しかしながら、本作においては、新要素を取り入れることに力を入れ過ぎ、肝心の音ゲー部分の品質管理が甘くなった感が否めない。
以上のことを踏まえると、本作の評価は「単体のゲームとしてはクソゲー、音ゲー(あるいはBEMANI)としては商品失格」というのが妥当であろう。
V2の当時もあまり評判が良くなく、前々作・前作のマイナー版に当たるV7やV8もひどかったのだが…今作のあまりの改悪の嵐、その出来の悪さにVシリーズ最駄作だったV2を引用するケースも見られた。そして、V2~V6と違い、今作は最後の最後まで負の伝説を作ってしまい、ギタドラ史上最駄作であったV2を超える負の伝説を作ってしまうという惨憺たる結果となった。
第1回目のロケテスト(以下第1回ロケテ)では、前作と比較してシステム面に大幅な変更がなされていた。
+ | 第1回ロケテ時仕様の概要 |
上記仕様の導入は、『jubeat』シリーズに合わせての敷居引き下げを狙ったものとされるが、その度が行き過ぎたため明らかにギタドラのアイディンティティを崩すものとして反発の声が大きく上がっていた。
これを受け、第2回ロケテストではクリア方式・スコアリング・スキルシステムも前作と同様のものになり、AOU2012出展時に過去曲のクリップも復活した。
が、製品版の出来は知っての通り…。
なお、近い時期に稼働したREFLEC BEAT limelightやポップン20のロケテも含め、当時最新作を迎えようとしていたシリーズにこぞって『jubeat』のシステムを組み込もうとする形跡が伺えたのも、第1回ロケテにおいてプレイヤーからの不興を買う一因になったことは否めない。