【だらいあすがいでん】
ジャンル | シューティング | 裏を見る ※セガ・サターン版 ※PS版 |
対応機種 | アーケード(F3システム) | |
開発・販売元 | タイトー | |
稼働開始日 | 1994年 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
一画面化して迫力も凝縮 横シュー最高傑作の呼び声も高い 癖のあるゲームバランス シャコが鬼門 最大の敵は赤勲章 |
|
ダライアスシリーズリンク |
繋ぎ目の無い多画面筐体、丁寧に作られたグラフィックとサウンドが特徴だった『ダライアス』シリーズの3作目。
1作目の後、惑星ヴァディスへと移住した人々の帰郷のため、ベルサー司令部と化した惑星ダライアスへの急襲を試みるというストーリー。
シリーズの本流タイトルでありながら、『ダライアスII』までとは異なり汎用筐体の一画面のみで展開されるゲームになった。タイトルがIIIではなく「外伝」なのはそれも要因であると思われる。
シンプルな作りながらも高い完成度を誇り、アーケード横STGにおける最高峰の一つとして今なお名作と謳われている作品。
この物語は「ダライアス」のW-ZONEエンディング(*1)以後の物語である。
ダライアス星での戦いの後、死の星と化したダライアス星を脱出し、他の惑星へと移住した人々がいた。
時は過ぎ、移住した人々は、再び故郷ダライアス星へ帰る決心をした。
その準備が着々と進む中、中継ポイントのステーションや、海上のプラントが、何者かによって次々に破壊されていった。
ダライアス星から引き上げる輸送船団の後を追って、その破壊者はついに移民星ヴァディスにまでその魔の手を広げはじめた。
立ち向かうシルバーホーク隊も無惨にも倒されて行った。
そして、人々の望みを賭け、最後の2機となったシルバーホークが戦いに向かっていく。 (SS版説明書より)
+ | 7体のラスボス巨大戦艦の紹介 |
従来のアーケード版『ダライアス』シリーズとは異なり、本作は多画面ではなく4:3の1画面であり、ゲーム筐体も一般的な汎用ミディタイプ筐体を用いている。
汎用筐体用のゲームとなったことで設置・運営にかかる負担は大きく減り、ゲームが良作であったこともあって出回りは好調であった。しかし、「ダライアスと言えば多画面筐体!」というこだわりを捨てきれないファンもおり、そういう人達からは「1画面になった事が最大の短所だ」と言われている。
斬新な要素こそ少ないものの、基本となる部分をきっちり作り込み、さらにダライアスシリーズの特長だった演出・BGMをさらに強化した結果、不朽の名作へと変貌を遂げた作品。
1画面になり独自性が薄れ、攻略面で部分的に粗が存在するものの、トータルバランスの良さがそれを補って余りあるほどの高評価をもたらし、ロングランを続けた。